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更新日:平成29(2017)年4月19日

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報報告数腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2017年15週(2017年4月10日~2017年4月16日)(PDF:754KB)

※過去の注目疾患:2014年2015年2016年2017年

※過去の週報:2012年~2015年週報2016年週報2017年週報

今週の注目疾患

デング熱

デング熱は、フラビウイルス科に属するデングウイルスによるもので、ネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介される蚊媒介感染症である。潜伏期は2~14日(多くは3~7日)であり、突然の高熱とともに発症する。発熱は2~7日間持続し二峰性となることがある。発熱のほか、頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛を伴うことが多く、発疹が発症後3~4日後に出現する。時に出血やショック症状を伴う重症型のデング出血熱となり、全身管理が必要になることもある。しかし、実際には感染例の多くが不顕性に終わっていると考えられている。2015年には全国で293例のデング熱(デング出血熱含む)が報告され、推定感染地域はすべて国外である。このように、デング熱は輸入感染症としての側面が強いが、2014年には、約70年ぶりに162例の国内感染例が報告された。
2012年以降、千葉県内医療機関から報告されたデング熱症例は104例(患者年齢、中央値34歳:範囲3~70歳)であった。病型の内訳は1例がデング出血熱、その他103例はデング熱として報告された。年次別では、2012年14例、2013年20例、2014年18例、2015年16例、2016年33例、2017年は第15週までに3例が報告されている。推定感染地域については97例が国外、7例(いずれも2014年)が国内として報告されている(図)。97例の輸入例について、推定感染地別に分類するとインドネシア29例、フィリピン21例、インド8例、タイ8例、マレーシア6例などとなっている(表1、2)。2017年に報告された3例についてはインドネシアが推定感染地とされたのが2例、コンゴ民主共和国が1例である。例年、報告のピークは7~9月に認められるが、デング熱の輸入症例については、その発生地域へ(から)の渡航者の数や地域での流行状況といった要因が影響する。東南アジア地域のデング熱発生地においては7~9月に発生のピークを示す国もあり、渡航者の増加と合わせ報告が多くなっていると考えられる。今後大型連休や夏休みなどでは渡航機会が増加するため輸入例発生のリスクが高まり、また国内での蚊の活動期を迎えることから国内での2次感染例の発生防止にも十分注意する必要がある。流行地への渡航する場合は感染リスクを低減させるため、忌避剤の使用や長袖の着用といった防蚊対策を実施することが必要であり、また輸入例として国内でデング熱と診断された患者に対しては、血液中にウイルスが存在する期間に蚊を媒介して他者の感染源となることを防ぐための防蚊対策や献血の回避の指導が必要である。なお、国立感染症研究所のウェブサイト(※1)では日本のデング熱の輸入例のデータが還元されている。また厚生労働省検疫所FORTH(※2)、WHO西太平洋地域事務局のウェブサイト(※3)において、デング熱の流行状況が取りまとめられているのでそちらも合わせて参照願います。

引用・参考:国立感染症研究所「デング熱とは」
http://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/238-dengue-info.html外部サイトへのリンク
※1:http://www.niid.go.jp/niid/ja/dengue-m/690-idsc/6663-dengue-imported.html外部サイトへのリンク
※2:http://www.forth.go.jp/外部サイトへのリンク
※3:http://www.wpro.who.int/emerging_diseases/DengueSituationUpdates/en/外部サイトへのリンク

疾患別・保健所別5週グラフ

疾患別・保健所別5週グラフ(2017年11週~2017年15週)(PDF:162KB)

月報

2017年3月分(PDF:1,045KB)(2017年14週週報に含む)

報告数

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では、2017年15週に3例の届出があった(2017年4月19日現在)。2017年1~15週の累計は7例となった。

インフルエンザ情報

2017年15週の県全体の定点当たり報告数は、14週の5.62から減少し4.75となった。

感染性胃腸炎情報

2017年15週の県全体の定点当たり報告数は、14週の6.79から減少し6.59となった。

麻しん情報

千葉県では、2017年15週に届出はなかった(2017年4月19日現在)。2017年1~15週の累計は0例のままである。

風しん情報

千葉県では、2017年15週に届出はなかった(2017年4月19日現在)。2017年1~15週の累計は2例のままである。

リンク

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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