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更新日:令和8(2026)年3月11日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報

新型コロナウイルス感染症インフルエンザ麻しん百日咳腸管出血性大腸菌感染症感染性胃腸炎梅毒風しん

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)/リンク

週報(毎週水曜日に掲載予定です)

過去の注目疾患:2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年2024年2025年2026年

※過去の週報:

2012年から2016年週報2017年週報2018年週報2019年週報2020年週報2021年週報2022年週報2023年週報2024年週報2025年週報2026年週報

今週の注目疾患

梅毒

2026年第10週に県内医療機関から2例の届出があり、本年の累計は44例(男性34例、女性10例)となった。届出数は、2023年に現行感染症サーベイランスが開始された 1999 年以降で最多となって以降、高い水準で推移しており、引き続き発生動向に注意が必要である(図1)。なお、女性においては、2025年の届出数が、1999年以降で最多となった(図2)。

図1:2016年から2026年第10週までの千葉県の梅毒診断年別届出数

図1、2016年から2026年第10週までの千葉県の梅毒診断年別届出数のグラフ

図2:2016年から2026年第10週までの千葉県の梅毒診断年別性別届出数

図2のa、2016年から2026年第10週までの千葉県の梅毒診断年別性別届出数のうち男性のグラフ

図2のb、2016年から2026年第10週までの千葉県の梅毒診断年別性別届出数のうち女性のグラフ

 

2026年に届出のあった44例の概要は以下のとおり。

性別では、男性34例(77%)、女性10例(23%)であった。

年代別では、男性34例のうち40代と50代が各9例(各26%)と最も多く、次いで30代8例(24%)と続いた。女性10例では20代が5例(50%)と最も多く、次いで30代2例(20%)、10代、50代、70代各1例(各10%)であった。

病型別では、男性34例のうち早期顕症梅毒第1期(以下、第1期)が18例(53%)と最も多く、次いで無症状病原体保有者8例(24%)、早期顕症梅毒第2期(以下、第2期)7例(21%)、晩期顕症梅毒1例(3%)であった。女性10例では第2期が5例(50%)と最も多く、次いで無症状病原体保有者3例(30%)、第1期2例(20%)であった。

梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum subspecies pallidum)を病原体とする細菌感染症である。菌を排出している感染者との性器や肛門、口腔などの粘膜の接触を伴う性行為により感染する。予防方法は、感染者との性行為を避けることが基本となるが、病変の存在に気づかない場合もあるため、コンドームを適切に使用することが感染リスクの低減につながる。不特定多数の人との性的接触は感染リスクを高めることから、回避することが望ましい。また、症状が消えても感染力が残っていること、治癒しても再度感染する可能性があることに注意が必要である1,2,3)

妊婦が梅毒に感染すると、胎盤を通じて胎児に感染し、流産、死産、先天梅毒を起こす可能性がある。先天梅毒は、生後まもなく皮膚病変や肝脾腫などを認める早期先天梅毒と、生後約2年以降に目や耳に症状を呈する晩期先天梅毒がある。先天梅毒の予防では、妊婦健診におけるスクリーニング検査、早期検査、早期治療が重要である。感染した妊婦への適切な抗菌薬治療により、母子感染のリスクを下げることができる1,4)

千葉県では無料・匿名の検査を実施しています

梅毒は早期に適切な治療を受けることで完治可能な疾患です。早期発見・早期治療、そして再感染予防のためにも、パートナーもともに検査を受けることが推奨されます。

県では保健所において無料・匿名の検査を実施しています。不安なことがある場合には、県ホームページ等でスケジュールをご確認の上、ぜひご活用ください2,5)

参考・引用

1)国立健康危機管理研究機構:梅毒外部サイトへのリンク

2)厚生労働省:梅毒に関するQ&A外部サイトへのリンク 

3)厚生労働省:梅毒外部サイトへのリンク

4)国立健康危機管理研究機構: IASR 44(12), 2023【特集】梅毒 2023年現在外部サイトへのリンク

5)千葉県:千葉県内のエイズ等相談・検査

Topics:春休みに海外へ渡航される皆様へ

海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください。

また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください1,2)

参考・引用

1)厚生労働省:海外へ渡航される皆様へ外部サイトへのリンク

2)厚生労働省検疫所FORTH:海外へ渡航される皆さまへ!外部サイトへのリンク

月報

新型コロナウイルス感染症

2026年第10週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.40)から減少して、1.34となった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

インフルエンザ情報

2026年第10週の県全体の定点当たり報告数は、前週(21.92)から減少して、12.44となった。

2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

麻しん情報

千葉県では、2026年第10週に届出はなく、累計は8例であった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

百日咳情報

千葉県では2026年第10週に3例の届出があり、累計は89例となった。

2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2026年第10週に届出はなく、累計は8例であった。

2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

感染性胃腸炎情報

2026年第10週の県全体の定点当たり報告数は、前週(4.65)から増加して、5.59となった。

2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

梅毒情報

千葉県では2026年第10週に2例の届出があり、累計は44例となった。

2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

風しん情報

千葉県では、2026年第10週に届出はなく、累計は0例であった。

2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)

届出基準・届出様式

届出票の記入方法等

急性呼吸器感染症(ARI)定点から保健所への報告様式

報告様式・集計様式(エクセル形式)(エクセル:62KB)

報告様式・集計様式(PDF形式)(PDF:235.2KB)

保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。

 なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。

 参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)

急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(県庁疾病対策課ホームページへ)

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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