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更新日:令和8(2026)年9月9日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第36週に県内医療機関から1例の届出があった。患者は70代の男性であり、海外渡航歴はない。
2006年から2026年第36週までに届出があった9例の概要は以下のとおり。
性別は、男性8例、女性1例だった。年代別は、70代が4例で最も多く、次いで10代・60代が各2例、20代が1例だった。発現した主な症状別(発生届の記載による、複数記載あり)は、発熱が9例で最も多く、次いで筋肉痛8例、結膜充血・腎不全が各7例、黄疸・蛋白尿が各6例、出血症状が2例だった。推定感染原因別(発生届の記載による、複数記載あり)では、水系感染が5例で最も多かった。推定感染地域別は、国外感染例が3例で、残り6例は国内または不明であった。
本症は、台風や大雨後に報告されることがあるため、今後の発生動向に注意が必要である。
レプトスピラ症は病原性レプトスピラを病原体とする感染症である。レプトスピラは、げっ歯類をはじめとし、野生動物や家畜などの腎臓に保菌され、尿中に排菌されることで、環境(水や土壌)へ微生物が供給される1,2)。レプトスピラ症の潜伏期間は、5日から14日程度で、突然の悪寒、発熱で発症する。軽症型では発熱や筋肉痛などの風邪様症状のみで軽快する。重症型(ワイル病)では黄疸や出血、腎障害などが起こり、死亡することがある。抗菌薬での治療が可能であり、国内で承認されたワクチンはない1,3)。
感染経路としては、げっ歯類をはじめとする保菌動物の尿で汚染された水や土壌に、傷や粘膜が接触することによる。豪雨や台風による洪水後の発生や大雨後の沼地や河川での作業、農作業による感染が各地で報告されているほか、国内では、水辺でのレジャーを介した感染例も報告されている。対策としては、感染動物の血液や尿、汚染された水や土壌と傷口や粘膜が接触しないよう適切な服装をする1,3,4)。
3)国立健康危機管理研究機構:IASR2016年6月号 レプトスピラ症2007年1月から2016年4月![]()
4)国立健康危機管理研究機構:IASR2023年2月号 レプトスピラ症の発生状況![]()
2026年第36週における定点当たり報告数は前週の2.51人から増加して5.49人となった(図1)。2026年9月4日には今シーズン(2026/2027シーズン)のインフルエンザ様疾患による学級閉鎖の発表を県及び船橋市が行った1,2)。
年齢群別では、2026年第36週に報告のあった計988例のうち、10歳未満が455例(46%)と最も多く、次いで 10代198例(20%)、50代81例(8%)、40代78例(8%)であり、20歳未満で患者報告数全体の約7割を占めた。
県内定点医療機関の協力による迅速診断結果では、856例中A型826例(96.5%)、B型2例(0.2%)、A or B 型28例(3.3%)であり、A型が大半を占めていた(図2)。


インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気である。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴であるほか、咽頭痛、鼻汁、咳等の症状も見られる。小児ではまれに急性脳症を発症し、高齢者や免疫力が低下している患者の場合には肺炎を伴うなど、重症化する危険性が高い。
予防するための有効な方法としては、(1)こまめな手洗い、(2)十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、(3)室内ではこまめに換気、(4)人混みや繁華街への外出を控える、(5)適度な湿度の保持、(6)ワクチン接種、が挙げられる1,3)。
1)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:インフルエンザ様疾患による学級閉鎖について(令和8年9月4日)
3)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:インフルエンザから身を守ろう
≪夏休みに海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫
海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)。
また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)。
2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)
2026年第36週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.29)から増加して、2.07となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第36週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.51)から増加して、5.49となった。
2015/16シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第36週に届出はなく、累計は32例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第36週に2例届出があり、累計は188例となった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第36週に4例の届出があり、累計は100例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第36週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.62)から増加して、3.55となった。
2016/17シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第36週に8例の届出があり、累計は217例であった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第36週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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