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更新日:令和8(2026)年10月21日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報/月報

新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)/リンク

週報

過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年

過去の週報:

2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報

今週の注目疾患

日本紅斑熱

2026年第42週に県内医療機関から5例の届出があり、累計は直近10年で最も多い64例となった(図1)。

県内では特に6月から10月頃にかけて発生が多いが、近年は、以前と比べて届出のある期間が長くなってきていることから、今後の発生動向に注意が必要である(図2)。

県内における日本紅斑熱の届出数(2016年から2026年第42週まで)

県内における日本紅斑熱の届出数(2016年から2026年第42週まで)時期別

2016年から2026年第42週までに届出のあった258例の概要は以下のとおり。

 

性別は、男性136例(52.7%)、女性122 例(47.3%)だった。年齢区分別は、80歳以上が87例(33.7%)、70代が77例(29.8%)、60代が67例(26.0%)であり、60代以上が全体の約9割を占めた。

推定感染地域は、安房保健所管内142例(55.0%)、君津保健所管内47例(18.2%)、夷隅保健所管内35例(13.6%)、市原保健所管内16例(6.2%)、印旛・長生保健所管内各1例(0.4%)と県南部が多かった(図3)。

 

図3:2016年から2026年第42週までの県内における日本紅斑熱の推定感染地域別届出数
推定感染地域 届出数 %
安房保健所管内 142 55.0
君津保健所管内 47 18.2
夷隅保健所管内 35 13.6
市原保健所管内 16 6.2
長生保健所管内 1 0.4
印旛保健所管内 1 0.4
その他・不明 16 6.2
合計 258 -

 

主な症状・所見(重複あり)は、発熱 252例(96.9%)、発疹240例(92.3%)、肝機能異常193例(74.2%)、刺し口175例(67.3%)、頭痛55例(21.2%)、播種性血管内凝固症候群(DIC)33例(12.7%)であった。

 

日本紅斑熱は紅斑熱群リケッチアの一種Rickettsia japonicaを起因病原体とし、病原体を持つマダニに刺咬されることにより感染する。潜伏期間は2日から8日で、発熱、発疹、刺し口が主要三徴候である。治療は早期に本症を疑い、適切な抗菌薬(第一選択薬はテトラサイクリン系)を直ちに投与することが極めて重要である1)。

マダニの多くは春から秋にかけて活動が活発になる。キャンプやハイキング、農作業や草刈り等で山林や草むら等に立ち入る際には、以下の対策が重要となる。

(1)半ズボンやサンダル履きなどの軽装は避け、長そで・長ズボンなど肌の露出が少ない服装にする

(2)忌避剤(防虫スプレー)を使用する

(3)地面に直接座らずにレジャーシート等の敷物を使用する

(4)帰宅をしたらすぐに着替え、洗濯する

(5)帰宅後はすぐに入浴し、体にダニが付いていないか確認する

 

なお、刺咬された場合には、無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚の中に残ってしまい、化膿することがあるので、医療機関を受診して除去してもらうことが推奨される2,3)。

■参考・引用

1) 国立健康危機管理研究機構:IDWR 2021年第36号 ダニ媒介感染症:つつが虫病・日本紅斑熱外部サイトへのリンク

2) 千葉県衛生研究所:マダニ被害に遭わないために!(PDF:335.1KB)

3) 千葉県健康福祉部健康福祉政策課:ダニ媒介感染症について

 

Topics

≪海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫

海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)。

また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)。

  • 参考・引用

1)厚生労働省:海外へ渡航される皆様へ外部サイトへのリンク

2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)

3)厚生労働省検疫所FORTH:海外渡航のためのワクチン(予防接種)外部サイトへのリンク

4)厚生労働省検疫所FORTH:海外へ渡航される皆さまへ!外部サイトへのリンク

月報

新型コロナウイルス感染症

2026年第42週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.95*)から減少して、1.26となった。 *第41週時点では1.96

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

インフルエンザ情報

2026年第42週の県全体の定点当たり報告数は、前週(19.54*)から減少して、12.20となった。 *第41週時点では19.55

2015/16シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

麻しん情報

千葉県では、2026年第42週に届出はなく、累計は34例であった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

百日咳情報

千葉県では2026年第42週に1例の届出があり、累計は201例となった。

2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2026年第42週に6例の届出があり、累計は130例となった。

2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

感染性胃腸炎情報

2026年第42週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.81)から減少して、1.72となった。 

2016/17シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

梅毒情報

千葉県では2026年第42週に4例の届出があり、累計は258例となった。

2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

風しん情報

千葉県では、2026年第42週に届出はなく、累計は0例であった。

2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)

県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)

届出基準・届出様式

届出票の記入方法等

急性呼吸器感染症(ARI)定点から保健所への報告様式

報告様式・集計様式(エクセル形式)(エクセル:62KB)

報告様式・集計様式(PDF形式)(PDF:235.2KB)

保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。

 なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。

急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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