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更新日:令和8(2026)年5月20日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
※過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第20週に県内医療機関から本年最初となる日本紅斑熱2例の届出があった。
県内では5月から12月頃まで届出があり、特に6月から10月頃にかけて発生が多い。また、近年は、以前と比べて届出のある期間が長くなってきていることから注意が必要である。(図1)

2021年から2026年第20週までに届出のあった147例の概要は下記のとおり。
性別は、男性81例(55.1%)、女性66例(44.9%)だった。年齢区分別は、70代が51例(34.7%)、80歳以上が44例(29.9%)、60代が34例(23.1%)であり、60代以上が全体の約9割を占めた。(図2)

推定感染地域は、安房保健所管内78例(53.1%)、君津保健所管内30例(20.4%)、夷隅保健所管内14例(9.5%)、市原保健所管内14例(9.5%)、長生保健所管内1例(1%)と県南部が多かった。
主な症状・所見(重複あり)は、発熱 142例(96.6%)、発疹136例(92.5%)、肝機能異常111例(75.5%)、刺し口99例(67.3%)、頭痛31例(21.1%)、播種性血管内凝固症候群(DIC)23例(15.6%)であった。
日本紅斑熱は紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonica を起因病原体とし、病原体を持つマダニに刺咬されることにより感染する。潜伏期間は2日から8日で、発熱、発疹、刺し口が主要三徴候である1)。2007年から2019年までの全国の届出票の記載では、発熱99%、発疹94%、肝機能障害73%、刺し口67%、頭痛30%、DIC21%であった。日本紅斑熱をはじめリケッチア症を疑った場合には、実験室診断の結果を待たず、直ちに抗菌薬の投与が勧められる2)。
マダニの多くは春から秋にかけて活動が活発になる。キャンプやハイキング、農作業や草刈り等で山林や草むら等に立ち入る際には、
(1)半ズボンやサンダル履きなどの軽装は避け、長そで・長ズボンなど肌の露出が少ない服装にする
(2)忌避剤(防虫スプレー)を使用する
(3)地面に直接座らずにレジャーシート等の敷物を使用する
(4)帰宅をしたらすぐに着替え、洗濯する
(5)帰宅後はすぐに入浴し、体にダニが付いていないか確認する
などの対策が重要となる。
また、刺咬された場合には、無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚に残ってしまうことがあるので、医療機関を受診して除去してもらうことが推奨される3,4)。
■参考・引用
2)国立健康危機管理研究機構:日本紅斑熱 1999年から2019年まで![]()
3)千葉県衛生研究所:マダニ被害に遭わないために!(PDF:335.1KB)
2026年第20週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.43)から増加して、0.51となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第20週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.12)から減少して、0.07となった。
2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第20週に1例の届出があり、累計は31例となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第20週に7例の届出があり、累計は145例となった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第20週に3例の届出があり、累計は23例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第20週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.15)から増加して、3.50となった。
2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第20週に5例の届出があり、累計は109例となった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第20週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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