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更新日:令和8(2026)年6月24日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
※過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第25週に県内医療機関から4例の届出があり、第25週時点の累計は直近10年で最も多い55例となった(図)。
2016年から2026年第25週までに県内医療機関から届出のあった1,009例の概要は以下のとおり。
病型別は、肺炎型952例(94%)、ポンティアック熱型45例(4%)、無症状病原体保有者12例(1%)であった。性別は、男性813例(81%)、女性196例(19%)と男性が約8割を占めた。年代別は、70代が255例(25%)と最も多く、次いで60代246例(24%)、80代205例(20%)であり、60歳以上が7割以上(776例)を占めた。推定される感染原因・感染経路(重複あり)は、水系感染(エアロゾル感染を含む)268例(27%)、塵埃感染67例(7%)であった。
なお、肺炎型952例について、届出票に記載のあった症状・所見(重複あり)は、肺炎931例(98%)、発熱856例(90%)、咳嗽364例(38%)、呼吸困難338例(36%)、意識障害137例(14%)、下痢90例(9%)、多臓器不全86例(9%)、腹痛23例(2%)であった。
レジオネラ症は、土壌や水環境に広く存在するレジオネラ属菌による細菌感染症であり、主な病型として重症の肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎と、一過性で自然に改善するポンティアック熱がある1)。
レジオネラ肺炎の潜伏期間は 2日から10日で、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難、下痢などの症状を呈する。また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状を伴うこともある。特に高齢者、大酒家、喫煙者、透析患者、移植患者や免疫機能が低下している人もレジオネラ肺炎のリスクが高いとされている1,2)。
感染経路としては、エアロゾルを発生させる環境(循環水を利用した風呂、加湿器、噴水等の水景施設、空調設備の冷却塔等)を感染源とするエアロゾル感染、温泉浴槽水や河川の水を吸引・誤嚥したことによる感染、汚染された土壌の粉塵を吸い込んだことによる塵埃感染などがある1,2)。
対策としては、風呂の配管や浴槽内に汚れやぬめり(バイオフィルム)が生じないよう定期的に清掃を行うなど、取扱説明書に従って維持管理をすることが重要である。また、超音波振動などの加湿器を使用する時には、毎日水を入れ替えて容器を洗浄することが大切である1)。エアロゾルが発生する高圧洗浄や、粉塵が発生する腐葉土の取り扱い等にあたってはマスクを着用して感染を予防していただきたい2)。
2026年第25週に県内の小児科定点医療機関から報告された手足口病の定点当たり報告数は、7週連続で増加し4.02(人)となった(図)。国内では、乳幼児を中心に夏季に流行する1)ことから、引き続き発生動向に注意が必要である。
図:2022年から2026年の県内の手足口病の定点当たり報告数(2026年第25週時点)

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られている。特異的な治療法や国内で承認されたワクチンはない。治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄され、また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあることから、日頃の感染対策が重要となる1,2)。
2026年第25週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.63)から増加して、0.66となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第25週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.09*)から増加して、0.29となった。*前週集計時点は0.10
2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第25週に届出はなく、累計は32例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第25週に1例の届出があり、累計は155例となった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第25週に2例の届出があり、累計は32例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第25週の県全体の定点当たり報告数は、前週(3.41)から増加して、3.79となった。*前週集計時点は3.44
2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第25週に5例の届出があり、累計は145例となった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第25週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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