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更新日:令和8(2026)年10月7日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第40週に県内医療機関から1例の届出があり、本年の累計は3例となった(図)。
患者は80代で海外への渡航歴はなかった。

2016年から2026年第40週までに県内医療機関から届出のあった6例の概要は次のとおり。
性別は、男性が4例、女性が2例であった。年代別は、80代が5例、60代が1例であり、全て60歳以上であった。
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを病原体とする感染症である。主な感染経路はウイルスを保有する蚊(コガタアカイエカ等)がヒトを刺すことによって感染する。ヒトからヒトへの直接的な感染はない1)。
ブタの抗体保有状況は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊が地域内に存在していることを間接的に示唆する指標と推測されており2)、国は、毎年夏に、ブタ血清中の日本脳炎ウイルスの抗体保有状況の調査を行っている。今年度も、県内において、日本脳炎ウイルスに対する抗体陽性が確認されている。
日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1,000人に1人が発症するとされている3)。潜伏期間は6日から16日(通常は7日から10日)。高熱や頭痛、嘔吐、めまいなどの症状で始まり、続いて項部硬直や意識障害、筋強直、不随意運動、麻痺、昏睡などが現れる。致命率は20から40%と高く、生存者の約半数に麻痺、精神発達遅延、精神障害等の重度の精神神経学的後遺症が残るとされている1)。
日本脳炎は発症頻度が低く、症状のみで診断することが難しい疾患である。そのため、夏から秋にかけて発症する原因不明の急性脳炎や脳症では、日本脳炎も鑑別疾患の一つとして考慮することが重要である4)。
予防の基本は、蚊に刺されないことである。コガタアカイエカは日没後に活動が活発になるため、以下のような対策が有効である3)。
また、日本脳炎はワクチンで予防可能な疾患であり、定期予防接種が実施されている1,3,5)。標準的な接種年齢は3歳からであるが、接種対象年齢は生後6か月からとなっている。日本小児科学会は、日本脳炎患者が最近発生した地域等に居住する小児について、生後6か月からの接種開始を推奨しており6)、接種時期については、かかりつけ医やお住まいの市町村に相談いただきたい。
また、現在、成人を対象とした定期予防接種は実施されていないが、医師と相談の上で任意接種を検討することも可能である。
■参考・引用
2)国立健康危機管理研究機構:ブタの日本脳炎抗体保有状況-2026年度速報第9報![]()
4)国立健康危機管理研究機構:千葉県における病原体不明の急性脳炎症例から探知された日本脳炎患者について![]()
5)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:日本脳炎の予防のために蚊に刺されないようにしましょう!
6)公益社団法人日本小児科学会:日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について![]()
≪長期休暇に海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫
海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)。
また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)。
2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)
2026年第40週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.35)から増加して、1.81となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第40週の県全体の定点当たり報告数は、前週(9.76)から増加して、18.72となった。
2015/16シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第40週に届出はなく、累計は33例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第40週に届出はなく、累計は192例であった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第40週に6例の届出があり、累計は116例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第40週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.69)から増加して、2.10となった。
2016/17シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第40週に4例の届出があり、累計は247例となった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第40週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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