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更新日:令和8(2026)年7月22日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
※過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
千葉県では、食中毒警報を発令中です1)。
気温が高くなるこの季節は、細菌の活動が活発になり、細菌を原因とする食中毒が多く発生する季節です。腸管出血性大腸菌のほか、カンピロバクターやサルモネラ属菌といった細菌による食中毒発生の予防のためにも、細菌を「つけない(調理の前や食事の前の手洗い、調理器具の使い分け)、増やさない(冷蔵・冷凍)、やっつける(十分な加熱、生ものを扱った調理器具の消毒)」ことに注意しましょう。
2026年第29週に県内医療機関から1例の届出があり、累計は49例となった。一般的に気温が高い初夏から初秋は腸管出血性大腸菌の多発期であり2)、県内でも例年届出数が多くなる傾向があるため、特に注意が必要である(図)。

2026年に届出のあった49例の概要は以下のとおり。
性別は、女性31例(63%)、男性18例(37%)であった。年代別は、20代が13例(27%)で最も多く、次いで30代が7例(14%)、40代が6例(12%)であった。症状の有無別は、患者(有症者)が23例(47%)、無症状病原体保有者が26例(53%)であった。患者23例に発現した主な症状(発生届の記載による、複数記載あり)は、腹痛が20例(87%)で最も多く、次いで水様性下痢が19例(83%)、血便が13例(57%)と続いた。毒素型別は、腸管出血性大腸菌が分離された48例中VT2陽性株(VT2単独またはVT1VT2)が20例(42%)であった。
腸管出血性大腸菌感染症の原因菌はベロ毒素を産生する大腸菌である。腸管出血性大腸菌は家畜等の腸管内に生息しており、感染経路は糞便に汚染された食品や手指などを介した経口感染である。少ない菌数(100個程度)で感染が成立するため、人から人への経路、または人から食材・食品への経路で感染が拡大しやすい2,3)。
症状は、無症候性から軽度の下痢のみのもの、激しい腹痛、頻回の水様便、さらに著しい血便とともに重篤な合併症を起こし、死に至るものまで様々である。多くの場合、3日から8日間の潜伏期を経て、水様便で発病し、後に激しい腹痛を伴う血便となることがある。有症者の6%から7%において、溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全を伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)等の重篤な合併症が発生する2-4)。
予防の方法として、食品を介した経口感染(食べ物から人への感染)に対しては、以下のことに注意しましょう3)。
また、手指を介した経口感染(人から人、動物から人への感染)に対しては、以下のような際には、必ず石けんと流水でよく手を洗いましょう2,4)。
参考・引用
1)千葉県健康福祉部衛生指導課:食中毒警報の発令(令和8年度)
4)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:O157等腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう
2026年第29週に県内の小児科定点医療機関から報告された定点当たり報告数は、12.79(人)に増加した(図)。
現在、県内で大きな流行の発生が継続していることから、日頃から手洗いをしっかりと行うなど、感染予防に努めてください。
図:2022年から2026年第29週までの県内の手足口病の定点当たり報告数

2026年第29週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.22)から増加して、1.34となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第29週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.22)から増加して、0.27となった。
2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第29週に届出はなく、累計は32例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第29週に3例の届出があり、累計は168例となった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第29週に1例の届出があり、累計は49例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第29週の県全体の定点当たり報告数は、前週(3.47)から減少して、3.07となった。
2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第29週に7例の届出があり、累計は179例となった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第29週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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