インフルエンザ注意報の発令について（令和7年10月29日）

発表日：令和7年10月29日
健康福祉部疾病対策課

本県では、2025年第43週（10月20日から10月26日）におけるインフルエンザ定点当たり患者報告数が11.82人となり、国が定める注意報基準値(10)を超えたため、インフルエンザの予防対策を更に徹底いただくことを目的に、本日、「インフルエンザ注意報」を発令しました。

インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、関節痛など、普通の風邪に比べて全身症状が強く、気管支炎や肺炎などを合併し重症化することがあるため、体力のない高齢者や乳幼児などは、特に注意が必要です。インフルエンザの予防のため、手洗いや咳エチケットの励行に努め、重症化の予防のため予防接種を受けることも検討しましょう。

本県のインフルエンザの発生状況

図:県内のシーズンごとのインフルエンザ定点当たり患者報告数(2017年第36週から2025年第43週まで)

2017年-2025年第43週までのインフルエンザの定点当たり報告数の推移の図グラフを拡大（PDF：613.4KB）

※前シーズン（2024年25年シーズン）は2024年第49週（12月2日から12月8日まで）にインフルエンザ注意報を発令しました。前シーズンに比べて1月半ほど早い発令となっています。

県民の皆様へ

　インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、関節痛など、普通の風邪に比べて全身症状が強く、気管支炎や肺炎などを合併し重症化することが多いので、体力のない高齢者や乳幼児などは特に注意が必要です。手洗い等で予防を心がけるとともに、体調管理を徹底し、早めに予防接種を受けましょう。

インフルエンザとは

　インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れ、併せて一般的な風邪と同様にのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。小児ではまれに急性脳症を発症し、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど重症になることがあります。インフルエンザの流行には季節性があり、日本では例年12月から3月に流行シーズンを迎えることが多いです。

　インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられます。

こまめな手洗い
適度な湿度の保持
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
人混みや繁華街への外出を控える
室内ではこまめに換気をする
ワクチン接種

咳エチケットについて

　県では、「咳エチケット」を推奨しています。

咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1メートル以上離れましょう。
鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の発生状況（千葉県：千葉市、船橋市、柏市含む。）

シーズン週	期間	休校数	学年閉鎖校数	学級閉鎖校数	計
2025年26年シーズン第43週	令和7年10月20日から10月26日まで	1	15	83	99
2025年26年シーズン第42週	令和7年10月13日から10月19日まで	0	12	31	43
2025年26年シーズン第41週	令和7年10月6日から10月12日まで	0	3	35	38
2025年26年シーズン第40週	令和7年9月29日から10月5日まで	0	1	12	13
2025年26年シーズン第39週	令和7年9月22日から9月28日まで	0	1	9	10
2025年26年シーズン第38週	令和7年9月15日から9月21日まで	0	2	2	4
2025年26年シーズン第37週	令和7年9月8日から9月14日まで	0	1	5	6
2025年26年シーズン第36週	令和7年9月1日から9月7日まで	0	0	1	1