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更新日:平成30(2018)年9月19日

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報報告数腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2018年37週(2018年9月10日~2018年9月16日)(PDF:936KB)

※過去の注目疾患:2014年2015年2016年2017年2018年

※過去の週報:2012年~2016年週報2017年週報2018年週報

今週の注目疾患

風しん

2018年第37週に県内医療機関から38例の風しんの届出があり、2018年の累計は161例となった。なお、第36週に届出のあった1例について発生届の取り下げがあった。また第36週分の遅れ報告1例があった。161例のうち158例は第27週以降に届け出られた症例であり、第30週に届出数急増後、週当たりの届出数は更に増加している(図1)。

風しん図1

第27週以降に届け出られた158例について、性別は男性133例(84.2%)、女性25例(15.8%)である。男性は40代(51例)の届出が最も多く、次いで50代(34例)、20代(23例)、30代(21例)と続く。女性は20代(10例)、50代(7例)が多い(図2)。ワクチン接種歴は1回(8例)、無し(38例)、不明(112例)であった。

風しん図2

今後も県内で風しん患者の発生が予想され、先天性風しん症候群の発生防止のため、特に、妊娠を希望される女性や抗体を保有しない妊婦と同居されている方、妊婦と接触する機会の多い方(医療従事者等)で、予防接種を必要回数受けていない方は、かかりつけ医などに相談の上、抗体検査や予防接種を検討しましょう。

 

《風しん抗体検査について》

県内では対象となる方について無料の風しんの抗体検査事業を実施しています。

千葉県では、平成30年9月20日から、「風しん抗体検査事業(無料)」の対象者に「妊婦(妊婦健診等で風しん抗体価が低いと確認された者)の配偶者または妊娠を希望する女性の配偶者」を追加することとしました。

*配偶者:婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある方を含む

千葉市、船橋市、柏市でも「風しん抗体検査」を実施していますので、千葉市外部サイトへのリンク船橋市外部サイトへのリンク柏市外部サイトへのリンクにお住まいの方は、各市の風しん抗体検査担当窓口までお問い合わせください。

千葉県疾病対策課:千葉県風しん抗体検査

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、5類感染症の定点報告疾患(全国約500か所の基幹定点医療機関(千葉県内9医療機関))としてサーベイランスされており、2018年第37週に、県内の基幹定点医療機関から4例のマイコプラズマ肺炎の報告があった。第30週以降毎週届出をみとめており、また過去の感染症発生動向調査では晩秋から早春にかけて報告数が多くなる傾向にあり、今後の発生動向に注意が必要である。

第30週以降に報告された25例の患者について、24例は小児、1例は成人例(30歳代)であった(図3)。本疾患の報告は、幼児、学童期や青年期に多いが、全年齢が罹患しうる。潜伏期は2~3週間と比較的長く、初発症状としては発熱、全身倦怠、頭痛などである。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も続く(3~4週間)。特に年長児や青年では、後期には湿性の咳となることが多く、幼児では鼻炎症状も見られる。重症肺炎となることもあり、他に合併症としては、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群など多彩なものが含まれる。

マイコプラズマ図3

感染経路は飛沫感染と接触感染であるが、濃厚接触が必要と考えられている。気道粘液への病原体の排出は初発症状発現前2~8日でみられるとされ、臨床症状発現時にピークとなり、高いレベルが約1週間続いたあと、4~6週間以上排出が続く。感染により特異抗体が産生されるが、生涯続くものではなく徐々に減衰していき、再感染もある。

治療はマクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系抗菌薬による化学療法が基本である。特異的な予防方法はなく、流行期には手洗い、うがいなどの一般的な予防方法の励行と、患者との濃厚な接触を避けることが重要である。

国立感染症研究所:マイコプラズマ肺炎とは外部サイトへのリンク

疾患別・保健所別5週グラフ

疾患別・保健所別5週グラフ(2018年33週~2018年37週)(PDF:198KB)

月報

2018年8月分(PDF:895KB)(2018年第35週週報に含む)

報告数

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では、2018年37週に2例の届出があった(2018年9月19日現在)。2018年1~37週の累計は174例となった。

インフルエンザ情報

2018年37週の県全体の定点当たり報告数は、36週の0.02から増加し0.10となった。

感染性胃腸炎情報

2018年37週の県全体の定点当たり報告数は、36週の3.18から減少し3.14となった。

麻しん情報

千葉県では、2018年37週に届出はなかった(2018年9月19日現在)。2018年1~37週の累計は6例のままである。

風しん情報

千葉県では、2018年37週に38例の届出があった(2018年9月19日現在)。2018年1~37週の累計は161例となった。

リンク

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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