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更新日:令和4(2022)年1月27日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」について、専用のページを作成しました。

新型コロナウイルス感染症についてQ&A

《新型コロナウイルス感染症:感染者の発生状況》

《県民の皆様へ》

《医療関係者の皆様へ》

《新型コロナウイルス変異状況について》

県衛生研究所は、国立感染症研究所と協働で、県健康福祉センター(保健所)(千葉市・船橋市・柏市除く)から収集した検体について新型コロナウイルスのゲノム解析を行い、ウイルスの変異状況を調べています。

その状況についてお知らせします。

 

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報報告数梅毒腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2022年第3週(2022年1月17日~2022年1月23日)(PDF:728.2KB)

※過去の注目疾患:2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年

※過去の週報:2012年~2016年週報2017年週報2018年週報2019年週報2020年週報2021年週報2022年週報

今週の注目疾患

感染性胃腸炎

 2022年第3週に県内定点医療機関から報告された感染性胃腸炎の定点当たりの報告数は、前週(2022年第2週)の5.60(人)から増加し、8.48(人)となった。第3週の定点当たりの報告数としては過去5年間で最も多くなっている。

今週報告された計1068例のうち、年齢別では1歳が196例(18.4%)で最も多く、次いで2歳170例(15.9%)、3歳103例(9.6%)と続く。

 保健所管内別では、船橋市12.20(人)が最も多く、海匝11.67(人)、千葉市10.50(人)と続き、県内16の保健所のうち6つの保健所管内で定点当たり報告数10.00(人)を上回っていた(図1)。

感染性胃腸炎の定点当たりの報告数
画像をクリックすると拡大表示します(PNG:36.9KB)

 2021年12月には習志野市内の保育園で発生したノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生を含む3件の感染性胃腸炎集団発生があった1)

 県では、秋口から報告数が徐々に増加し、第50週前後(12月下旬頃)にピークを迎えることが多い(図2)。前シーズン(2020/21シーズン)は同時期に流行がほとんど見られなかったが、今シーズンは増加傾向が見られている。2021/22シーズンは大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを示す指標となる警報レベルの基準値(定点当たりの報告数20.0人)には達していないが、今後の発生状況には十分注意する必要がある。

流行シーズン別感染性胃腸炎の定点当たりの報告数
画像をクリックすると拡大表示します(PNG:42.5KB)

 感染性胃腸炎は、ウイルスまたは細菌による感染性胃腸炎を包含する症候群であり、多くのウイルス、細菌、寄生虫が原因病原体となり得る。ウイルス性のものではノロウイルス、ロタウイルス、腸管アデノウイルスなどがある。細菌性のものでは腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなどがある。寄生虫ではクリプトスポリジウム、アメーバなどがあげられる。本疾患は多種多様な病原体の関与が想定されるため、一定の疫学パターンをとらないことが予想されるが、例年初冬から増加しはじめ、12月頃に一度ピークを形成する。これはウイルス性、特にノロウイルスの流行によるものと考えられる2)

 ノロウイルスの潜伏期間は1~2日であると考えられている。嘔吐、下痢が主症状であるが、腹痛、頭痛、発熱、倦怠感などを伴うこともある。特別な治療を必要とせずに軽快するが、乳幼児や高齢者等は嘔吐、下痢などによる脱水や窒息に注意を要する。ウイルスは症状が消失したあとも3~7日間は患者の糞便中に排出されるため、二次感染に注意が必要である3)

 ノロウイルスのヒトへの感染経路は主に経口感染である。ノロウイルスに汚染された食品を介した経路と患者の便や嘔吐物などから手指等を介してヒト-ヒト感染する経路が代表的なものとしてあげられる。また、ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがある4)

 現在、ノロウイルスによる感染性胃腸炎に使用可能なワクチンはなく、感染を予防するためには、食品類の十分な加熱、石けんと流水による手洗いの励行、嘔吐物・糞便等の迅速かつ適切な処理(飛散しないようペーパータオル等で静かにふき取る、市販の凝固剤等を使用する等)および次亜塩素酸ナトリウム等による汚染区域の消毒が重要となる。

 手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法は石けんと流水による手洗いである。調理や食事の提供を行う前、食事の前、トイレの後は必ず手洗いを行う。また、手袋をしている場合であっても、嘔吐物・糞便等の処理やオムツ交換を行った後は必ず手洗いを行うことが重要である4)

現在、新型コロナウイルス感染症の感染予防策として、消毒用エタノールによる手指消毒が推奨されているが、ノロウイルスに対しては消毒用エタノールのみでは効果が期待できないことから、石けんと流水を用いた手洗いの代用にはならないことに注意する必要がある。

■参考

1)千葉県:感染性胃腸炎の集団発生について外部サイトへのリンク

2)国立感染症研究所:感染性胃腸炎とは外部サイトへのリンク

3)国立感染症研究所:ノロウイルス感染症とは外部サイトへのリンク

4)厚生労働省:ノロウイルスに関するQ&A外部サイトへのリンク

疾患別・保健所別5週グラフ

月報

報告数

梅毒が増加しています!

千葉県の2021年梅毒症例の累計は234例であり、1999年の現行感染症サーベイランス開始以降、最多の報告数となった。

本年も引き続き、注意が必要である。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では、2022年3週に届出はなかった。2022年1月26日現在、本年の累計は0例である。

インフルエンザ情報

2022年3週の県全体の定点当たり報告数は、2022年2週の0.02から減少し0.01であった。

感染性胃腸炎情報

2022年3週の県全体の定点当たり報告数は、2022年2週の5.60から増加し、8.48であった。

麻しん情報

千葉県では、2022年3週に届出はなかった(2022年1月26日現在)。2022年の累計は0例である。

風しん情報

千葉県では、2022年3週に届出はなかった(2022年1月26日現在)。2022年の累計は0例である。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会関係

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催にあたり、県では2021年7月1日から9月19日までの期間、対象疾患(中東呼吸器症候群[MERS]、侵襲性髄膜炎菌感染症、腸管出血性大腸菌[EHEC]感染症、麻疹、風疹)の発生状況等について情報共有体制を強化し、県内の対象疾患の日ごとの発生状況をお知らせしました。

7月~9月19日の集計結果(PDF:444.2KB)

参考

2021年第37週週報 注目疾患:東京オリンピック・パラリンピック競技大会強化サーベイランス(PDF:500.7KB)

関連通知等

東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う感染症サーベイランスの取組強化について(厚生労働省)外部サイトへのリンク
東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けての感染症リスク評価(更新版)(国立感染症研究所)外部サイトへのリンク

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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