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更新日:平成29(2017)年3月29日

緩和ケアセンターの概要

近年、外来化学療法患者の増加などにより外来診療における専門的緩和ケアのニーズが高まっています。当院では以前よりサポーティブ・ケア室を創設するなど、早期からの緩和ケアの提供に努めて参りました。近年のニーズに対応するため、さらに一歩進めた緩和ケアセンターを開設しました。

緩和ケアセンターでは、全てのがん患者さんやそのご家族に対して、診断時から迅速かつ適切な緩和ケアを、切れ目なく提供することを目標に、「緩和ケアチーム(がんサポートチーム)」と「緩和ケア病棟」などを統括して活動しています。入院治療中はもちろんのこと、外来通院中から痛みがあったり、がんと診断されて不安で眠れなくなったりと、がん診療の様々な場面での緩和ケアを提供しています。また、患者さんやご家族が住み慣れた所で必要な治療を受けながら安心して過ごせるように、地域の医療機関への円滑な連携を行うためのコーディネートと支援も行っています。

緩和ケアセンター

緩和ケア外来

  • 緩和医療科外来(身体症状のマネジメント)では
    対処が難しい痛みや吐気、呼吸困難などの症状マネジメントのための薬剤調整を主に行っています。(2次緩和ケア)。
  • 精神腫瘍科外来(精神症状のマネジメント)では
    不安やうつ症状、不眠などの精神症状のマネジメントを行っています。

※毎日診療していますので、通院治療中の患者さんは通院日に受診が可能です。

がん看護外来

専門看護師により、がん看護カウンセリングを行っています。

診断から治療前

殆どの患者さんが、外来で告知されます。告知後の反応は様々ですが、落胆の激しい方や、情報整理が困難で意志決定が行えない方もいます。「がん」という病気や治療について、患者さんとご家族がどのように理解されたかを確認しながら、治療に対して意思決定できるよう支援していきます。

治療中・再発期

化学療法中は、患者さんとご家族のセルフケア能力の向上を図り、ご自宅で副作用対策や感染予防が行えるように支援しています。

治療後から終末期

積極的ながん治療が行えない気持ちのつらさや、様々な身体症状を抱えて日常生活を送る患者さんやご家族が多くいらっしゃいます。一緒に問題整理を行いながら、ライフスタイルに合わせた生活が送れるよう支援していきます。

緩和ケアチーム(がんサポートチーム)

緩和ケアチーム(がんサポートチーム)は、入院患者さんとご家族に対し、多職種で構成されたチームで緩和ケアを提供しています。緩和医療科医師、精神腫瘍科医師、看護師、臨床心理士、薬剤師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士がチームに所属し、様々な視点で患者さんとご家族の苦痛を緩和できるように支援しています。日々の病棟ラウンドのほか、週1回の多職種チームカンファレンスを行っています。またスタッフへの緩和ケア普及のために、院内外の医療者を対象とした勉強会も開催しています。

緩和ケア病棟

抗がん治療が難しくなった患者さんに、専門的緩和ケアを提供する病棟です。がんに伴う痛みや、不快な症状などのさまざまな苦痛を和らげる治療を行います。患者さんやご家族の持っている力を生かし、その人らしく充実した日々が送れるように支援します。

また、患者さんが住み慣れたご自宅へ帰るために、在宅支援部と協働して在宅療養への支援を行います。その際には後方支援の病棟(バックベッド:必要時に入院できる病棟)として機能します。(緩和医療科

(※緩和ケア病棟のご利用には登録が必要です。詳しくは病院スタッフにお問い合わせください。)

在宅支援部

当センターに入院中、あるいは外来通院中の患者さんとご家族が、安心してご自宅で療養できるように、お話を伺いながらご自宅の療養環境を整えるお手伝いをしています。

「家で過ごしたいけれど痛くなったらどうしよう」「入院はしたくないけれど、医療者のいない家にいるのも心配」等お考えの方に、自宅の近くでがん患者さんの対応が可能な在宅医や訪問看護ステーションを紹介いたします。紹介後も、在宅医や訪問看護師等と連絡を密に取り合い、当院と地域が協力して患者さんとご家族を支える体勢を整えています。

また、在宅医や訪問看護師と勉強会や講演会を共に行い、千葉県の在宅医療の質の向上とシステムの構築を目指しています。

サポート体制