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更新日:平成28(2016)年6月22日

緩和医療科

緩和医療科のご案内

当科は、早期からの緩和医療の提供および在宅緩和医療の推進を目指し、本年度は常勤医師4名体制で診療を行っております。緩和ケア病棟(院内独立型病棟、病床数:25)を在宅緩和ケアのバックアップ病床として活用しながら、院内の他部門と協力して統合的な緩和医療を提供しています。

緩和医療科外来について

当科外来は2形態あり、まず、当センター通院のかたちで緩和医療を行う外来は、平日午前中に受診していただきます(坂下医師担当)。がん治療担当科との併診も可能です。またもう一つは、他施設から当センターでの緩和医療(緩和ケア病棟入院を含め)を希望された場合の初診外来(渡辺医師担当、月・火・木・金の午後)です。紹介状(診療情報提供書)、参考資料(CTなど画像情報、採血検査結果、お薬手帳)などご用意ください。

早期からの緩和医療体制について

がん対策基本法が公布されて以降、「がんと診断されたときから緩和ケア/緩和医療」という方向に進んでいます。当科においては、がん治療病棟に入院中の患者さんに関しては、サポートチームによる適切な緩和ケアの提供を図り、また外来通院中の患者さんについては前述のように緩和医療科外来で対応する体制を維持しています。

緩和ケア病棟の役割について

緩和ケアを専門に行う病棟「緩和ケア病棟」が竣工し、運営を開始して約11年ほど経過しました。「緩和」「症状緩和」という言葉はまだ皆様にはなじみが薄く、逆に「ホスピスと同じ」イコール「何もしないところ」というイメージを持っている方も多く、認知度は十分ではないかも知れません。がんという疾患の経過には、がんによる直接的な苦痛、治療に伴う苦痛、加えて仕事や家族のことなど、こころの苦痛といったさまざまな苦痛があります。それらを総合的に評価し、症状を和らげたり、問題点の解決のお手伝いをする仕組みを病院全体で考えていきます。

在宅緩和医療の推進

従来のがん緩和ケアは「入院」を中心として行われてきました。しかし、「入院施設」という枠のなかにあっては、患者さんに不自由さを強い、孤独・不安・抑うつといった精神心理的な不安定状態になりやすいことを否定はできません。このような理由から在宅中心の緩和医療を推進しています。在宅療養へ移行し、そのまま最後までご自宅で過ごされる療養形態が理想ですが、急に痛みが強くなったりなどの場合に入院治療が可能なようにバックアップ病床を確保することも必要です。また、本人は落ち着いているのですが介護者が休養したい、という場合にも入院できる体制(レスパイト入院と言います)も運営しています。

在宅支援部の役割について

在宅支援部では、当院に入院中あるいは外来通院中の患者さんとご家族が自宅で安心して療養できるように、お話を伺い、自宅の療養環境を整えるお手伝いをしています。「家で過ごしたいけれど痛くなったらどうしよう」「入院はしたくないけど、医療者のいない家にいるのも心配」等とお考えの方に、自宅の近くでがん患者さんの対応が可能な在宅医や訪問看護ステーションを紹介いたします。紹介後も、在宅医や訪問看護師等と連絡を密に取り合い、当院と地域が協力して患者さんとご家族を支える体勢が整っています。

2014年度診療実績

項目別件数
項目 件数
初診患者数

67

セカンドオピニオン患者数

1

医師のご紹介

緩和医療科部長

坂下 美彦(さかした よしひこ) 平成3年千葉大学医学部卒

指導医、専門医、認定医など:

  • 日本緩和医療学会 専門医
  • 日本麻酔科学会 専門医

専門分野/得意分野:

  • 専門は癌の緩和治療

主任医長

 

秋月 晶子(あきづき しょうこ)

指導医、専門医、認定医など:

  • 日本産婦人科学会産婦人科専門医

専門分野/得意分野:

  • 専門は癌の緩和治療

主任医長

藤川 文子(ふじかわ あやこ) 平成11年順天堂大学医学部卒

指導医、専門医、認定医など:

  • 日本内科学会 認定医
  • 日本呼吸器学会 専門医

専門分野/得意分野:

  • 専門は癌の緩和治療

診療部長  緩和ケアセンター長

藤里 正視(ふじさと まさみ)

指導医、専門医、認定医など:

  • 日本麻酔科学会 専門医

専門分野/得意分野:

  • 専門は癌の緩和治療