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更新日:令和8(2026)年7月8日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
※過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第27週に県内医療機関から2例届出があり、本年の累計は8例となった。すでに過去5年間で最多となっており、引き続き発生動向に注意が必要である(図a)。
性別は、男性6例(75%)、女性2例(25%)であった。年齢群別は、20代が3例(38%)で最も多く、次いで40代が2例(25%)、10代、30代、60歳以上が各1例(各13%)であった。推定感染地域は、国内5例(63%)、不明2例(25%)、国内又は国外1例(13%)であった。
全国では、第26週時点の累計は133例となり、過去5年間同週時点において、最多となった(図b)。
図:2021年から2026年までのA型肝炎届出数


2021年から2026年第27週までに届出のあった33例の概要は以下のとおり。
性別は、女性19例(58%)、男性14例(42%)であった。
年齢群別は、60歳以上が13例(39%)で最も多く、次いで10歳未満と20代が各5例(各15%)であった。
推定感染地域は、国内17例(52%)、不明8例(24%)、国外7例(21%)、国内又は国外1例(3%)であった。
A型肝炎は、A型肝炎ウイルス(HAV)の感染による急性感染症である。汚染された飲食物の摂取や感染者との直接的接触により経口的に伝播する。衛生状態や飲用水管理が不十分な地域で流行がみられる一方で、それ以外の地域においても、輸入食品に関連した集団発生の報告がある2)。また、性的接触により感染する可能性のある疾患でもあり、男性間性交渉者(MSM)における集団発生の報告もある3,4)。
潜伏期間は、2週間から6週間(平均4週間)とされ、発症初期には発熱、全身倦怠感、食欲不振、悪心、筋肉痛などの症状が出現する。その後、黄疸、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢が出現する。他の急性ウイルス性肝炎の患者と比較し、特に発熱が目立つ特徴がある。黄疸は、一部の例を除いて比較的早期に改善するが、倦怠感や食欲不振は数カ月持続することがある。多くは自然軽快するが、まれに劇症肝炎に進展する例も報告されている2,3)。
感染対策としては、手洗いをはじめとする衛生管理の徹底、中心部までの十分な加熱調理(85℃、1分以上)、患者の排泄物の適切な処理、塩素剤による消毒などが重要である。また、ワクチンによって予防可能な感染症であり、流行地域への渡航者、医療従事者、慢性肝疾患患者、MSM等の高リスク者、重症化リスクの高い高齢者においては、ワクチン接種が望ましい2,3)。
参考・引用
2)国立健康危機管理研究機構:A型肝炎2019年から2025年 IASR 2026年3月号![]()
3)国立健康危機管理研究機構:A型肝炎の臨床像 IASR 2026年3月号![]()
4)国立健康危機管理研究機構:世界におけるMSM間でのA型肝炎のアウトブレイク IASR 2026年3月号![]()
2026年第27週に県内の小児科定点医療機関から報告された手足口病の定点当たり報告数は、11.59(人)となった(図)。現在、県内で大きな流行が発生していることから、引き続き発生動向に注意が必要である。
図:2022年から2026年の県内の手足口病の定点当たり報告数(2026年第27週時点)

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られている。治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄され、また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあることから、日頃のしっかりとした手洗い等の感染対策が重要となる1,2)。
参考・引用
2026年第27週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.69)から増加して、1.08となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第27週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.20)から減少して、0.09となった。
2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第27週に届出はなく、累計は32例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第27週に4例の届出があり、累計は163例となった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第27週に7例の届出があり、累計は45例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第27週の県全体の定点当たり報告数は、前週(3.75)から増加して、3.82となった。
2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第27週に8例の届出があり、累計は164例となった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第27週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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