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更新日:令和8(2026)年7月15日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報

新型コロナウイルス感染症インフルエンザ麻しん百日咳腸管出血性大腸菌感染症感染性胃腸炎梅毒風しん

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)/リンク

週報

過去の注目疾患:2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年2024年2025年2026年

※過去の週報:

2012年から2016年週報2017年週報2018年週報2019年週報2020年週報2021年週報2022年週報2023年週報2024年週報2025年週報2026年週報

今週の注目疾患

  • レジオネラ症

2026年第28週に県内医療機関から11例の届出があり、第28週時点の累計は直近10年で最も多い77例となった(図1)。

レジオネラ症は、例年、夏から秋にかけて、特に7月から10月頃に届出が多くなる傾向があるので、引き続き発生動向に注意が必要である(図2)。

図1:2016年から2026年第28週までに県内で届出のあったレジオネラ症の届出数(診断年別)n=1031

2016年から2026年第28週までに 県内で届出のあったレジオネラ症の届出数(診断年別)

図2:2016年から2026年第28週までに県内で届出のあったレジオネラ症の届出数(診断月別)n=1031

2016年から2026年第28週までに 県内で届出のあったレジオネラ症の届出数(診断月別)

2016年から2026年第28週までに県内医療機関から届出のあった1031例の概要は以下のとおり。

病型別は、肺炎型が973例(94%)、ポンティアック熱型が46例(5%)、無症状病原体保有者が12例(1%)であった。性別は、男性が829例(80%)、女性が202例(20%)と男性が8割を占めていた。

年代別では、60代以上が795例(77%)で約8割を占めていた。男性では、60代223例(27%)が最も多く、次いで70代219例(26%)、80歳以上171例(21%)であったが、女性では、80歳以上が112例(55%)と最も多くなっていた(図3)。

届出に記載のあった推定される感染原因・感染経路(重複あり)は、水系感染(エアロゾル感染を含む)が275例(27%)、塵埃感染が67例(6%)、その他(不明も含む)が267例(26%)であった。

 

図3:2016年から2026年第28週までに県内で届出のあったレジオネラ症の届出数(性別・年齢群別)n=1031

2016年から2026年第28週までに 県内で届出のあったレジオネラ症の届出数(性別・年齢群別)

 

レジオネラ症は、土壌や水環境に広く存在するレジオネラ属菌による細菌感染症であり、主な病型として重症の肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎と、一過性で自然に改善するポンティアック熱がある1)

レジオネラ肺炎の潜伏期間は2日から10日で、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難、下痢などの症状を呈する。また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状を伴うこともある。特に高齢者、大酒家、喫煙者、透析患者、移植患者や免疫機能が低下している人もレジオネラ肺炎のリスクが高いとされている1,2)。ポンティアック熱の潜伏期間は1日から2日である。突然の発熱、悪寒、筋肉痛で始まるが、一過性で治癒する1,2)

感染経路としては、エアロゾルを発生させる環境(循環水を利用した風呂、加湿器、噴水等の水景施設、空調設備の冷却塔等)を感染源とするエアロゾル感染、温泉浴槽水や河川の水を吸引・誤嚥したことによる感染、汚染された土壌の粉塵を吸い込んだことによる塵埃感染などがある。通常、ヒトからヒトへ感染することはないとされている1,2)

対策としては、風呂の配管や浴槽内に汚れやぬめり(バイオフィルム)が生じないよう定期的に清掃を行うなど、取扱説明書に従って維持管理をすることが重要である。また、超音波振動などの加湿器を使用する時には、毎日水を入れ替えて容器を洗浄することが大切である1)。エアロゾルが発生する高圧洗浄や、粉塵が発生する腐葉土の取り扱い等にあたってはマスクを着用して感染を予防していただきたい2)

 

参考・引用

1)厚生労働省:レジオネラ症外部サイトへのリンク

2)国立健康危機管理研究機構:レジオネラ症外部サイトへのリンク

 

  • 手足口病

2026年第28週に県内の小児科定点医療機関から報告された手足口病の定点当たり報告数は、15.40(人)に増加した(図)。

現在、県内で大きな流行の発生が継続していることから、日頃から手洗いをしっかりと行うなど、感染予防に努めてください。

 

図:2022年から2026年第28週までの県内の手足口病の定点当たり報告数

図、2022年から2026年第28週までの県内の手足口病の定点当たり報告数のグラフ

月報

新型コロナウイルス感染症

2026年第28週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.08)から増加して、1.22となった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

インフルエンザ情報

2026年第28週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.09)から増加して、0.22となった。

2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

麻しん情報

千葉県では、2026年第28週に届出はなく、累計は32例であった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

百日咳情報

千葉県では2026年第28週に2例の届出があり、累計は165例となった。

2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2026年第28週に2例の届出があり、累計は48例となった。

2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

感染性胃腸炎情報

2026年第28週の県全体の定点当たり報告数は、前週(3.82)から減少して、3.47となった。

2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

梅毒情報

千葉県では2026年第28週に4例の届出があり、累計は169例となった。

2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

風しん情報

千葉県では、2026年第28週に届出はなく、累計は0例であった。

2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)

県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)

届出基準・届出様式

届出票の記入方法等

急性呼吸器感染症(ARI)定点から保健所への報告様式

報告様式・集計様式(エクセル形式)(エクセル:62KB)

報告様式・集計様式(PDF形式)(PDF:235.2KB)

保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。

 なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。

 参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)

急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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