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更新日:令和8(2026)年8月26日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報

新型コロナウイルス感染症インフルエンザ麻しん百日咳腸管出血性大腸菌感染症感染性胃腸炎梅毒風しん

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)/リンク

週報

過去の注目疾患:2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年2024年2025年2026年

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今週の注目疾患

インフルエンザ

2026年第34週(8月17日から8月23日)における定点当たり報告数は1.80となり、流行開始の目安とされている1.00を上回りました1)(図1)。今後、更なるインフルエンザ患者数の増加が見込まれるため、こまめな手洗い、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、室内では適度な換気や湿度の保持を心がけましょう1,2)

 

年齢群別は、10歳未満が120例(内訳は、0から4歳が60例(19%)、5から9歳が60例(19%)、合わせて38%)と最も多く、次いで10代が51例(内訳は、15から19歳が27例(8%)、10から14歳が24例(7%)、合わせて15%)、20代が35例(11%)と続いていた。2024年、2025年の流行入り週時点(2024年:第43週、2025年:第38週)と比べて、10代の割合が15%と低く、20歳以上の成人の割合が49%と高かった(図2)。

図1:2022年から2026年第34週までの県内インフルエンザの定点当たり報告数の推移

2024年から2026年の流行入り週のインフルエンザ年齢群別割合

全国においても、第33週時点で流行開始の目安(定点当たり報告数1.00)を超えている都道府県が複数(青森県1.71、宮城県1.22、埼玉県1.70、神奈川県1.37、新潟県1.09、沖縄県2.89)で見られている2)

 

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気である。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴であるほか、咽頭痛、鼻汁、咳等の症状も見られる。小児ではまれに急性脳症を発症し、高齢者や免疫力が低下している患者の場合には肺炎を伴うなど重症化する危険性が高い。

予防するための有効な方法としては、 (1)こまめな手洗い、(2)十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、(3)室内ではこまめに換気、(4)人混みや繁華街への外出を控える、(5)適度な湿度の保持、 (6)ワクチン接種、が挙げられる1,3)

■参考・引用

1)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:インフルエンザの流行について(令和8年8月26日)外部サイトへのリンク

2)国立健康機器研究機構:IDWR速報データ(2026年第33週)外部サイトへのリンク

3)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:インフルエンザから身を守ろう外部サイトへのリンク

腸管出血性大腸菌感染症

2026年第34週に県内医療機関から16例の届出があり、累計は83例となった(図3)。

気温が高い初夏から初秋は腸管出血性大腸菌の多発期にあたる1)ことから、今後の発生動向には引き続き注意が必要である。

県内の腸管出血性大腸菌感染症年別累計届出数

 

2026年に届出のあった83例の概要は以下のとおり。

性別は、女性49例(59%)、男性34例(41%)だった。年代別は、20代が21例(25%)で最も多く、次いで30代が12例(15%)、40代が11例(13%)だった。

発現した主な症状別(発生届の記載による、複数記載あり)は、有症状者50例のうち、腹痛が45例(90%)で最も多く、次いで水様性下痢が42例(84%)、血便が30例(60%)と続いた。溶血性尿毒症症候群(HUS)の症状を呈したのは4例(8%)だった。血清群毒素型別は、腸管出血性大腸菌が分離された81例中、O157VT2が18例(22%)で最も多く、次いでO157VT1VT2が11例(14%)であった。VT2陽性株(VT2単独またはVT1VT2)は27例(33%)であった。

腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する大腸菌による感染症であり、汚染された食品や手指を介して感染する。少ない菌数でも感染が成立するため、食品を介した感染だけでなく人から人への感染にも注意が必要である。主な症状は腹痛、下痢、血便であり、まれにHUSや脳症などの重篤な合併症を引き起こす。予防には、食肉の十分な加熱、調理器具の衛生管理、石けんと流水による手洗いの徹底が重要である1,2)

■参考・引用

1)厚生労働省:腸管出血性大腸菌Q&A外部サイトへのリンク

2)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:O157等腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう外部サイトへのリンク

Topics

≪夏休みに海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫

海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)

また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)

  • 参考・引用

1)厚生労働省:海外へ渡航される皆様へ外部サイトへのリンク

2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)

3)厚生労働省検疫所FORTH:海外渡航のためのワクチン(予防接種)外部サイトへのリンク

4)厚生労働省検疫所FORTH:海外へ渡航される皆さまへ!外部サイトへのリンク

月報

新型コロナウイルス感染症

2026年第34週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.82*)から増加して、1.20となった。 *第33週時点では0.83

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

インフルエンザ情報

2026年第34週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.84*)から増加して、1.80となった。 *第33週時点では0.83

2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

麻しん情報

千葉県では、2026年第34週に届出はなく、累計は32例であった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

百日咳情報

千葉県では2026年第34週に1例届出があり、累計は180例であった。

2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2026年第34週に16例の届出があり、累計は83例となった。

2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

感染性胃腸炎情報

2026年第34週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.70)から増加して、2.27となった。 *第33週時点では1.62

2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

梅毒情報

千葉県では2026年第34週に3例の届出があり、累計は198例であった。

2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

風しん情報

千葉県では、2026年第34週に届出はなく、累計は0例であった。

2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)

県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)

届出基準・届出様式

届出票の記入方法等

急性呼吸器感染症(ARI)定点から保健所への報告様式

報告様式・集計様式(エクセル形式)(エクセル:62KB)

報告様式・集計様式(PDF形式)(PDF:235.2KB)

保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。

 なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。

 参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)

急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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