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更新日:令和8(2026)年11月4日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第44週に県内医療機関から3例の届出があり、累計267例となった。2021年以降届出数は顕著に増加しており、引き続き発生動向に注意が必要である(図)。

2026年に届出のあった267例の概要は以下のとおり。
性別は、男性180例(67%)、女性87例(33%)であった。
年代別は、男性では、30代が52例(29%)で最も多く、次いで40代が39例(22%)、20代が36例(20%)と続いた。女性では、20代が49例(56%)と最も多く、次いで10代が12例(14%)、30代が11例(13%)であった。
病型別は、男性では、早期顕症梅毒第1期(以下、第1期)が83例(46%)と最も多く、次いで無症状病原体保有者50例(28%)、早期顕症梅毒第2期(以下、第2期)41例(23%)、晩期顕症梅毒5例(3%)であり、先天梅毒が1例確認されている。女性では、第2期33例(38%)、無症状病原体保有者32例(37%)、第1期21例(24%)、晩期顕症梅毒1例(1%)であり、先天梅毒はなかった。
感染経路別は、男性では、感染経路に性的接触と記載があった症例(157例)のうち、異性間性的接触が110例(70%)で最も多く、同性間性的接触は30例(19%)だった。女性では、感染経路に性的接触と記載があった症例(78例)のうち、異性間性的接触が63例(81%)で最も多く、同性間性的接触は2例(3%)と少数であった。
女性87例の届出例のうち、妊娠有りは11例(13%)であった。妊娠症例の概要は以下のとおり。年代別は、20代が10例(91%)、30代が1例(9%)で、20代が大半を占めていた。病型別は、無症状病原体保有者が10例(91%)、第2期が1例(9%)であった。診断時の妊娠期別は、妊娠初期(0から13週以下)が4例(36%)、中期以降(14週以降)が7例(64%)であった。
梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum subspecies pallidum)を病原体とする細菌感染症である。菌を排出している感染者との性器や肛門、口腔などの粘膜の接触を伴う性行為により感染する1,2,3)。
予防方法は、感染者との性行為を避けることが基本となるが、病変の存在に気づかない場合もあるため、コンドームを適切に使用することが感染リスクの低減につながる。不特定多数の人との性的接触は感染リスクを高めることから、回避することが望ましい1,2,3)。
治療を開始しても、医師が安全と判断するまでは、性交渉等の感染拡大につながる行為は控える。また、治療が完了しても再度感染する可能性があることに注意が必要である1,2,3)。
妊婦が梅毒に感染すると、胎盤を通じて胎児に感染し、流産、死産、先天梅毒を起こす可能性がある。先天梅毒は、生後まもなく皮膚病変や肝脾腫などを認める早期先天梅毒と、生後約2年以降に目や耳に症状を呈する晩期先天梅毒がある。先天梅毒の予防では、妊婦健診におけるスクリーニング検査、早期検査、早期治療が重要である。感染した妊婦への適切な抗菌薬治療により、母子感染のリスクを下げることができる1,4)。
梅毒は早期発見・早期治療をすることで治すことができる感染症です
■参考・引用
3)厚生労働省:梅毒![]()
4)国立健康危機管理研究機構: IASR 44(12), 2023【特集】梅毒 2023 年現在![]()
≪海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫
海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)。
また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)。
2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)
2026年第44週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.07)から増加して、1.11となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第44週の県全体の定点当たり報告数は、前週(11.10)から増加して、11.49となった。
2015/16シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第44週に届出はなく、累計は34例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第44週に2例の届出があり、累計は207例となった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第44週に3例の届出があり、累計は143例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第44週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.55)と変わらず、2.55であった。
2016/17シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第44週に3例の届出があり、累計は267例となった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第44週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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