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更新日:平成30(2018)年8月15日

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報報告数腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2018年32週(2018年8月6日~2018年8月12日)(PDF:857KB)

※過去の注目疾患:2014年2015年2016年2017年2018年

※過去の週報:2012年~2016年週報2017年週報2018年週報

今週の注目疾患

風しん

2018年第32週に県内医療機関から15例の風しんの届出があった。2018年の累計は41例となったが、うち38例は第27週以降のものである。特に第30週に急激な届出数の増加を認め、その後も非常に届出の多い状態となっており、県内で風しんの流行が続いている(図1)。県内での風しん発生状況については第30週と第31週の週報注目疾患でも取り上げている。また、8月2日に風しん患者の増加を受け県から注意喚起を行っており、併せて参照いただきたい。8月14日には関東地方で風しんの届出数が大幅に増加していることから、厚生労働省から注意喚起の協力依頼が出されている。

風しん図1

第27週以降に届出られた38例は女性6例(15.8%)、男性32例(84.2%)と男性が圧倒的に多く、特に40代男性(31.6%)と20代男性(23.7%)患者の届出が多い(図2)。ワクチン接種歴は、2回(2例)、1回(2例)、無し(4例)および不明(30例)であった。風しんは15~30%において症状の出ない不顕性感染となるため、実際の感染者は届出られた患者より多い。また、不顕性感染者もウイルス排出するため、感染源となる。風しんの潜伏期間は2~3週間と長く、今後新たな患者発生が予想される。

風しん図2

風しんは、妊娠20週頃までの妊婦が罹患すると、風しんウイルスが胎盤を介して胎児に感染し、出生児に「先天性風しん症候群」と総称される障害をもたらすことがある。妊娠を希望する女性やその家族においては、ワクチン接種歴を確認し、未接種の場合は抗体価の測定やワクチン追加接種といった対策が勧められる。なお、妊婦はワクチンを接種することはできない。また、接種後の2ヵ月間は避妊が必要となる。

現在の流行において、就労世代から多くの風しん患者が届け出られている。職場、通勤時や医療機関受診時等の周囲に妊婦がいる可能性があり、流行の継続により当然妊婦が罹患するリスクは高まり、先天性風しん症候群の発生が危惧される。1979年4月2日以前の生まれの男性においては、定期接種として風しん含有ワクチンを接種する機会がなかったことなど、風しんワクチンの定期接種制度には変遷があり、抗体保有率の低い世代がある。2017年度の県内における風しんに対する抗体保有率の調査の結果から、35~54歳の男性の4人に1人は赤血球凝集抑制(HI)法で測定した抗体価において抗体価〔8倍未満〕と風しんウイルスに対する免疫を保有していなかった。また、妊娠を希望する女性やその同居者、医療従事者などは、より確実な風しんの予防のため、十分な免疫を保有していると考えられる〔32倍以上:HI法〕の抗体価が求められる。2017年度の調査において、県内の20~30代男女の抗体価32倍未満の割合は女性では20代(16.7%)、30代(12.1%)、男性においては20代(28.6%)、30代(35.3%)であった(第30週週報注目疾患(PDF:355KB)参照)。妊娠を希望する女性やその家族の風しんに対する十分な抗体保有、またそれ以外の成人においてもワクチン未接種の場合は接種が推奨され、先天性風しん症候群の発生防止が求められる。

 

千葉県感染症情報センター第30週週報注目疾患(PDF:355KB)

千葉県感染症情報センター第31週注目疾患(PDF:317KB)

千葉県健康福祉部疾病対策課 風しん患者が増加しています(8月2日)

厚生労働省 風しんについて外部サイトへのリンク

風しんの届出数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)外部サイトへのリンク

疾患別・保健所別5週グラフ

疾患別・保健所別5週グラフ(2018年28週~2018年32週)(PDF:198KB)

月報

2018年7月分(PDF:958KB)(2018年第31週週報に含む)

報告数

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では、2018年32週に7例の届出があった(2018年8月15日現在)。2018年1~32週の累計は136例となった。

インフルエンザ情報

2018年32週の県全体の定点当たり報告数は、31週の0.01から変わらず0.01であった。

感染性胃腸炎情報

2018年32週の県全体の定点当たり報告数は、31週の3.06から減少し2.27となった。

麻しん情報

千葉県では、2018年32週に届出はなかった(2018年8月15日現在)。2018年1~32週の累計は6例のままである。

風しん情報

千葉県では、2018年32週に15例の届出があった(2018年8月15日現在)。2018年1~32週の累計は41例となった。

リンク

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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