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更新日:平成29(2017)年12月13日

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報報告数腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2017年49週(2017年12月4日~2017年12月10日)(PDF:1,200KB)

※過去の注目疾患:2014年2015年2016年2017年

※過去の週報:2012年~2015年週報2016年週報2017年週報

今週の注目疾患

侵襲性肺炎球菌感染症

2017年に届出られた侵襲性肺炎球菌感染症は第49週までに142例となった。本疾患のサーベイランスは、小児の定期予防接種に7価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7)が追加された2013年4月から開始された。届出数は年々増加を示してきたが、これはサーベイランスの周知や検査キットの普及といったことも影響していると考えられる。サーベイランス開始後、PCV7から13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)への切り替え、65歳以上の成人に対する23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)の定期接種の開始や届出基準の変更などがあり、本疾患の発生動向への影響が考えられる。サーベイランス開始以降、県内医療機関から届け出られた全525例についてまとめる。

1)届出数

2013年(4月1日から)53例、2014年66例、2015年113例、2016年151例、2017年(第49週時点)142例(図1)。

侵襲性肺炎球菌感染症図1

2)患者年齢・性別

小児と高齢者の届出が多く、性別は男性318例(60.6%)、女性207例(39.4%)であった(図2)。

侵襲性肺炎球菌感染症図2

年齢により以下の3群に分類すると、

  • 年齢群0~14歳、116例:いずれの年においても1歳の症例が最も多かった。内訳は0歳17例(14.7%)、1歳48例(41.4%)、2歳13例(11.2%)、3歳10例(8.6%)等となっており、0~4歳でおよそ85%を占めた(図3)。性別は男性62例(53.4%)であった。
  • 年齢群15~59歳、86例:30代以上において、30代21例(24.4%)、40代31例(36.0%)、50代27例(31.4%)と一定の届出が認められた。男性が63例(73.3%)と多かった。
  • 年齢群60歳以上、323例:5歳区分とすると年齢区分の上昇とともに届出が増加し、75~79歳65例(20.1%)をピークとしていた。1歳刻みとすると65歳や70歳において届出数の減少がみられる(図4)。性別は男性193例(59.8%)であった。

侵襲性肺炎球菌感染症図3

侵襲性肺炎球菌感染症図4

3)症状

菌血症211例、肺炎を伴う菌血症230例、髄膜炎(菌血症を伴うもの含む)79例、その他(関節炎等)5例であった。年齢群0~14歳においては菌血症74例(63.8%)、肺炎を伴う菌血症24例(20.7%)、髄膜炎17例(14.7%)、その他1例(0.9%)であった。年齢群15~59歳においては菌血症27例(31.4%)、肺炎を伴う菌血症41例(47.7%)、髄膜炎17例(19.8%)、その他1例(1.2%)であった。年齢群60歳以上においては菌血症110例(34.1%)、肺炎を伴う菌血症165例(51.1%)、髄膜炎45例(13.9%)、その他3例(0.9%)であった。

注;《菌血症》菌血症の記載があったもの、もしくは血液から病原体検出例。《髄膜炎》髄膜炎の記載があったもの、もしくは髄液からの病原体検出例

侵襲性肺炎球菌感染症においては、ワクチン導入後、原因肺炎球菌株の血清型置換も報告されている。血清型分布を含むサーベイランスが今後より不可欠となってくると考えられる。

インフルエンザ

2017年第49週の県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は4.50となり、前週(3.15)より増加した。県内16保健所管内(千葉市、船橋市および柏市含む)のうち、13保健所において前週より報告が増加した。県レベルでの定点当たり報告数4.50を超える保健所は、報告の多い順に船橋市(11.53)、市原(7.09)、松戸(6.48)、印旛(6.46)、習志野(5.44)であった。第49週に県内定点医療機関から報告されたインフルエンザウイルス迅速診断の結果では、A型が76.0%、B型が23.9%であった(0.1%はA、Bともに陽性)。国内における直近のインフルエンザ検出状況では、AH1pdm09が最も多く、次いでB型(山形系統)となっている。

 

国立感染症研究所 インフルエンザウイルス分離・検出速報外部サイトへのリンク

 

疾患別・保健所別5週グラフ

疾患別・保健所別5週グラフ(2017年45週~2017年49週)(PDF:213KB)

月報

2017年11月分(PDF:1,211KB)(2017年48週週報に含む)

報告数

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では、2017年49週に1例の届出があった(2017年12月13日現在)。2017年1~49週の累計は179例となった。

インフルエンザ情報

2017年49週の県全体の定点当たり報告数は、48週の3.15から増加し4.50となった。

感染性胃腸炎情報

2017年49週の県全体の定点当たり報告数は、48週の7.30から増加し7.56となった。

麻しん情報

千葉県では、2017年49週に届出はなかった(2017年12月13日現在)。2017年1~49週の累計は3例のままである。

風しん情報

千葉県では、2017年49週に届出はなかった(2017年12月13日現在)。2017年1~49週の累計は7例のままである。

リンク

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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