本文へスキップします

患者総合支援センター

患者総合支援センター

患者総合支援センター

このたび、ワンストップで患者さんを支援する体制を作り、患者さんとご家族に寄り添うことができるように、これまでバラバラに配置していた患者さんの相談窓口を1つにしました。

初めて受診するときから患者さんとご家族を支援するべく、看護師や薬剤師・医療ソーシャルワーカーなどの多職種が対応しています。

この中では下記の5つの部門があり、必要に応じ連携して支援にあたっています。

千葉県がん情報 ちばがんなび

がんについて相談する
(千葉県地域統括相談支援センター)

がん相談支援センター

相談風景

がん相談支援センターは、「がん」に関するさまざまなご相談をお受けしています。

病気に関することや経済的な問題だけでなく、不安な気持ちや心の辛さなど、専任の相談員が対応しています。相談員は国立がん研究センターのがん専門相談員の研修を修了しています。

何から話していいかわからない、誰に相談すればいいかわからない、という悩みや不安を私たちに話してみませんか。情報や気持ちの整理をしながら、一緒に考えてまいります。

また、当院に通院・入院中の患者さんの医療に関する相談窓口としての機能もございます。

予約の必要もなく、無料です。お気軽にご相談ください。

がん相談のご案内

相談受付時間 月曜日から金曜日(祝祭日を除く) 午前9時から午後5時
オンライン相談日 毎週火曜日 午後2時~午後4時 1日2件
相談方法
  1. 面談:1階 患者総合支援センター
  2. 電話:043-264-6801(直通)
    ※電話相談はサービス向上のため録音しております。 一部を個人が特定できないようにして、教育や研究に活用する事がありますが、詳しくは相談員にお尋ね下さい。
  3. オンライン面談:相談希望日の4営業日前までにonline-soudan@chiba-cc.jpにメールにて申込。詳細は予約の項を見て下さい。
予約

面談と電話は必要ありませんが、事前にご連絡頂くと、お待たせしないように調整致します。

オンライン面談は、事前予約制です。

1.氏名 2.相談希望日 3.連絡先電話番号 4.オンライン参加のためのメールアドレス をメール本文に記載して御送信下さい。

当方よりメールあるいは電話にてご連絡の上、相談日を確定致します。

相談員職種 看護師、医療ソーシャルワーカーなど
対象 患者さん、ご家族、一般の方、医療関係者どなたでもご相談できます。当院の患者さんでなくても、ご相談をお受けします。
相談内容
  • がんに関する一般的な医療情報
  • 療養生活に関すること
  • セカンドオピニオンに関すること
  • 治験に関すること
  • 専門、特殊外来に関すること
  • アスベストによる肺がん及び中皮腫に関すること
  • 経済的な問題・高額療養費などに関すること
  • 治療中や治療後の就労に関すること
  • 社会資源活用について
  • 不安や、悩みなど心の問題
  • 家族や周囲との人間関係
  • 医療者とのコミュニケーション
  • 自分の受けた医療に関すること
  • 小児AYA世代がん患者支援 
  • その他、誰に相談すればいいかわからないこと

お伝えしたいこと

相談で知り得た情報を、相談者の同意なく第三者に伝えることはありません。
ただし、相談内容により多職種や他部門との連携が必要だと判断される場合には情報の共有を御提案する事があります。

患者どうしのわかちあい「患者サロン」(定期開催)

患者サロンとは

当院に通院中の患者さんが世話人となり、分かち合いの場を作っています。

同じ立場の人たちとお話ししてみませんか?たとえ問題は解決しなくても、同じ立場だからこそ分かり合えること、支えあえる事があります。

運営には、がん相談支援センターが協力しています。

安心して、お気軽にご参加ください。

千葉県がんセンターの患者サロンは、下の図のように、院内患者サロン・乳がん患者サロン・悪性リンパ腫患者サロン・婦人科がん患者サロンで構成されています。

患者サロン図

院内患者サロン(全がん対象)

サロン開催の様子 (2022年4月21日)

オンラインサロンは毎月第四木曜日10時から予定されています。ご自宅からの参加は予約が必要です。パソコンが苦手な方は1階の患者相談支援センター近くでパソコンを教えてもらいながらの当日の飛び入り参加も可能です。入院中の患者さんも参加できますので、是非いらしてください!

オンラインのサロンになってからは毎月開催されていても参加される方はゼロの月もあります。そんな中でオンラインサロンに参加してくださる患者さんもいます。オンラインということでパソコンやスマホからの参加です。

何度も参加してくださったリピーターの患者さんは私たちも知らなかった詳しい治療の経緯を説明してくださいました。治療もどんどん進化して、より良いものになっているんだなぁと希望が持てて、大変勉強になりました。また明るいお人柄にこちらが癒されることも。
世話役Y

サロン開催の様子(2019年12月26日)

今回のサロンは、年の瀬ということもあり、常連さんのみ9名の参加となりました。

そして元がんセンターのお医者さんも参加してくださいました。たまにご参加くださるので、色々質問に答えていただいたり励まされたりします。自分たちの病気のことだけでなく、近況報告、家族の話、最近の困ったことなど2時間あっても足りないな・・・と感じました。単なる世間話も同じがん患者同士、患者の家族同士という立場で知り合うことによって、とても分かり合えるような暖かい気持ちでいることができます。

私たち世話人はいつもサロン開始だいたい30分から1時間前にがんセンターに来て、ポスターを貼ったりチラシを配ったりしています。チラシを配りながら、「患者と家族の会を開催します」と言っても、私たちの振る舞いが元気に見えて病気だと思ってもらえないこともあります。ですから「私もこちらの病院の患者です」と説明しながらチラシを渡すことも多いです。

10年以上に渡って患者サロンを開催していると、病院内で元気のない患者さんを見ると自分たちが落ち込んでいた時を思い出して「サロンに来て、仲間を作って欲しいな」と思うのですが、なかなかそのような声掛けも十分にできません。

千葉県がんセンターはがん診療連携拠点病院ということもあり、とても充実した患者サポートのシステムが整っていると思っています。私たちのような患者が主体となる集まりに対しても協力してくださいますし、医療方針だけでなく今後の生活、経済的なことまで色々と相談に乗ってくださる専門の方がたくさんいます。また患者サロンも「患者サロン(全がん対象)」「悪性リンパ腫サロン」「乳がんサロン」「婦人科がんサロン」、県が主催する「ピアサポーターズサロンちば」など色々あります。患者サロンだけでなく、がん相談支援センターや患者図書館など色々と皆さんに知ってもらいたいことは、今後もサロン内で情報提供し続けていきたいと思っています。

今後の開催予定は、1月23日(木曜日)・2月27日(木曜日)・3月26日(木曜日)です。皆様のご参加をお待ちしております。(インフルエンザの流行状況により、中止する場合もあります)
世話役Y

サロン開催の様子(2019年7月25日)

今回は「必ずまた来ます」と仰っていた方が、職場復帰の報告のために参加してくださいました。とても嬉しい報告でした。

また抗がん剤の副作用の強弱サイクルを計算しつつ、お仕事を続けている患者さんが「仕事をしている方が元気になる」とのこと。参加者一同「本当にその通り」と賛同の声があがりました。

抗がん剤の副作用で、形成外科、漢方外来、看護外来、相談支援室等を利用されている方から「ここは総合的に診て貰えるから助かる」との話もあり、これこそ千葉県がんセンターの良さと実感しました。

更に初めて参加された方が、「本当に皆さん、がん患者ですか?本当に?皆さん楽しそうで。私も笑っていいんですね」と仰っていた言葉が胸に突き刺さりました。がんを宣告され、今治療中で家族にも弱みを見せられない、不安との闘いの中、笑いまで消えてしまう、、、私たちは経験者だから痛いほど分かります。

私たち世話役も、「辛い気持ちを分かち合える方と話したい」「他の患者さんはどうしているんだろう?」との思いから患者サロンを作った事、始めは「何で私が?悔しい!」との思いで泣いてばかりでした、とお伝えしました。「皆さん、そうなんですね。社会に取り残されているような気がしていました。来て良かったです。」と笑顔を浮かべ、回りの方とお話しなさっていました。

誰かに話を聴いて貰えるだけで重荷がちょっとずつ軽くなる。これこそ集いの場の患者サロンならでは!患者サロンと言う小さな社会に、一度足を運んでみませんか。
世話役M

サロン開催の様子(2019年5月23日)

お陰様でサロン開催10年目!協力して頂いた皆様に感謝の気持ちで一杯です!

院内サロンは患者主体で行わさせて頂いているサロンです。

自己紹介時に「今日の気分は?」と尋ねて、今の心の状態を話しやすくなる様努めています。曇りなら「どうしたの?」と声を掛けて、親身になり進めさせて頂いています。

それぞれ病状や悩みは様々ですが、共に言いたい事が言える場所になっています。

診察室では話せない事も、話しやすいと思います。
5月のサロンでは、言いたい事を言えてスッキリし、笑顔になり、曇りから五月晴れになった方もおりました。

これこそ、世話役の私達も続けて来て良かったと思える瞬間です。

今後も私達が体験した事を分かち合い、励まし合える場所にして行けたら幸いです。

サロンの立ち上げメンバーも、言いたい事を言い合いながら、お陰様で10年も助け合っております!同じ体験をした者同士の共感が、絆を深めてきました。

これからも心の声が聞け、心のケアが出来るサロンであれば幸いです。
ご参加お待ちしております。

サロン開催の様子(2019年2月28日開催)

この患者サロンは2009年6月にスタートし、今年の6月で丸10年を迎えます。当初3人だった世話役もサロン参加の患者さんから2名入り、1人卒業して現在4名、4月からは新たに男性世話役も増える予定です。

今回の参加者は10名を超え、転移や再発の患者さん、手術したばかりでこれから追加治療の患者さん、入院中の患者さん、そして数年に渡って参加し続けてくれている常連患者さんと2時間、いろんなお話をしました。

みなさん、病状も部位も全然違います。その中で軽く自己紹介をして、その後は「こういう質問がしたい」「抗がん剤治療がスタートするけどどうしよう?」「私の抗がん剤経験はこんな感じだったよ」「先生にはこういう風に相談するといいよ」などと相手を思いやるやりとりが多かったです。

初めて会った患者さん同士が短時間でとても濃厚な時間を過ごすことが出来て、「がん友」って素晴らしいなぁと思いました。

これからも毎月第四木曜日10時から12時まで開催いたします。
世話役Y

乳がん患者サロン

サロン開催の様子(2022年4月27日)

2020 年2月の対面開催を最後にそれ以降は一時休止になりましたが、現在は毎月第3火曜 日の13時から14時にリモート開催しています。

対面では毎月 10 名ほどで和気藹々と分かち合いを行っていました。その頃の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

リモートではこれまでに6回開催し、各回世話人 2 名と参加者お一人、またはご家族とご一緒にお二人での参加でした。少人数ならではの利点はその方の話したいこと、聞きたいこと により一層お応えできることです。

2月のサロンには術後1ヶ月目の患者さんと同居ご家族が相談支援センターの会議室から スタッフのサポートのもと参加されました。

  • コロナ禍での入院や外出規制における孤独感
  • これから開始されるホルモン治療のことや整容性の話題
  • ご家族との家事分担や食事のこと

など、治療や日々の暮らしに関することについて分かち合いました。最初は緊張されている ご様子でしたがサロン終了時に明るい表情で「体験者の話が参考になった。」ご家族から は「患者本人には聞きづらいことを体験者から聞くことができて良かった。」とのお言葉がありました。コロナ禍によって治療や経過観察は孤独感、不安、ストレスが大きくなっていると感じます。

 

どうぞお一人で抱え込まず、私たち体験者にお話ししてみませんか。『少しでも心が楽になりますように』という思いでご参加をお待ちしています。

病院2階の「患者サロン/にとな文庫」では対面サロンも行っています。乳がんサロンの世話人も交代で担当しておりますのでお立ち寄りください。

サロン開催の様子(2019年12月17日)

今回は12名の方の参加があり、そのうちご家族2名が参加されました。

この日のサロンの話題は、

  • 抗がん剤治療、放射線治療の副作用
  • 手術方法について(温存か全摘か)。また、術後の傷痕の受け止めと心の変化。
  • 術直後からの腕の上がり具合。
  • 手術、治療後の結婚・妊娠・出産への心配。
  • 医師との信頼関係。
  • 治療中の親の介護。
  • 他にも、リンパ浮腫やウィッグ、遺伝子検査の体験のお話も少し出ました。

「私の場合はこうでした。」と体験を話したり聞いたりする中で「うんうん、そうそう!」という共感や情報交換も行われました。

 

家族や友人にもわかってもらえないモヤモヤした気持ちを、同じ体験をした者同士が共有することで、不安な表情で来られた方が「来て良かった!」と笑顔で帰られて行く姿はとても嬉しいことです。

またご家族の立場としても、体験した方々の話を聞けることは安心に繋がるとのお声もありました。

同じ治療をしていても個々の詳細な部分では違う場合もありますので、疑問を感じたらまずは担当医や看護師さんにお聞きしたり相談したりすることが大切だという話も出ました。

たくさんの話題が出て時間ギリギリまで分かち合いをしましたが、まだまだ話し足りないご様子でしたので、来月も是非いらしてくださいとご案内し終了しました。

次回は1月21日、2月18日、3月17日午後1時から3時まで開催します。ご参加をお待ちしております。(インフルエンザの流行状況により、中止する場合もあります)

サロン開催の様子(2019年8月20日)

乳がんサロンは毎月開催しており、6人の世話人が数名ずつ交代で進行役を務めています。参加者のメンバーもその都度違うので、話題や雰囲気は毎回違います。共通しているのは和やかでお互いに安心して話し、聞くことで不安や辛さを分かち合い、それぞれの体験談から情報を共有できる場だということです。そのために、『お一人が話している時は、他の方は聴き役になる。』というルールがあります。

今回は6名の方が参加されました。この日の最初の話題は、ご自身の体調不良中にご家族の看病と介護が続き辛いとのお話でした。治療や経過観察をしながら様々な状況に対応しなければならない大変さを分かち合い、また情報交換することができました。 その他に放射線治療の副作用や、遺伝性乳がんの検査についての話題が上がりました。 また、発行されたばかりの『患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版』をお持ちになった方が、内容をシェアして下さいました。

今回の感想で「自分で勉強することも大事ですね。」や「ここに来たら最後はいつも笑顔になって帰れるのが良いです。」の言葉に、皆さん頷かれていました。
次回のサロンも…

welcome!心の扉を開けてお待ちしています。

サロン開催の様子(2019年6月18日)

サロンには行ってみたいが、様子がよく分からないのでちょっと心配という方はいらっしゃいませんか?

乳がんサロンは毎月第3火曜日午後1時から3時まで、1階売店奥のTV会議室で開催しています。

参加できる方は、乳がんを体験された方とその家族が対象です。

先日参加された方で、「遅くなってすみません」と一言添えてご参加くださった方がありました。途中からでも、ご都合のよい時間にご遠慮なく訪室してください。椅子を丸く並べてお待ちしています。

最初は一人1分程の自己紹介をしますが、お名前を出したくない方はニックネームでもOKです。

人前では話したくないという方は、他の方のお話を聞いているだけでもよいです。

お互いに安心してお話ができるように、このサロンで聞いたことはメモをしたり、口外したりしない約束です。

家族に心配は掛けたくない、周りの人には話せないことでも、同じ乳がんを患った仲間同士ならばきっと分かってもらえるでしょう。

直接会って得る情報は、言葉だけではなくお互いの表情や態度・仕草から伝わる部分も大きいと思います。

参加しようかどうしようかと迷っていらっしゃる方も、是非いらしてみてください。

6月18日のサロンの話題は、

  1. 術後の下着をどうしているか?
  2. 抗がん剤やホルモン療法の副作用対策は?
  3. 医療者への謝礼は?
  4. ホルモン治療による婦人科検診はした方が良いか?どうやって探すか?
  5. がん保険をかけ続けるべきか?

等の話題がでました。丁度経験者がいらしたり、お互いにブラパットを見せ合いアドバイスしあったりと話が盛り上がりました。

 

次回も第3火曜日午後1時から3時まで、乳がんサロンでお待ちしています。

サロン開催の様子(2019年2月19日開催)

サロンの話題は薬剤の副作用、仕事、放射線治療、ウィッグ、術後の下着など様々です。術後の日常生活の困りごとなども、先輩患者さんの知恵が参考になったり、辛い気持ちの分かち合いをし、想いを共有することで気持ちが軽くなったり、涙したり、笑いあったりしているサロンです。

先日のサロンでは、「これから仕事を始めるに当たり、面接の際に皆さんは病気の事を話しましたか?」という質問がありました。サロン参加者がそれぞれの体験を出し合った中にあった、「病院のがん相談支援センターへ第1・3金曜日にハローワークの方が来て下さって具体的なお仕事の相談や紹介をしてもらえるらしい。内容や時間について詳しい事は、まずはがん相談支援センターに行ってみると良いのではないか。」という情報を共有しました。

婦人科患者サロン

サロン開催について(2022年4月21日)

新型コロナウイルス感染症により、実際に対面式で日付を決めたイベントとしての婦人科がんサロンは参加希望者ゼロが続き、一度も開催されていません。

年に4回スケジュールを決めていますが、オンラインというハードルの高さもあるのかなと感じています。同じ婦人科がんの患者さんと実際に会って色々なことをお話しできた日々が懐かしく感じられます。

病院2階の患者サロン/にとな文庫では、県のピアサポーター研修を修了したがん体験者が患者さんやご家族とお話しするブースが用意されて、新たな形の患者サロンとして運営されています。その中で婦人科がん体験者、卵巣がん体験者がいる日に合わせて来てくださり、お話しできた患者さんもいらっしゃいます。プチ婦人科がんサロンのようで嬉しかったです。

リアル開催の婦人科がんサロン開催にはまだまだ時間がかかりそうですが、オンラインで開催しています。ご自宅から参加できます。お申し込みをお待ちしています。
世話役Y

サロン開催の様子(2019年11月26日)

今回のサロンでは、病気のことだけではなく、病気になったことによって知り得た様々なことについて話をすることができました。

ある参加者さんが「病気になるまでは自分の子供がこんなに優しいと知らなかったので、病気になることも悪いことばかりではない」と仰いました。

がんという病気を告知されると多くの人はショックを受け、「どうして私が・・・」「何々をしたからいけなかったのか・・・」などとネガティブな感情を持ちがちです。この参加者さんは治療開始からある程度の時間が経っていることもあり、とても冷静にご自身の現状を認識しておられて、がんの悪い部分だけではなく、良い面も両方受け入れているような器の大きさを感じました。またご家族ががんに罹った時に、自分のがん体験が役に立ったという参加者さんもおられました。何事も経験に勝るものはないですね。

既に職場復帰をされている参加者さんは、仕事をしていく上での苦労話をシェアしてくださいました。病気の後は、やはり完全に以前と同じという体調ではありません。世間にはがんが身近ではない人の中には「手術も終わっているし、3ヶ月も休養を取ったし、もう元通りでしょう?」と思う方もいると思います。どこまでの人に自分の病気を公表しフォローしてもらうかという判断は、多くの人が悩む1つのポイントだと再認識しました。

私は広汎子宮全摘術という手術をしました。術後1ヶ月が経った頃、横断歩道を走ろうとした時に「走れない!!」とびっくりしました。気持ちは以前と一緒ですが、身体がまったく付いていかず・・・。手術後は体力も筋力も落ちていて、自分の身体にびっくりしました。もちろん少しずつ回復して現在は横断歩道を少しは走れるようになりましたが、あの時のショックは事前に知っておきたかったなと思いました。体力の落ち方は個人差があると思いますが、私はかなりひどく弱ったのだと思います。

次回は2月25日午後1時から3時まで開催します。ご参加をお待ちしております。(インフルエンザの流行状況により、中止する場合もあります)
世話役Y

サロン開催の様子(2019年8月27日)

今回のサロンでは、明日手術を予定されている入院中の患者さんが参加されました。他の参加された患者さんは皆さん、すでに手術を経験しています。手術だけではなく、抗がん剤治療や放射線治療を受けた方もいらっしゃいました。

こういったタイミングでは、皆さんご自身の経験から「これを用意しておいた方がいい」「手術自体は正直まったく怖くないし、寝ていたら終わった」「術後に痛みを感じたら必ず看護師さんに報告した方がいい」「退院したらこういう部分は気をつけた方がいい」「患者用の図書室があって本を借りられるから行ってみたらどう?」「私はこんな失敗をしたから、あなたは気をつけてね」など色々なアドバイスがあり、年齢の上下は関係なく、患者としての先輩後輩として情報共有が行われます。

もちろん私たちは医療者ではないので、病気そのものや治療法に関しては自身が経験したことしかわかりません。同じ部位のがんでも治療法は様々ですから、病気そのものや治療法に関しては全くアドバイスできません。病院生活の知恵だったり、ちょっとした退院後の生活のコツだったり、そのようなアドバイスを聞いた入院中の患者さんは、術前のちょっと怖い気持ちが和らぐのではないかと感じています。

またそういったアドバイスしてくれる先輩患者さんは、衝撃の「がん告知」から「入院」そして恐怖を感じる「手術前夜」について、少しでも新しい患者さんを励ましてあげたいのだと思います。そして世話役の私は皆さんの助け合いの気持ちがとても嬉しくて、また3ヶ月後が楽しみになります。

次回は11月26日午後1時から3時まで開催します。ご参加をお待ちしております。
世話役Y

サロン開催の様子(2019年5月28日)

今回のサロンでは、乳がん患者さんの参加がありました。ごく稀に、婦人科=女性特有のがんということで乳がん患者さんがいらっしゃることがあります。「乳がんだけのサロンが別の日にあります」とご案内しましたが、当日参加者が多くなかったので、そのまま女性がんサロンとして色々お話をしました。

前回参加された患者さんの元気な姿での再訪がとても嬉しかったです。抗がん剤治療もひと段落ついてどんどん元気になられる姿に、励まされた方もいると思います。抗がん剤治療が始まるとどんな感じなのか?やっぱり吐くのかな?働き続けることは可能なのか?抗がん剤治療を受ける前には色々な葛藤があります。人によっては「抗がん剤治療を受けた方がいいのか?どうなのか?」と悩みます。そういう悩みに本音で話せる場は重要だと再認識しました。

病気のことは健康な人には話せない悩みだと多くの患者さんが言います。確かに治療から何年経っても、検査のたびに「再発していたら、どうしよう」という不安はほとんどの患者さんが抱えていますが、その気持ちはなかなか分かってもらえないだろうな・・・と感じます。

婦人科サロンは子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がんなどの婦人科のがん患者さんを対象としています。次回の婦人科がん患者サロンは8月27日(火曜日)13時~15時です。

ご参加をお待ちしています!
世話役Y

サロン開催の様子(2019年2月26日開催)

いつものことながら、少ない人数で色々お話しすることができました。私たちの婦人科サロンは2013年に部位別サロンとしてスタートしました。色々な部位の患者さんがいる中では話しづらいこと、婦人科がん特有の悩みを話せる場として、患者本人のみが参加できるサロンです。しかし他のサロンと比較して、いつも人数が少なく、今までに一度だけ参加者ゼロ人ということもありました。それでも3ヶ月に一度、婦人科がんの患者さんだけで話せる場を継続することが大事だと思っていますので、今後も継続開催していきます。

婦人科がんだけが特別なわけではありませんが、女性特有の病気ということもあり、話しづらいこともあります。手術後、治療後の状況も人それぞれですし、立場によって悩みの種類も変わってきます。世話役の私自身、子宮頸がんに罹患していますが、他の患者さんとお話しすることで癒されたり、新たな知識や視点を教えていただいたりしています。

先日のサロンでは婦人科がん独特の悩みというよりも、がん患者の多くが告知後、治療中に感じる可能性の高い痛み、怒り、悲しみについて話しました。また病気がもたらす良い面についてもお話が出ました。

自分の病気のことを公表するか、それとも親しい人だけに留めるか、これは多くの患者さんにとって大きな問題であることが多いです。職場の方の心無い言葉にとても傷ついた人もいます。色々なお話の流れで病気のことを隠す患者さんの気持ちはとても理解できるというお話で盛り上がったり、公表して良かった面もあるとお話ししてくださった患者さんもいました。公表していても公表していなくても、その患者さん個々の考え方がありますね。

次回の婦人科がん患者サロンは5月28日(火曜日)13時~15時です。

ご参加をお待ちしています!
世話役Y

悪性リンパ腫患者サロン

サロン開催の様子 (2022年4月21日)

2012年5月から始まった悪性リンパ腫サロンは、3ヶ月ごとに開催して来ました。参加者は毎回10名前後。千葉県がんセンターの患者さんだけでなく、他院を受診されている方もがんセンターまでサロン参加のために来てくださっていました。入院治療中の方や家族の方の参加もありました。いろいろな体験を話したり、想いを聞いてもらったり、他の方のお話を伺ったり、多くの情報をいただきました。とても有意義な時間でした。

それがコロナ禍のため、対面で開催できなくなってしまい、2020年9月からはリモートで開催することになりました。世話人2人は病院のリモート会議室の大きな画面で参加。参加者はこれまでも参加してくださっていた男性Sさん。初めてのリモートでつながるまでに手間取りましたが、画像も音声もつながったときは、すごく嬉しかったです。コロナ禍で人と会うことができない状況ですから、リモートで顔を見ながら、自粛生活の中での気分転換の工夫など、お元気な様子を伺って嬉しかったです。2022年3月のサロンには、男性Mさんも加わり、近況を伺いました。

リモートが普及したとはいえ、まだまだハードルは高いようで、参加者はまだ2名です。これからは病院の患者総合支援センターからも参加できることになりました。ご自分で操作しなくても大丈夫です。まだ参加したことが無い方もぜひご参加ください。一緒にお話しましょう。お待ちしております。
世話人M

サロン開催の様子(2019年12月3日)

寒暖差はあるものの12月としては暖かい陽気のなか、7名の方に参加していただきました。

内訳は男性4名、女性3名。化学療法中の方も1名参加されました。

今回も自己紹介から始まりました。経験者や治療中の方など、病歴、治療中のこと、副作用、治療後の日常生活など話題は盛沢山です。

悪性リンパ腫は、型がたくさんあり治療法も多彩です。新薬について、血管が細く毎回採血しづらい、針を抜くとき痛い思いをすることがあるのは何故だろう、骨髄検査の不安等話題になりました。

その他、「入院していた時の食事が美味しかった。ベッドのルームライトのスイッチが遠くにあり苦労した」「病室ではなかなか他の患者さんと会話が出来なかったが、看護補助者さんがよく来て話をしてくださり寂しさが紛れた」など、たくさんのお話がありました。

何回か参加されている方と初めて参加された方もお互いに分かち合いながら、ほのぼのした感じであっという間に時間が経ってしまいました。また皆さん次回のサロンでお目に掛かりましょうといいサロンが終了しました。

次回は3月3日午後1時から3時まで開催します。途中参加、退出は自由です。ご参加をお待ちしております。(インフルエンザの流行状況により、中止する場合もあります)
世話人W

サロン開催の様子(2019年9月3日)

当日は蒸し暑い日でした。開始時間になってもお一人だけの参加で寂しかったのですが、徐々に加わって5名になりました。いつもより少なめでした。

5名の内訳は、男性2名、女性3名。患者本人4名、家族1名。治療中の方1名。初参加の方1名でした。

いつも簡単な自己紹介から始めますが、なかなか簡単には話が終わりません。ふだん人には病気のことをあまり話せませんが、サロンでは別です。病歴や治療のこと、体調の変化や日頃の不安など、話題はつきません。人数が少なかったので、思い思いに話すことが出来ました。話したくない人は話さず、聞いているだけでもかまいません。

「再発」は常に心配の元です。再発の兆候はあるのか、どうしてわかったのか、などが話題になりました。リンパ腫のタイプによっては、再発がわかっても治療をせず経過観察という選択肢もあります。

参加された方から「みんなと話が出来るのが嬉しい」「副作用など悩んでいることは自分だけではないことがわかった」と感想が出ました。

初めて参加された方に「次回はご家族の方もご一緒にどうぞ」とお伝えしたところ、「1回限りでなく、また来ても良いんですか?」「家族も来て良いんですか?」と尋ねられました。

何回でも結構です。まだ参加されたことのない方も、ぜひご参加ください。
世話人M

サロン開催の様子(2019年6月4日)

悪性リンパ腫患者サロンは、6月4日(火曜日)13時00分から開催しました。

参加者は12名。内訳は男性4名、女性8名。入院中の方やご家族の立場の方の参加もありました。千葉県がんセンターに受診中の方だけでなく、他院で治療中の方の参加がありました。

治療に入る前にとてもよく勉強されていて、熱心に耳を傾けている方もいらっしゃいました。

13年前に私が治療に入る前はただただ不安で、怖くて、泣いてばかりいた頃を思い出しました。治療を終えたばかりで再発を心配し、気持ちが滅入るので、皆さんはどうしていますか?と話題になりました。

治療を終えて、副作用の痛みがあり、薬を飲みながらお仕事をがんばっている様子を話された方もいらっしゃいました。

皆さん状況はいろいろでしたが、初めてお会いした方でも同じ病気というだけで、気持ちは楽に話をすることができて、共感することばかりでした。
世話役M

サロン開催の様子(2019年3月6日開催)

2012年5月30日に第1回目の悪性リンパ腫の患者サロンを開催しました。それ以降は3ヶ月に一度開催しています。参加人数はだいたい10名くらいです。

世話人の私たち二人は悪性リンパ腫の患者です。ひとり(女性)は2006年に、ひとり(男性)は2010年に治療をし、今は定期受診しながら、経過観察をしています。

告知当初は、身体的にもメンタル的にもつらい経験をしました。今は無理をしないように心がけ、穏やかに過ごせています。

初めて“悪性リンパ腫”って言葉をきいたとき、私はどうなっちゃうのだろうと思いましたが、周りの多くの方々に助けられました。感謝いっぱいです。

当初は、話を聞いてもらえるだけで心が救われました。同じ病気の方の話を聞くだけで、心が楽になりました。今はサロンのたびに、元気をもらっています。参加された方が少しでも心が軽くなってくださったら嬉しいです。

3月6日(火曜日)に開催したサロンの参加者は11名。男性4名、女性7名でした。患者さんだけでなく、ご家族の方の参加もありました。入院中の方の参加もありました。皆さんそれぞれ状況は違いましたが、ご自分の思いをお話しされました。

みんな同じような思いをしているんだなぁと感じました。
まだ参加されたことのない方も、ぜひご参加ください。

(悪性リンパ腫サロン世話人M)

患者サロンのご案内

当院の患者サロンは、2023年7月よりハイブリッド開催しています。 会場に直接お越しいただく方と、オンラインで参加する方との交流ができます。 令和6年1月から、院内患者サロンは3か月毎、婦人科がん患者サロンは休止しています。

【直接お越しいただく場合】

事前予約は不要です。 会場となる、病院1階の患者総合支援センターまでお越しください。 感染対策として、会場内の人数を8名までとします。(先着順、随時入れ替わり) 参加される方へお願いしたい事を下記にお示しします。

  • 参加する方には、新型コロナウイルスワクチンの接種を推奨しています。
  • 直近10日以内に新型コロナウイルス感染症に罹患した方の参加はご遠慮ください。
  • 入室時にはマスク着用・手指消毒を行い、開催中マスクは装着したままお話ください。
  • 会場内では水分補給のみ可能です。

【オンライン参加の場合】

事前予約が必要です。

参加方法は、「千葉県がんセンター患者サロンのご案内」ポスターをご確認下さい。

千葉県がんセンター患者サロンのご案内(PDF:4,403.1KB)
(※ファイルサイズが大きいので、閲覧の際はご注意ください)

各サロンの1月から3月の開催日程は以下の通りです。

院内がん患者サロン

対象者
がんを経験した患者さんとそのご家族
(当センターに受診していない方でも参加可能です。)

開催日時
令和6年3月28日(木曜日)13時~14時

乳がん患者サロン

対象者
乳がんを経験した患者さんとそのご家族
(当センターに受診していない方でも参加可能です。)

開催日時
令和6年1月16日(火曜日)13時~14時
令和6年2月20日(火曜日)13時~14時
令和6年3月19日(火曜日)13時~14時

悪性リンパ腫患者サロン
対象者
血液がんを経験した患者さんとそのご家族
(当センターに受診していない方でも参加可能です。)
開催日時
令和6年3月5日(火曜日)13時~14時

サロン開催に関するお問い合わせ

千葉県がんセンター がん相談支援センター
043-264-5431(代表)

患者サロン/にとな文庫

千葉県がんセンターの患者さんとご家族のための図書室として、『にとな文庫』があります。
ここでは、本や雑誌、パンフレット、インターネットなどの情報を得ることができます。「説明を受けたけれど、もう少し調べたい」、「やっぱり不安」、「自分や家族の病気や治療について、もっと知りたい」といったときに、ご自身で調べてみませんか。 また、外来や検査の待ち時間を過ごす場所として利用できます。
司書が常駐し、皆さんの欲しい情報を得るためのお手伝いや本の貸し出しもしています。療養生活を支える読み物なども用意しています。治療の合間に一息つく癒しの場を持てるように、患者さんやご家族の交流の場であることをコンセプトにしています。

開室時間

平日 9時~17時
司書在室時間 10時~17時

貸出

1人2冊 2週間まで

場所

2階セブンイレブン隣

患者サロン(ピア・サポーター)

「ほかの人はどうしているんだろう?」という疑問に、体験に基づいた情報提供と分かち合いを行っています。
ピア・サポーターの活動日については、室内に掲示していますカレンダーにてお知らせしています。乳がん、子宮がん、肺がん、胃がん、悪性リンパ腫、膀胱がんなどのピア・サポーターが活動しています。

活動の様子

仕事の相談

仕事をしながら治療する

がん患者さんの3人に1人は20歳から64歳の就労可能世代です。
早期発見と治療方法の進歩により、がんの生存率は向上しているものの、がんになった時に仕事を辞めてしまう人も少なくありません。
がん相談支援センターでは、がんになっても治療と仕事が両立できるようにするための方法や、休職からの復職の仕方や再就職の相談に専門家が相談に乗る機会を設けております。
また、下記の相談日にかかわらず、がん相談支援センターでは相談員が随時ご相談を受けています。

新たに働く場所を探したい方へ

相談日時 毎月第1・3金曜日 10時から13時(相談時間45分)
相談方法 面談
事前予約 必要(電話か来室) 空きがあれば、当日予約も可
相談員職種 ハローワーク千葉の就職支援ナビゲーター
対象 がん患者さん(ご家族のご相談は受けていません)
相談内容

通院の必要はあるが働きたい

病状や体力に合った仕事がしたい

就職活動で会社に病気のことを言うか悩む

仕事復帰に際して必要なスキルを知りたい

予約問い合わせ先 千葉県がんセンター がん相談支援センター
043-264-6801(直通)

治療をしながら仕事を続けたい方へ

相談日時 毎月第2・4金曜日 10時から13時(相談時間45分)
相談方法 面談
事前予約 必要(電話か来室) 空きがあれば、当日予約も可
相談員職種 千葉産業保健センターの両立支援促進員
対象 がん患者さん(ご家族からの相談希望は、がん相談支援センターにお尋ねください。)
相談内容

がんと診断されたけど仕事を継続したい

病気のことを会社にうまく伝えられない

治療と仕事を両立できるか不安

今後の働き方について誰に相談したらいいか分からない

職場の理解・協力が得られない

治療に合わせた短時間勤務や、休暇取得が難しい

予約
問い合わせ先

 

千葉県がんセンター がん相談支援センター
043-264-6801(直通)

セカンドオピニオンセンター

セカンドオピニオンセンターの概要

セカンドオピニオンセンターでは、患者・家族相談やセカンドオピニオンの紹介調整・情報提供などを通じ、患者が主体的に医療を選択し、安心して安全で質の高いがん医療が受けられるよう、サポートしています。

千葉県がんセンターに受診中の患者さん

  • セカンドオピニオンについて相談をお受けします。
  • 主治医にセカンドオピニオンを求めても、不都合は生じません。
  • セカンドオピニオンの希望や種類の準備を主治医に取り次ぎます。
  • セカンドオピニオンを受けられる医療機関をご紹介します。
  • セカンドオピニオンの申し込みや予約の手続をお手伝いします。
  • 希望があれば、主治医以外の院内医師からの説明を聞けるように調整します。

他院を受診中の患者さん

  • セカンドオピニオンについて相談をお受けします。
  • 当院のセカンドオピニオン外来の予約をお取りします。
  • 当院のセカンドオピニオンを円滑に受けられるように、紹介元の主治医と調整します。

入退院支援室

入退院支援室の活動の紹介

  1. 入院前支援
  2. 退院支援
  3. 在宅支援
  4. 転院支援、社会福祉相談

専従看護師5名と医療ソーシャルワーカー4名を中心に医師、薬剤師、栄養士などの多職種と連携しながら活動しています。

(1)入院前支援

予約入院となる患者さんが安心して入院生活を送れるように、入院前から看護師をはじめ、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカーなど多分野の専門職が関わり、患者さんの診療を支援します。

(2)退院支援

入院決定時点から退院を見据えた支援を開始し、各病棟の退院支援専任者として患者さんが安心して退院できるよう、医師、病棟看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など多職種と協働し継続的な支援を行っています。

(3)在宅支援

在宅支援担当看護師として、患者・家族が居宅で安心かつ安楽な生活を送れるよう訪問診療・訪問看護・ケアマネジャー等と連携し、在宅支援を行っています。在宅支援に関連する地域医療者との連絡・相談窓口となっています。

(4)転院支援、社会福祉相談

転院や施設入所を希望される患者さんの支援を行っています。当院退院後も引き続き必要な医療を受け、安心した生活ができるよう、転院のための医療機関、退院後の介護保険施設や社会福祉施設等、利用可能な社会資源の選定、利用手続きの支援をします。
また、患者さんが安心して療養できるよう、医療的・社会的な制度の活用方法の提案や地域の社会資源の紹介を行っています。
当院に通院・入院される患者さんに対して、必要なタイミングで支援を行っています。

千葉県地域統括相談支援センター

千葉県地域統括相談支援センター事業とは、「千葉県がん対策推進計画」に基づき、平成23年度からがんに関する幅広い相談支援と情報提供の充実に対応する体制を整えることを目的として実施している都道府県健康対策推進事業の一つです。
千葉県は千葉県がんセンターに「千葉県地域統括相談支援センター」を設置し、相談業務の他、がんに関する療養情報や患者会・患者サロン等の地域の情報の収集・発信および千葉県がんピア・サポーター養成研修の運営等の業務を行っています。

ちばがんなびバナー

がんサポートブックバナー

 

 

千葉県がんピア・サポーター養成研修

 ピア・サポーターとは、ピア(仲間)とサポーター(支援者)を合わせた言葉です。千葉県がんピア・サポーターは、千葉県が主催する養成研修を修了したがん体験者やご家族であり、ピア・サポーターズサロンちばなどで活動しています。

この研修では、ピア・サポーターとしての心構えやルールを学びます。ご自身のがん経験を生かしながら、他のがん患者さんやご家族の不安・悩みを和らげるお手伝いをしてみませんか。修了後は「ピア・サポーターズサロンちば」などの活動の場があります。

研修は年に1回開催しています。

千葉県がんピア・サポーター養成研修受講者募集について

  • 現在、募集は行っておりません。次回の募集については、下記までお問い合わせください。
  • お問い合わせ

千葉県地域統括相談支援センター(千葉県がんセンター内)

電話:043-264-5431(内線:7148)
月曜日~金曜日9時~17時(祝祭日を除く)

ピア・サポーターズサロンちば

 

千葉県地域統括相談支援センターでは、患者さんとご家族のためのサロン「ピア・サポーターズサロンちば」を千葉県がんセンターや県内のがん診療連携拠点病院等において開催しています。このサロンでは、患者さんやご家族の不安な気持ちや困ったことなどのお話を千葉県がんピア・サポーターがお聞きしたり、ピア・サポーター自身の体験をお話したりします。
利用された方々からは、「今まで誰にも話せなかったがんの話ができて、気持ちが楽になった」「希望を持って治療に臨もうという気持ちになった」などの感想をいただいています。
※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ご自宅のパソコンやスマホからインターネットを利用したリモート形式のサロンを開催しております。

 

開催日程

開催日程については、トップページのお知らせをご覧いただくか、下記「お問い合わせ」までご連絡ください。

お問い合わせ

千葉県地域統括相談支援センター(千葉県がんセンター内)
電話:043-264-5431(内線:7148)
月曜日~金曜日9時~17時(祝祭日を除く)