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更新日:令和6(2024)年2月16日

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【レポート】City Cast Chibaオンラインバーチャルツアー(2021年8月から9月開催)


 

commemorative photo

東京2020大会が無観客開催となったことは、おもてなしの心で海外からのゲストを迎えるため、数年間かけて準備を進めてきた都市ボランティア「City Cast Chiba」にとって、たいへん残念な出来事でした。

「世界の人々を千葉で実際にお迎えすることは叶わずとも、千葉の魅力を世界の人々に知ってもらいたい」、そんな強い思いからスタートし、大会も迫る2021年6月、オンラインで観光案内を行う「バーチャルツアー」の企画に動き出しました。

実質2か月という怒涛の期間でツアーを作り上げ、何度もリハーサルを行い、磨き上げを行って、2021年8月から9月にかけて実施したツアーは、海外そして国内在住の外国人ゲストから大好評を受け、無事に幕を下ろすことができました。

本ページでは、企画からツアー運営まで、すべてをCity Cast Chibaが行い、成功に導いた「オンラインバーチャルツアー」についてレポートします。

全体結果概要

イベントタイトル

City Cast Chiba Online Virtual Tour(シティキャストチバ・オンラインバーチャルツアー)

開催期間

2021年8月4日から9月6日まで

開催回数

全15回(各ツアー開催回数は以下各ツアー結果に掲載)

ツアーに参加したゲストの情報

参加人数

延べ109名

※応募者は延べ158名(時差等の関係で参加を逃す方あり)

ツアーに参加したゲスト(参加者)の満足度

4.9(5段階評価平均、アンケート回答率50%)

ゲスト(参加者)の居住国もしくは出身国内訳

graph nation

アジア・オセアニア:37%、欧州:29%、日本在住:14%、北米:12%、中南米:7%、中東1%(応募者ベースでの内訳:アジア・オセアニア36%、欧州24%、日本在住17%、北米11%、中南米11%、中東1%、不明1%)

【アジア・オセアニア】中国、台湾、日本、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、スリランカ、ネパール、オーストラリア

【中東】イラン、(イスラエル)

【欧州】イギリス、ドイツ、オランダ、オーストリア、フィンランド

【北米】アメリカ、カナダ

【中南米】メキシコ、ポルトガル、チリ、ブラジル、(パラグアイ)、(プエルトリコ)、(ペルー)

※(カッコ)は応募者(当日欠席)

※「日本在住」外国人の方も、世界の様々な国や地域の出身者で構成されていました。

どのようにしてツアーを知ったか

どのようにツアーを知ったか(円グラフ)

  • City Cast Chibaが、多くの知人・友人に声をかけ、またその知り合いから口コミが広がるなどして参加してくださった方が多くありました。
  • 海外に向けたプレスリリース(各国の135のサイトで紹介)も一定の効果がありました。
  • 2017年から交流のある、ロンドン2012大会時の都市ボランティア「コベントリーアンバサダー」も数多く参加してくださいました。

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各ツアー結果概要

Tour No.1【中国語ツアー】結果概要

Tour No.2

【日本語タイトル】グルメをゲットだ!サイクリングで東へ西へ

「サイクリング」しながら、千葉県内を東へ西へと巡りつつ、各地でグルメを集めて、中国語の先生のお宅に持ち寄り宴会するといった演出のツアープログラム。広い県内を実際に1日で巡るのは難しいですが、「バーチャル」ならではということで、東は銚子、佐倉から西の浦安まで、各地の注目スポットに立ち寄りながら楽しく巡ることができました。起伏の少ない千葉の地形はサイクルツーリズムにも最適。こうした千葉の魅力を海外の方にPRすることもできました。

開催日程

  1. 2021年8月15日(日曜日)15時から16時
  2. 2021年8月21日(土曜日)11時から12時
  3. 2021年8月29日(日曜日)11時から12時

企画グループメンバー

7人

ツアーの一コマを写真で紹介

Tour No.1 内容1

銚子へのサイクリングの様子

Tour No.1 内容2

「房総の村」にある、厄除けの縄吊りを題材にしたクイズ

Tour No.1 記念写真

ゲストと一緒に記念撮影(写真は最終回2021年8月29日の回)。この日は、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、内モンゴル出身の方などの参加でにぎわった。

Tour No.1 バーチャル背景

ツアー参加者にプレゼントされた「バーチャル背景」。City Castが千葉のグルメや観光スポットをふんだんに盛り込んでオリジナルイラストとして描き、ツアー後のお礼メールに添付して贈りました。

Tour No.1に参加したゲストより「ツアーで最も印象に残ったこと、新たに得た情報や知識は何ですか?」

※コメントはCity Castが翻訳しました。

  • 成田山と佐原について。例えば、店の前に掛けた杉玉の色が変わることで日本酒の飲み頃を判断している事や、木につるされた疫病除けの藁の飾りなど。日本の伝統的な習慣を多く知る事が出来ました。機会があったら、成田山に旅行に行きたいと思います。
  • 深い文化の体験旅行のおかげて、千葉の魅力をさらに知ることができました。
  • 家族でもよく行っている成田、佐原、佐倉、房総のむらについて、知っているけど、意味はよく分かっていなかったものを知ることができて良かったです。また、外国人にとって日本の伝統や情緒を感じやすい場所だと思います。
  • 自然と美味しい食べ物。お菓子、お酒などが美味しそうです。
  • 対話形式のクイズが良かった!
  • 日本語がわからない外国人に、当地までの交通や旅行計画など、今までより理解しやすかったです。
  • 千葉にはディズニーランド以外にも色々な産物(例えば日本酒)や場所(例えば犬吠埼)など行くべきスポットがあると知りました。
  • 中国語も上手でした。全部聞き取れました。交流もスムーズでした。

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Tour No.2【スペイン語ツアー】結果概要

Tour No.2

【日本語タイトル】電車で行こう、東へ!~水彩画と写真の旅

電車に乗って、佐原、銚子、犬吠埼へと旅するプログラム。特徴は、City Castが書き溜めた「水彩画」を、車窓から見える景色、途中下車して見える景色として随所に挿入しながら、千葉の魅力を表現されていたことです。City Castの中でも、スペイン語ができる方は数多くない中、少数精鋭のメンバーたちが、それぞれの特徴やスキルを生かしながら作り込んだ、まるで「作品」のような世界観に、スペイン語圏のゲストは魅了されていました。

開催日程

  1. 2021年8月21日(土曜日)20時から21時
  2. 2021年8月22日(日曜日)20時から21時

企画グループ

5人

ツアーの一コマを写真で紹介

Tour No.2 内容1

写真のみならず、水彩スケッチで表現される千葉の魅力は創造力を掻き立てました。こちらのスケッチは佐原の船めぐりの様子。

Tour No.2 内容2

電車の音を流しながらのスライド送り。まるで、車両に揺られているかのような雰囲気を演出しました。

Tour No.2 集合写真

ツアー参加者と一緒に記念撮影(写真は2021年8月21日の回)。この日は、メキシコ、ポルトガル、チリ、パラグアイ、フィンランドの方などの参加でにぎわいました。

Tour No.2 犬吠埼クイズ

新たに描き下ろした水彩画で、銚子の「犬吠埼」にちなんだ動物をテーマにクイズ出題。

Tour No.2に参加したゲストより「ツアーで最も印象に残ったこと、新たに得た情報や知識は何ですか?」

※コメントはCity Castが翻訳しました。

  • 12年ごとに開催される香取のお祭り。
  • 私はペットが大好きなので、七日七晩侍を待って岩になってしまった犬の話が気に入りました。
  • 私の母国語であるスペイン語で行われ、そしてまた私の両親、祖父母の生まれた国を垣間見ることが出来て、とても気に入りました。
  • (1)灯台の重要性、(2)鉄道維持のための配慮と努力、(3)マグロ・サケ漁が重要な活動であること、(4)花の栽培
  • 地域を知り、クイズによってコミュニケーションを図ること。
  • 水彩画、写真、説明、クイズ等、ツアーのプログラム
  • 皆さんスペイン語できるのには驚いた。

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Tour No.3【英語ツアー】結果概要

Tour No.3

【日本語タイトル】千葉の歴史と文化のツアー

日本遺産認定の北総の街並み、寺の街成田、城の街佐倉を案内したプログラムです。2020年に自主学習グループとして誕生した、息の合った「メッタケン」グループによるプログラム。映像やクイズ、新聞紙で「かぶと」を折るなど、まさに、北総の地を舞台に歴史や文化を、おススメの名所を尋ねながら楽しく体験型で学べる内容となりました。なお、同内容のプログラムは、日本財団ボランティアサポートセンターがAirbnb日本法人と共同で実施したバーチャルツアーでも提供されました。

開催日程

  1. 2021年8月5日(木曜日)19時から20時
  2. 2021年8月21日(土曜日)18時から19時
  3. 2021年9月4日(土曜日)9時から10時

企画グループメンバー

8名

ツアーの一コマを写真で紹介

Tour No.3 内容1

お寺の境内の雰囲気を味わってもらおうと、映像と音で紹介する様子は臨場感あふれるものでした。

Tour No.3 内容2

多くの外国人ゲストが関心の高い「サムライ」文化を、武家屋敷の紹介を通して学びました。竹林に囲まれた武家屋敷など、佐倉を紹介する動画も人気でした。

Tour No.3 記念写真

ゲストと一緒に記念撮影(写真は2021年8月21日の回)。この日は、イギリスやオーストラリア、フィリピンの方などの参加でにぎわいました。

Tour No.3 かぶとの折り方

ツアーの最後には、各自用意した新聞紙を折って「かぶと」を作りました。ツアー後、ゲストにサンキューメールを送る際には、かぶとの折り方を図解した説明書を記念写真と一緒に送付しました。

Tour No.3に参加したゲストより「ツアーで最も印象に残ったこと、新たに得た情報や知識は何ですか?」

  • お城や侍の刀、鎧
  • 最後に、侍のカブトを作るのも楽しかった。小さい子がいるので、2つ目を作ってあげたい。
  • 千葉の美しさや観光地について説明されていたこと。お寺や花の庭園、竹林、食べ物など、とても興味深かった。
  • 映像や音声、チームのみなさんから得たホスピタリティやエナジー、日本での体験をゲストと共有しようという気持ちが、とても印象深かった。
  • ツアーホストは歓迎的でゲストに対して気配りが利いていた。ゲスト個人の名前を呼ぶことで、参加のモチベーションを引き上げていた。
  • 参道を見て周りながらお寺を散策するのはとても良かった。石鹸の香りをかいだり、抹茶をいただくのに足を止めたりしながら。桜のきれいなスポットを知ることができたのもよかった。和やかな音楽とともに、竹林を通って武家屋敷まで散策するのもよかった。チューリップやひまわりなど、フラワーフェスティバルを見るため、ぜひ今後、日本を旅したい。
  • ビデオがよかった。まるでそこを歩いているような感じがしたし、日本をまた旅行したい気分になった。もっとビデオがあってもよい。

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Tour No.4【英語ツアー】結果概要

Tour No.4

【日本語タイトル】成田空港からのお気軽旅~日本の食文化をたずねて、酒と醤油を中心に~

海外でも人気の和食。その中心的食材である「発酵食品」をテーマに、発酵の里、神崎を訪ねるプログラム。空港でゲストをご案内するなど、日頃活動を共にしているメンバーが集い、空港からちょっと足を伸ばして体験できる千葉の食文化の魅力を詰め込んだ内容となりました。伝統的な酒づくりの工程を、実際に酒蔵や工場の見学をして収集してきた写真や体験談を交えながら、発酵に関する詳しい情報や技術を学んだり、世界の発酵食品をテーマに楽しい語り合いの時間で盛り上がりました。

開催日程

  1. 2021年8月5日(木曜日)19時から20時
  2. 2021年8月22日(日曜日)9時から10時
  3. 2021年9月5日(日曜日)18時から19時

企画グループメンバー

8名

ツアーの一コマを写真で紹介

Tour No.4 内容1

日頃、空港から千葉や都内、全国各地へのアクセスを案内することに長けているCity Castならではの、わかりやすい神崎へのアクセス情報の説明がありました。

Tour No.4 内容2

実際に神崎の酒蔵や醤油工場を訪ね、体験してきた内容を写真に収めて紹介しました。

Tour No.4 記念写真

ツアー参加者と一緒に記念撮影(写真は2021年8月22日の回)。この日はオーストリア、アメリア、オーストラリア、スリランカ出身の方などの参加でにぎわいました。好きな飲み物を持ち寄りって「乾杯!」

Tour No.4 ディスカッション

ディスカッションタイムでは、ゲストそれぞれの国の発酵食品や食文化について意見交換して盛り上がりました。食に関するグローバルな関心や、皆さんの自国の食材への愛着が感じられました。

Tour No.4に参加したゲストより「ツアーで最も印象に残ったこと、新たに得た情報や知識は何ですか?」

  • 麹はすごい。酒を造る工程が興味深かった。
  • 緻密な製造工程やバックグラウンドの情報も良かった。
  • 工場の中を見ることができたのは興味深かった。参加者同士で交流を図ることができたのもよかった。
  • 様々な国の熱心な方、特にツアーホストと出会うことができたのがよかった。
  • 様々な異なる発酵食品があることや、各国でもそれぞれの発酵食品があるということが興味深かった。また、ふつうのお醤油と生醤油の違いも説明してくれた。また日本を、そして千葉を訪れる日を楽しみにしています!
  • 醤油と味噌が同様な工程で作られるというのがとても興味深く、知ることができてよかった。

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Tour No.5【英語ツアー】結果概要

Tour No.5

【日本語タイトル】私の家に来てね!日本の伝統的な家屋と食文化を見てみましょう

City Cast Chibaのお宅を実際に訪問しているかのような体験ができるプログラム。アットホームな雰囲気の中で、日本の生活様式や文化を学ぶことができる内容となりました。靴を脱いであがる玄関、ふすまや畳の機能、神棚、一般家庭での食卓の様子や食材などを知るとともに、ツアー後半には「家の外」にも目を向けて、海や花畑、果物狩りなど、房総半島の自然が織りなす魅力を紹介しました。

開催日程

  1. 2021年8月4日(水曜日)9時から10時
  2. 2021年8月8日(日曜日)18時から19時
  3. 2021年8月9日(日曜日)19時から20時
  4. 2021年9月5日(日曜日)9時から10時

企画グループメンバー

6人

ツアーの一コマを写真で紹介

Tour No.5 内容1

スライドの説明のみならず、実際にライブでお宅の中を紹介する様子は臨場感にあふれていました。

Tour No.5 内容2

千葉の海を紹介する際には、City Castが実際に撮影した海中の写真も。果物狩りの魅力をまとめたオリジナル動画も人気でした。

Tour No.5 集合写真

ゲストと一緒に記念撮影(写真は2021年8月9日の回)。この日は、ドイツやイギリス、アメリア、イラン、タイの方などの参加でにぎわいました。「ファニーフェイス」の写真撮影から、リラックスしたゲストの様子がうかがえます。

Tour No.1 祭り寿司

City Castが各ツアーの前に仕込んでおいた「祭り寿司」を「Open Sushi!」の掛け声で実際にデモンストレ―ション。出来栄えにゲストも一同に驚いていました。

 

Tour No.5に参加したゲストより「ツアーで最も印象に残ったこと、新たに得た情報や知識は何ですか?」

  • Tsuneさんの個人のお宅訪問ができて光栄に思います。
  • 飾り寿司、襖の寝室…を見て、日本を恋しく思いました。
  • 日本の家庭での生活、畳の部屋
  • ツアーはとても良く運営されていて、それぞれがよく準備をし、トピックに関して高い知識を持っていた。
  • 知識を共有したいという熱意を持ったローカルな人々によるプレゼンテーション
  • ツアーホストが異なる年齢世代で、様々なエリアを扱っていたこと
  • 房総半島のお話、日本食、千葉の美味しいお米の情報、障子やTsuneさんの家
  • スキューバダイビングのパートについて印象に残った。

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ツアー参加者(ゲスト)からのフィードバック(全ツアーから一部をご紹介)

シティキャストと対話や相互の交流をよく図ることができましたか?

※コメントはCity Castが各国言語から翻訳しました。

  • コロナのため実際に旅行には行けませんが、この遠く離れた交流を通して、とても貴重な体験をすることができました。
  • 皆さんがとても努力して千葉県の特色を教えてくれたと思います。
  • 自分たちの住んでいる地域の見所を喜んで共有しようとする「おもてなし」の精神が素晴らしかった。
  • もっと千葉のことを知って訪れたいと思うようになりました。
  • たくさん交流できた。シティキャストは優しく、全ての体験は心地よく興味深いものでした。
  • 皆さんとても分かりやすく説明され、資料も良かった!
  • ボランティアの皆さんの大きな熱意と愛情!
  • 歓迎的な笑顔やボディランゲージ
  • 日本人のホスピタリティはベスト!
  • 国際的なインタラクションができたと実感
  • ツアー3、4、5に参加したが、どれについても、日本のことや、例外なく温かく歓迎的な人々について知ることができた。
  • とても良いものなので、BBCのような各国の国営放送でもっと広報してもらえたらよい。
  • ゲストが交流できるようによく計画され、十分な時間が確保されていた。
  • パワーポイントのプレゼンという静的なものより、人と人とのつながりという相互の交流がより価値がある。画面越しのそのような温かみを感じることができ、有難く思います。
  • チャットを使ってクイズの答えやコメントを送信する方法も教えてくれたので安心した。
  • 良く構成されていたが心地よいと感じるほどなめらかではなかった。
  • ノートを読んで話すというのはお勧めではない。もっとカジュアルに話すことができれば、さらにフレンドリーなものになるはず。Q&Aの時間がもっとあるとさらにインタラクティブで興味深くなる。

東京2020大会中のシティキャストの活動について、コメントやご意見

  • コロナが厳しい状況の中、この様な活動を主催してくれた事に感謝です。
  • これまで、千葉のことは全く知りませんでしたが、今では、日本を訪れる際には、千葉というエリアは訪問先リストにアップされました。皆さんのホスピタリティはとても尊いものです。企画してくださってありがとうございました。
  • これは良い企画だと思います。外国人に向けて当地に気軽に来れる情報と機会を与え、より良い旅行計画ができるでしょう。
  • 今回のバーチャルツアーに参加できたことは、とても光栄です。1時間という短い時間でしたが、参加された皆さん、一人一人にとって、とても有意義な時間だったと言えるでしょう。主催者とシティキャストの皆さんに本当に感謝です。ご苦労様!中国語もとても上手!コロナが収束したら皆で一緒にリアル旅行したいです。ありがとうございました!
  • 皆さんの弛まぬ献身的な努力にありがとう。
  • オリパラ後も観光にきた個人旅行の外国人向けに、ボランティアが案内してくれると嬉しいと思います。案内だけではなくて、交流会を開催したりも嬉しいと思います。
  • 実際にツアーを行ってるような感じの内容を準備されていました。
  • 皆さんが勇気を持って言語を学習していることを称賛します。外国人と流暢に、意思疎通のために力が発揮されていました。皆さんの心配りに感謝です。
  • 東京2020大会の素晴らしい功績に対し感謝と称賛しかありません。パラグアイから毎日楽しむことができました。
  • オリンピックのために日本に行く計画をしていました。そしてこのバーチャル体験は千葉の地域を少し深く知る良い機会でした。本当に今日のツアーの場所に行ってみたいです!
  • オリンピックやパラリンピックのような大規模イベントを、特にコロナウイルスの世界的大流行の中で行ったのは見事です。他の国だったら、日本のようには成功出来なかったと思います。日本のボランティアの素晴らしいおもてなしは、世界でも際立っています。同様にこのバーチャルツアーでは、私たちは皆、素敵な笑顔と楽しいおしゃべりで迎えられました。この様な素敵な体験をありがとうございました。
  • コロナのおかげで、外国人の来訪が許されなくなってしまったなか、このようなバーチャルツアーはすばらしい代替企画。すべてのプレゼンテーションを本当に楽しむことができました。このような時間とハードワークに感謝いたします。
  • 日本の皆さんが、実際に人に対面で会ってご案内することができなかったことについては、本当に残念に思います。しかし、彼らの努力はたいへん称えるべきことだと確信しています。安全に旅行できるようになったらぜひ日本を訪れたいと思いますし、実際に、今回のツアーの内容を体験したいと思います。
  • 日本を訪問させてくれてありがとうございました。
  • すべてのボランティア、特にシニアの方が、外国人ゲストとコミュニケーションを取ろうとする姿について感銘を受けた。
  • 素晴らしい活動です!是非継続的に行ってください!応援します!
  • 数年以内に、日本を訪れるときにはツアーホストに会えることを願っています。
  • このような素晴らしいオリンピック・パラリンピックプログラムを開催してくれて、世界は日本に対して多く負うこととなった。パンデミックにより荒廃した中、世界の多くの人たちがこのような素晴らしい達成について畏敬の念をいただいてることは間違いない。日本にまた安全に訪れることができたらば、千葉のシティキャストとコベントリーアンバサダーとの間で交流ができたらと考える。(ロンドン2012大会時の都市ボランティアより)
  • 今回のように、日本の他の都市のツアーについても見てみたいと思いました。素晴らしいイノベーションです。

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準備から本番まで

ツアーが誕生するまで

※すべての活動は基本的にオンラインで実施。

2021年5月28日、29日 リモート・多言語ボランティア説明会 バーチャルツアーとは何かの説明、ツアー企画グループリーダー、メンバー募集を開始
2021年6月中 グループ編成 関心をもとにグループを編成。メンバーが不足するグループについて、個別に関心のありそうな方にお声を掛け、全5グループが誕生。
2021年6月24日 グループリーダーミーティング 5人のリーダーが集まり、リーダーとして各グループで企画を進めるにあたってのポイントやスケジュールなどを確認。
2021年7月1日、7月3日 ミニ講義&企画準備会

バーチャルツアーの企画のポイントを専門家のアドバイスを受けながら学習。各グループで、ツアーのテーマについて話し合いをキックオフ。

以降、グループごとに具体的な企画を進める。

2021年7月7日、9日 国内・海外メディアリリース  
2021年7月11日 企画進行案の第一次提出 方向性について専門家から改善に向けたフィードバック
2021年7月下旬 企画進行案の第二次提出 各グループの進捗を見ながら、当日の進行スライドとともに段階的に提出。専門家から改善に向けたフィードバック
2021年7月23日 ツアー参加者募集開始 オンライン・先着順で受付開始。

2021年7月31日から8月上旬

直前練習会  

2021年8月4日から9月6日

バーチャルツアー本番  

 

City Cast Chibaのデイリーレポート

ボラメーター

新しいことにチャレンジし、日々奮闘するCity Cast Chibaの姿が想像いただける、City Castからの活動日記をご紹介します。

(リモート活動の日々の活動時間や活動に取り組んでの感想を一言でレポートする「ボラメーター」に寄せられたコメントをまとめたものです。)

準備段階

  • バーチャルツアーミニ講座に参加して、中国語グループの発表を確認した。中国語はほとんど話せないが、いい研鑽になると思い、参加することを表明。
  • テーマが決まり、メンバーの担当を決めた。それに従って各自作業を進め次週集まることになったが、上手くスライドがまとまるか不安。
  • メールとSNSにてスライド内容を固めてゆき、現状の内容を各担当から発表を行った。まだ日本語ベースなので、これを基に中国語訳のスライドを作成し、次回持ち寄ることになった。8月前には内容を固める必要があり、尻に火が付いた状態。メンバーにも緊迫感が出てきた模様。
  • メンバーの日程調整表をつくり、イメージビデオを調整。
  • ツアー企画、素材集めのため、神崎調査に行きました。
  • 事務局とアドバイザーによるワンポイント助言「効果的なストーリーが必要」
  • ツアー準備のため、線路沿いを車でロケハン・写真、動画撮影を実施。約40年ぶりのふるさと探索となり、また目的としていた「犬吠埼ーロカ岬との記念碑」を写真等に収められ、楽しいひと時となった。
  • 前日までに集まったメンバー作成データを元に、パワポ(動画を含む草案)作成し、メンバーに共有。メンバーからは概ね好評を得たが、電車の車内写真等が無く没入感が不足し個人的には不満な出来。
  • 房総のむらに潜入してバーチャルツアーの材料を集めてきました。暑くて大変でした。
  • 発表用のスライドに挿入する写真を撮る為と現地の実情を確認するため、実際に自転車で犬吠埼灯台、屏風ヶ浦、成田国際空港などを訪問。いい写真が撮れたが体は疲れた。
  • 原稿準備が楽しいです。
  • 日本語・スペイン語対比の文書づくり。久しぶりにスペイン語訳、時間がかかった。
  • ツアー申込者への短いメッセージを作成。申込人数まだが少ないということで、海外の知り合いあちこちにメールを書くのに数時間かかる。
  • この日は初めて他のグループのバーチャルツアー見学。参考になる。
  • 千葉県の観光サイトの写真をイメージ動画に使わせてもらうことに。たくさんある中から写真を選ぶ。綺麗な写真が多い中で、芋ほりや、落花生掘りの写真は、スライドにするとわかりづらくて使うことができず残念。
  • 写真のリストアップ。花、果物の旬の時期を調べ、カレンダー順に並べる。こうしてみると、千葉県は農作物や綺麗な花が見られる場所が何と多いことか、と思う。
  • メンバーがそれぞれ作ったパワーポイントスライドを集めて一つにする作業。パソコンの調子が悪くてパワーポイントを送信するのに手こずるメンバーがあり、少し作業は難航。でも何とか一つになる。
  • ツアーアドバイザーからのアドバイスを受けて パワーポイントのデザインとビデオを修正。
  • ツアーのオペレーションを担当することに。その練習会をしています。リーダーは包括的に参加者を観る担当になります。
  • ツアーの練習会。中国語の発音がうまくできていないので、堪能な方による指導を受ける。前途多難。
  • カナダの古い友人からFacebookで久しぶりに連絡が来たので、ついでにツアーのお誘いをしました。

直前期

  • 通し稽古、司会とナレーション担当メンバーの上達ぶりは、各自の練習の賜物だ。クイズ実施内容とタイミングも決定。
  • リハ前の通し練習ができて、大分まとまってきました!
  • 各自分担を通しで時間測定し、何とか行けそう。
  • ツアーのリハーサルを行いました。メンバーのネット環境が悪く、落ちてしまいました。本番に向けて対策を講じます。
  • 台本で全員揃って初めて通しで練習。完璧を目指さない!ので、何とか形になっているかな。
  • スライド誤記訂正とシナリオ内容の更新。いよいよ本番に向けた最終フェーズ。
  • 事務局主催のプレゼン練習会前のスライド内容や発表方法についての確認会を行う。プレゼン練習会がどうなるか不安がいっぱい。
  • 最終調整でクイズを追加し、ゲストとのやり取りをより明確に。
  • どうしたらきれいに動画とスライドつなぐか練習

初回ツアー実施後

  • バーチャルツアーの本番。ゲストの方も喜んでくれたようで、やって本当に良かったと思いました。

  • 1回目のバーチャルツアーを実施。やはり緊張と練習不足で自分自身とメンバーに色々な修正点が見つかった。参加者が喜んでくれていたのが唯一の慰めになった。
  • 1回目の本番。ゲストは少なかったがゆっくりお話ができとても楽しい時間でした。
  • バーチャルツアー参加お礼メールを書きました。ツアーで説明不足だった点をちょっと追加したら喜んでいただけました。
  • 短い準備期間でプログラムを作成し練習を重ねたのは大変でしたが、素敵なゲストに恵まれ、とても楽しい時間を過ごすことができています。全てが未来へつなげる勉強になり、感謝しております。
  • シナリオとパワポの最終更新。最後に一枚のスライドをナレーションに合う様に変更。みな積極的にコミュニケーションをとられていて素敵だった。自分も見習いたい。
  • 明日朝のツアーで見せる房総祭り寿司を3種作りました。できて良かった!明日までラップに包んで冷蔵庫で保管です。今日はちょっと頑張ってハードルが少し高いツバキの絵柄にも挑戦しましたよ。
  • 2回目の本番。参加者も多くにぎやかで盛り上がる。
  • 本番2回目。Q&Aもうまくいったと思いますが、画面送りの工夫の必要あり。
  • 最終回は定員15人を超えた申込みと聞いて感激。情報を広げてくださった友人たちにお礼のメールを送ろうと思います。ハンブルクの方は機会あるたびに申し込みリンクを添えて世界中の仲間に宣伝してくれていました。
  • 最終回発表に向けてスライドの内容の再チェックをしました。この段階でも色々な修正が入ります。
  • 自分が欠席になる2日目のバーチャルツアー実施において、自分の担当部分の引継ぎを行った。他のメンバーは実力があるので問題ないと思った。
  • ツアー最終回に向けての最後のチームミーティング。参加者からのフィードバックを受けてスライドや説明文章を変えてくださったので、当日用パワポスライドや台本の調整に手間取っています。ツアーもいよいよ最終章。ちょっと名残惜しい..
  • 最後の本番、コベントリーの方々が参加してくださり、親しみが湧き、和やかなツアーに。見学者から忌憚のない意見いただき、直すべくは直すで次回の糧に!

ツアー終了後の感想

  • 都合3回のバーチャルツアーを完遂。魅力あるツアーとするため、企画段階でのシナリオ作りと仕立てが重要。次は新しい手法を盛り込んで行きたい。

  • 外国の方にクイズなどでintractiveにツアーを進めることが出来て楽しかったです。

  • 2か月間取り組んできたバーチャルツアーも今日で終わり。ロス感がひしひしと迫る...

  • トラブルもチームワークで乗り切り、皆さんに楽しんでいただけたと思います!

  • 食に関する内容で、活発なやり取りがなされ成功裏に終わった。

  • 沢山の参加者で盛り上がった。

  • 最後のツアー、終わったというホッとした気持ちと終わってしまったというちょっと寂しい気持。複雑でした。

  • 下手なスペイン語で緊張したが、リモートでも知人に会えたことはうれしかった。

  • 中国語グループに参加できてよかったです!ゲストに感謝!メンバーに感謝!企画してくれた県スタッフに感謝!!

  • 現場での案内ボランティアがなくなった分の心の隙間が埋まりました。何よりも、崇高なボランティア精神をもった仲間に出会えたことが一番の収穫です。

  • バーチャルツアーの最終回を無事終わることができて達成感がありました。2か月弱の活動でしたが、楽しく取り組めました。

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各ツアーに参加したCity Cast Chiba見学者からのコメント(一部を紹介)

多くのCity Castが見学者としてツアーに参加し、盛り上げてくれました。以下、「ボラメーター」(上項目参照)に寄せられた見学者からのコメントをご紹介します。

  • 見学だったので気楽に楽しめましたが、ツアーを企画・制作された皆さんは大変だったと思います。
  • プレゼンターの画面が突然落ちてしまうことがあっても、とてもスムーズにその後につなげられて、凄いなと感心。チャットにも皆さん良く反応して、いろいろな意見が出ましたね。楽しいツアーでした。ありがとうございました。
  • 千葉県には誇れる文化財が多くあることが分かりました。
  • ツアーの案内を国内外在住外国人に送付したところ、大多数から興味ありの返答があった。
  • 発表者の方々のリアルなご案内がボランティアによるツアーらしく好感が持てました。
  • 裏方のご尽力、取りまとめなどのご苦労も想像できました。私には難しいツアー企画の作成ですがユーモア感を感じられる箇所・雰囲気があると更にいいなと思いました。
  • 上手に構成されていました。チームワークもよく、事前の準備を綿密にされたのがよくわかりました。
  • いろいろな方法を駆使して案内されていて、興味深かったです。手作りなのが温かい気持ちになりました。また、自分でやる機会があったら参考にさせていただきたいと思いました。
  • リアクションやコメントなど積極的に活動しました。
  • 銚子近くに10年住んでいたので懐かしい風景を素敵な絵とガイドでたどることができ、あの辺りの魅力を再確認。もっと語学力があればご一緒に企画できたらよかったのに、と残念です。スペイン語圏らしく明るく盛り上がってよかったです。
  • いつか海外の方をご案内できる機会に備え、今から何かできることを始めたくなりました。
  • キャストの方々の流暢なスペイン語を聞き、今後も様々なボランティア活動をしたいので語学の勉強をしたいと思いました。
  • 写真や、質問、太巻寿司の実物と、千葉の魅力を伝えるのに、参考になりました。(千葉にいると)あたりまえすぎるようなことも、聞かれたときに説明できるよう、千葉について深く知らないと、と反省。
  • ホスト側と ゲスト側のフランクで自然な会話のやりとり、充実したツアー内容が素晴らしかったです。楽しく参加できました。
  • 海外のゲストの方の雰囲気もわかり楽しかったです!
  • ゲストの方とホストの方の交流がナチュラルで、見学していても楽しかったです!
  • 説明が聞きやすく楽しかったです。3回で終わりですか?外国人の方々にも、もっと見て欲しいなと思いました。
  • 千葉の素敵なところをもっともっと海外の方に知ってもらい、千葉に来て頂きたいです。
  • バーチャルツアーを企画・作成してくださっている皆様がとても楽しそうで、私も作る側に参加してみたいと思いました。
  • 当初、企画グループに参加させていただき、ツアーを作るつもりでしたが、大会ボランティアのシフトもあり、時間的に無理だと思い、撤退しました。見学者として参加してみて、多少無理してでも続ければよかったと後悔しているところです。オンラインではありますが、外国の方に自分が推薦する千葉の魅力を直接、説明できるというのは貴重な経験で、またとない機会だと思いました。今後、このようなイベントを催すことがあれば、その時は、絶対にプレゼンターとして参加したいと思います。

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City Cast Chiba バーチャルツアー企画グループインタビュー

バーチャルツアーの企画運営について、リーダーやメンバーとして取り組んだCity Cast Chibaの4人の方にインタビューを行いました。ツアーづくりの実際、グループでボランティア活動を進めるポイント、今後の展望など、皆さんのボランティア活動を考えていく上でのヒントが得られるはずです。

ツアーNo.5(英語)企画グループインタビュー:リーダーTsune(岩立庸太郎)さん×メンバーみっちーさん

Mr.Iwatate

Tsuneさん(リーダー)

Micchi

みっちーさん(メンバー)

まず、バーチャルツアーを終えて、率直な感想を一言で教えてください。

リーダー:Tsuneさん

素晴らしい企画でした。一生忘れることができない経験ができたと思っています。チームワークが良く、皆さんの才能が集約でき、計画の段階から楽しみながら作り上げることができました。

メンバー:みっちーさん

現場に立って案内活動ができた場合は、一日5時間掛ける5日、25時間程度で終了のはずでした。バーチャルツアーに携わり、それとは比べ物にならないくらいの時間を費やしました。海外の方が喜んでくださって、やってよかったと心から思います。回を重ねるごとに熟練さを増して、最後には感無量、達成感でいっぱいでした。みんなでひとつのものを作り上げる、何物にも代えがたいことだと思います。

Tsuneさん

私たちの班は、お互い、知らない者同士で班を結成してスタートしました。ただ、逆に固定観念がないところでゼロから積み上げていく、みんなで日々進歩しながら、調整していくという強みにつなげることができたと思います。

City Castのお宅を訪問するという切り口は参加者の興味をそそるものでした。どのような着眼点からそうしたテーマ設定にいたったのでしょうか。

Tsuneさん

他のチームとの差別化を意識しました。普遍的なテーマではそれは難しいので、いろんな意見が出てきた中で、最終的に「お宅訪問」というパーソナルなところに寄せていきました。肖像権や著作権も本人らが了解すればよいので、資料づくりの上でも自由度が高かったです。

日本家屋や日本の食卓であれば、外国人の方にもきっと楽しんでもらえる。そこからさらに家を飛び出し、果物狩りや海のレジャーの紹介などをとおして、千葉の特徴的な魅力へと自然に関心を引いていく工夫ができたと思っています。

思い出に残ったエピソードはありますか。

みっちーさん

お宅訪問がテーマでしたので、ゲストに送付する直前リマインドメールでは、「笑顔だけ」手土産に気楽にお越しください、とのメッセージを添えました。バーチャルですから、まさかゲストが実際に手土産を持ってくることは想像もしていません。しかし、実際にツアーに参加された方が、家の玄関前で花束を持っているご自身の姿の合成写真を作り、サムネイル画像で表示されていたんです。とっても粋なことで、後からじわじわと感謝の念がこみあげてきました。

リーダーにうかがいます。活動をリーダーとして引っ張っていくには勇気がいることだったと思いますが、お手をあげてくださったのはどのような思いからでしょうか。

Tsuneさん

歳を重ねているからこそのリーダーシップの形があると思いました。性格的にも、自分はリーダーという立場でむしろ楽しめるだろうと。勇気や覚悟なんてものはなく、肩肘はらず普段のまま臨んだというのが正直なところです。これまで、失敗も含めてたくさんの経験をしてきました。ダメ出しを受けた回数はあなたの食べた米粒の数よりある(笑)。みんな完璧ではありません。大切なことは、問題意識をもって、こうしたらみんながついてきてくれるかな、と、やってみて成長していくことだと考えます。

具体的に工夫した点は、会議の上では、リーダーとして、方向性や着眼点を明確にするようにしたこと、進捗状況を把握して、皆が互いの足りない部分を補っていけるようにしました。否定的な発言をせず、楽しみながら進めていく空気感を作ることも大切です。何かを決定する上でも、参加型、みんなで決めるということを大事にしました。

みっちーさん

リーダーからは、みんなの気持ちをひとつにまとめるための配慮を感じました。みんな仕事を持っていますから、オンライン打合せをするにも、同じテーマで2回に分けて実施する手間もありました。そのような時、リーダーは必ず両方に出席され、丁寧に意見を集約していました。私は、そうしたリーダーの動き方を見ながら、議事録をまとめてメンバー間で情報共有し、話がまとまりやすいようサポートしました。

みっちーさんは様々なことに気を配りながら、メンバーとして強くコミットされていたように思います。具体的にどのような活動をされたのでしょうか。

みっちーさん

はじめ、メンバーとして活動するか悩んでおり、事務局に相談したところ、後方支援でも構わないということでしたので、飛び込んでみました。

私は、都内のボランティアガイド団体に所属していますが、東京2020大会の前に、海外の都市案内ボランティア仲間に東京を紹介するという活動に関わりました。その際に活動をまとめていた方が、誰がいつトラブルに陥ってもみんなで穴埋めができる体制を取られていたことに感銘を受けました。

このバーチャルツアーの企画や運営においては、その時に学んだ視点も生かしながら、PC・ソフトの操作のテクニック、動画づくりやスムーズな再生、ライブ感を演出するための祭り寿司のデモンストレーション、記念写真のスクリーンショット撮影など、ツアー当日の円滑な運営や演出に取組みました。また、できるだけ多くの方に参加していただこうと、海外の知人などに声をかけたり、参加してくれた方にフォローアップのメールを丁寧に書いて送るなど、次々アイデアを提案しながら取り組んでいったところ、後方支援と言いながらも、それなりの時間を費やして充実した活動につながっていきました。

ツアーの企画で学んだことや、それをこの先どのように生かしていくことができそうですか。

Tsuneさん

外国人の方をご案内する「柏グッドウィルガイド協会」という団体を運営していますが、そのような活動においてもバーチャルツアーを立ち上げることができないか考えています。感染症の影響で海外からの旅行者がいつ復活するか見通しが立たないなか、ただ、待っているのではなく、今から、外国人の方がどういうことに興味があるのかをつかみ、バーチャルツアーをとおして事前に関心を高め、基礎知識を得てから実際に来てもらう。そうすることでリアルな旅をした際の日本や千葉の楽しみ方が変わってくると思うのです。実際、ツアーの中で外国人ゲストから、素朴な着眼点から質問をたくさんいただき、気づかされることがたくさんありました。

今後も仲間と交流を続けながら、メンバーから教えてもらったITスキル、さまざま得た知見を、ボランティア活動に生かしていきたいですね。

新しいことに踏み出してみたいと考える人たちに、一言、アドバイスはありますか。

みっちーさん

年代の異なる人たちとの交流の中で、みんなで一つのものを創るという経験ができる機会は、あまりないと思いますが、ボランティア活動にはおいてはそうした機会があると思います。一回飛び込んでみて、これならやれるかな、というように、できるところを探していくのがよいと思います。今回のツアー企画においても、色々な参加の形がありました。ここで出会ったつながりを、これからも大事にしていきたいと思います。

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ツアーNo.1(中国語)企画グループインタビュー:リーダー山田さん×メンバー谷口まなみさん

Mr.Yamada

山田さん(リーダー)

Taniguchi

谷口さん(メンバー)

まず、バーチャルツアーを終えて、率直な感想を一言で教えてください。

リーダー:山田さん

大感謝です。メンバー同士の助け合いやお世話になった事務局、参加していただいたゲストの皆さま…、今、思い起こしただけでうるうるして来ます。

メンバー:谷口さん

やってよかったです!シティキャスト同士が知り合うこともできましたし、オンラインで世界とつながれるんだということ、新しい発見ばかりで、やってよかったと思います。私は飲食店を営んでいますが、先日、お客さんでいらしたハーフの若者にこの話をしたら、「教えてほしかった!」と、とても興味を持って話を聞いてくれました。同じ中国語圏でも、大陸の中国と、台湾という関係となると、あまり仲が良くなかったりすることもあるかと思います。市民同士の間でこうした交流が進むと、国際理解が進んでいくと思います。とにかく、仲間と共に歩んだ、濃い夏でした!

 

中国語グループは、とてもメンバー間が仲良く、和やかな雰囲気がゲストにも伝わっていたように思います。どのようなことに気をかけて、グループ運営を進めていきましたか。

山田さん

中国語グループは、他のグループに比べると決して語学力のレベルが高くありませんでした。はじめ、中国語でツアー企画を頑張りたいと名乗りを上げた方は数も2人と少なかったのですが、2020年度中、自主活動として誕生した中国語学習のグループのメンバーに声をかけたところ、徐々に名乗りを上げてくださる方が増えていきました。成田空港エリアに加えて、成田市内エリア、浦安市内エリア、千葉会場エリアのCity Castの皆さんの参加があり、個性的なグループになりました。

中国語の発音については、ゲストに伝わるようにと、打合せの度に、発音の苦手なメンバーを囲みながらみんなで一生懸命、何度も何度も練習しました。でも、発音というのは急に上手になるものではありません。それでも、ゲストの方々に「あ、この人たちすごく練習してきたんだな」と伝わること、楽しい雰囲気を出していこうと、心掛けて練習や打合せを重ねていきました。

中国語だけでなく、メンバーそれぞれが、他の分野で強みを持っていることにも気づきました。たとえば、谷口さんはとても上手にプレゼン資料を作ることができるし、他にもムードメーカーとして明るく盛り上げてくれる方、パソコン操作の知識やロジ的な連絡調整がとても得意な方、中国で働いた経験のある方…、みんながポンっと集まることで、良いものができたのだと思います。

谷口さん

何より、リーダーの人徳でみんなが和気あいあい和やかに楽しく進められたのだと思います!


たくさんのお知り合いにゲストとして参加いただけるよう、積極的にお声かけいただきました。今回はオンラインとはなりましたが、あらためて「世界とつながる」ということについて、どんな意義や効果があるとお考えでしょうか。

山田さん

世界平和につながる方法のひとつだと思います。一国の大統領と総理大臣が会談するとかいうような大きなことではないかもしれないけれど、知らないどこかの国や地域の方と話をするだけでも、それは世界平和につながっていくことだと思うのです。こうした活動を通して、他人を思いやること、お互いの良いところを学び合うということについて、あらためて学ぶことができ、自分の成長につながっていると思いました。

 

谷口さんは台湾華語が得意ということですが、メンバーの多くが学んでいた北京語でのツアーづくりを進めていく中で、難しいことはありましたか。ツアー中はどのようなことに心がけて運営を行いましたか。

谷口さん

台湾で習得したマンダリン(北京語)も基本的には中華圏の共通語なので、会話上のコミュニケーションで困ることはありません。

ですから、オンラインでのコミュニケーションで、問題に思うことはありませんでした。(実際、ゲストも中国や台湾・シンガポール・マレーシアなど、世界各国に住む中華圏の方の参加がありました。)ただ、プレゼン資料に記載する時の漢字表記は、簡体字(中国)と繫体字(台湾)でかなり違いがあります。今回のツアーは、私以外の皆さんはメインランド(大陸)のマンダリンを学習されたメンバーが多かったので、私の場合、繁体字で発表資料を作り、それを仲間のメンバーに簡体字に変換してもらいました。ゲストに楽しんでもらおうと、皆で力を合わせて作り上げました。一番印象的だったのはメンバーのその想いがそのままゲストにちゃんと伝わっていたことです。ツアー中の画面上を観ていると、こちらの中国語の発音が伝わりにくくて、最初は「ハテナ?」を浮かべているゲストも、段々と画面を覗き込み、理解しようと頷きながら真剣に聞いてくれました。結果、私たちメンバーが年齢や立場を超えて「ゲストに楽しんでもらいたい!」と頑張ってきた気持ちを感じ取ってくれたのがわかりました。お互いの交流しようという想いは、国や身体的距離を超えて伝わるのだと実感しました。

ツアーづくりにおいて、工夫を凝らしたことはどんなことでしょうか。

谷口さん

ツアー自体は、県内の東へ西へと、三つのサイクリングコースを設定し、サイクリングで回遊しながら、各スポットに立ち寄っていくという構成でした。私は海外からの友人を連れて行くと必ず喜ばれる、栄町にある、県立体験博物館「房総のむら」を紹介したいと思い、息子を付き合わせて実際「房総のむら」へと出かけ、忍者のコスプレ姿で食事をしたり、体験学習をしたり、数日通って写真をたくさん撮影してきました。

それでプレゼン資料を作成することになったのですが、学生時代にデザインを学んでいたとはいえ、時代が時代なので、当時、パワーポイントなどというものは使ったことがありませんでした。ただ、「今回、資料はパワーポイントで編集」と言われて、初挑戦!やってみたらとても楽しく作業も進み、操作担当のメンバーから、「アニメーションを使い過ぎて、操作のタイミングが難しい」と言われるほどに(汗)。

結局のところ操作も好き勝手に自分でやらせていただきました(笑)。内容で工夫したのは、画像で分かりやすくしたのと、クイズを入れてゲストと双方向のコミュニケーションが取れるように頑張りました。ツアー中は、特定の方とのコミュニケーションに偏らないように、目配り、気配りして全員とコミュニケーションができるように心がけました。

ツアーの企画や運営で、学んだり、新たに得たものは何でしょうか。今後、ボランティア活動などに生かせることはありますか。

山田さん

私は成田空港で空港案内ボランティア(2021年12月現在、休止中)にも取り組んでいますので、感染症が落ち着いて、活動が再開したら、そういった仲間たちにも声掛けしてこのようなツアー企画にも取り組んでみたいです。

ゲストに関しては、今回は、友人に声をかけ、その友だちをさらに誘ってもらうなどの波及がありましたが、もっともっと大勢に参加してもらえる仕掛けも考えてみたいですね。

谷口さん

バーチャルツアー自体がとても良い活動だなと思いましたので、また次に企画があるのであれば、「今度はどこを紹介しようかな?」という視点で、休日には愛犬を連れて千葉県内をウロウロしております(笑)。先日は館山市の低山散歩に行ってきました。千葉県には国内外の皆様に紹介したいスポットがたくさんあると実感しております!何はともあれ、先ほど山田さんから話があったように、つきつめれば世界平和に繋がっていくプロジェクトだと思います。なぜなら、ツアーを作る作業の過程が、「相手にどう伝えるか?どうすれば楽しんでもらえるのか?」と、いう思いやりの気持ちが必要だからです。是非、高校生や大学生といった若い世代の人達に、進んでこの様なプロジェクトに参加し、様々な国や地域の人と繋がっていってほしいと思います。その時には、私達、おっさん・おばさんも交ぜてもらえたら嬉しいです(笑)。

ゲストの方も先にバーチャルツアーを体験してから、実際の旅行に来たならば単なる観光旅行にとどまらない、味わい深い旅行になるのではないでしょうか?そういった市民レベルの小さいつながりを大事にしていきたいと思いました。

(インタビュー終わり)

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さいごに…

東京2020大会のビジョンには「全員が自己ベスト」「未来への継承」「多様性と調和」の3つがありました。感染症影響下でもできるボランティアの形を模索し、新たなスキルを果敢に身に付けながら、世界の人々と「つながる」ことを実現したCity Cast Chiba。彼らの姿勢は、まさにこうしたビジョンを体現するものであったということができるのではないでしょうか。都市ボランティアとして「輝き」ながら、ツアーの企画運営という経験で培った視点やスキルを、ぜひ、今後の未来につなげていただけたらと思います。

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お問い合わせ

所属課室:環境生活部県民生活課県民活動推進班

電話番号:043-223-4147

ファックス番号:043-221-5858

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