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千葉県議会 > 議会広報 > ちば県議会だより > ちば県議会だより(No.171) > ちば県議会だより(No.171)4面
更新日:令和6(2024)年4月23日
ページ番号:436580
質問項目は、主な項目を掲載しています。その他の項目は、千葉県議会ホームページに掲載しています。
本県の新規感染者数は、12月中旬から下旬にかけて急激に増加し、年末年始には200名を超える日が続いていたことから、1月2日に、1都3県で連携し、国に対して緊急事態宣言の発出を検討するよう要望するとともに、1月4日には、県内全域の飲食店の皆さまに対し、20時まで営業時間を短縮していただくこと等について協力を要請し、ご協力いただいた中小企業等の皆さまに対しては、協力金を支給することとしたところです。
その後、1月7日には、国による2度目の緊急事態宣言が行われたところであり、これを受けて、営業時間の短縮をお願いする期間を延長するとともに、大企業まで協力金の支給対象を拡大致しました。
また、1月12日には、私自身、県内の飲食店を視察し、直接、事業者の皆さまに対し、感染症の拡大防止にご協力をお願いしたところです。
しかし、その後も、感染拡大は収まらず、1月15日には新規感染者数が過去最高の504人となるなど、大変憂慮すべき事態となりました。
私は、このままの感染状況が続き、医療崩壊が進行していく事態を何としても防ぐため、県として、医療提供体制の強化に向けて、可能な限りの対策を打つことが必要と考えました。
そこで、1月22日には病床確保計画のフェーズを最高ランクに引き上げるとともに、医療機関の皆さまに対して、これまでコロナウイルス感染症患者の受け入れをしていない病院を含め、さらなる病床確保にご協力のお願いを致しました。
また、がんセンター旧病棟を活用した臨時医療施設を、2月上旬に開設し、最大で66床の病床を確保することと致しました。
さらに、軽症者等のための宿泊療養施設を、新たに千葉市内に確保し、1月27日から受け入れを開始致しました。
また、不幸にも自宅療養中の方がお亡くなりになる事例が発生したこと等を踏まえ、病床のひっ迫により自宅療養をされている方への対応に万全を期すため、12月下旬から保健所で配布しているパルスオキシメーターについて、活用を拡大することと致しました。
県では、こうしたできる限りの対策を行っているところですが、感染の拡大が収まらなければ、国による緊急事態宣言の延長や、より一層の強い措置が必要になることも考えられます。
こうした事態を避けるためには、県民の皆さま一人一人が、危機意識を持って、人と人との接触を極力減らす行動を取ることが何よりも重要です。
毎朝、主要な駅において、県の職員がプラカードを持って外出自粛を呼び掛けているところですが、県民の皆さまにおかれては、不要不急の外出を、昼夜を問わず控えていただくこと、また、会話をする際のマスク着用を徹底していただくこと、これだけは実践してください。
いま一度、感染防止対策の徹底へのご協力を何とぞよろしくお願い申し上げます。
昨年の12月24日および今月11日に、いすみ市の農場において高病原性鳥インフルエンザが発生しました。
新型コロナウイルス対策のさなかではありましたが、県では、発災後速やかに対策本部を立ち上げ、全庁を挙げた応援体制を構築するとともに、地元市、自衛隊、関係団体等と連携し、全国最大規模の約230万羽の殺処分を完了致しました。
昼夜を徹しての作業に従事していただいた自衛隊の皆さま、ご協力いただいた国、地元市、関係団体等の皆さまに対し、心から感謝を申し上げます。
埋却や鶏舎・農場内の清掃・消毒等も含めた防疫措置についても、2月中旬には終了するめどがついたところです。
しかし、こうした矢先、1月21日および24日に、それぞれ横芝光町・匝瑳市において、新たな発生事案が確認されました。
両事案ともに2日後には防疫措置が完了したものの、県内では短期間に4件もの発生が確認されたことになり、強い警戒感をもって対応する必要があると考えております。
何としても、これ以上の発生を防ぐため、県内全ての養鶏場等について、野鳥や小動物の侵入防止や農場内の消毒の実施等の衛生管理基準の遵守徹底を図るなど、県として最大限の対策に努めてまいります。
このたび提案致しました案件は、令和3年度当初予算案、令和2年度の補正予算案、各種条例案およびその他附帯議案の80議案の他、報告2件です。
令和3年度当初予算は、3月に知事選挙を控えていることから「骨格予算」として編成しました。
このため、当初予算案には、人件費、社会保障費、公債費等の義務的な経費と、継続事業や、工程上、年度当初から着手することが必要な事業を計上致しました。
なお、政策的な判断を要する経費や補助制度の創設などの新規事業、基盤整備のうち新規着手分などについては、「肉付け予算」として、6月補正予算で対応することを予定しています。
また、新型コロナウイルス感染症対策については、医療提供体制の整備などに必要な費用を見込みました。
その結果、一般会計の予算規模は、1兆9898億1682万余円で、前年度当初予算と比べ9.4%の増となっています。
さらに、令和2年度の2月補正予算において、国の補正予算に対応した防災・減災対策などの経費を373億円計上しており、当初予算と一体として、事業を実施してまいります。
この他、主な事業として「新型コロナウイルス感染症対策」、「デジタル社会の推進」、「子ども・子育て」、「福祉・医療」などの概要説明がありました。
さらに、令和2年度2月補正予算案、提出された主な議案の概要についての説明の後、北千葉道路についてなど、当面する諸問題について報告がありました。
知事あいさつの全文は、県ホームページでご覧になれます。
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