ここから本文です。
更新日:令和7(2025)年9月2日
ページ番号:798132
令和7年6月25日(水曜日)
議事日程
議事日程(第9号)
令和7年6月25日(水曜日)午後1時開議
日程第1 議案訂正の件
日程第2 議案第24号(知事提案理由説明)
日程第3 議案第1号ないし議案第24号及び請願総括審議
日程第4 議案第25号及び議案第26号(知事提案理由説明)
日程第5 発議案第1号ないし発議案第15号
日程第6 常任委員会委員選任の件
日程第7 千葉県競馬組合議会議員補欠選挙
日程第8 かずさ水道広域連合企業団議員補欠選挙
日程第9 各種審議会委員補欠選出の件
日程第10 議会運営委員会委員選任の件
午後1時開議
○議長(瀧田敏幸君) これより本日の会議を開きます。
議長の報告
○議長(瀧田敏幸君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。
6月24日付で知事から議案訂正申出書の送付があり、これを受理しましたので、御報告いたします。
議案訂正の件
○議長(瀧田敏幸君) 日程第1、議案第13号及び第14号の訂正の件を議題といたします。
お諮りします。議案第13号及び第14号の訂正の件について、お手元に配付の訂正書のとおり、関係部分の訂正を承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって議案第13号及び第14号の訂正の件は承認することに決定しました。
議長の報告
○議長(瀧田敏幸君) 本日、知事から追加議案の送付があり、これを受理しましたので、御報告いたします。
議案第24号
○議長(瀧田敏幸君) 日程第2、議案第24号を議題といたします。
知事に提案理由の説明を求めます。知事熊谷俊人君。
(知事熊谷俊人君登壇)
○知事(熊谷俊人君) ただいま追加提案いたしました議案について説明をさせていただきます。
議案第24号は令和7年度一般会計補正予算案です。今回の補正予算は、米国関税措置を受けた緊急対応パッケージの一環として、国が予備費を活用し、重点支援地方交付金の配分を行うとしたことを受け必要な予算を計上するもので、補正予算の規模は19億8,000万円となります。その内容でございますが、国の支援の対象とならない特別高圧電力やLPガスの料金に対する支援のほか、米国の関税措置による影響が懸念をされる中小企業の価格転嫁や設備投資への支援を行うものです。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○議長(瀧田敏幸君) 質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。
議案付託
○議長(瀧田敏幸君) ただいま議題となっております議案については、総務防災常任委員会及び商工労働常任委員会に付託いたします。
各常任委員会開催のため、暫時休憩いたします。
午後1時2分休憩
午後1時48分開議
○議長(瀧田敏幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第1号ないし議案第24号及び請願総括審議
○議長(瀧田敏幸君) 日程第3、議案第1号ないし第24号及び請願を一括議題とし、これより総括審議を行います。
常任委員会の審査の経過と結果について各常任委員会委員長の報告を求めます。文教常任委員会委員長関政幸君。
(文教常任委員会委員長関 政幸君登壇、拍手)
○文教常任委員会委員長(関 政幸君) 文教常任委員会に付託されました議案5件、請願1件の審査の経過と結果について御報告いたします。
最初に、議案について申し上げます。
議案第16号ないし議案第19号契約の締結についての4議案については全員異議なく、議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)の1議案については賛成多数をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願については、お手元に配付の請願審査結果報告書のとおり決定いたしました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「県立高校同士が学校単位の枠を超えて連携することで教育活動の充実を図ることができると考えるが、現在の取組や認識はどうか」との質問に対して、「少子化などの影響により、特に郡部の小規模校において、これまでできていた学校活動が実施できなくなる難しい状況にある。県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム(案)では、多古高校と市原高校を地域連携協働校に指定し、その近隣校を協力校とすることで、ICTを活用した遠隔授業や部活動の合同実施などの連携を強化して教育活動の充実と活性化を図っていくこととしている。今後もそれぞれの高校が抱える課題や地域の特性などを踏まえ、高校同士の連携や資源の共有化、効率化などについて検討していく」との答弁がありました。
なお、一委員より、「すぐに取り組めることから始め、施設や資源の共有など、これまでの発想を転換して連携を進めてもらいたい」との要望がありました。
また、「各高校に権限と資金を持たせ、より迅速かつ効率的に個々の施設の老朽化問題に取り組めるようにすべきと思うが、どうか」との質問に対して、「施設整備については、大規模改修などの予算を増額して取り組むほか、老朽化に伴う不具合等への学校要望に対応する予算も大幅に増額計上した。特に昨年度までは学校要望に基づき必要な予算をその都度配当していたが、今年度は学校が主体的に自由に活用できる予算を1校当たり50万円ずつ配当したところである」との答弁がありました。
なお、一委員より、「現場で対応できるよい取組であることから、配当する金額についてはさらなる増額をして、特色ある学校づくりができるようにしてもらいたい」との要望がありました。
次に、当委員会として、「国における令和8年度教育予算拡充に関する意見書」を別途提出することになりましたので、よろしくお願いいたします。
以上をもちまして文教常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 県土整備常任委員会委員長高橋祐子君。
(県土整備常任委員会委員長高橋祐子君登壇、拍手)
○県土整備常任委員会委員長(高橋祐子君) 県土整備常任委員会に付託されました議案6件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第15号契約の締結についての1議案については全員異議なく、議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)、議案第3号令和7年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第1号)、議案第4号令和7年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第1号)、議案第6号令和7年度千葉県特別会計流域下水道事業会計補正予算(第1号)、議案第14号契約の締結についての5議案については賛成多数をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第1号に関して、「北千葉道路の早期開通に向け、令和7年度補正予算における成田市区間の事業内容は何か」との質問に対して、「北千葉道路の成田市押畑から大山までの約3.7キロメートル区間については、現在、橋梁工事や道路改良工事などを進めているところであり、令和7年度補正予算においては、今年度新たに着手する予定の(仮称)国道51号横断橋の上部工工事に要する費用などを計上している。県としては、引き続き北千葉道路の早期全線開通に向けて成田市区間の事業推進に努めていく」との答弁がありました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「新湾岸道路について、有識者委員会では道路計画の必要性を確認し、概略ルート案などが示されたとのことだが、有識者委員会では道路計画の必要性をどのように確認したのか」との質問に対して、「有識者委員会においては、コミュニケーション活動により、地域の皆様等から約4,000件の意見が寄せられた。これらの意見を取りまとめ、交通渋滞の緩和などの達成すべき目標が設定された。この目標を達成するためには新たな道路計画が必要と確認された」との答弁がありました。
以上をもちまして県土整備常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 農林水産常任委員会委員長松崎太洋君。
(農林水産常任委員会委員長松崎太洋君登壇、拍手)
○農林水産常任委員会委員長(松崎太洋君) 農林水産常任委員会に付託されました議案1件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)は全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「家畜伝染病対策緊急強化事業においては、防疫作業の効率化等を図るとのことだが、3月末の豚熱発生時に焼却の前処理などとして効果的に使用されたレンダリング装置を有効に活用していくべきと思うが、どうか」との質問に対して、「レンダリング装置は広い設置場所や進入路が必要であり、今後、今回の事例の検証を行うとともに、生産者とともに必要な準備を進め、同装置を有効に活用していく」との答弁がありました。
なお、一委員より、「発生時に速やかな対応ができるよう、設置場所の確保など必要な準備を進めてもらいたい」との要望がありました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「水田農業を取り巻く環境が大きく変化する状況下にあるが、県はこの状況をどう捉えるのか」との質問に対して、「全国上位の米の生産県として米の供給を担う重要な産地であることから、安心して米づくりを行えるよう生産基盤の強化を図っていく必要がある」との答弁がありました。
なお、一委員より、「担い手不足や地球温暖化の影響等、課題が山積している。持続可能な水田農業の確立に向けて、しっかりと取り組んでもらいたい」との要望がありました。
また、「海業を推進していく上でどのような点が重要と考えているのか」との質問に対して、「海業の推進に当たっては、漁業関係者や地元の市町村、民間企業など、様々な分野の方々の連携が重要であり、県では基本構想の理念を共有するための研修会を開催するとともに、各地域の協議会の運営等を支援していく」との答弁がありました。
なお、一委員より、「漁村地域の活性化が図られるよう、県には積極的なサポートをお願いしたい」との要望がありました。
以上をもちまして農林水産常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 商工労働常任委員会委員長高橋秀典君。
(商工労働常任委員会委員長高橋秀典君登壇、拍手)
○商工労働常任委員会委員長(高橋秀典君) 商工労働常任委員会に付託されました議案3件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)、議案第13号契約の締結について、議案第24号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第2号)の3議案については全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第24号に関して、「中小企業成長促進補助金について、令和6年度2月補正で同補助金を計上しているが、今回増額する理由は何か。また、中小企業等がより活用しやすくするため、どのような工夫を考えているのか」との質問に対して、「物価高や人手不足等の対応のほか、米国の関税措置により、今後サプライチェーンが大きく変化することも想定されること、また前回の補助金で想定を超える申請があったことなどから、中小企業等が設備投資を通じ省力化、業務効率化や生産性向上等を図れるよう10億円を計上した。また、十分な事業実施期間を確保するため、翌年度にまたがって予算執行ができるよう繰越明許費を設定した。中小企業等が同補助金をより活用しやすい環境をつくり、意欲的な企業等の成長を促進してまいりたい」との答弁がありました。
なお、一委員より、「米国の関税措置により、県内の多くの中小企業等が将来的な不安を抱えているので、県においても、この取組に早期に着手し、積極的な賃上げや投資等を行う意欲を持った企業等の支援にしっかりと取り組んでもらいたい」との要望がありました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「企業立地動向調査結果について、近隣他県の状況はどうか。また、地域間競争が激しくなる中、今後、県は具体的にどのような企業誘致に取り組んでいくのか」との質問に対して、「東京都を除く関東6県においては、茨城県が立地件数、面積ともに高水準で推移している状況が続いている。前年比、立地件数、面積ともに増加している県は本県と埼玉県の2県であり、企業誘致に力を入れている県が順当に立地実績を伸ばしていると考えている。本県では、今年4月に立地企業補助金制度を大幅に拡充したことから、これをインセンティブに個別の企業等への訪問や関係機関への働きかけを一層強化し、企業誘致を強力に推進している。また、6月補正では外資系企業誘致に係る予算を計上しており、成長力の高い外資系企業の誘致に向け、これまで以上に力を入れていきたいと考えている」との答弁がありました。
なお、一委員より、「先日、国家戦略特区が千葉県全域へ拡大され、本県のポテンシャルはますます高まってきている。引き続き本県の優位性を十分アピールして、企業誘致活動に積極的に取り組んでもらいたい」との要望がありました。
以上をもちまして商工労働常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 環境生活警察常任委員会委員長森岳君。
(環境生活警察常任委員会委員長森 岳君登壇、拍手)
○環境生活警察常任委員会委員長(森 岳君) 環境生活警察常任委員会に付託されました議案4件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)、議案第9号千葉県警察基本条例及び千葉県交通巡視員被服等支給貸与条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号ないし議案第21号契約の締結についての4議案については全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第20号ないし議案第21号に関して、「香取警察署の庁舎を建築するに当たり、どのような点に配意したのか」との質問に対して、「香取警察署新庁舎は、佐原地区の景観に溶け込むデザインとなるよう配意したほか、施設のバリアフリー化、多機能化を図るとともに来庁者駐車場等を拡充する。また、浸水対策として、非常用発電機を建物の2階に設置する」との答弁がありました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「千葉県文化会館の大規模改修に当たり、どこに重点を置いたのか」との質問に対して、「これまで評価されてきた洗練されたデザインや音の響きのよさは継承しつつ、天井の耐震化やバリアフリー化など、安全性や利便性の向上、照明のLED化や太陽光パネルの設置による環境への配慮など、持続可能な建物に求められる機能を取り入れている」との答弁がありました。
なお、一委員より、「文化会館は、本県の文化芸術振興の拠点施設として、来月のリニューアルを機にさらに重要な役割が期待されることから、一流の芸術家による舞台公演の招致や若手アーティストの育成などに加えて、人々が集い、憩い、交流することができる場となるよう、積極的な情報発信と新たな取組を実施してもらいたい」との要望がありました。
以上をもちまして環境生活警察常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 健康福祉常任委員会委員長川名康介君。
(健康福祉常任委員会委員長川名康介君登壇、拍手)
○健康福祉常任委員会委員長(川名康介君) 健康福祉常任委員会に付託されました議案7件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第5号令和7年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第1号)、議案第7号職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第8号民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第10号ないし議案第12号契約の締結についての6議案については全員異議なく、議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)の1議案については賛成多数をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第8号に関して、「民生委員の確保にどのように取り組んでいくのか」との質問に対して、「県では、民生委員活動について、県ホームページやSNSで周知するなど広報啓発に取り組んでいる。また、安心して就任いただけるよう、新任の民生委員研修において、相談技法やメンタルヘルス等の講座を実施している。さらに、県職員退職予定者への働きかけを行っており、今後とも様々な方法により民生委員の確保に取り組んでいく」との答弁がありました。
なお、一委員より、「民生委員は独り暮らしの高齢者等の自宅の定期的な訪問や居場所づくりに取り組むなど、地域福祉の推進に重要な役割を担っている。市町村や関係団体と連携して、民生委員の確保に向けた取組を強化してもらいたい」との要望がありました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「新たな千葉県福祉人材確保・定着推進方針に基づき、福祉・介護人材の確保、定着に向け、今後どのように取り組んでいくのか」との質問に対して、「本方針では、福祉・介護人材の確保、育成、定着という3つの柱に基づき、介護職の魅力発信、事業者と求職者のマッチング、外国人介護人材の就業促進、福祉・介護関係資格の取得支援や現場における業務改善など、総合的な取組を進めることとしている」との答弁がありました。
なお、一委員より、「今後も福祉・介護サービスが必要な方に滞りなく提供できるよう、多様な人材の確保、育成、定着に向けた取組を強化してもらいたい」との要望がありました。
また、「千葉市内の幕張地区と仁戸名地区に所在している保健医療大学について、機能強化調査検討事業の報告書が公表され、検討会議において幕張地区に統合すべきとの意見があったことが記載されているが、仁戸名地区の現状の課題への対応についての情報が提示された時期が遅いなど、意見聴取の手法に問題があったのではないか」との質問に対して、「保健医療大学の機能強化の方針については、県において、有識者らによる報告書の内容を踏まえ、今年の秋に結論を出したい。また、今後、地元関係者に対する説明を行いたい」との答弁がありました。
なお、一委員より、「仁戸名地区には医療機関が集積しているといった特性を生かすべきである。また、地元への説明をすべきである」との要望がありました。
以上をもちまして健康福祉常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 総合企画企業常任委員会委員長岩井泰憲君。
(総合企画企業常任委員会委員長岩井泰憲君登壇、拍手)
○総合企画企業常任委員会委員長(岩井泰憲君) 総合企画企業常任委員会に付託されました議案2件、請願1件の審査の経過と結果について御報告をいたします。
最初に、議案について申し上げます。
議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)、議案第7号職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についての2議案については全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第1号に関して、「エアポートシティ実現に向け、民間事業者からの提案募集を行ったとのことだが、今後、これらの提案をどのように生かして取り組んでいくのか」との質問に対して、「現在、NRTエリアデザインセンターにおいて寄せられた提案の内容を確認するとともに、事業者へのヒアリングに向けた準備を進めている。今後、具体性などが確認されたものについては、提案の実現に向けて具体的な協議を進めていきたい」との答弁がありました。
なお、一委員より、「エアポートシティ構想の実現に対する地域の期待は本当に大きい。この取組は成田周辺地域の未来にとって20年、30年と続くことであり、構想の決定はまさに出発点。産業界から選ばれ、地域の方々が誇りに思えるエアポートシティの実現に向けて、しっかりと時間軸を持って進めていただきたい」との要望がありました。
次に、請願については、お手元に配付の請願審査結果報告書のとおり決定いたしました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「県営水道の料金改定に当たって実施する一般会計から上水道事業会計への繰り出し基準が見直されたとのことだが、具体的にどのように見直されたのか。また、この変更によって繰り出し金額が幾らになると想定しているのか」との質問に対して、「一般会計から上水道事業会計への繰り出し基準には、浄・給水場に係る自家発電設備の整備や管路の耐震化などの費用を対象とすることが定められている。このうち管路の耐震化に係る費用の算定については、これまでの施工延長を基準とする考え方から、基幹管路などの重要な管路の耐震化事業に力を入れている事業体をより支援するような考え方に見直された。このことにより、次期中期経営計画期間中における繰り出し額は324億円となる見込みである」との答弁がありました。
なお、一委員より、「県民が安心して生活できるよう、管路の老朽化の状況を把握し、適切な維持管理を行いながら、しっかり更新を進めていただきたい」との要望がありました。
以上をもちまして総合企画企業常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 総務防災常任委員会委員長木名瀬訓光君。
(総務防災常任委員会委員長木名瀬訓光君登壇、拍手)
○総務防災常任委員会委員長(木名瀬訓光君) 総務防災常任委員会に付託されました議案6件、請願1件の審査の経過と結果について御報告いたします。
最初に、議案について申し上げます。
議案第2号令和7年度千葉県特別会計財政調整基金補正予算(第1号)、議案第7号職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第22号和解について、議案第23号千葉県議会議員及び千葉県知事の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第2号)の5議案については全員異議なく、議案第1号令和7年度千葉県一般会計補正予算(第1号)の1議案については賛成多数をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第24号に関して、「エネルギー価格の高騰に伴い実施するLPガス料金負担軽減支援事業の1世帯当たり600円の積算根拠はどうか」との質問に対して、「国が実施する都市ガス利用者への支援の期間と補助割合を参考に積算している。今後、LPガス利用者への支援が早期に実施されるよう取り組んでいく」との答弁がありました。
なお、一委員より、「県民の生活への負担軽減になるよう、業界団体と丁寧に連携し、着実に事業を実施してもらいたい」との要望がありました。
次に、請願については、お手元に配付の請願審査結果報告書のとおり決定いたしました。
次に、当面する諸問題について質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「平成29年及び令和6年の県土整備部における入札に係る不適正事案を受けて、県では再発防止にどのように取り組んできたのか。また、今回の企業局の事案を受けて今後どのように対応していくのか」との質問に対して、「過去の県土整備部の事案を受けて実施した職員調査の結果を踏まえ、本年3月から新たに働きかけ記録制度を導入するとともに、これまで1万円を超える場合としていた利害関係者との飲食の届出を、4月からは全て届出の対象とした。また、今回の企業局の事案を受け、まずは現在取り組んでいる再発防止策を着実に実行するとともに、職場内教育などを通じたコンプライアンス意識の浸透など、組織内の対応についても調査、検証したい」との答弁がありました。
なお、一委員より、「今後しっかりと調査を行い、事案が発生した背景や課題を把握し、組織におけるコンプライアンス意識の徹底など、全庁的な再発防止につなげてもらいたい」との要望がありました。
以上をもちまして総務防災常任委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(瀧田敏幸君) 以上で各常任委員会委員長の報告は終わりました。
討論の通告がありますので、この際これを許します。加藤英雄君。
(加藤英雄君登壇、拍手)
○加藤英雄君 日本共産党を代表し、議案、請願の主なものについて討論を行います。
まず、議案第1号一般会計補正予算についてです。現下の経済情勢の下、この時期の地方自治体の予算に最も求められているのは何か。連続する物価高騰が県民の暮らしを直撃する下で年金生活者や低所得者、シングルマザーや非正規労働者など、最も困難な人たちに光を当てるのが政治の役割であり、今必要なのは県民の命と暮らしを守るための直接支援です。政府も全国民対象の2万円の給付金、直接支援を打ち出さざるを得なくなりました。茨城県では、時給を35円以上引き上げた中小企業に正規雇用1人当たり5万円、非正規雇用1人当たり3万円を支給する中小企業への直接支援を6月2日から開始しています。岩手県、徳島県、奈良県、群馬県などに加えて直接支援が広がってきています。
県の今年度の一般会計の当初予算規模は昨年度比で781億円増となっています。その中心は県税収入の伸びで、その78%、627億円は個人県民税と地方消費税の増額によるものです。だとしたら、その一部を県民の暮らしと中小企業の直接支援へと回すべきです。
加えて指摘しなければならないのは、議会と県民への約束であった私立高校の授業料減免の制度見直しが先送りされていることです。知事は昨年の12月議会で、県の授業料減免の制度見直しを表明しました。その後の常任委員会でも拡充の方向で考えると答弁しておきながら、今年度予算では制度の見直しは行われておりません。
御承知のように、国は高校の授業料を支援する就学支援金を大幅に拡充しました。公立高校では所得制限を撤廃し、私立高校でも年収910万円以上の世帯にも公立と同額、年11万8,800円を支給する措置を取りました。これによって、県の就学支援事業には国費分として28億円が増額されています。なのに、県の私学助成の一般財源予算は昨年度比で約10億円もマイナスになっています。これは一体どういうことなのか。制度の見直し、拡充などと言っておきながら、国が増やした分はいただいて県の持ち出し分は減らす、こんなことは到底認めるわけにはいきません。よって、議案第1号に反対をいたします。
議案第6号特別会計流域下水道事業補正予算には、江戸川第一終末処理場の整備費が計上されています。江戸川第一終末処理場は、最終的には水処理8系列まで整備する計画ですが、計画人口分を処理するには5系列で対応できることが明らかになっています。残りの3系列は市段階の開発人口を想定したもので、24年後の2049年、令和31年度までの流入水量を見込んでいるとしていますが、常任委員会では、その根拠を示すことができませんでした。過大な需要予測に基づく過大な事業計画であり、根本的見直しを求め、本議案には反対をいたします。
次に、請願についてです。
請願第51号は、選択的夫婦別姓制度導入の法改正を進めるよう、国への意見書の提出を求めるものです。今国会で28年ぶりに選択的夫婦別姓制度導入の委員会審議が行われましたが、結果は継続審議、次期国会に先送りされています。今、世界で夫婦同姓を義務づけている国は日本だけです。国民世論も既に7割以上が選択的夫婦別姓制度の導入に賛成し、日本経済団体連合会、経団連も制度の導入を求めて政府に提言を出しています。国連の女性差別撤廃委員会も、20年以上前から4回にわたって日本政府に対し、法律で夫婦同姓を義務づけることは女性差別であり、直ちに改正すべきと勧告してきました。婚姻時に改姓するのは、現在も女性が95%であり、姓の変更を強制していることは仕事や社会生活を送る上での様々な不便、不利益をもたらし、個人の尊厳を脅かしています。2021年6月の最高裁大法廷も、国会での立法による解決を促しており、夫婦別姓を可能にする法改正は待ったなしの課題となっています。本請願を採択し、政府に速やかな法改正を求めるべきです。
請願第52号は、消費税の5%への引下げとインボイス廃止の意見書の提出を求めるものです。5月の消費者物価指数が前年同月比で3.7%上昇し、5か月連続で3%台の上昇となっており、他方、現金給与総額、名目賃金が前年同月比で2.3%増加しているにもかかわらず、物価の上昇率がそれを上回り、実質賃金は3年連続でマイナスとなり、物価上昇に賃上げが追いつかない状況が常態化してきています。6月に共同通信社が行った世論調査では、消費税の減税、廃止を望む回答が73%となっており、物価高騰対策として消費税減税が国民から求められていることを示しています。物価高騰への緊急対策として消費税率を5%に引き下げる減税は急務であり、消費税が5%になれば、複数税率に対応するといって導入されたインボイス制度の口実もなくなります。
問題は、減税の財源をどこに求めるのかということです。国債発行などに頼るのではなく、中小企業を除く法人税率を引下げ以前の水準に戻すことや、所得1億円を超えると税負担が減っていく、いわゆる1億円の壁を見直すなど、大企業や富裕層を優遇する税制を正して応分の負担を求める税制改革によって恒久的財源を確保することは十分に可能です。本来、税制及び財政は、所得の再配分によって暮らしを守り、格差を是正するためにあります。低所得者からも税を取り立てる現行の消費税の仕組みは、生計費非課税の原則や応能負担原則にも反するものになっているのが現状であり、本請願を採択し、実効ある物価高騰対策を求めようではありませんか。
請願第53号は、会計年度任用職員である非常勤講師の処遇改善を求めるものです。学校での教員未配置が深刻な影響を与えている下で、教育活動を支える役割を果たしてきているのが非常勤講師です。特別支援学校では、これまで教育課程における教科指導を行うとしていたものを自立活動等の指導も可能としました。非常勤講師の賃金は時給換算で支給されていますが、千葉県は時給1,630円で、1都3県では最低となっています。
昨年、教育委員会は県人事委員会に対し、再任用教員や臨時的任用講師は、現場において正規教員と同等の役割を果たしているとして賃金アップ、処遇の改善を求めています。非常勤講師も現場を支える重要な役割を果たしており、本請願を採択し、処遇改善に踏み出すべきであることを強調し、討論を終わります。
○議長(瀧田敏幸君) 以上で討論を終結します。
これより起立により採決します。
採決は分割して行います。
初めに、議案第4号及び第6号を一括採決します。県土整備常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第1号、第3号、第13号及び第14号を一括採決します。関係常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第23号を採決します。総務防災常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号、第5号、第7号ないし第12号、第15号ないし第22号及び第24号を一括採決します。関係常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立全員。よって原案のとおり可決されました。
次に、請願について採決します。
初めに、請願第51号を採決します。総合企画企業常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって総合企画企業常任委員会委員長報告のとおり決定しました。
次に、請願第53号を採決します。文教常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって文教常任委員会委員長報告のとおり決定しました。
次に、請願第52号第1項及び第2項を一括採決します。総務防災常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって総務防災常任委員会委員長報告のとおり決定しました。
議案第25号及び議案第26号
○議長(瀧田敏幸君) 日程第4、議案第25号及び第26号を一括議題といたします。
知事に提案理由の説明を求めます。知事熊谷俊人君。
(知事熊谷俊人君登壇)
○知事(熊谷俊人君) ただいま追加提案いたしました議案について説明をさせていただきます。
議案第25号は、収用委員会委員に宮内常吉氏を新たに任命することについて、土地収用法第52条の規定により、議案第26号は、監査委員に實川隆氏を新たに選任することについて、地方自治法第196条の規定により、それぞれ議会の同意を得ようとするものです。
よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(瀧田敏幸君) この際、お諮りします。ただいま議題としました追加議案2件につきましては、成規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認め、これより起立により採決します。
採決は分割して行います。
初めに、議案第25号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって議案第25号は同意することに決定しました。
次に、議案第26号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって議案第26号は同意することに決定しました。
発議案第1号ないし発議案第15号
○議長(瀧田敏幸君) 日程第5、発議案第1号ないし第15号を一括議題といたします。
案文はお手元に配付してあります。
この際、お諮りします。ただいま議題としました発議案15件につきましては、成規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認め、これより起立により採決します。
採決は分割して行います。
初めに、発議案第15号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第15号は否決されました。
次に、発議案第2号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第2号は否決されました。
次に、発議案第3号、第4号、第6号、第7号、第9号、第10号及び第12号を一括採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第3号、第4号、第6号、第7号、第9号、第10号及び第12号は否決されました。
次に、発議案第11号及び第14号を一括採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第11号及び第14号は否決されました。
次に、発議案第8号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第8号は否決されました。
次に、発議案第13号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第13号は否決されました。
次に、発議案第5号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立少数。よって発議案第5号は否決されました。
次に、発議案第1号を採決します。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(瀧田敏幸君) 起立多数。よって発議案第1号は可決されました。
ただいま議決されました発議案につきましては、議長においてしかるべく取り計らいますので、御了承願います。
常任委員会委員選任の件
○議長(瀧田敏幸君) 日程第6、常任委員会委員選任の件を議題とします。
お諮りします。常任委員会委員の選任につきましては、お手元に配付の常任委員会委員指名表記載のとおり指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって常任委員会委員は指名表記載のとおり選任されました。
これより各常任委員会を開催し、正副委員長の互選を行うため、暫時休憩いたします。
午後2時38分休憩
午後3時24分開議
○議長(瀧田敏幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長の報告
○議長(瀧田敏幸君) 休憩中に開催されました各常任委員会における正副委員長互選結果について御報告いたします。
総務防災常任委員会委員長 宮川 太 君 副委員長 鈴木 ともなり 君
総合企画企業常任委員会委員長 小野崎 正喜 君 副委員長 川村 博章 君
健康福祉常任委員会委員長 松崎 太洋 君 副委員長 茂呂 剛 君
環境生活警察常任委員会委員長 岩井 泰憲 君 副委員長 雨宮 真吾 君
商工労働常任委員会委員長 田中 幸太郎 君 副委員長 小川 としゆき 君
農林水産常任委員会委員長 高橋 秀典 君 副委員長 木名瀬 訓光 君
県土整備常任委員会委員長 宮坂 奈緒 君 副委員長 西ケ谷 正士 君
文教常任委員会委員長 伊藤 寛 君 副委員長 川名 康介 君
千葉県競馬組合議会議員補欠選挙
○議長(瀧田敏幸君) 日程第7、千葉県競馬組合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決定しました。
お諮りします。指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決定しました。
千葉県競馬組合議会議員に伊藤寛君を指名します。
お諮りします。ただいま議長において指名しました伊藤寛君を当選人と決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名しました伊藤寛君が千葉県競馬組合議会議員に当選されました。
伊藤寛君が議場におられますので、本席から千葉県議会会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
かずさ水道広域連合企業団議員補欠選挙
○議長(瀧田敏幸君) 日程第8、かずさ水道広域連合企業団議員の補欠選挙を行います。
お諮りします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りします。指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決定いたしました。
かずさ水道広域連合企業団議員に渡辺務君を指名します。
お諮りします。ただいま議長において指名しました渡辺務君を当選人と決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名しました渡辺務君がかずさ水道広域連合企業団議員に当選されました。
渡辺務君が議場におられますので、本席から千葉県議会会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
各種審議会委員補欠選出の件
○議長(瀧田敏幸君) 日程第9、各種審議会委員補欠選出の件を議題といたします。
お諮りします。各種審議会委員のうち、欠員を生じております生活衛生適正化審議会委員、水道事業運営審議会委員、がん対策審議会委員、農政審議会委員、地方港湾審議会委員、土石採取対策審議会委員、都市計画審議会委員、環境審議会委員、障害のある人の相談に関する調整委員会委員、歯・口腔保健審議会委員の補欠選出については、お手元に配付の各種審議会委員指名表記載のとおり指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認めます。よって各種審議会委員は指名表記載のとおり選出されました。
そのまま暫時休憩します。
午後3時29分休憩
午後3時31分開議
○副議長(實川 隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議事日程追加、議長辞職許可の件
○副議長(實川 隆君) 休憩中に議長瀧田敏幸君から議長の辞職願が提出されました。
お諮りします。この際、議長辞職許可の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(實川 隆君) 御異議ないものと認めます。よって議長辞職許可の件を議題とします。
議事課長に辞職願を朗読させます。
(議事課長朗読)
辞職願
令和7年6月25日
千葉県議会副議長 實川 隆 様
千葉県議会議長 瀧田 敏幸
私は、このたび一身上の都合により議長を辞職したいので、許可くださるようお願いします。
○副議長(實川 隆君) お諮りします。瀧田敏幸君の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(實川 隆君) 御異議ないものと認めます。よって瀧田敏幸君の議長辞職を許可することに決定しました。
瀧田敏幸君から御挨拶があります。瀧田敏幸君。
(瀧田敏幸君登壇)
○瀧田敏幸君 皆さん、こんにちは。県議会議長でありました瀧田でございます。先ほど辞表を提出させていただきました。千葉県議会議長を退任するに当たりまして一言御挨拶申し上げます。
私は、昨年の6月定例県議会におきまして、先輩・同僚議員の皆様の御推挙をいただき、名誉ある第78代議長に就任させていただきました。この間、實川副議長とともに議会運営に専心し、その職責を果たすことができましたのも、議員の皆様、知事をはじめ執行部、さらに報道機関の皆様の御支援と御協力のたまものであると心から感謝申し上げる次第でございます。
議長就任から本日まで4回の定例会と1回の臨時会の開催のほか、物価高騰対策や防災、防犯など県民の安全・安心の確保に向けた対応のほか、秋篠宮皇嗣同妃殿下の御臨席をいただいた第36回全国「みどりの愛護」のつどいへの出席をはじめ、県庁内における香取神道流の演舞の開催など、様々な行事に議会の代表として当たらせていただきました。私の議員生活の中で忘れることのできないものとなりました。今後もこの貴重な経験を生かし、一議員として、県政発展のため、さらなる努力をいたす所存でございますので、皆様方の一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
結びに当たり、千葉県政並びに千葉県議会の今後ますますの発展と皆様方の御健勝と御活躍を心よりお祈り申し上げまして、議長退任の挨拶といたします。皆様、本日まで誠にありがとうございました。(拍手)
○副議長(實川 隆君) この際、入江晶子君から発言の申出がありますので、これを許します。入江晶子君。
(入江晶子君登壇)
○入江晶子君 謝辞。ただいま議長の職を辞されました瀧田敏幸議員に対しまして、議員一同を代表して感謝の意を表したいと思います。
瀧田議員には、昨年の6月定例県議会におきまして第78代千葉県議会議長の要職に就任され、今日に至るまで公正、円滑な議会運営と議会活動の充実に努められるとともに、常に不偏不党の厳正な態度で県議会の権威向上と県民の議会に寄せる信頼を一段と高められるなど、その功績は誠に大きいものがあります。ここに瀧田議員の御活躍に対し、深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。
瀧田議員が議長を務められた間、高病原性鳥インフルエンザが猛威を振るい、海匝地域の複数の大規模農場において短期間に連続発生する事態となる中、議長自ら現地に赴き、県や地元市、関係者との意見交換を行うなど、早期の終息に向けて御尽力されました。また、開かれた議会に向けて超党派によるワーキンググループを設置するなど、議会改革にも取り組まれました。さらに、瀧田議員は県議会の代表として、千葉県のさらなる発展のため先頭に立って御尽力されるとともに、連日政務に携わる傍ら、全国都道府県議会議長会においては、各都道府県の各種要望の実現に御尽力されるなど、大きな成果を収められました。これらのことは、ひとえに瀧田議員の高邁な識見と卓越した手腕のたまものであります。
このたび一身上の都合とは申せ、議長の職を退かれますことは、さらなる御活躍を期待していた私どもにとりましては、誠に残念でなりません。今後はどうか御自愛の上、貴重な議長経験を生かされ、県政発展のため一層御活躍されますことを心から御祈念いたしまして、感謝の言葉といたします。(拍手)
議事日程追加、議長選挙
○副議長(實川 隆君) ただいま瀧田敏幸君の議長辞職により議長が欠員となりました。
お諮りします。この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(實川 隆君) 御異議ないものと認めます。よって直ちに議長の選挙を行うことに決定しました。
これより議長の選挙を行います。選挙は投票により行います。
議場を閉鎖します。
(議場閉鎖)
○副議長(實川 隆君) ただいまの出席議員は91名であります。
お諮りします。千葉県議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
西ケ谷 正士 君 雨宮 真吾 君 田畑 毅 君
関根 ジロー 君 篠田 哲弥 君
の諸君を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(實川 隆君) 御異議ないものと認め、以上の諸君を立会人に指名します。
投票用紙を配付させます。
(投票用紙配付)
○副議長(實川 隆君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。―ないものと認めます。
投票箱を点検させます。
(投票箱点検)
○副議長(實川 隆君) 異状ないものと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であり、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、呼名の順に投票願います。事務局長に呼名させます。
(事務局長呼名)
(投票執行)
○副議長(實川 隆君) 投票漏れはありませんか。―ないものと認め、投票を終了します。
開票を行います。立会人の諸君は立会いをお願いします。
(立会人立会い)
(開票計算)
○副議長(實川 隆君) 選挙の結果を御報告します。
投票総数 91票
有効投票 81票
無効投票 10票
有効投票中
武田 正光 君 43票
入江 晶子 君 15票
横山 秀明 君 8票
水野 友貴 君 7票
加藤 英雄 君 4票
秋葉 就一 君 4票
以上のとおりでございます。よって武田正光君が千葉県議会議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○副議長(實川 隆君) ただいま議長に当選されました武田正光君が議場におられますので、本席から千葉県議会会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
議長に当選されました武田正光君を御紹介します。武田正光君。
(武田正光君登壇)
○武田正光君 ただいま先輩・同僚議員の皆様の御推挙により、栄誉ある第79代千葉県議会議長を拝命いたしました武田正光でございます。大変光栄であるとともに、議会を代表する職責の重さに身の引き締まる思いであります。
千葉県は、首都圏の一角に位置しながら豊かな自然環境を誇り、全国的にも高く評価される農林水産物や観光資源を有し、多様な魅力があふれています。また、成田空港の機能強化や道路ネットワークの充実が進められ、これらの整備により本県の国際競争力が高まり、地域経済の発展に大きく寄与することが期待されております。一方で、人口減少や物価の高騰、米国の関税措置による地域経済への影響、さらに気候変動による自然災害のリスク増加など、県民の安全・安心な暮らしを守るために取り組むべき課題が山積しています。これらの課題を克服し、本県がさらなる発展を実現するため、効果的な施策が展開されるよう全力を尽くす所存です。
また、議会の機能を一層充実、強化し、県民に開かれた議会運営を目指し、620万余の県民の負託と信頼に応えるべく、誠心誠意、その職責を果たしてまいります。何とぞ先輩・同僚議員の皆様、熊谷知事をはじめ執行部の皆様並びに報道機関の皆様におかれましては、今後とも御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)
(副議長退席、武田正光君議長席に着席)
○議長(武田正光君) そのまま暫時休憩します。
午後3時58分休憩
午後3時59分開議
○議長(武田正光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議事日程追加、副議長辞職許可の件
○議長(武田正光君)) 休憩中に副議長實川隆君から副議長の辞職願が提出されました。
お諮りします。この際、副議長辞職許可の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(武田正光君) 御異議ないものと認めます。よって副議長辞職許可の件を議題とします。
議事課長に辞職願を朗読させます。
(議事課長朗読)
辞 職 願
令和7年6月25日
千葉県議会議長 武田 正光 様
千葉県議会副議長 實川 隆
私は、このたび一身上の都合により副議長を辞職したいので、許可くださるようお願いします。
○議長(武田正光君) お諮りします。實川隆君の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(武田正光君) 御異議ないものと認めます。よって實川隆君の副議長辞職を許可することに決定しました。
實川隆君から御挨拶があります。實川隆君。
(實川 隆君登壇)
○實川 隆君 千葉県議会副議長を退任するに当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
私は、昨年6月の定例県議会におきまして、先輩・同僚議員の皆様の御推挙をいただき、名誉ある第77代副議長に就任させていただきました。瀧田議長とともに県議会の公正で円滑な議会運営に精励できましたのも、議員の皆様と知事はじめ執行部の皆様、さらには報道関係の皆様の御指導、御協力のたまものであると心から御礼を申し上げます。今後も、ただいま選出されました武田正光新議長、この後、選出されます新副議長の下、県議会議員の1人として、安全で安心して暮らせる千葉県づくりに全力で取り組んでまいります。皆様におかれましても、変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではありますが、副議長退任の挨拶といたします。皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○議長(武田正光君) この際、横山秀明君から発言の申出がありますので、これを許します。横山秀明君。
(横山秀明君登壇)
○横山秀明君 謝辞。ただいま副議長の職を辞されました實川隆議員に対しまして、議員一同を代表して感謝の意を表したいと思います。
實川議員には、昨年の6月定例県議会におきまして第77代千葉県議会副議長の要職に就任され、今日まで瀧田議長の下、公平無私の態度で円滑な議会運営に努力される一方、各会派との連絡、調整に当たられ、その重責を果たしてこられました。實川議員の誠実なその人格、豊かな知見、積極的な行動力は会派を超えて人望厚く、私どもは今後さらなる御活躍を期待していたところであります。
これからも県政発展のため、實川議員のさらなる御活躍を心から御祈念いたしまして、感謝の言葉といたします。大変にありがとうございました。(拍手)
議事日程追加、副議長選挙
○議長(武田正光君) ただいま實川隆君の副議長辞職により副議長が欠員となりました。
お諮りします。この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(武田正光君) 御異議ないものと認めます。よって直ちに副議長の選挙を行うことに決定しました。
これより副議長の選挙を行います。選挙は投票により行います。
議場を閉鎖します。
(議場閉鎖)
○議長(武田正光君) ただいまの出席議員は91名であります。
お諮りします。千葉県議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
西ケ谷 正士 君 雨宮 真吾 君 田畑 毅 君
関根 ジロー 君 篠田 哲弥 君
の諸君を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(武田正光君) 御異議ないものと認め、以上の諸君を立会人に指名します。
投票用紙を配付させます。
(投票用紙配付)
○議長(武田正光君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。―ないものと認めます。
投票箱を点検させます。
(投票箱点検)
○議長(武田正光君) 異状ないものと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であり、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、呼名の順に投票願います。事務局長に呼名させます。
(事務局長呼名)
(投票執行)
○議長(武田正光君) 投票漏れはありませんか。―ないものと認め、投票を終了します。
開票を行います。立会人の諸君は立会いをお願いします。
(立会人立会い)
(開票計算)
○議長(武田正光君) 選挙の結果を御報告します。
投票総数 91票
有効投票 90票
無効投票 1票
有効投票中
三沢 智 君 49票
高橋 浩 君 15票
赤間 正明 君 8票
谷田川 充丈 君 6票
みわ 由美 君 4票
西尾 憲一 君 4票
阿部 紘一 君 2票
中村 実 君 2票
以上のとおりでございます。よって三沢智君が千葉県議会副議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○議長(武田正光君) ただいま副議長に当選されました三沢智君が議場におられますので、本席から千葉県議会会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
副議長に当選されました三沢智君を御紹介します。三沢智君。
(三沢 智君登壇、拍手)
○三沢 智君 皆様、こんにちは。ただいま皆様の御推挙により、栄誉ある第78代千葉県議会副議長に選出を賜りました三沢智でございます。身に余る光栄に存じ、心から感謝を申し上げるとともに、その重責を痛感しております。皆様の御推挙を受けました上は武田議長をしっかり支え、公正かつ円滑な議会運営のため全力を尽くしてまいる所存です。何とぞ先輩・同僚議員の皆様、熊谷知事をはじめ執行部の皆様、また報道機関の皆様には、よろしく御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、就任の挨拶といたします。よろしくお願いします。(拍手)
議会運営委員会委員選任の件
○議長(武田正光君) 日程第10、議会運営委員会委員選任の件を議題とします。
お諮りします。議会運営委員会委員の選任については、お手元に配付の議会運営委員会委員指名表記載のとおり指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(武田正光君) 御異議ないものと認めます。よって議会運営委員会委員は指名表記載のとおり選任されました。
以上で今期定例県議会に付議されました案件全部を議了しました。
閉会
○議長(武田正光君) これをもって令和7年6月定例県議会を閉会します。
令和7年6月25日午後4時23分閉会
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
最近閲覧したページ 機能の説明