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千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和6年12月定例会県土整備常任委員会県内調査報告書

更新日:令和7(2025)年4月30日

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令和6年12月定例会県土整備常任委員会県内調査報告書

令和6年12月5日

千葉県議会議長 瀧田 敏幸 様

県土整備常任委員長 高橋 祐子

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:県土整備常任委員会県内調査
  2. 調査先:
    (1)県立柏の葉公園(柏市)
    (2)柏北部中央地区(柏市)
  3. 期間:令和6年12月5日(木曜日)
  4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

1 県立柏の葉公園(柏市)

(1)日時:令和6年12月5日(木曜日)14時40分から15時30分

(2)調査項目:県立柏の葉公園における官民連携による賑わい創出について

(3)経過
 
県立柏の葉公園の概要と進捗状況について、県土整備部公園緑地課長から説明を受けるとともに、官民連携によりオープンした、カフェとバーベキュー場の2箇所の現地調査を行った。

(4)概要説明

ア 柏の葉公園の概要
 公園整備としては、昭和60年8月に都市計画決定、昭和61年2月に事業認可を受けて整備に着手。また、昭和61年度に地域の健康増進を目的に、スポーツ施設、ウォーキングコースなどの整備に係る。昭和天皇在位60年記念健康運動公園の指定も受けている。
 平成2年7月に、広場の完成に合わせて開園し、平成3年6月には、体育館を、その後、日本庭園、総合競技場、野球場などを順次供用開始し、現在は、子供からお年寄りまで幅広い世代の憩いの場として、年間150万人の人々が訪れる東葛飾地区の中心的な都市公園となっている。
 現在、松戸市で国土交通省と連携して、21世紀の森と広場で、来春に開催を予定している第36回全国「みどりの愛護」のつどいの準備を進めているところである。
 平成28年6月には、当時の皇太子同妃両殿下が御臨席し、「みどりの愛護」のつどいが開催された。

イ 柏の葉公園への飲食店の誘致、整備
 平成22年4月に、野球場が供用開始され、現在の公園の形が整い、当時から賑わいを見せる公園となっていましたが、一方で、園内、またその周辺に、飲食施設、売店休憩施設というのが、かなり少ないような状況になっていた。
そのため、平成30年から令和2年に、地元の関係者、有識者を交えて、意見交換をし、事業者へのサウンディング調査や公園利用者に、アンケート調査を行った結果、飲食店の設置を望む声が多く寄せられたことから、県では、利便性や公園のさらなる魅力向上を図るため、民間のノウハウ、アイデアを参考に、緑や水辺を生かした飲食施設等の設置に向けて取り組み、令和6年8月30日に、公園の緑の文化ゾーンに2つの施設をオープンしたところである。

ウ ドトールパークカフェ
 株式会社ドトールが当該企業として、全国で初めて都市公園内に出店したもので、愛犬とも一緒にくつろげ、愛犬がいない人も、パーテーションで区切りをしているため、どなたでも気持ちよくお越しいただける空間となっている。

エ KASHIWA BBQ BASE
 公園中央のエリアに、水辺を生かした飲食施設として、大屋根を作り、バーベキュー場を民間で設置したところですが4月から10月に営業している。

オ Park-PFIの事業の特徴
 利益の上がる飲食店、これを公募対象公園施設といい、今回で言えばこのドトールパークカフェの利益を、特定公園施設として、整備管理を大和リース株式会社がおこなっている。この整備管理をして、店舗周辺にある、園路広場といったものも新設して、管理運営をして、憩いや賑わいの創出を作ってもらっているというところである。

(5)主な質疑応答
問:民間事業者は設置した建物以外で管理する部分はあるのか。新設された園路やベンチなど、指定管理者の管理範囲との区別はどうなっているのか。

答:今回、新設した園路やベンチなどの休養施設及びレストハウスのトイレや バーベキュー場周辺の芝生は事業者が管理しており、指定管理者の管理範囲から除外している。

問:今回の民間活力導入によって、県への収入はどのくらいを見込んでいるのか。
答:事業者による管理運営に伴う都市公園使用料は年間約170万円となっている。

:休業期間中のバーベキュー場を活用する方法も今後検討したほうがよいと考える。
答:事業者や指定管理者と協議しているところである。

(2) 柏北部中央地区(柏市)

(1)日時:令和6年12月5日(木曜日)15時30分から15時45分

(2)調査項目:柏北部中央地区土地区画整理事業について

(3)経過
 
柏北部中央地区土地区画整理事業の概要と進捗状況について、県土整備部市街地整備課長から説明を受けるとともに、柏北部中央地区のまちづくり状況について車窓から調査を行った。

(4)概要説明

ア 柏北部中央地区土地画整理事業の概要
 都市計画決定は平成11年3月30日であり、事業認可を平成12年8月25日、現在の施行期間は平成12年から令和10年度までとなっている。施工面積は約273ヘクタール。総事業費は約1,091億円となっている。計画人口については、2万6,000人であり、現在約1万3,000人が住んでいるという状況である。

イ 事業の特徴
 「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法」、いわゆる宅鉄法において、区画整理事業と、鉄道用地を一体的に生み出している。柏の葉キャンパス駅あたりは、三井不動産が所有する柏ゴルフ倶楽部、約58ヘクタールがあったため、地権者である三井不動産がマンション等を多数建設しているという状況である。

ウ まちづくりのテーマ
 公・民・学が連携した次世代のスマートシティということを進めている。
このスマートシティというのが、ICT等の新技術やデータを活用して、都市が抱える諸課題を解決する持続可能な都市というところである。この柏の葉スマートシティにつきましては、2019年に国土交通省のモデル事業に選定されたところです。環境共生、健康長寿、新産業創造という3本の柱で事業を進めており、アクアテラスというところについても、この柏の葉スマートシティの事業の一環である。その他には、駅と東京大学を結ぶとして、自動運転バスの実証実験等も行ったという実績がある。

エ アクアテラス(2号調整池)
 この2号調整池は、区画整理において必要な雨水を調整するという、調整池である。
 単なる調整池ということではなく、今回は、スマートシティの一環として、公・民・学が連携して高質化をし、水辺に親しめる空間となっている。
 2号調整池は土木学会のデザイン賞であるとか、グッドデザイン賞などを受賞するなど、高く評価をされている。
 維持管理については、近くに商業施設もありますが、周辺の民間企業からの協力を得ながら維持管理をしているというところである。
 また、調整池にはステージのようなものを設置し、このステージを利用して、時々イベントの開催をしてる。

オ 建設中のSMC新技術センター
 SMCは、工場の生産ライン、検査装置の自動化の機械、部品メーカーである。工作機械であるとか、食品製造業界、印刷工程向けの機器など、産業機器の自動化に欠かせないパーツを製造しており、国内のシェアが62%。世界シェアでも37%という企業である。現在区画整理地内3つの敷地、約4万3000平米で、5階建ての建物3棟の建築を進めているところである。
 令和7年8月の完成を目標とし、完成すると従業員約1300人の雇用の創出になる。建築費は、約1200億円で進めている事業となっており、この敷地とは別に、社員寮の建設をしているというような状況で、SMCが来ることによって周辺への影響というのはかなり大きいものです。
 また、この施設ができ上がると一般の方にも開放し、カフェや緑豊かなプロムナード、広場などを提供すると聞いている。

カ 都市軸ルートの整備
 現状としては約2.9キロのうち2.2キロが供用開始している。国道16号と交差する部分はアンダーパスを整備しており、国道16号の直下については整備が完了しており、両脇のアプローチ部分を整備している。

(5)主な質疑応答
問:用途地域はどこになるのか。

答:2種住居地域である。

参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

高橋祐子

自民党

副委員長 渡辺 務 自民党
委員

宇野 裕

自民党
委員

山本義一

自民党
委員 三沢 智 自民党
委員 赤間正明 公明党
委員 松戸隆政 千政団

随行

所属・職名

氏名

備考

都市整備局長

澤 宏幸

-

県土整備部県土整備政策課長 新村 理 -
県土整備部県土整備政策課副課長 相馬大輔 議事課主幹(併任)
県土整備部公園緑地課長 藪谷直幸 -
県土整備部市街地整備課長 土屋文孝 -
議会事務局議事課副主査

平出哲朗

-
議会事務局総務課副主査 杉谷京悟 -

日程表

12月5日

場所

備考

県議会 - 13時40分 -
県立柏の葉公園 14時40分 15時30分 調査
柏北部中央地区 15時30分 15時45分 車窓から調査
県議会

17時

- -

 

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

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