千葉県ホームページへ

ここから本文です。

千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和5年12月定例会県土整備常任委員会県内調査報告書

更新日:令和6(2024)年1月31日

ページ番号:635304

令和5年12月定例会県土整備常任委員会県内調査報告書

令和5年12月11日

千葉県議会議長伊藤昌弘 様

県土整備常任委員長三沢

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:県土整備常任委員会県内調査
  2. 調査先:台風13号による被災箇所
              (1)一宮川仮締切り堤防(茂原市)
        (2)夷隅郡大多喜町の被災箇所(大多喜町)
  3. 期間:令和5年12月11日(月曜日)
  4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

(1)一宮川仮締切り堤防(茂原市)

(1)日時:令和5年12月11日(月曜日)15時2分から15時16分(八千代橋付近)、15時20分から15時45分(明光橋付近)

(2)調査項目:一宮川仮締切り堤防(茂原市八千代)の状況について

(3)経過
 台風13号の接近に伴う大雨により溢水した一宮川の復旧状況等について、県土整備部河川整備課長より説明を受けた。

(4)概要説明

ア 9月8日の降雨の状況
 一宮川流域にある5箇所の雨量観測点での観測結果によると、今回の降雨は観測史上最大となっている。令和元年10月25日の豪雨と比較すると、長柄町水上地点を除く4地点で大幅に雨量が増加した。
 今回の浸水被害は、流域全体で浸水面積約1,554 ヘクタール、床上浸水922戸、床下浸水1,160戸の合計2,082戸(11月時点)となっている。このうち浸水戸数が多い茂原市を中心とした浸水範囲図では、1メートルを超える浸水深を記録した箇所もあるが、令和元年の時と比較すると大半の箇所で前回のほうが浸水深が大きい。
 すなわち令和元年と比較してみると、降雨量が大きく上回ったものの全体的な浸水深が減っている結果となっている。ただし、鶴枝川周辺では浸水深が大幅に増加した。
 茂原市八千代地区は低い地形となっており浸水リスクが非常に高い。これらの要因を考慮しつつ、有識者による検証会議で浸水被害発生のメカニズムを検証・把握し、今後の浸水対策のあり方を考えていく。

イ 一宮川水系における河川計画
 現在の河川計画では、令和元年と同規模の降雨に対して、令和11年度末までに、床上浸水被害ゼロを目指す対策として、中下流域及び上流域・支川で各種対策を進めている。計画は、中下流域では河川を拡げるなど洪水を速やかに流下させること、上流域・支川では一定規模の河川整備とともに住宅は輪中堤などで守りつつ、遊水機能を保持することを組み合わせ、河川の上下流バランスに配慮して総合的な浸水対策を実施することとしている。

ウ 八千代橋付近の状況
 現在、もともとはなだらかな勾配の護岸だったものを削り、急勾配なコンクリートの護岸を設置している。これにより河川の断面積が約2割増えることになる。左岸側はあと1メートルほどで護岸が完成し、その上にさらにL型擁壁が立ち上がって完成となる。右岸側はコンクリートの壁が立ち上がっており、もうだいたいできている状況。
 当時の水位は、八千代橋のコンクリート桁の下ぐらいまで来たような状況であった。

エ 明光橋付近の状況
 9月29日に報道発表したとおり、仮締切り堤防5箇所において必要な高さが確保されていなかったことが判明した。明光橋下流左岸はそのうちの1箇所である。幅2.5メートル、高さ1.2メートルの範囲が、遮水シートで密封され大型土嚢がない状態となっていた。
 一宮川改修事務所では、土嚢の高さ不足があったことを受け、棒(丁張)を一定間隔で設置し目印を作り、パトロール時の目視ですぐにわかるようにしている。

(5)主な質疑応答

問:土嚢の中が空洞になっていないか、パトロール時に土嚢を触って確認しているのか。
答:通常、降雨前のパトロールで全数の確認まではしていなかったが、今回のことを受け、全数確認を行った。

(2)夷隅郡大多喜町の被災箇所(大多喜町)

(1)日時:令和5年12月11日(月曜日)16時30分から16時32分(大多喜町笛倉)※車窓から、16時44分から16時57分(大多喜町庄司)

(2)調査項目:夷隅郡大多喜町の被災箇所(笛倉、庄司)の状況について

(3)経過
 台風13号の接近に伴う大雨により被災した大多喜町の2箇所(笛倉、庄司)の状況について、県土整備部道路環境課長等より説明を受けた。

(4)概要説明

ア 大多喜町笛倉の被災箇所の状況(説明:県土整備部道路環境課長)
 現在ブルーシートで養生している箇所が、切土法面の土砂が崩落した笛倉の被災現場である。
 8日の6時から片側交通規制をかけ、雨が止んだ9日から法面の養生等の応急復旧をして、11日の16時には規制解除し全面通れるようになった。
 復旧工事は、崖高8メートルに対して突っ込みを入れて大型の積みブロックにより高さ8メートル、延長16メートル復旧するというもので、先日の災害査定を経てこの工法が採択された。直ちに準備をして年度内に契約できるよう手続きを進めているところである。
 災害査定における査定金額は2,000万円強。10メートルほど離れたところに令和元年の時に被災した箇所の積みブロックがあり、復旧方法としては同様である。

イ 大多喜町庄司の被災箇所の状況(説明:夷隅土木事務所長、いすみ鉄道株式会社職員)
 台風13号の折は109.5ミリ/時と観測史上最大の雨量を観測している。被災9箇所のうち最も酷かったのがブルーシートをかけた箇所であり、40メートルほどにわたり枕木の下の土砂が流出して、枕木とレールが宙ぶらりんの状態になった。復旧作業を進め、12月24日に試運転、25日に運転再開する見込み。
 現在の復旧作業は、流出土が出ているところを取り除いて段のように切り、盛土をしていく形で進めている。3箇所の盛土の復旧を行っており、各所30センチずつ積み上げ転圧しながら上部まで盛土を行った。一番下に排水として透水を取る形で基礎を作っている。盛土終了後、法面の表面を保護する作業を進めている。レールの新設を行いまもなく完成する見込みとなっている。
 道路排水の状況は、現場の背後は南斜面の山、道路は右手から下り坂になってカーブしており、被災当日は山から来た水と上総中野のほうから来た水が流れ込んだ。構造としては、山側については道路排水を受ける側溝が入っており、谷側についてはアスカーブを作っており、アスカーブを切り出して2本の管を通じ、線路の下を通して流すようになっている。今回、これが水を捌ききれず、呑み込めなかった水が線路に流れたという状況である。今後の対策としては、谷側にも側溝を設けるなりして今回のような強烈な雨でも受けきれるよう線路の下を通って川のほうへ流す構造を検討している。現在、地形の詳細な測量をしており、これを基に設計して排水の強化に努めたい。

(5)主な質疑応答

問:庄司の被災箇所の背後の山は泥岩か砂岩か。
答:表面は房州砂岩が風化したようなもので、その中には岩盤がある。普段であれば岩盤の上の風化したところで水が溜まってとまるが、今回の大雨ではそれが抑えきれず流れた。
問:道路排水の工事はどのくらいかかるのか。
答:現在測量を行っておりそれを基に設計するが、出水期までに終えるのは難しい。できるだけ早くやりたいとは思っている。
問:庄司の被災箇所は、法面をコンクリートで固める方法ではないのか。
答:土羽の部分に水が流れるようにして側溝に集め、地中の管を通して排水する設計である。1箇所へ集中しないような構造を考えている。

 

参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

三沢 智

自民党

副委員長 岩井泰憲 自民党
委員

宇野 裕

自民党
委員 阿井伸也 自民党
委員

瀧田敏幸

自民党
委員 渡辺 務 自民党
委員 小宮明史 立憲民
委員

赤間正明

公明党
委員 丸山慎一 共産党
委員 松戸隆政 新政会

随行

所属・職名

氏名

備考

県土整備部長

池口正晃

-

県土整備部政策課長 久本 修 -
県土整備部道路環境課長 花岡信明 -
県土整備部河川整備課長 古谷野克己 -
県土整備県土整備政策課副課長 武田裕行 議事課主幹(併任)
議会事務局政務調査課主査

山本とも子

-
議会事務局総務課副主査 出口雄一 -

日程表

12月11日

場所

備考

県議会 - 14時5分 -
一宮川仮締切り堤防(上流箇所) 15時2分 15時16分 調査
一宮川仮締切り堤防(下流箇所) 15時20分 15時45分 調査
夷隅郡大多喜町笛倉 被災箇所 16時30分 16時32分 調査
夷隅郡大多喜町庄司 被災箇所 16時44分 16時57分 調査
県議会

18時34分

- -

 

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

・議員個人あてのメール、ご意見、ご質問はお受けできません。
・請願・陳情はこのフォームからはお受けできません。「ご案内・情報」から「請願・陳情」のページをご確認ください。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

最近閲覧したページ 機能の説明