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診療科・部門紹介

放射線治療部

診療科の紹介

放射線治療部とは?

腫瘍に放射線を照射して治療を行う部門です。

治療対象は?

全身の様々ながんを対象にしています。他のがん治療と同様に根治的治療と緩和的治療があります。手術や化学療法(抗がん剤)と放射線治療を組み合わせて行う併用療法では、複数の部門が協力しながら治療を行います。

千葉県がんセンター放射線治療部の特徴

  • 日本放射線腫瘍学会の認定施設Aに認定されています。
  • 強度変調放射線治療(IMRT)を実施しています。
  • 定位放射線治療(SRS・SRT)を実施しています。
  • 乳がんの深吸気息止め照射(DIBH)を実施しています。
  • 画像誘導放射線治療(IGRT)を実施しています。
  • 皮膚マーカを用いない体表面画像誘導放射線治療(SGRT)を実施しています。
  • 画像誘導密封小線源治療(IGBT)を実施しています。

放射線治療の流れ

1)初診
治療方針

患者さんの状態から、医師が最適と考える治療方針を説明します。 治療のスケジュールや副作用などについてもご説明した上で、患者さんやご家族に放射線治療を受けるかを考えて頂きます。

2)CT撮影
計画

放射線治療では治療中に体が動くと、正確な照射ができなくなります。そのため、患者さんと相談しながら仰向けで15分ほど静止できる楽な姿勢を検討します。頭頸部では専用のプラスチックマスクを作成することもあります。姿勢と固定具が決まったらCTを撮影します。

3)治療
治療

通常、平日は毎日治療を行います。 1回の治療時間は15分前後で、外来での治療が可能です。治療期間は1週間~2ヶ月と様々で、治療部位によって変わります。日常生活に大きな制限はありません。

スタッフ

スタッフの集合写真

1)医師、
2)診療放射線技師、
3)医学物理士、
4)看護師、
5)クラーク

1)医師

これまでの検査結果や症状から最適な治療方針を決定し、治療計画を作ります。 治療開始後は治療効果や副作用の診察を行います。

2)診療放射線技師

治療装置を操作して毎日の治療を担当します。 固定具の作成、CT撮影、治療計画なども行います。

3)医学物理士

IMRTや定位放射線治療などの複雑な治療計画の立案、線量検証を担当します。放射線治療プロセスの品質管理なども行います。

4)看護師

患者さんの健康状態の評価、治療に関する情報提供、安心して治療を受けて頂くための精神的支援を担当します。 副作用の予防とケアも担当し、患者さんやご家族の生活の質を維持するためのサポートを行います。

5)クラーク

治療前の受付業務、電話対応を担当します。

2022年 1月~12月の診療実績

項目 人数
放射線治療 899
外部放射線治療 896
強度変調放射線治療 254
定位放射線治療 135
乳がんの深吸気息止め照射(DIBH) 34
小線源治療(腔内照射) 23

医師のご紹介

放射線治療部長

原 竜介はら りゅうすけ 千葉大学医学部卒
【指導医、専門医、認定医など】
  • 日本医学放射線学会 専門医
  • 日本放射線腫瘍学会 認定医
  • 放射線科専門医研修指導者
【専門分野/得意分野】
  • 専門は放射線治療

医長

東ヶ崎 厳太郎とうがさき げんたろう 千葉大学医学部卒
【指導医、専門医、認定医など】
  • 日本医学放射線学会 専門医
  • 日本放射線腫瘍学会 専門医
  • 放射線科専門医研修指導者
【専門分野/得意分野】
  • 専門は放射線治療