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更新日:令和8(2026)年1月28日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報

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医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)/リンク

週報

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2026年

※過去の週報:

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今週の注目疾患

麻しん(はしか)

 

2026年第4週に県内医療機関から1例の届出があった。この1例の麻しんワクチン接種歴は不明であり、推定感染地域は国外であった。

全国では2026年第3週に3例の届出があり、累計は4例となった。4例のワクチン接種歴はなし2例(50%)、不明2例(50%)であった。推定感染地域は、国外2例(50%)、国内1例(25%)、不明1例(25%)であった1)

全国においても、2023年以降は国外における流行に伴い、海外からの輸入症例が増加している一方で、海外渡航歴のない症例も報告されていることから1-3)、本年も引き続き発生動向に注意が必要である。

図1、2017年から2026年第4週までの県内の麻しんの診断年別、ワクチン接種歴別届出数のグラフ

図2、2017年から2026年第4週までの県内の麻しんの診断年別、推定感染地域別届出数のグラフ

2017年から2026年第4週までに県内医療機関から届出のあった80例の概要は以下のとおり。

年間届出数は、2020年から2024年までは0から1例で推移したが、2025年は22例と増加した(図1)。

性別では、男性46例(58%)、女性34例(43%)であった。年齢群別では、20代が24例(30%)で最も多く、30代17例(21%)、10歳未満及び40代各14例(各18%)と続いた。病型別では、麻しん(検査診断例)55例(69%)、修飾麻しん(検査診断例)25例(31%)であった。ワクチン接種歴別では、接種歴なし23例(29%)、1回20例(25%)であり、なしもしくは1回が半数以上を占め、不明を含めると85%(68例)であった(図1)。推定感染地域別では、国内54例(68%、うち県内41例、県外10例、都道府県不明3例)、国外14例(18%)、国内又は国外か不明12例(15%)であった(図2)。

麻しんとは

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状で発症し、2日から3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが出現する。肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われている。また、死亡する割合は、先進国であっても1,000人に1人と言われる。その他の合併症として、10万人に1人程度の頻度ではあるが、感染してから数年が経過した後、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる予後が悪い中枢神経疾患を発症することもある。

麻しんは感染力が強く、空気感染もするため、手洗いやマスクのみでの予防は困難であり、予防接種が最も有効な予防法といえる。予防接種により感染リスクを最小限に抑えることが可能であり、定期接種の機会(第1期:1歳児、第2期:小学校入学前1年間の幼児)に確実に予防接種を受けることが重要である。罹患歴がなく、予防接種歴がないもしくは不明な場合は、かかりつけ医に相談いただきたい。

なお、海外での流行が報告されていることから、特に海外への渡航前には予防接種歴を確認いただき、また、帰国後2週間程度は高熱や全身の発しん、咳、鼻水、目の充血などの症状に注意いただきたい3-5)

県民のみなさまへ6)

第4週に発生届があり、他の人に麻しんを感染させてしまう可能性がある期間(感染可能期間)に、不特定多数の方が利用する施設等を利用していたことが判明したので、県では注意喚起のために報道発表を行いました。

これらの施設等を同じ時間帯に利用された方は、利用した日から21日以内(特に10日前後)は健康状態にご注意いただき、発熱・せき・鼻水・眼球結膜の充血・発しん等の症状がある場合は、事前に保健所に連絡の上、指示に従って医療機関を受診してください。受診の際は、周囲へ感染を広げないよう、マスクを着用し、公共交通機関等の利用を避けてください。

 

参考・引用

1)国立健康危機管理研究機構:麻疹 発生動向調査外部サイトへのリンク

2)国立健康危機管理研究機構:麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2025年第一版)(PDF:1,289.6KB)

3)厚生労働省:麻しんについて外部サイトへのリンク

4)厚生労働省:「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。【出国前】(PDF:416.4KB)

5)厚生労働省:「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。【帰国後】(PDF:459.7KB)

6)千葉県健康福祉部疾病対策課:麻しん(はしか)患者の発生について(令和8年1月23日)

Topics:年末年始に海外へ渡航された皆様へ

感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください1,2)

参考・引用

1)厚生労働省:海外へ渡航される皆様へ外部サイトへのリンク

2)厚生労働省検疫所FORTH:海外へ渡航される皆さまへ!外部サイトへのリンク

月報

新型コロナウイルス感染症

2026年第4週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.32)から増加して、1.78となった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

インフルエンザ情報

2026年第4週の県全体の定点当たり報告数は、前週(13.90)から増加して、23.80となった。

2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

麻しん情報

千葉県では、2026年第4週に1例の届出があり、累計は1例となった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

百日咳が増加しています!

千葉県では2026年第4週に9例の届出があり、累計は33例となった。

2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2026年第4週に届出はなく、累計は1例であった。

2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

感染性胃腸炎情報

2026年第4週の県全体の定点当たり報告数は、前週(7.64)から増加して、9.32となった。

2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

梅毒情報

千葉県では2026年第4週に2例の届出があり、累計は11例となった。

2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

風しん情報

千葉県では、2026年第4週に届出はなく、累計は0例であった。

2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)

届出基準・届出様式

届出票の記入方法等

急性呼吸器感染症(ARI)定点から保健所への報告様式

報告様式・集計様式(エクセル形式)(エクセル:62KB)

報告様式・集計様式(PDF形式)(PDF:235.2KB)

保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。

 なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。

 参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)

急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(県庁疾病対策課ホームページへ)

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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