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更新日:平成30(2018)年4月19日

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報報告数腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2018年15週(2018年4月9日~2018年4月15日)(PDF:1,046KB)

※過去の注目疾患:2014年2015年2016年2017年2018年

※過去の週報:2012年~2016年週報2017年週報2018年週報

今週の注目疾患

麻しん

2018年は第15週までに県内で麻しんの届出はない。しかし、全国では沖縄県における輸入例を発端とした事例において、多くの麻しん患者が報告されている。国外においても東南・南アジアでは麻しんの発生が継続的にみられる地域も多く、国立感染症研究所の報告によれば、2018年第14週までの麻しん輸入例の推定感染地域において、タイ、フィリピン、バングラディッシュ、インド、ネパールといった、これら地域からの輸入例が報告されている。またヨーロッパにおいても2017年前半から継続的な麻しん患者発生が報告されており、今後大型連休を利用した海外への渡航者増加も予想され、海外渡航前には自身の予防接種歴の確認と、不十分な場合には医師と相談のうえ、麻しん含有ワクチン接種の検討が必要である。

2013年以降の県内の麻しん届出状況をまとめると、2018年第15週までに73例の届出があった。年次別では2013年(20例)、2014年(25例)、2016年(25例)、2017年(3例)となっている。患者の年齢群は0歳(6例)、1~9歳(25例)、10代(10例)、20代(13例)、30代(12例)、40代(5例)、50代(1例)、60代(1例)となっている(図)。

麻しん図1

届出例における麻しん含有ワクチン接種歴は、73例のうち29例が接種歴無しであり、接種歴1回(2回目無し及び2回目不明)が10例、接種歴2回が12例、接種歴不明が22例であった(表)。ワクチン接種歴ありの患者においては、近年、積極的疫学調査とウイルス遺伝子検査が実施され、麻しん患者周囲の軽症で非典型例も(修飾)麻しんとして診断されるようになってきたことや、記憶による接種歴が含まれうることも考えられる。

麻しん表

麻しん感染・拡大防止のため、一人一人の麻しんに対する免疫を強化していくことが重要であり、4月17日に、国立感染症研究所より「麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方」について発表された。以下の注意点に留意し、対象者においてMRワクチンの接種が奨められている。

※注意点

  • 接種不適当者に該当しないことを確認する。
  • 麻疹含有ワクチンの接種歴は記録で確認する(記憶はあてにならない。接種の記録がなければ、受けていないと考える)。
  • 妊娠出産年齢の女性は、接種前に妊娠していないことを確認し、ワクチン接種後約2か月間は妊娠しないように注意する。
  • 1歳以上で2回の麻疹含有ワクチンの接種記録がある者、検査診断された麻疹の罹患歴がある者、既に発症予防に十分な麻疹抗体価を保有していることが明らかな者は受ける必要はない。
  • 初回接種の場合は、接種後5~14日を中心として、約20%に発熱、約10%に発疹が見られることがあることに注意する。2回目接種の場合は、これらの症状出現頻度は低い。
  • 接種不適当者に該当する場合は、麻疹抗体価を確認し、免疫状態を把握しておく。その結果、麻疹抗体価が陰性あるいは低い抗体価であった場合は、人が多く集まるところや麻疹流行国に行くのを避け、家族や周りの者が必要回数である2回の予防接種を受けて、麻疹に対する免疫を獲得しておく。

可能な限り早めのMRワクチン接種が推奨される者

【定期接種対象者】

  • 第1期定期接種対象者(1歳児)
  • 第2期定期接種対象者(小学校入学前1年間の幼児:今年度6歳になる者)

【定期接種対象者以外】

  • 1か月以内に海外旅行・国内旅行を予定している者(可能な限り2週間以上前に接種を済ませる。旅行直前に接種する場合は、接種後5~14日の体調変化に注意が必要)
  • 医療関係者(救急隊員、事務職員等を含む)
  • 保育関係者
  • 教育関係者
  • 不特定多数の人と接触する職業に従事する人
  • 近隣で麻疹患者の発生が認められる、生後6~11か月児(緊急避難的な場合に限る)
  • 0歳児の家族
  • 麻疹抗体価陰性あるいは低抗体価の妊婦の家族
  • 麻疹抗体価陰性あるいは低抗体価の麻疹含有ワクチン接種不適当者の家族
  • 2歳以上第2期定期接種対象期間に至る前の幼児で、麻疹含有ワクチン未接種あるいは接種歴不明者
  • 小、中、高、大学、専門学校生等で、麻疹含有ワクチン未接種あるいは1回接種あるいは接種歴不明者

引用

国立感染症研究所 「麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方」外部サイトへのリンク

 

疾患別・保健所別5週グラフ

疾患別・保健所別5週グラフ(2018年11週~2018年15週)(PDF:197KB)

月報

2018年3月分(PDF:826KB)(2018年14週週報に含む)

報告数

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では、2018年15週に1例の届出があった(2018年4月18日現在)。2018年1~15週の累計は7例となった。

インフルエンザ情報

2018年15週の県全体の定点当たり報告数は、14週の0.86から減少し0.65となった。

感染性胃腸炎情報

2018年15週の県全体の定点当たり報告数は、14週の3.30から減少し3.25となった。

麻しん情報

千葉県では、2018年15週に届出はなかった(2018年4月18日現在)。2018年1~15週の累計は0例のままである。

風しん情報

千葉県では、2018年15週に届出はなかった(2018年4月18日現在)。2018年1~15週の累計は1例のままである。

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よくある質問

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所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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