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更新日:令和7(2025)年11月12日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
週報/月報/新型コロナウイルス感染症/麻しん/百日咳/梅毒/腸管出血性大腸菌感染症/インフルエンザ/感染性胃腸炎/風しん/急性呼吸器感染症(ARI)報告様式/リンク
2025年第45週(2025年11月3日から2025年11月9日)(PDF:938.9KB)
2025年11月3日から2025年11月9日までの期間(2025年第45週)の千葉県結核・感染症週報を掲載しています。
※過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年
※過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報
千葉県では、インフルエンザ注意報を発令中です1)
第45週における定点当たり報告数は、前週の25.04(人)から増加して29.95(人)となった。2025/26シーズン(2025年第36週から2026年第35週までの期間)に入ってから定点当たり報告数は増加し続けており、引き続き注意が必要である。
県内16保健所中12保健所管内において前週から増加しており、特に、松戸(50.24)、君津(44.50)、長生(38.00)保健所管内が多かった(図1)。

1)千葉県健康福祉部疾病対策課:インフルエンザ注意報の発令について(令和7年10月29日)
2025年第45週に県内医療機関から1例の届出があり、本年の累計は11例となった。県内では、例年11月頃から翌1月頃にかけて届出数が増加する傾向にあり(図2)、注意が必要である。

2020年から2025年第45週までに届出のあった332例の概要は下記のとおり。
性別では、男性195例(59%)、女性137例(41%)であった。年齢階級別では、70代が126例(38%)と最も多く、次いで60代76例(23%)、80歳以上69例(21%)であり、60代以上が全体の8割以上を占めた。
つつが虫病の病原体は Orientia tsutsugamushiと呼ばれるリケッチアで、ダニ類の一種であるツツガムシが媒介する。わが国で本菌を媒介するツツガムシは主に3種類であり、それぞれのツツガムシの0.1%から3%が菌をもつ有毒ツツガムシである。ヒトはこの有毒ツツガムシに吸着されると菌に感染する。潜伏期間は5日から14日で、典型的な症例では高熱を伴って発症し、皮膚には特徴的なツツガムシの刺し口(黒色痂疲)がみられ、その後数日で体幹部を中心に発疹がみられるようになる。また、患者の多くは倦怠感、頭痛を訴え、患者の半数には刺し口近傍の所属リンパ節、あるいは全身のリンパ節の腫脹がみられる。有効な抗菌薬(第一選択薬はテトラサイクリン系)があるが、死亡例が報告されているため、早期に本症を疑い、適切な診断・治療を行うことが重要である1)。
1)国立健康危機管理研究機構:IDWR ダニ媒介感染症:つつが虫病・日本紅斑熱![]()
2)千葉県衛生研究所:つつが虫病に注意!(PDF:325.9KB)
直近5週間分の保健所別の定点当たり報告数のグラフを掲載しています。
掲載している定点把握対象の感染症:RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、急性呼吸器感染症(ARI)、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎
2025年10月の千葉県結核・感染症月報(2025年第44週週報)を掲載しています。
2025年45週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.07)から減少して、1.61となった。
2025年45週までの県内の新型コロナウイルス感染症の発生状況について掲載しています。過去の発生状況については以下に掲載しています。
県衛生研究所は、国立感染症研究所と協働で、県健康福祉センター(保健所)(千葉市・船橋市・柏市除く)等から収集した検体について新型コロナウイルスのゲノム解析を行い、ウイルスの変異状況を調べています。
その状況についてお知らせします。
千葉県では、2025年45週に届出はなく、累計は22例であった。
2025年45週までの県内の麻しんの発生状況について掲載しています。
【国内の状況】
国立健康危機管理研究機構のまとめによると、2025年第44週に1例の届出があり、累計は232例となりました。近隣都県では、これまでに神奈川県で40例、東京都で30例、茨城県で22例、埼玉県で10例の届出がありました1)。
国内外での報告増加を受け、厚生労働省は令和7年3月19日付けで注意喚起をしています2)。
2)厚生労働省:麻しんの国内外での報告増加に伴う注意喚起について(協力依頼) (PDF:190.4KB)
【千葉県の過去の状況】
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2025年45週に19例届出があり、累計は3,413例となった。
県内の百日咳発生状況について掲載しています。
千葉県では2025年45週に3例の届出があり、累計は394例となった。
県内の梅毒発生状況について掲載しています。2021年から2024年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
千葉県では2025年45週に4例の届出があり、累計は182例となった。
2025年45週までの県内の腸管出血性大腸菌感染症発生状況について掲載しています。2010年から2024年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2024年1週から52週)(PDF:207.2KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2023年1週から52週)(PDF:381.4KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2022年1週から52週)(PDF:249.1KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2021年1週から52週)(PDF:270.2KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2020年1週から53週)(PDF:250.6KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2019年1週から52週)(PDF:240KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2018年1週から52週)(PDF:242KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2017年1週から52週)(PDF:254KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2016年1週から52週)(PDF:145KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2015年1週から53週)(PDF:233KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2010年から2014年)(PDF:224KB)
2025年45週の県全体の定点当たり報告数は、前週(25.04)から増加して、29.95となった。
2025/26シーズンの県内のインフルエンザ発生状況について掲載しています。2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
2025年45週の県全体の定点当たり報告数は、前週(3.35)から減少して、2.98となった。
2025/26シーズンの県内の感染性胃腸炎の発生状況について掲載しています。2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。
千葉県では、2025年45週に届出はなく、累計は0例であった。
県内の風しんの発生状況について掲載しています。2008年から2024年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(県庁疾病対策課ホームページへ)
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