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更新日:令和7(2025)年9月29日
ページ番号:804039
県民の皆様への注意喚起のため、ナガエツルノゲイトウに関連する情報を掲載しています。本件に関連する情報については、随時公表してまいります。
南アメリカ原産のヒユ科の多年生草本です。4月から11月にかけて、白い球状の花を咲かせます。水路、河川、ため池、水田などの水辺や、農道、畦畔(あぜ)、畑、公園などの陸地に生え、特に日当たりの良い水辺では浮島状の大群落をつくります。日本に侵入したものは種子を作らず、根で越冬し、翌年にまた生育します。葉・茎・根の断片から再生する強靭さ、水に浮くことで断片が水流で拡大すること、乾燥に強く陸でも生育する性質などがあります。
国内では1989年、千葉県では1990年に印旛沼で初確認されており、鑑賞用に持ち込まれた可能性があるとされます。現在、県内でも各地で繁茂し、河川や水路などでは治水への被害、湖沼では航行の妨げや水質悪化、田畑では農作物の生育や収穫を妨げる農業被害、生態系では在来種と競合するなどの様々な悪影響が出ています。
ナガエツルノゲイトウの花 大きな浮島のようになったナガエツルノゲイトウ
原則として、除去は土地の所有者もしくは管理者が行います。ご自身の所有・管理する土地で発見した場合は除去しても構いません。除去方法を誤るとかえって広げてしまうことがあるので、以下の資料等を参考にしてください。なお、ファイルサイズが大きいので閲覧にはご注意ください。
正しく取り除く
処分方法
ナガエツルノゲイトウは外来生物法により平成17年6月1日に特定外来生物に指定されているため、駆除の際に手続きが必要な場合があります。
完全に枯死したナガエツルノゲイトウを廃棄物として処理するために、保管・運搬する場合、手続きは必要ありません。
地域住民やボランティア等による駆除、地方公共団体等による計画的・定期的な駆除を実施する場合、外来生物法に基づく「防除の確認・認定」の手続きが必要な場合があります。詳しくは環境省のホームページをご確認ください。
県生物多様性センターでは、ナガエツルノゲイトウに関する分布調査等事業を行っています。分布状況等につきましては、下記をご覧ください。
千葉県では、河川、湖沼、農業水路、水田等の広域に繁茂するナガエツルノゲイトウ等の対策を、より効果的に実施することが出来るよう、庁内において関係者の情報共有を図ることを目的として令和2年4月1日にナガエツルノゲイトウ等対策庁内連絡会議を設置し、関係機関が連携して対策にあたっています。
関係機関 | 役割 |
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環境生活部 水質保全課 | 湖沼における外来水生植物(ナガエツルノゲイトウ等)対策に関すること |
環境生活部 自然保護課 | 特定外来生物(ナガエツルノゲイトウ等)対策の普及啓発に関すること |
環境生活部 循環型社会推進課 | 駆除したナガエツルノゲイトウ等の処分に関する情報共有、助言に関すること |
農林水産部 耕地課 | 水田におけるナガエツルノゲイトウ等対策に関すること |
農林水産部 担い手支援課 | 地域で保全管理する農業水路等におけるナガエツルノゲイトウ等の対策に関すること |
農林水産部 環境農業推進課 | ナガエツルノゲイトウ等の農家への普及啓発に関すること |
農林水産部 農地・農村振興課 | 農業水路、土地改良区におけるナガエツルノゲイトウ等対策に関すること |
県土整備部 河川環境課 | 県管理河川におけるナガエツルノゲイトウ等対策に関すること |
中央博物館(研究員(専門的知見を有する者)) | 特定外来生物(ナガエツルノゲイトウ等)対策等に係る助言に関すること |
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