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更新日:令和6(2024)年3月25日
ページ番号:652814
房総半島に古くから生息していた在来のニホンジカは、かつては千葉県のほぼ全域に生息していたと考えられていますが、都市化や高い狩猟圧で1950年代には絶滅が危惧されるほどになりました。
そのため、本県では国が狩猟を禁止していたメスに加え、オスの狩猟も禁止していました。
現在では、生息数が増加し、農林業への被害が発生するようになったため、農林業被害の軽減と個体群の安定的な維持がニホンジカの管理の課題となっています。
普段、オスは単独で、メスはその年生まれの子と前の年に生まれた子の3頭で生活しています。
場合によってオスだけでグループを作ることがあります。
メスは2歳から出産することができ、通常、春に1頭の子を産み、ほとんど毎年出産します。
昼も夜も、数時間の採食と数時間の休息を繰り返すという生活をしています。
ニホンジカは、草木の葉や実を食べる草食性の動物です。
そのため、水稲や野菜、果樹などの農業被害が発生しています。
また、スギやヒノキの苗木が食べられるといった林業被害も発生しています。
これらに加えて自然の植物を食べることで植生が劣化するといった生態系被害も発生しています。
ニホンジカ地域個体群の適正規模への抑制及び安定的維持、農林業被害の軽減、生態系への影響の軽減を図るため、千葉県第二種特定鳥獣管理計画のもとに県と市町村で連携して、捕獲や被害対策を推進しています。
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