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更新日:令和6(2024)年3月25日
ページ番号:652852
キョンは小型のシカ科の仲間です。肩までの高さは40cmほどで、中型犬と同じくらいの大きさです。
本来は中国南部や台湾に生息し、千葉県には生息していませんでしたが、1960~80年代に、野外に定着したと考えられています。
環境省により、生態系等に被害を及ぼすおそれのある特定外来生物に指定されており、野外に定着した個体の根絶を目指した防除が必要です。
キョンが定着して以降、生息分布は拡大し、生息数は増加しており、県中南部の17市町で繁殖が確認されています。
早ければ生後半年程度で妊娠し、1頭のメスが1頭の子を産みます。
森林内や林縁部で主に木の葉やドングリ類等を採食して生活していますが、近年では住宅地付近にも出没し、花壇や家庭菜園で採食する姿が目撃されています。
農作物の被害金額は、イノシシ等に比べると少ないものの増加傾向にあり、野菜を中心に、水稲、豆類、イモ類、果樹、特用林産物など多岐にわたり被害が発生しています。
また、鳴き声に対する苦情や、住宅地周辺での花壇や植木等の採食被害も報告されています。
さらに、ニホンジカとキョンの分布が重なっており、餌をめぐって間接的に競争が起きている可能性があることや、ニホンジカが食べない植物も食べることが知られており、自然植生への影響が危惧されています。
農作物等の被害や分布拡大を防ぐため、外来生物法に基づく防除実施計画のもとに、県及び市町村で防除を実施中です。
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