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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > 農林総合研究センターの視察 > 水稲・畑地園芸研究所 Rice Paddy, Upland Farming and Horticulture Institute
更新日:令和6(2024)年2月28日
ページ番号:8292
水稲・畑作物・露地野菜の大規模農業に対応した研究拠点として、1育成地及び4研究室において、以下の4つの基本方向に沿って、生産現場に即応した技術開発と種苗生産に取り組みます。
生産現場を支えるための水稲、畑作物、イモ類の原原種の維持・原種生産の推進
千葉県主要農作物等種子条例に基づき、水稲の原原種の維持管理及び原種の生産・配付を行っています。また、水稲種子の安定生産に関する研究に取り組んでいるほか、他の研究室と連携して新品種候補系統の九十九里地域の気象及び土壌条件への適応性検定等を行っています。
[写真]水稲原種ほ場の様子
[写真]水稲原種の収穫作業
北総地域で栽培の多い畑作物や露地野菜を対象に、農作業の機械化・省力化、高品質・安定生産などの技術開発に取り組みます。また、畑作物及びイモ類の原原種の増殖、維持にも取り組んでいます。
[写真]サツマイモ品種・系統選抜試験の様子
東総地域は、海洋性の温暖な気候を活かした露地野菜の大産地です。キャベツ、ダイコン、メロンなどの高品質・低コスト生産、省力化、効率的肥培管理などの技術開発に取り組んでいます。
[写真]厳しい審査を経て生み出される品種や技術
千葉県は、温暖な気候を生かして、8月中旬から新米を収穫できる関東一の早場米の産地です。この早場米に適した美味しい新品種を育成するとともに、その良好な特性を最大限に発揮させる栽培技術を開発しています。
[写真]:食味試験で、美味しい品種を
選定
[写真]:水稲新品種「粒すけ」のイネ
の姿
[写真]:「粒すけ」のお米のパッケージ
近年の地球規模の気候変動・温暖化は、環境ストレスの増加として水稲の生育や、栽培を取り巻く様々な分野に影響を及ぼしています。また、水田作経営においては、農業構造の変化に伴い、稲作部門を中心として経営耕地規模の拡大が急速に進展しています。こうした自然的、社会的環境変化の中で、水稲温暖化対策研究室では、高品質で良食味な米を高い収量水準で安定的に生産し、経営耕地規模の拡大、低コスト化、作業の効率化・軽減化等を実現する技術革新を図っていくための試験研究に取り組んでいます。
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