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更新日:令和5(2023)年4月20日

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くらし・福祉・健康

「最期まで自分らしく生きる」 パート3

平成26年5月20日掲載

再生時間:4分

誰もが皆、いつかは人生の終わりの時期を迎えます。その時をどのように過ごしたいか、あなたは考えたことがありますか。このビデオでは、ある家族のドラマや専門家の解説をまじえて、自分らしく最期を迎えるために知っておきたいこと、考えておきたいことをご紹介しています。
ここでは、最期を迎える場所についての県民意識調査結果や現状等について説明いたします。

動画の内容

<1>在宅訪問医による父の診療シーン
自宅でも様々なサービスが受けられることを知り、家族で話し合った結果、自宅に戻ることを選びました。退院して数か月の間、こうしたサービスを利用しながら、父と母は住み慣れた我が家での暮らしを続けることができました。
<2>ベッド上で咳き込む父
ところが父は肺炎を繰り返すようになりました。都度、かかりつけの先生に往診をお願いし、回復することはできましたが、肺炎を繰り返すうちに父はだんだんと衰弱していきました。
<3>訪問医に診察をうけるが、表情をくもらせ、入院が必要なことを母に告げる訪問医
母「最近、あまり食べられなくなって、栄養も取れてないんですけど・・・大丈夫でしょうか?入院した方がいいんでしょうか?」
訪問医「かなり衰弱していますね・・・入院すれば、栄養補給や呼吸を楽にすることはできますが・・・残念ですが、これ以上よくなることは期待できないですね・・・」
母「そうですか・・・子どもたちとよく相談して、少し考えてみます」

最期を迎える場所(アンケートデータ)
県民アンケートによれば、「病院で最期を迎えたい」と考える人は37.4%、「自宅で最期を迎えたい」と考える人は31.6%でしたが、
死亡の場所別にみた死亡数(千葉県)
2012年の人口動態調査によると、千葉県では、「病院で最期を迎えた人」は76%を占め、実際には多くの人が病院で最期を迎えています。
<インタビュー応答>
高林委員長:多くの方が病院で亡くなっています。ただこれは昔からそうだった訳ではなくて、昭和20年代には、ほとんどの方が、むしろ自宅で亡くなっていました。それがこのように変わってきたのは、病院で適切な治療を受けるということで皆さんが長生きできるようになったということにあると思います。しかしながら、現代においても死は免れられるものではありません。となりますと、死が近くなってきたということになれば、自宅で死にたいという方が多いのは当然のことで、それがこの数字になっていると思います。そして、これから超高齢社会を迎える中で、この傾向はさらに強くなると思います。ただ、このようにするためにはいくつかの条件をクリアできないといけませんし、また、在宅医療自身が充実しないといけません。
もちろん病院では最善の医療を受けることができ、痛みや苦しみから解放することができます。一方で多くの自由に制限がかかります。在宅医療、自宅で医療を受けるということは、当然自宅ですから、安心感も高いですし、自由度は高いです。最善の医療を受けるということはできないかもしれませんけれども、痛みや苦しみをコントロールするということは可能です。最大の課題は、介護ということになると思います。このためには、家族の存在・協力が不可欠だと一般には考えられます。そうなると、これを受けることができる人は限られてしまいます。ただ、最近では多くの職種の方が互いに協力するということで、たとえ一人住まいであっても最後まで在宅で看取るということが可能なケースが増えてきています。

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