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更新日:令和5(2023)年4月20日

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くらし・福祉・健康

「最期まで自分らしく生きる」 パート2

平成26年5月20日掲載

再生時間:7分

誰もが皆、いつかは人生の終わりの時期を迎えます。その時をどのように過ごしたいか、あなたは考えたことがありますか。このビデオでは、ある家族のドラマや専門家の解説をまじえて、自分らしく最期を迎えるために知っておきたいこと、考えておきたいことをご紹介しています。
ここでは、退院時調整会議と在宅療養を支えるサービスについて御説明いたします。

動画の内容

<1>自宅にて歩行中、脳梗塞で倒れる父
母「あら、あなた、どうしたの、ねえ、大丈夫?ちょっと、ほら!」
<2>救急車の赤色灯
<3>病院のベッドに横たわってる父
父が3度目の発作を起こしました。自分で歩くことができなくなり、また、言語障害のため意思の疎通が難しくなって、介助が必要になりましたが、
<4>病室の一部
入院、1ヵ月を過ぎた頃、医師から退院の話がありました。
私は心配でしたが、療養施設や介護施設、自宅でもいろいろなサービスが受けられることを教えてもらいました。

(テロップ表示)退院調整会議を開催して在宅療養に移行する場合
自宅に帰って療養生活を続ける場合には、退院前に入院先の担当医師や看護師・リハビリスタッフにどのようなサービスを受けたらいいか相談しましょう。病院によっては退院前に病院関係者のほか、ケアマネジャーや自宅での生活を支える医療や介護サービスの関係者、患者・家族が一同に集まり、退院調整会議を開催します。

千葉大学病院退院調整会議(映像)
退院調整会議では、医師や看護師、リハビリの専門職やソーシャルワーカーなどそれぞれの専門の立場から、自宅で療養生活を送る場合に必要なサービスや留意するべきことなどが話し合われます。

(テロップ表示)退院調整会議を開催せずに在宅療養に移行する場合
退院調整会議が開催されない場合や、一人暮らしの場合などには、市区町村や地域包括支援センターに、自宅で療養する場合に受けられる医療や介護などのサービスについて相談することができます。

(テロップ表示)
在宅療養を続ける上で利用できる主なサービス
ここからは自宅で療養を続ける上で利用することができる主なサービスについてご紹介します。

・訪問診療
訪問診療とは、通院が困難な患者や高齢者のご自宅に医師が訪問し、計画的に健康管理を行うサービスです。訪問診療では看護師など他の職種との連携が重要で、在宅での看取りにも対応します。
<インタビュー応答>
土橋委員:訪問診療でできる医療はですね、様々なものがありますけれども、在宅でのですね、医療的なケアといわれるものがいろいろあります。ひとつに、喀痰の吸引でありますとか、気管切開部の管理でありますとか、褥瘡の処置、排尿の管理、また、あの胃ろうのですね、管理だとかですね、高カロリー輸液の管理、また、ちょっと特別な治療になりますけども、人工呼吸器の管理でありますとか、腹膜透析などちょっと難しいですね、治療もあるんですけども、在宅ではですね、様々な医療が行われます。病院で行われる医療とあまり遜色のない医療がですね、自宅でもですね、可能になってきております。患者さんのですね、病状、あるいはその希望に応じて、相談をしながらですね、患者さんに適切な治療というものが選択されて行われるというのが訪問医療という風に考えてください。

・訪問看護
訪問看護とは、通院が困難な患者や高齢者のご自宅に看護師が訪問し、看護ケアを提供したり、療養生活を支援するサービスです。医師と連携して医療処置をしたり、ケアマネジャーと連携して患者の介護相談にも対応します。
<インタビュー応答>
権平委員:サービスは、介護保険でも医療保険でも受けることができます。年齢は0歳から何歳までも、あとはいろんな障害があってもいろんな病気があっても、在宅で療養しながら生活したいという方、すべてが対象となります。訪問看護は、在宅療養を安心してできるよう、支援をおこなっております。

・訪問歯科
訪問歯科診療とは、通院が困難な患者や高齢者のご自宅に歯科医師・歯科衛生士が訪問し、歯科治療や口腔ケアを行うサービスです。
<インタビュー応答>
栗原委員:お口の中の汚れが、誤嚥性肺炎の原因になることは確かめられています。特に、ご高齢になると、気管に入ったものを吐き出す力が弱くなったり、あるいは体力が落ちて、肺炎の原因になります。お口は、栄養あるいは水分を取り入れる入り口であり、また、お話などのコミュニケーションをとる大切な働きをしています。口腔ケアをおこなうことによって舌あるいは頬の動きも良くなります。お口を清潔にして、楽しい食事、楽しいお話を心がけていただきたいと思います。

・訪問薬剤管理
訪問薬剤管理指導とは、通院が困難な患者や高齢者のご自宅に、医師等の指示の下、薬剤師が訪問し、薬の正しい飲み方の説明、服用状況の確認、副作用のチェック、患者にあった薬の使い方・飲み方の提案などを行うサービスです。
<インタビュー応答>
眞鍋委員:薬の飲み間違いは非常に多く発生しています。薬は正しく使うことで初めて、期待してる効果が出てきます。飲み過ぎとか、飲み間違い、これは体にとって危険なことです。例えば、喘息の薬を飲みすぎて、心臓に負担がかかってしまった方とか、朝飲む利尿剤を、寝る前に飲んでしまって、夜中に何回もトイレに起きてしまうような方もいらっしゃいました。正しく薬を飲むことで、期待している効果が得ることができます。もし、薬のことで、不安なこと、困ってること、疑問なことがありましたら、身近な薬剤師にいつでも相談してください。

・ケアマネジャー
ケアマネジャーは、利用者の心身の状況や生活環境を踏まえてケアプランを作成し、関係機関との連絡・調整を行います。

(テロップ表示)在宅療養を続ける上で利用できる主なサービス
このように、さまざまなサービスが連携して自宅での療養生活を支えています。

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