葛南地域（かつなんちいき）のみどころ

県の北西部に位置する湾岸地域（わんがんちいき）で、西は江戸川をはさんで東京都と接（せっ）しています。大規模（だいきぼ）な商工業がさかんで、臨海部（りんかいぶ）には京葉臨海工業地帯（けいようりんかいこうぎょうちたい）が広がり、商業施設（しせつ）やアミューズメント施設が集まっています。一方、野菜や梨（なし）を中心とした生産性（せいさんせい）の高い都市型農業もさかんです。

みどころマップ【葛南地域（かつなんちいき）】

中山法華経寺（なかやまほけきょうじ）／市川市（いちかわし）

日蓮宗（にちれんしゅう）の大本山。日蓮（にちれん）に帰依（きえ）した富木常忍（ときつねのぶ）が出家して自邸（じてい）を寺とした法華寺（ほっけじ）と、同じく日蓮（にちれん）の帰依者（きえしゃ）である大田乗明の邸跡（やしきあと）に建（た）てられた本妙寺（ほんみょうじ）がのちにひとつになり、現在（げんざい）の寺になっています。日蓮直筆（にちれんじきひつ）の「立正安国論（りっしょうあんこくろん）」など多くの国宝（こくほう）・重要文化財（じゅうようぶんかざい）があります。

JR下総中山駅（しもうさなかやまえき）から徒歩（とほ）5分または京成中山駅（けいせいなかやまえき）から徒歩2分

• 中山法華経寺（なかやまほけきょうじ）

県立現代産業科学館（けんりつげんだいさんぎょうかがくかん）／市川市（いちかわし）

産業に応用（おうよう）された科学技術（かがくぎじゅつ）や科学の原理を、見て、触（ふ）れて、試（ため）すことのできる体験型博物館。常設展示（じょうせつてんじ）は、「現代（げんだい）産業の歴史」「先端技術（せんたんぎじゅつ）への招待（しょうたい）」「創造（そうぞう）の広場（ひろば）」の各（かく）テーマで、基幹産業（きかんさんぎょう）の歴史を学んだり、エレクトニクス、バイオテクノロジーの先端技術（せんたんぎじゅつ）を楽しく体験できるほか、大型映像（おおがたえいぞう）ホールもあります。

JR本八幡駅（もとやわたえき）・下総中山駅（しもうさなかやまえき）から徒歩15分

• 県立現代産業科学館（けんりつげんだいさんぎょうかがくかん）

谷津干潟（やつひがた）・谷津干潟（やつひがた）自然観察センター／習志野市（ならしのし）

都会の中にある野鳥の楽園で、広さは約40ヘクタール。東京湾（とうきょうわん）最奥部（さいおうぶ）にある数少ない干潟（ひがた）のひとつで、平成5年にはラムサール条約（じょうやく）登録地となりました。1年を通してさまざまな鳥が見られ、シギ、チドリなど約50種の水鳥が確認（かくにん）されています。自然観察（しぜんかんさつ）センターでは、干潟（ひがた）の野鳥観察（やちょうかんさつ）、生態（せいたい）学習ができます。指導員（しどういん）による観察説明も行っています。

JR新習志野駅（しんならしのえき）、京成谷津駅（けいせいやつえき）から徒歩10分

• 谷津干潟（やつひがた）自然観察センター