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安房地域(あわちいき)のみどころ

房総(ぼうそう)半島の南端(なんたん)に位置し、変化に富(と)む美しい海岸線に三方を囲まれています。内陸部は、県内では最も高い嶺岡山系(みねおかさんけい)愛宕山(あたごやま)を中心に、長狭平野(ながさへいや)と安房平野(あわへいや)を有しています。また、海岸部は南房総(みなみぼうそう)国定公園に指定され、温暖(おんだん)な気候と豊(ゆた)かな自然にめぐまれ、花と海の観光レクリエーションゾーンを形成しています。畜産(ちくさん)や花の生産などが行われ、中小型船による沿岸(えんがん)・沖合漁業(おきあいぎょぎょう)やアワビやサザエなどを採(と)る磯根漁業(いそねぎょぎょう)、養殖業(ようしょくぎょう)などの各種の漁業もさかんです。

みどころマップ【安房地域(あわちいき)】

安房地域のみどころマップ

鋸山(のこぎりやま)

鋸山

(鋸南町(きょなんまち)・富津市(ふっつし))

鋸(のこぎり)の歯のように切り立った絶壁(ぜっぺき)が連(つら)なる岩山です。房州石(ぼうしゅういし)の産地として知られ、垂直(すいちょく)に切り立つ石切り場には、当時のノミの跡(あと)が生々しく残っています。山頂(さんちょう)には切り立つ崖(がけ)から垂直(すいちょく)に見下ろす「地獄(じごく)のぞき」、山腹(さんぷく)には日本寺などがあります。

JR浜金谷駅(はまかなやえき)から徒歩(とほ)10分

菱川師宣(ひしかわもろのぶ)記念館

菱川師宣記念館

(鋸南町(きょなんまち))

浮世絵師(うきよえし)として一世を風靡(ふうび)した菱川師宣(ひしかわもろのぶ)は鋸南町(きょなんまち)保田(ほた)の出身。16歳(さい)ごろ京都で絵を学び、江戸(えど)で独自(どくじ)の浮世絵(うきよえ)の領域(りょういき)を切り開いています。代表作に記念切手(きねんきって)の絵柄(えがら)で有名な「見返り美人」があります。同町吉浜(よしはま)の記念館(きねんかん)には、師宣(もろのぶ)の作品を主とする多数の版本(はんぼん)、版画(はんが)、肉筆画が展示(てんじ)され、見返り美人のブロンズ像(ぞう)も設置(せっち)されています。

JR保田駅(ほたえき)・安房勝山駅(あわかつやまえき)からバスで5分または徒歩15分

館山(たてやま)野鳥の森

館山野鳥の森

(館山市(たてやまし))

常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)に覆(おお)われた敷地内(しきちない)には、四季の森、さえずりの森などがあり、3コースの遊歩道が整備(せいび)され、野鳥観察を楽しめます。また、平成12年7月に、自然や野鳥について楽しく学べる「ふれあい野鳥館」がオープンしました。

JR館山駅からバス「安房神社前(あわじんじゃまえ)」下車徒歩7分

野島埼(のじまさき)灯台

野島埼灯台

(南房総市(みなみぼうそうし))

房総(ぼうそう)半島の最南端(さいなんたん)にあり、日本最古の洋式8灯台のひとつとして、明治2年に点灯された灯台。大正12年の関東大震災(かんとうだいしんさい)により倒壊(とうかい)し、現在(げんざい)の灯台は大正14年に再建(さいけん)されたものです。

JR館山(たてやま)駅からバス「灯台入口」下車徒歩7分

内浦山(うちうらやま)県民の森

内浦山県民の森

(鴨川市(かもがわし))

野生のシカやサルも生息している緑豊(ゆた)かな森にあり、運動広場、キャンプ場、キャビン、遊歩道などが整備(せいび)されています。

JR安房(あわ)小湊駅(こみなとえき)から車で10分

誕生寺(たんじょうじ)

誕生寺

(鴨川市(かもがわし))

日蓮宗(にちれんしゅう)の開祖(かいそ)「日蓮(にちれん)」は、貞応(じょうおう)元年(1222年)、現在(げんざい)の鴨川市(かもがわし)に生まれました。仏門(ぶつもん)に入ったのち、各地(かくち)を回って諸仏教(しょぶっきょう)を研究し日蓮宗(にちれんしゅう)を開きました。安房小湊駅(あわこみなとえき)の南東約2キロメートルにある誕生寺(たんじょうじ)は、弟子の日家(にっけ)が建治(けんじ)2年(1276年)に日蓮(にちれん)の誕生地(たんじょうち)跡(あと)に建立(こんりゅう)したと伝(つた)えられており、日蓮(にちれん)の直筆など貴重(きちょう)な文化財(ぶんかざい)が残されています。

JR安房小湊駅(あわこみなとえき)から徒歩20分

鯛(たい)の浦(うら)

鯛の浦

(鴨川市(かもがわし))

日蓮(にちれん)が生まれたときに起こった三奇瑞(さんきずい)のひとつとされるのが「鯛(たい)の浦(うら)のタイ」。本来、タイは深海性(しんかいせい)で群(む)れをなさない回遊魚(かいゆうぎょ)ですが、この鯛(たい)の浦(うら)だけは、大小無数(だいしょうむすう)のタイが群(む)れ、日蓮(にちれん)の誕生(たんじょう)を祝(いわ)ったと伝(つた)えられています。いらい700余年(よねん)にわたり禁漁区(きんりょうく)とされ、国の特別天然記念物にも指定されています。

JR安房小湊駅(あわこみなとえき)から徒歩20分

清澄寺(せいちょうじ)と大スギ

清澄寺と大スギ

(鴨川市(かもがわし))

日蓮(にちれん)が12歳(さい)から18歳(さい)まで修行(しゅぎょう)した清澄寺(せいちょうじ)は、1200年の歴史(れきし)を持つ古刹(こさつ)。広い境内(けいだい)には、国の天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定されている「清澄(きよすみ)の大スギ」があります。全国的にも屈指(くっし)の大杉(おおすぎ)で「千年杉(せんねんすぎ)」と呼(よ)ばれています。

JR安房天津駅(あわあまつえき)からバス「清澄寺(せいちょうじ)」下車徒歩5分

鴨川(かもがわ)シーワールド

鴨川シーワールド

(鴨川市(かもがわし))

ダイナミックなシャチショーをはじめ、イルカ、アシカ、ラッコ、ベルーガなどかわいい海の仲間がいっぱい。熱帯(ねったい)の海を再現(さいげん)したトロピカルアイランドや楽しいショーを見せてくれます。パノリウム(パノラマ式水族館)では、約400種(しゅ)もの魚、貝、甲殻類(こうかくるい)の生態(せいたい)が観察できます。

JR安房(あわ)鴨川駅(かもがわえき)から無料送迎(むりょうそうげい)バスあり

酪農(らくのう)のさと

酪農のさと

(南房総市(みなみぼうそうし))

房総(ぼうそう)は酪農(らくのう)発祥(はっしょう)の地です。江戸時代(えどじだい)にインド産(さん)といわれる白牛で酪農(らくのう)を始めたのを記念(きねん)してつくられたのが酪農(らくのう)のさとです。ここには日本の酪農(らくのう)の歴史(れきし)や乳牛(にゅうぎゅう)の飼育(しいく)について展示(てんじ)してある資料館(しりょうかん)や、やぎと遊ぶことのできる広場などがあります。

JR南三原駅から車で20分

南房総(みなみぼうそう)の花畑

南房総の花畑

南房総(みなみぼうそう)は、真冬でも菜(な)の花が咲(さ)く温暖(おんだん)な土地。洲崎灯台(すざきとうだい)から白浜(しらはま)を通り、千倉(ちくら)、和田を経(へ)て太海(ふとみ)に至(いた)る海岸線はフラワーラインと呼(よ)ばれ、その名のとおり道の両側(りょうがわ)に花畑が続く美しいドライブコースです。