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更新日:令和3(2021)年9月6日

臨床工学科

【部門紹介】

臨床工学技士はCE(クリニカルエンジニア)又はME(メディカルエンジニア)と呼ばれ、「医師の指示の下に生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者」と定義されS63年4月1日に施行された国家資格です。

こども病院では、H2年より臨床工学技士を採用し、人工心肺業務・高気圧酸素治療業務・心臓カテーテル検査業務を開始し、H20年に正式に臨床工学科が設置されました。

開院当時には、小児専門施設として全国でも初めてとなる大型の高気圧酸素治療装置が設置され、腸閉塞や突発性難聴など長年数多くの治療に用いられていましたが、老朽化によりH29年に装置は撤去されています。現在では高気圧酸素治療は実施されておりませんのでご注意下さい。

医療機器管理室

【スタッフ】

臨床工学技士常勤:6人

【各種認定資格と取得者数】

体外循環技術認定士:3人

心血管インターベンション技師:1人

第2種ME実力検定試験:5人

透析技術認定士:2人

3学会合同呼吸療法認定士:3人

医療機器情報コミュニケーター(MDIC):1人

【業務紹介】

(1)人工心肺関連業務:

小児では主に先天性の心疾患や大血管の手術が対象となります。心臓や大血管の修復を行う場合、心臓の拍動を止めて空にすることによって心臓の内部を修復しますが、この時に人の心臓と肺の代わりに生命を維持する装置として用いられるのが人工心肺装置です。この装置を技士が医師の指示の基に操作を担当しています。また、緊急時の補助循環やECMOにも対応しています。

人工心肺

(2)心臓カテーテル検査・治療関連業務:

主に循環器疾患の診断のため、鼠径部等から細い管(カテーテル)を入れて心臓や血管の血圧測定やX線造影検査・各部位の血液検査を実施します。また、コイル塞栓術・バルーン拡張による狭窄解除術・カテ-テルによる心房中隔欠損閉鎖術等の治療にもカテーテルは利用されます。

技士は、検査や治療においてポリグラフによる血圧や心電波形の記録、血液検査に携わります。

カテーテル検査

(3)血液浄化業務:

持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)・血漿交換(PE)・血液吸着療法・白血球除去療法(LCAP)・末梢血幹細胞採血など、各種血液浄化業務への対応を行います。

(4)人工呼吸器:

医療機器管理室を中心に、回路を組んだ機器の保管・備品や消耗品の保管・更新計画・点検・貸し出し・運用・病棟ラウンド・回路交換・勉強会などの安全管理へ対応を行います。

人工呼吸器

(5)医療機器保守管理業務:

医療機器の貸出管理として輸液ポンプ・シリンジポンプ・パルスオキシメーター・人工呼吸器・モニター類の中央管理実施、修理や点検・更新計画立案・勉強会開催等、医療安全へ貢献するために様々な業務を行っています。

医療機器点検

【業務実績】

 

業務 項目 2019年度 2020年度
臨床工学科 年間業務件数
人工心肺 117 98
補助循環(ECMO) 1 1
血液浄化業務 8 7
 CHDF 7 6
 PE 0 0
 吸着 0 0
 血球成分除去(LCAP) 0 0
   末梢血幹細胞採血 1 1
心臓カテーテル検査対応件数 211 211
 検査 144 125
 治療 6 38
 検査+治療 61 48
医療機器修理依頼件数 139 46
シリンジポンプ点検件数 3272 7810
輸液ポンプ点検件数 2408 5288
貸出(輸液・シリンジポンプ・送信機・SPO2) 5422 15583
返却(輸液・シリンジポンプ・送信機・SPO2) 5848 15699
除細動・AED装置の点検 56 28
人工呼吸器の回路交換 96 165
人工呼吸器ラウンドチェック 4452 3920
人工呼吸器トラブル対応+不具合対応 53 70
NO点検 238 330
勉強会開催件数 51 32