• 病院紹介
  • 病院ご利用案内
  • 診療科・部門紹介
  • 採用情報
  • 地域医療連携室

ここから本文です。

更新日:平成29(2017)年1月23日

検査部

※患者さまから得られた貴重な検体を正確且つ迅速に処理して、診断の補助となる検査結果を提供いたします。

※小児は採血が難しく、大人と違い採血量も多くを採れないため、少量の検体で検査ができるよう工夫努力しています。

※生理検査では特に患者さまが安心して検査ができるよう、患者様への接し方や部屋の内装等を工夫しています。

※24時間体制で検査科のスタッフが対応しています。

※チーム医療にも参加しています。

スタッフ紹介

検査部長:中山茂

臨床検査技師21名(常勤:16名、非常勤:5名)

部門紹介

 生化学・血清検査

生化学・血清検査って?

全身をくまなくめぐる血液には、体の中で起こった様々な情報が隠されています。

生化学・血清検査では、採血した血液から液体部分である血清を分離し、検査することで体の中で起こった異常を見つけます。

ではどのような時に異常値となるのでしょう?

  • 体の臓器が壊れて細胞内の成分が血液中に出た時・・・たとえば薬の副作用やウイルスの感染により肝炎が起こると肝細胞が壊れて血中に出るためAST・ALTなどの値が異常高値になります。臓器に含まれている物質に特異性があるため、様々な検査結果から障害のある臓器が推定されます。
  • 排泄出来ない時・・・腎臓は体で代謝された物質を尿として排泄していますが、腎炎などで腎臓が機能できなくなるとこれらの物質が血液中にたまってしまうため、BUN(尿素窒素)やクレアチニンが高値となります。
  • 異常な成分が作られた時・・・細胞にはホルモンなど体に必要な物質を合成する機能を有する物が有ります。腫瘍細胞が増殖するのに伴ってこれらの物質が作られる為、異常高値になることがあり腫瘍マーカーと呼ばれています。
  • 食事による影響・・・食事をすると、血糖や中性脂肪が高くなります。

このように血液から様々な病態がわかります。その他、こども病院として、代謝異常や栄養状態の把握のためのアミノ酸分析や投与中の薬物が適正な濃度に保たれているかを検査しています。

 血液検査

血液検査には血球算定、血液像、骨髄検査、凝固・線溶系検査などがあります。

血球算定

血液中の細胞成分である白血球、赤血球、血小板の細胞数とヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値などを自動血球分析装置で測定します。

血液像

血液(白血球、赤血球、血小板など)をスライドグラスに薄く延ばして染色し、顕微鏡で各細胞の形態を観察します。白血球は、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球などに分類し比率を調べます。

凝固・線溶系検査

生理的に血液は流動性を保っています。しかし、外傷などにより血管壁が損傷を受け出血が起こると、その血管損傷部位に血の塊(止血栓)がつくられ止血します。一方、血栓形成(血が固まり易い)が過剰になると血液の循環が悪くなるためそれを抑制するようにもはたらきます。これらのどこかに異常がないかを調べます。

骨髄検査

血液は、骨髄で造られています。骨髄検査は、胸の骨や腰の骨に針を刺して骨髄液を採取し血液像と同じように、骨髄液をスライドグラスに薄く延ばして染色し、顕微鏡で観察します。

白血病の診断に必要な検査です。

 細菌検査

この検査室では次のような検査をしています。

抗原検査

検査項目

検査に必要な検体

主な症状

A群連鎖球菌

咽頭粘液

咽頭痛、発熱

アデノウイルス

咽頭粘液

咽頭痛、発熱

同上

角結膜

目やに、眼の充血

同上

便

下痢、嘔吐、発熱、腹痛

ロタウイルス

便

下痢、嘔吐、発熱、腹痛

ノロウイルス

便

下痢、嘔吐、発熱、腹痛

インフルエンザ
ウイルス

鼻汁

鼻汁、せき、筋肉痛、関節痛、
急な発熱、全身倦怠感

RSウイルス

鼻汁

くしゃみ、せき、鼻汁、発熱

ヒトメタニューモウイルス

鼻汁

くしゃみ、せき、鼻汁、発熱

マイコプラズマ

咽頭粘液

咳、発熱

塗抹検査

検体(痰や尿や膿など…)を小さなガラスの板にのせます。

染色液を使って色をつけます。

顕微鏡で1、000倍に拡大してどんな細菌がいるのか見てみます。

培養・同定検査

検体(痰や尿や膿など…)を培地(色々な栄養分が入った寒天)に塗り広げて細菌が生えてくるのを待ちます。

生えてきたら色々な方法で何の菌なのかを調べます。

薬剤感受性検査

生えてきた細菌に効き目のある抗菌薬を調べます。

 生理検査

心電図検査、脳波検査、呼吸機能検査、終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)検査、ホルダー心電図解析、負荷心電図、出血時間等を行います。

心電図検査

心電図検査

<心電図、出張心電図、ホルダー心電図、出張ホルダー心電図、ホルダー解析、負荷心電図>


心臓の働きを調べる検査です。不整脈の有無、胸痛、動悸などの検査のために行います。

脳波検査

脳波検査

<脳波、出張脳波、長時間脳波、24時間脳波>
脳の働きを調べる検査です。意識障害やてんかんが疑われる時などに行います。
予約制の検査です。

 

 

呼吸機能検査

<標準肺活量、努力性肺活量、肺残気量、肺拡散能力、呼吸抵抗>

肺の働きや気管支の状態を調べる検査です。喘息が疑われる時や手術適応の判断時などに行います。

終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)検査

睡眠の質や睡眠中の呼吸状態について調べる検査です。睡眠時無呼吸症候群を疑われる時などに行います。

 一般検査

一般検査では、尿・便・髄液・穿刺液(胸水・腹水など)・腹膜透析液などの検査を行い、コンピュータ化により検査結果を効率よく迅速・正確に報告しています。

尿検査

全自動尿分析装置を使い、尿中の蛋白・ブドウ糖・ケトン体・潜血・ウロビリノーゲン・ビリルビン・白血球・亜硝酸塩など12項目の定性検査を行い、迅速に検査結果を報告しています。

腎臓や膀胱など泌尿器の異常以外にも多くの臓器の働きや異常を調べます。
尿沈渣は、尿を遠心し、尿中の成分を集めて、顕微鏡で赤血球・白血球・上皮細胞・円柱・細菌などの形態学的検査をします。

便検査

消化器系(食道・胃・腸など)の疾患を調べるために、便中の潜血反応を検査します。又、胆道系を調べる為に、ビリルビンなどを検査します。その他に寄生虫の検査も行っています。

髄液検査

脳脊髄液の性状・細胞数・細胞の分類・蛋白定量・糖定量などを検査し、髄膜・脳の炎症やいろいろな中枢神経系の疾患などをみつけるのに役立てています。

穿刺液検査(胸水・腹水など)

性状の観察・細胞数・細胞の分類・蛋白定量などを検査します。

CAPD排液検査

PD(腹膜透析)排液・性状の観察・細胞数・細胞の分類などの検査をします。

 輸血検査

輸血は、外科手術や血液疾患などで欠かすことのできない治療で、日本赤十字血液センターから供給される血液製剤を使用します。
輸血を使用する可能性がある患者様に対して、必要に応じて以下の検査を実施しています。

血液型検査


血液型検査(ABO式、Rho(D)式)
1.患者様赤血球のAおよびB抗原の有無で判定(おもて検査)
2.患者様血漿中の抗Aと抗B抗体の有無で判定(うら検査)
3.患者様赤血球D抗原の有無を検査します。

不規則性抗体スクリーニング検査


患者様血漿中に輸血副作用を起こす可能性のある不規則性抗体の有無を検査します。
1.直接クームス検査
2.間接クームス検査

交差適合試検

重篤な副作用である溶血反応を防止する為、患者様の血液と血液製剤を用いて適合しているか確認します。


注)血液型検査につきましては、下記の点を留意の上、主治医にご相談ください。

お子様の血液型検査の結果について

おもて検査、うら検査で判定された結果が一致した場合、血液型が確定されます。
しかし、新生児期から幼少期(個人差があります)では、うら検査で判定するのに必要な血液型抗体の産生量が少なく判定できない場合があります。
この場合、おもて検査のみで血液型を判定します。(血液型の亜型など解らない場合があります)。

以上のことを考慮してお子様の血液型の結果をご覧ください。
より詳しい血液型の結果を知りたい場合は、4歳以上になってからの検査をおすすめします。

 病理検査

患者さまから採取された細胞や組織、また手術で摘出された組織から、肉眼的、顕微鏡的に、病気の最終診断を行っています。

病理組織検査

手術や、生検により採取された組織から標本を作製し、診断を行います。
病変が腫瘍か炎症か、腫瘍であれば悪性か良性か、治療効果や病気の経過などを調べます。

術中迅速検査

手術中に摘出された組織を凍結させることにより迅速に標本作製を行い、病理医が診断を行います。良性・悪性の診断、悪性であればどのような腫瘍か、病変の範囲はどこまでかを確認し、切除範囲や手術術式の決定に役立てます。

細胞診検査

患者さまより採取された髄液・喀痰・尿・胸水・腹水などから標本を作製し、細胞レベルで良性、悪性の判定を行います。

アレルギー関連細胞診検査

小児に多い喘息や気管支炎などのアレルギー疾患を調べるために喀痰や鼻汁、便などから標本を作製し、アレルギー反応が起こったときに出現する細胞の有無を顕微鏡で調べます。

電子顕微鏡検査

通常の顕微鏡では見ることのできない細胞内の微細な構造などを、電子顕微鏡を用いて観察し、調べる検査です。

病理解剖

ご病気で亡くなられた患者さまのご遺体を、ご家族の承諾のもとに解剖させていただくのが「病理解剖」です。

病気の原因や進行度合い、治療の効果、死因はなにか、といったことを検討します。病理解剖によって得られた知見は、今後の医療のために役立てさせて頂いております。

チーム医療への参加

NST(NutritionSupportTeam=栄養サポートチーム)

毎週月曜日に行われているNSTランチョンミーテイングに参加しています。
検査結果から目に見えない患者さまの状態を捉え、NSTに必要な情報を提供しています。
また、病棟ラウンドにも参加しNSTメンバーとして介入事例にも取り組んでいます。

ICT(InfectionControlTeam=感染対策チーム)

感染管理に必要なデータは細菌検査の結果が基となっています。毎朝、細菌検査室でミーティングが行われていて院内感染にかかわる情報を共有しています。
また、毎週火曜日に行われているICTミーティング・病棟ラウンドに参加し各病棟の感染管理をチェックしています。