3)風邪を引かせない工夫もあるんです
(看護局)
普段からかぜ予防のために、外から帰ったらうがいや手洗いをしていると思います。
手には、かぜの素となる菌がついています。簡単な手洗いでも指の間や手のひらは石鹸をつけて30秒洗う事で菌が少なくなりかぜ予防につながります。
30秒を数えるのは子どもには、むりがあるので唄などを教えて楽しく洗うと良いでしょう。
(ふるさと・ハッピーバースデーは30秒位)
かぜの中にはおなかに来るものもあり下痢をしたり吐いたりするものもあります。
- お母さんの手にオムツ交換の時や吐物をかたづける時についた菌も手洗いをすると感染をふせげます。
- のどに付くばい菌は、溶連菌やインフルエンザなどよく耳にする病気の原因となる菌です。大きい声でガラガラいいながらうがいをすることが大切です。
- かぜを引いているお友達から感染することもあります。会話は1メートル、咳は2メートル、くしゃみは3メートルで感染するとも言われています。かぜをひいた子がマスクをするだけでなく、元気な子にもマスクをさせる事も良いでしょう。
寒いからといって、家の中でテレビゲームなどをさせていませんか?
《子どもは風の子元気な子》と昔から言われています。外で遊ばせながら、丈夫な体になっていくよう抵抗力をつけさせることも大切です。
かぜをひいた時は、それ以上ひどくならないように見てあげることです。
お家で早期にかぜを治せる努力をしてみましょう。
家庭で気をつけること
身体を休ませること
布団でおとなしく寝ている時はそのまま様子を見ていて良いと思いますが、すこし元気になると布団に入ることなどなくなります。無理して寝かせるのではなく、家の中でのんびり過ごすことやごろごろしているなどでも十分身体が休まります。
保温に気をつけること
かぜをひいたからといって厚着をさせたり、布団やこたつにもぐり込ませたりする必要はありません。室温の調節で寒くない程度の暖房、暑すぎない程度の冷房を使い、過ごしやすい環境を作ることもたいせつです。
食事について
食欲はなくてあたりまえです。無理してお粥を食べさせたりせず子どもの好きなもので消化の良いものを与えます。水分も十分にとるように心がけてください。
入浴について
かぜをひいたらお風呂はダメという考え方ではなく、熱がなければ疲れさせないようにと気をつけながら、お風呂でサッパリさせるのはかまいません。入浴後には湯冷めをしないように気をつけてあげてください。
どれもお家でちょっと気をつければできることばかりです。何よりも家族の方々が子どもを思いやる気持ち、愛情エッセンスで何事にも立ち向かえると思います。