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診療科・部門紹介

漢方外来

漢方外来のご案内

当センターでは、平成21年4月より漢方外来を開設しています。

漢方診療は、問診と医療者の五感から得られた情報のみを手がかりに診察します。これは、数値化した検査データや画像を活用する現代医学とのおおきな違いです。物事に驚きやすい(気持ちが動揺しやすい)、夜間頻尿、手足が冷えるといった患者さんの訴えと、声に力がない、手足だけが冷えている、脈が沈んで緊張しているなどの、医療者の五感によって得られた情報を統合して、からだにどんな異常が起きているのかを見立てて、方剤を考えます。

がんの患者さんには、それぞれのがん特有の症状だけでなく、病気に伴うさまざまな症状が起こることがあります。また、抗がん剤や放射線治療では、治療そのものによるいろいろな副作用があります。このような症状に対して、それぞれの症状に応じて薬を中心とした治療が行われます。治療によって多くは症状が和らぎますが、なかなか良くならない、すっきりしないことが少なくありません。

漢方外来ではこのように、従来の治療法では完全に治療することが難しい症状に対し漢方薬を用いた治療を行い、少しでも楽に過ごせるお手伝いができればと考えております。具体的には「食欲がない」「むかむかがとれない」「体が冷えやすい」「体が重い」といった症状は、漢方の得意とする症状です。

漢方診療は、病気への診断や治療の方法が、現代医療とは違うため、現代医療に代わるものではありません。漢方診療は、現代医療を補助し、現代医療だけでは解決しにくい症状を治療することを目的としています。また、がん治療に耐えられるような体力をつけたい、がんと闘う力がほしいといったご希望にもお応えできればと思っております。

現在、千葉県がんセンターの患者さんを対象に、週1回の外来を開いておりますので、漢方薬による治療をご希望の患者さんは、それぞれの主治医にお伝えください。主治医より漢方外来の予約をお取りします。

体調が悪い、食欲が出ないと言った症状のある方はお気軽にご相談ください

以下のような症状がある方はお気軽にご相談ください

診察時間

毎週火曜日 午前9時00分~午後1時00分

外来診療担当医

診察は毎週火曜日の午前中、岡本英輝医師が2階Dブロックの診察室にて行います。

受診方法

当院の患者さんは(外来・入院)主治医にご相談ください。主治医より漢方外来の予約をお取りします。