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センター紹介

令和4年度 千葉県がんセンター 病院指標

DPCデータに基づく病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

ファイルをダウンロード(TSV:0.1KB)
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 54 74 218 588 1189 1832 2860 801 29

当センターの患者さんの年齢構成は、がん専門病院のため、がんになりやすい60歳代から70歳代の方が多いという特徴があります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ファイルをダウンロード(TSV:8.4KB)

整形外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

070040xx99x0xx

骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等2なし

52

2.35

9.09

1.92

62.06

空欄

070041xx01x00x

軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

48

16.17

16.58

2.08

68.90

空欄

070041xx99x3xx

軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等23あり

42

7.88

9.38

0.00

54.88

空欄

070041xx99x0xx

軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等2なし

38

3.18

7.45

0.00

56.55

空欄

180060xx99xxxx

その他の新生物 手術なし

28

2.93

5.79

0.00

47.29

空欄

 

当センターの整形外科は骨・軟部組織に発生した腫瘍の診療を担当しています。骨・軟部腫瘍は比較的まれで、取り扱う医療機関が少ない疾患です。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から骨の悪性腫瘍に対する検査・症状の緩和など、軟部組織の悪性腫瘍に対する手術、軟部組織の悪性腫瘍に対する化学療法、軟部組織の悪性腫瘍に対する検査・症状の緩和など、骨・軟部の腫瘍(良性・悪性の診断がついていないもの)に対する検査・症状の緩和など、です。

 

形成外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

090010xx97x0xx

乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし

26

7.46

6.45

0.00

47.42

空欄

070520xx97xxxx

リンパ節、リンパ管の疾患 手術あり

24

5.08

8.32

0.00

56.54

空欄

090010xx011xxx

乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1あり

21

13.05

15.14

0.00

52.33

空欄

100100xx97x0xx

糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2なし

-

-

24.38

-

-

空欄

090010xx03xxxx

乳房の悪性腫瘍 動脈(皮)弁及び筋(皮)弁を用いた乳房再建術(乳房切除後) 二次的に行うもの

-

-

15.77

-

-

空欄

 

当センターの形成外科はがんの治療にともなって変形してしまったり、失ってしまった組織を再び取り戻すべく、治療を行っています。他院で治療後の方も積極的に受け入れています。当科では純粋な美容外科の治療は行っていませんが、美容外科の手技も用いて手術を行っています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から乳がんに対する切除術以外の手術(輸血を含む)、リンパ浮腫に対する手術、乳がんに対する切除術と再建手術を同一の入院期間内に行ったもの、皮膚潰瘍に対する手術、乳房切除後の患者さんに対する再建手術、です。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

 

脳神経外科

 

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

010010xx9900xx

脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

36

20.78

11.11

2.78

59.58

空欄

010010xx03x00x

脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

31

12.65

20.55

9.68

55.10

空欄

010010xx9903xx

脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり

18

13.50

17.14

5.56

64.89

空欄

010010xx01xxxx

脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術+原発性悪性脳腫瘍光線力学療法加算

15

40.60

34.44

6.67

54.87 空欄

010010xx990Axx

脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2Aあり

13

15.46

15.79

15.38

51.54

空欄

 

当センターの脳神経外科は悪性脳腫瘍に特化した治療を行っています。悪性脳腫瘍は手術だけでは腫瘍が取り切れないため、手術・化学療法・放射線治療などをあわせた集学的治療が必要になります。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位はいずれも脳腫瘍に対するもので、治療内容は上から検査・症状の緩和など、手術、放射線治療、手術に併用して腫瘍を摘出した箇所にレーザ光を照射して残存する腫瘍を攻撃する光線力学的治療を行ったもの、テモゾロミド(商品名テモダール)を用いた化学療法、です。
なお、頭蓋内腫瘍摘出術を行なった原発性脳腫瘍の患者さんの中で、先進医療となる遺伝子診断を施行した方はDPCのルール上計算の対象外となるため、上記には反映されていません。

 

呼吸器外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

040040xx97x00x

肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

144

14.51

10.06

2.08

68.34

空欄

040040xx99040x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし

30

7.13

8.60

0.00

64.87

空欄

040040xx99200x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

19

2.37

3.05

0.00

76.79

空欄

040040xx9900xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

13

14.54

13.49

0.00

74.92

空欄

040040xx9902xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり

10

6.40

20.04

0.00

73.50

空欄

 

当センターでは呼吸器外科と呼吸器内科が協力して、肺がんや縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などに対する積極的な治療に取り組んでいます。呼吸器外科では主に手術を担当しています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位はいずれも肺がんに対するもので、治療内容は上から手術(切除術以外の手術(輸血)含む)、化学療法、気管支鏡検査+肺の生検を実施したもの、検査・症状の緩和など、放射線治療、です。

 

頭頸部外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

03001xxx99x31x

頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病あり

97

8.01

40.18

0.00

63.44

空欄

03001xxx99x30x

頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし

72

7.85

21.41

0.00

64.19

空欄

03001xxx99x0xx

頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし

48

17.33

12.44

2.08

69.38

空欄

100020xx010xxx

甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし

38

9.63

8.06

0.00

64.05

空欄

03001xxx0200xx

頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

34

15.21

12.88

0.00

66.24

空欄
 

一般的に頭頸部外科(頭頸科)で取り扱う腫瘍は、頭から頸部にかけて発生するもののうち、脳神経外科が担当する脳と脊髄、眼科が担当する眼球を除いた、耳鼻咽喉科領域に発生するものになります。頭頸部は発声や嚥下といった日常生活を営む上で重要な機能に関わっているため、治療にはその機能や見た目も十分に考慮される必要があります。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から頭頸部がんに対する放射線治療+化学療法と治療に伴って発生する症状に対する加療を合わせて行ったもの、頭頸部がんに対する放射線治療+化学療法、頭頸部がんに対する検査・症状の緩和など、甲状腺がんに対する手術、頭頸部がんに対する手術、です。

放射線治療科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

100020xx99x2xx

甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり

52

4.04

5.87

0.00

66.31

空欄
空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄
空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄
空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄
空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄 空欄

 

当センターには放射線治療を行う中央部門として放射線治療部、核医学診療部、画像診断部があります。放射線治療部では各種がんに対する放射線治療を、核医学診療部ではPET/CTによる検査や放射性ヨウ素などのアイソトープを使用した内用療法を、画像診断部ではレントゲン・CT等の画像検査やIVRと呼ばれる画像下で行われる治療などを担当しています。
上記の診断群分類(DPCコード)の治療内容は核医学診療部で行っている甲状腺がんに対する放射性ヨウ素内用療法です。

 

食道・胃腸外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

060020xx02xxxx

胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等

100

14.97

18.05

0.00

69.94

空欄

060035xx010x0x

結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし

98

14.14

15.40

0.00

71.30

空欄

060040xx0200xx

直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

33

13.70

14.89

0.00

67.15

空欄

060020xx01xxxx

胃の悪性腫瘍 胃全摘術 悪性腫瘍手術等

30

17.17

22.01

0.00

66.90

空欄

060040xx04xx0x

直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸腫瘍摘出術(ポリープ摘出を含む。)等 定義副傷病なし

25

12.12

12.29

0.00

66.56

空欄

 

当センターの食道・胃腸外科は近年の消化器外科治療の高度専門化にともなって、2016年度より消化器外科から肝臓・胆のう・膵臓外科(肝胆膵外科)と共に独立しました。食道・胃腸外科では食道、胃、十二指腸、小腸、大腸にいたる消化管の外科的治療を担当しています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から胃がんに対する胃切除術、結腸(盲腸からS状結腸)がんに対する結腸切除術、直腸(直腸S状部から下部直腸)がんに対する直腸切除術、胃がんに対する胃全摘術、直腸(直腸S状部から下部直腸)がんに対する試験開腹術や人工肛門造設術・閉鎖術、です。

 

泌尿器科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

110080xx991xx

前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり

326

2.00

2.45

0.00

68.80

空欄

110080xx01xxxx

前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等

194

10.75

11.30

0.00

68.96

空欄

110070xx03x20x

膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし

69

9.81

6.66

0.00

72.35

空欄

110070xx99x20x

膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし

60

6.40

9.51

0.00

69.15

空欄

11001xxx01x0xx

腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし

44

9.86

10.27

0.00

66.20

空欄

 

当センターの泌尿器科は尿路悪性腫瘍・男性器悪性腫瘍の内科的・外科的治療を行っています。前立腺がんや膀胱がんに対しては地域連携クリティカルパスを用いて、近隣医療機関との連携を進めています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から前立腺がんに対する検査、前立腺がん対する手術、膀胱がんに対する内視鏡的手術+化学療法、膀胱がんに対する化学療法、腎がんに対する手術、です。

 

婦人科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

12002xxx01x0xx

子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし

123

11.13

10.48

0.00

57.41

空欄

12002xxx02x0xx

子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし

51

2.02

3.02

0.00

38.94

空欄

120010xx01x0xx

卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし

42

12.93

11.90

0.00

57.02

空欄

120060xx02xxxx

子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等

27

6.19

5.98

0.00

46.74

空欄

12002xxx99x0xx

子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし

21

6.29

9.26

14.29

55.52

空欄

 

当センターの婦人科は子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、外陰がん、膣がんなどの治療を行っています。どの治療の患者さんに対しても、診療ガイドラインにのっとり、集学的な治療を行っています。また、初期の子宮体がんや子宮筋腫・卵巣嚢腫などの良性腫瘍については、年齢、既往歴、症状などを含めて総合的に治療方針を検討し、腹腔鏡下手術の適応ありと判断した場合には、腹腔鏡下手術を積極的に行っています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から子宮頸がん・子宮体がん(子宮頸部の初期病変を含む)に対する手術、子宮頸部の初期病変に対する子宮頸部円錐切除術(LEEP)、卵巣がんに対する手術、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術、子宮頸がん・子宮体がん(子宮頸部の初期病変を含む)に対する検査・症状の緩和など、です。

 

呼吸器内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

040040xx9900xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

35

15.23

13.49

5.71

68.17

空欄

040040xx99040x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし

27

6.78

8.60

0.00

70.44

空欄

040040xx99070x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等27あり 定義副傷病なし

-

-

9.99

-

-

空欄

040010xx99x30x

縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし

-

-

8.04

-

-

空欄

040040xx9903xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり

-

-

26.42

-

-

空欄

 

当センターでは呼吸器外科と呼吸器内科が協力して、主に肺がんに対する積極的な治療に取り組んでいます。呼吸器内科では主に気管支鏡による検査や薬物療法を担当しています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から肺がんに対する検査・症状の緩和、肺がんに対する薬剤の指定のない化学療法、肺がんに対するペメトレキセドナトリウム(商品名アリムタ)を用いた化学療法、縦隔の悪性腫瘍に対する化学療法、肺がんに対する化学療法+放射線治療、です。
ただし、上記の患者数の中にはDPCのルール上計算の対象外となるニボルマブ(商品名オプジーボ)やぺムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)などの薬剤を使用した化学療法の患者さんが含まれておりません。呼吸器内科を退院する患者さんのうち、4割近くの方が対象外となってしまいます。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

消化器内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

060020xx04xxxx

胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術

253

5.47

7.76

0.00

71.74

空欄

060340xx03x00x

胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

151

8.28

8.94

0.00

71.72

空欄

060100xx01xxxx

小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術

130

2.42

2.64

0.00

69.82

空欄

060010xx04xx0x

食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 内視鏡的食道粘膜切除術等 定義副傷病なし

110

7.08

8.87

0.00

72.35

空欄

060035xx04xxxx

結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術

103

5.03

6.59

0.00

68.32

空欄

 

当センターの消化器内科は消化管(食道・胃・小腸・大腸)と肝臓・胆のう・膵臓といった消化器の悪性腫瘍の診断と治療を担当しています。腫瘍の切除が可能と判断されれば、食道・胃腸外科もしくは肝臓・胆のう・膵臓外科(肝胆膵外科)へ紹介し手術となりますが、切除が出来ないと判断された場合は、当科で化学療法などの内科的治療を行います。また、消化管のポリープや早期のがんについては、内視鏡で腫瘍を切除する治療を行っています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から胃がんに対する内視鏡的手術、胆管結石・胆管炎に対する内視鏡的手術(処置)、大腸の良性腫瘍に対する内視鏡的手術、食道がんに対する内視鏡的手術、結腸(盲腸からS状結腸)がんに対する内視鏡的手術、です。

 

肝臓・胆のう・膵臓外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

06007xxx010xxx

膵臓、脾臓の腫瘍 膵頭部腫瘍切除術 血行再建を伴う腫瘍切除術の場合等 手術・処置等1なし

56

24.91

24.71

7.14

69.14

空欄

060050xx02xxxx

肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等

31

20.19

14.50

0.00

67.97

空欄

060050xx97x0xx

肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし

18

10.89

10.34

5.56

74.06

空欄

060335xx02000x

胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

17

9.06

6.93

0.00

65.24

空欄

060060xx020xxx

胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 膵頭部腫瘍切除術等 手術・処置等1なし

11

27.36

30.25

0.00

71.91

空欄

 

当センターの肝臓・胆のう・膵臓外科(肝胆膵外科)は近年の消化器外科治療の高度専門化にともなって、2016年度より消化器外科から食道・胃腸外科と共に独立しました。肝胆膵外科では主に肝臓、胆道(胆のう・胆管)、膵臓などの外科的治療を担当しています。また、良性疾患に対する胆のう摘出術や、後腹膜腫瘍摘出術、鼠径ヘルニア根治術も行っています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から膵臓腫瘍・脾臓腫瘍に対する手術、肝がんに対する切除術、肝がんに対する切除術以外の手術(輸血を含む)、胆管の良性腫瘍や胆のう炎に対する手術、胆道がんに対する手術、です。

 

乳腺外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

090010xx010xxx

乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし

236

9.20

9.99

0.00

59.85

空欄

090010xx02xxxx

乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)

100

5.86

5.67

0.00

61.04

空欄

090010xx99x0xx

乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし

45

11.76

9.71

2.22

63.53

空欄

090010xx97x0xx

乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし

-

-

6.45

-

-

空欄

090010xx99x30x

乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし

-

-

6.02

-

-

空欄

 

当センターの乳腺外科は受診当日にマンモグラフィー・超音波検査・針生検などを実施して、即日診断に努めています。また、外科治療では術中にセンチネルリンパ節生検を行い、郭清範囲を最小限にできるよう努めています。2013年度からは形成外科が新設され、乳房切除術と同時に乳房再建術が可能となりました。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位はいずれも乳がんに対するもので、治療内容は上から腋窩リンパ節郭清をともなわない部分切除術以外の切除術、腋窩リンパ節郭清をともなわない部分切除術、検査・症状の緩和など、切除術以外の手術(輸血を含む)、化学療法、です。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

腫瘍・血液内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均年齢

患者用パス

130030xx99x4xx

非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり

120

6.69

10.00

0.00

65.76

空欄

130030xx99x9xx

非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等29あり

50

8.26

13.53

0.00

69.48

空欄

130030xx99x5xx

非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり

45

21.20

19.67

2.22

66.31

空欄

130030xx97x50x

非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等25あり 定義副傷病なし

38

22.79

30.75

2.63

60.18

空欄

130030xx99x3xx

非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等23あり

38

8.53

15.07

0.00

63.95

空欄

 

当センターの腫瘍・血液内科は造血器腫瘍と呼ばれる悪性リンパ腫や白血病に対する化学療法や、抗がん剤がよく効く固形がんに対する化学療法を集学的治療の一環として外科系の診療科と協力して行っています。
診断群分類(DPCコード)別の上位5位はいずれも悪性リンパ腫に対するもので、治療内容は上からリツキシマブ(商品名リツキサン)を用いた化学療法、ブレンツキシマブ(商品名アドセトリス)又はポラツズマブ(商品名ポライビー)を用いた化学療法、リツキシマブ+フィルグラスチム(商品名グラン)又はリツキシマブ+レノグラスチム(商品名ノイトロジン)を用いた化学療法、リツキシマブ+フィルグラスチム又はリツキシマブ+レノグラスチムを用いた化学療法+輸血などの処置を実施したもの、薬剤の指定がない化学療法、です。

 

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

ファイルをダウンロード(TSV:0.2KB)

区分

【初発】
Stage I

【初発】
Stage II

【初発】
Stage III

【初発】
Stage IV

【初発】
不明

再発

病期分類
基準
(※)

版数

胃癌

328

45

41

93

11

89

1

7,8

大腸癌

92

88

46

62

57

68

1

8

乳癌

162

135

30

11

-

60

1

7,8

肺癌

108

47

39

97

26

55

1

8

肝癌

18

11

-

12

18

27

1

8


※ 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約

 

病期分類とは、がんの進行度について、原発腫瘍の広がり、リンパ節転移の有無、他の臓器への転移の有無、の3つの要素を元に判断するもので、がんの部位ごとに基準が決められています。基本的には早期のがんがStageI、最も進行したがんがStageIVとなります。病期分類基準には国際的に活用されているUICC TNM分類や、日本の各学会が定めた癌取扱い規約などありますが、ここで使用しているのは前者のUICC TNM分類になります。こちらは第8版が最新のものとなります。
通常、病期分類は治療方針を決定するため、治療開始前には行っていますが、中には手術で取ってきた腫瘍を検査してはじめてがんと判明するものがあります。Stageが不明となっている患者さんがいるのはそのためです。当センターはがんの専門病院として、早期がんから進行したがんに至るまで、あらゆるStageのがん治療に対応しています。
なお、患者数は延数です。同じ患者さんが複数回入院した場合は、入院ごとに1人と集計しています。また、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

ファイルをダウンロード(TSV:0.1KB)
区分

患者数

平均
在院日数

平均年齢

軽症

-

-

-

中等症

-

-

-

重症

-

-

-

超重症

-

-

-

不明

-

-

-

 

肺炎の重症度は患者さんの年齢、脱水の有無、呼吸状態、意識障害の有無、血圧の5つの要素によって決定されます。
当センターはがん専門病院のため、肺炎の治療を行うのは当センターに通院中の患者さんで、がんの専門的なケアがあわせて必要な方に限られます。そのため、総合病院などに比べると、患者数は少なくなります。
2022年度はいずれの患者数も10人に満たないため、ハイフン(-)を入力しています。

 

脳梗塞の患者数等

ファイルをダウンロード(TSV:0.1KB)

発症日から

患者数

平均在院日数

平均年齢

転院率

3日以内

-

-

-

-

その他

-

-

-

-

 

当センターはがん専門病院のため、脳卒中に対する専門的な治療が必要な患者さんについては、他院へ紹介することとなります。そのため、総合病院などに比べると、患者数は少なくなります。
2022年度はいずれの患者数も10人に満たないため、ハイフン(-)を入力しています。

 

脳梗塞の患者数等

ファイルをダウンロード(TSV:5.4KB)

整形外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K0311

四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹)

54

1.69

14.04

1.85

69.07

空欄

K0301

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹)

35

0.91

4.06

0.00

52.97

空欄

K0531

骨悪性腫瘍手術(肩甲骨、上腕、大腿)

10

13.10

46.70

0.00

52.50

空欄

K1422

脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定)

10

2.50

41.10

10.00

71.90

空欄

K0461

骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)

-

-

-

-

-

空欄

 

整形外科で実施する手術の多くは骨軟部の良性・悪性腫瘍に対する切除術になります。
主要手術別患者数の上位2位はどちらも軟部腫瘍に対する切除術です。腫瘍が悪性か否かによって術式・切除範囲がかわってくるため、特に術後日数に違いがあらわれてきます。
主要手術別患者数の3位は悪性の骨腫瘍に対する切除術です。悪性の骨腫瘍には骨肉腫やユーイング肉腫などがあり、骨肉腫では主に化学療法と手術を、ユーイング肉腫では化学療法、手術、放射線治療などを組み合わせた治療を行います。
主要手術別患者数の4位は脊椎に対する手術です。転移性脊椎腫瘍による脊髄麻痺は患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させます。当院では脊椎転移例に対して脊椎後方除圧固定などの手術を積極的に行っています。
5位は骨折に対する手術です。がんが骨にできた場合、又はがんが骨に転移した場合、骨がもろくなって骨折する場合がありますが、これを病的骨折といいます。当センターで行う骨折手術の多くは、この病的骨折に対するものです。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

形成外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K628

リンパ管吻合術

22

0.14

3.50

0.00

57.36

空欄

K4763

乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))

15

3.13

8.87

0.00

52.60

空欄

K0171

遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付きのもの)(乳房再建術の場合)

-

-

-

-

-

空欄

K476-2

陥没乳頭形成術、再建乳房乳頭形成術

-

-

-

-

-

空欄

K4765

乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの)

-

-

-

-

-

空欄

 

形成外科は乳腺外科、整形外科、婦人科、脳神経外科、頭頸部外科、消化器外科(食道・胃腸外科、肝胆膵外科)など、各領域の再建手術を当該診療科の医師とチームを組んで行っています。
主要手術別患者数の1位はリンパ浮腫に対する治療です。リンパ浮腫は手術や放射線治療の後にリンパ液がうっ滞して四肢に浮腫が生じるものです。当センターでは2017年からリンパ浮腫の複合的治療(圧迫やドレナージの指導および施術など)が行えるリンパ浮腫外来を開設しています。
主要手術別患者数の2位から5位は乳房に対する手術ですが、このうち形成外科が担当している手術は3位の遊離皮弁術と4位の陥没乳頭形成術、再建乳房乳頭形成術になります。遊離皮弁術は乳房切除後の部位に対する移植術です。皮弁とは手術などで欠損した組織に移植する血流のある皮膚・皮下組織や深部組織のことを指し、遊離皮弁とは血管から一度切り離された皮弁を指します。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

脳神経外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K1692

頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの)

53

5.92

17.57

7.55

56.40

空欄

K154-3

定位脳腫瘍生検術

17

3.88

26.59

5.88

72.06

空欄

K147

穿頭術(トレパナチオン)

-

-

-

-

-

空欄

K1742

水頭症手術(シャント手術)

-

-

-

-

-

空欄

K664

胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。)

-

-

-

-

-

空欄

 

脳神経外科で行っている手術は主に脳腫瘍に関連する手術です。
頭蓋内腫瘍摘出術ではモニターやナビゲーションシステムなどの設備を用いて、腫瘍を最大限かつ安全に摘出し、さらに術後の後遺症をできるだけ少なくできるように、最小範囲の侵襲での治療を行っています。悪性脳腫瘍は手術・化学療法・放射線治療などをあわせた集学的治療が必要になりますが、神経膠芽腫、悪性リンパ腫、胚細胞腫など、腫瘍の種類によって治療期間が異なってきます。
また、悪性腫瘍の放射線化学療法では、遺伝子診断に基づいた個別化治療を行っています。2021年3月に導入したロボット支援定位脳生検術により、初診から2週間以内に遺伝子診断を含めた腫瘍診断を確定できるようになりました。なお、先進医療となる遺伝子診断の実施者は指標の対象外とされてしまい、上記手術件数に含まれません。上記の患者さんを含め、2022年度に当センターで施行した頭蓋内腫瘍摘出術は79件、定位脳腫瘍生検術は38件になります。
主要手術別患者数の4位にある水頭症とは、髄液の循環が悪くなって頭蓋内に留まり、脳室が正常よりも大きくなる病気です。水頭症は脳腫瘍が原因となって起こることがあります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

呼吸器外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K5143

肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)

70

3.81

10.86

2.86

69.77

空欄

K514-21

胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)

24

2.71

8.33

0.00

67.50

空欄

K5142

肺悪性腫瘍手術(区域切除)

22

3.36

10.14

0.00

67.55

空欄

K514-23

胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)

16

3.13

8.88

0.00

66.81

空欄

K5141

肺悪性腫瘍手術(部分切除)

14

3.21

8.71

0.00

63.50

空欄

 

呼吸器外科で行っている手術の多くは肺がんに対する切除術です。当センターでは低侵襲である胸腔鏡下肺切除術(VATS)を実施しています。安全性を第一として、胸腔鏡と肉眼視を併用するハイブリット式の手術を導入しています。また、2019年からはロボット支援胸腔鏡手術(RATS)を開始しています。こちらは立体視野、胸腔内で曲がる多関節鉗子の利用で、より安全・高度な完全鏡視下手術ができると考えます。なお、呼吸器外科では肺がんの他、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、胸壁腫瘍などの悪性腫瘍の手術も行っています。
主要手術別患者数の上位5位はいずれも肺がんに対する切除術です。手術創部の大きさや切除する病変(肺)の大きさによって術式が異なり、術後日数に違いがあらわれてきます。

 

頭頸部外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K4631

甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わないもの)

21

2.05

6.38

0.00

67.05

空欄

K4691

頸部郭清術(片側)

16

3.50

7.31

0.00

67.44

空欄

K4633

甲状腺悪性腫瘍手術(全摘及び亜全摘)(頸部外側区域郭清を伴わないもの)

14

1.86

8.14

0.00

59.00

空欄

K4611

甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみの場合)

12

1.58

5.58

0.00

67.67

空欄

K4571

耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術)

11

2.45

4.18

0.00

57.82

空欄

 

頭頸部外科(頭頸科)で取り扱う腫瘍は耳鼻科領域に発生するもので、疾患および手術の種類は多岐に渡ります。
主要手術別患者数の1位及び3位は甲状腺がんに対する切除術です。両者は切除範囲が異なっており、その違いが術後の在院日数にあらわれています。また、主要手術別患者数の4位はがんと診断されていない甲状腺腫瘍に対する切除術です。
主要手術別患者数の2位は頸部のリンパ節に対する切除術です。頭頸部のがんでは頸部リンパ節への転移が多く、原発部位はわからないが頸部リンパ節でがんが見つかるような症例もあります。
主要手術別患者数の5位は耳下腺腫瘍に対する摘出術です。耳下腺(唾液腺)腫瘍の治療は手術が治療の基本となります。

 

食道・胃腸外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K719-3

腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術

83

3.01

10.36

0.00

71.49

空欄

K655-22

腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)

53

3.32

9.87

0.00

69.77

空欄

K740-22

腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術)

35

2.89

13.06

0.00

64.83

空欄

K7322ロ

人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴うもの)(その他のもの)

27

2.85

9.07

0.00

65.11

空欄

K7193

結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術)

17

4.00

9.00

0.00

70.29

空欄
 

食道・胃腸外科では主に消化管(食道・胃・小腸・大腸)の外科的治療を担当しています。
主要手術別患者数の上位3位はいずれも腹腔鏡(補助)下の手術です。腹腔鏡下の手術は、開腹手術に比べて傷が小さく、疼痛や術後回復に有利というメリットがあり、積極的にご提案しております。ただし、その適応決定には病気の進行度とともに、患者さんの年齢や全身状態なども関係してきます。また、がんのできた臓器や周囲のリンパ節を切除することは通常の開腹手術でも腹腔鏡(補助)下手術でも同じですので、術後の在院日数は通常の開腹手術とあまりかわらないこともあります。手術の適応については、個々の患者さんやご家族と十分に相談して決定するようにしています。また、いずれの手術においてもロボット支援下手術を導入しており、精緻な手術が可能となっています。
主要手術別患者数の4位は人工肛門の閉鎖術です。人工肛門には直腸がんなどの手術において肛門を切除した場合に造設する永久的なものと、縫合不全(手術で縫合した組織が何らかの原因で離れてしまうこと)などのトラブルを避けるために将来閉鎖することを予定して造設する一時的なものがあります。当センターでは肛門機能を温存した直腸がんの手術に力を入れております。

泌尿器科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K843-4

腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)

194

2.56

7.19

0.00

68.96

空欄

K8036イ

膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの)

117

2.28

6.84

0.00

71.64

空欄

K773-51

腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)(原発病巣が7センチメートル以下のもの)

23

2.26

5.91

0.00

65.04

空欄

K773-2

腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術

19

2.37

6.63

0.00

69.26

空欄

K800-2

経尿道的電気凝固術

17

2.29

6.76

0.00

70.29

空欄
 

泌尿器科の主要手術別患者数の1位は前立腺がんに対する手術支援ロボットのダヴィンチを使用した切除術です。これは従来の開腹手術に比べて疼痛が少なく、尿失禁の改善も良好で、早期の社会復帰が可能です。
主要手術別患者数の2位は膀胱がんに対する内視鏡を用いた切除術です。早期がん(T1以下)の場合は、内視鏡切除により膀胱温存に努めています。また、再発の頻度が多い場合には、膀胱注入療法(抗がん剤、BCG)を行っています。
主要手術別患者数の3位及び4位は腎がんに対する手術ですが、前者は手術支援ロボットのダヴィンチを使用したものです。なお、泌尿器科では前立腺がん・腎がんの他、膀胱がんや腎盂尿管がんについても、ダヴィンチを使用した手術を実施しております。
主要手術別患者数の5位は膀胱出血に対する止血術です。膀胱出血の原因には膀胱腫瘍、放射線性膀胱炎、術後出血などがあります。

婦人科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K879

子宮悪性腫瘍手術

89

2.48

9.51

0.00

59.02

空欄

K867

子宮頸部(腟部)切除術

51

0.02

1.00

0.00

38.94

空欄

K877-2

腹腔鏡下腟式子宮全摘術

44

1.16

4.05

0.00

48.55

空欄

K889

子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)

44

2.77

11.02

0.00

58.95

空欄

K877

子宮全摘術

26

2.23

7.69

0.00

54.35

空欄
 

婦人科の主要手術別患者数の1位は子宮頸がん・子宮体がんに対する切除術です。子宮の手術は切除範囲によって後腹膜リンパ節郭清をともなう準広汎子宮全摘除術、広汎子宮全摘除術などに分かれますが、診療報酬上では同一の扱いとなっています。子宮頸がんでは病期やがんの種類によって、手術療法、化学療法、放射線治療などを組み合わせた治療を行います。子宮体がんでは診断が確定すると開腹手術を行い、手術後の病理組織学的診断の結果によって補助療法の追加を検討します。なお、早期の子宮体がん(臨床進行期Ia期)に対しては腹腔鏡下又はロボット支援腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術も施行しています。
主要手術別患者数の2位は子宮頸部の初期病変に対する子宮頸部円錐切除術(LEEP)です。当センターでは1泊2日の入院で行っています。
主要手術別患者数の3位及び5位は腹腔鏡下及び開腹による子宮全摘術です。子宮頸部上皮内腫瘍3(CIN3)、異型子宮内膜増殖症、子宮筋腫などについて、年齢、既往歴、症状などを含め総合的に治療方針を検討し、腹腔鏡下手術の適応ありと判断された場合には腹腔鏡による手術を実施しています。また、良性腫瘍に対してもロボット支援腹腔鏡下手術を行っています。
主要手術別患者数の4位は卵巣がんに対する切除術です。上皮性の卵巣がんの場合、手術でできるだけ腫瘍を取ることが予後に反映されるため、最大限の腫瘍減量手術(他臓器合併切除を含む。)を行います。

消化器内科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K6532

内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術)

228

0.01

4.47

0.00

71.89

空欄

K688

内視鏡的胆道ステント留置術

187

1.16

5.96

0.00

70.58

空欄

K721-4

早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術

144

0.04

3.98

0.00

68.07

空欄

K7211

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満)

110

0.15

1.43

0.00

69.47

空欄

K526-22

内視鏡的食道粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術)

93

0.06

4.32

0.00

71.44

空欄
 

消化器内科の主要手術別患者数の上位5位はいずれも内視鏡を用いた治療になります。早期の消化器がんに対する内視鏡治療には、内視鏡的粘膜切除術(EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があります。EMRは従来から行われている方法で、病変部の粘膜下に薬液を注入して、腫瘍を十分に浮き上がらせてから、スネアと呼ばれる金属の輪をかけて切除するものです。一方、ESDは病変の周りの粘膜を専用ナイフで切開した後、病変の下にある粘膜下層をめくるように剥がし取っていくという方法で、EMRに比べて難しいものの、EMRでは取れない大きな病変を一括で切除できるため、近年行われています。
主要手術別患者数の1位と3位と5位はESD、4位はEMRです。3位と4位はいずれも大腸の切除術ですが、ESDはEMRに比べてより深く粘膜を剥離するため、両者の平均術後日数に違いがあらわれています。
主要手術別患者数の2位は胆道ステント留置術です。これは良性の胆管狭窄や悪性腫瘍にともなう胆管の閉塞によって引き起こされる黄疸に対して、胆汁の通り道を確保するため、ステントと呼ばれるチューブを胆道に留置する手術(処置)です。

肝臓・胆のう・膵臓外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K7032

膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合)

33

6.18

20.09

0.00

70.18

空欄

K672-2

腹腔鏡下胆嚢摘出術

22

3.73

4.23

0.00

65.68

空欄

K7034

膵頭部腫瘍切除術(血行再建を伴う腫瘍切除術の場合)

15

6.27

23.33

6.67

73.07

空欄

K6951イ

肝切除術(部分切除)(単回の切除によるもの)

14

3.29

8.57

0.00

70.93

空欄

K7022

膵体尾部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合)

12

3.42

15.42

0.00

67.58

空欄
 

肝臓・胆のう・膵臓外科(肝胆膵外科)では主に肝臓、胆道(胆のう・胆管・十二指腸乳頭)、膵臓などの外科的治療を担当しています。
主要手術別患者数の1位と3位と5位はいずれも膵腫瘍に対する切除術ですが、両者は切除部位と切除範囲が異なります。膵臓の十二指腸に近い部分を膵頭部、反対の脾臓に近い部分を膵尾部といい、その間を膵体部といいます。
主要手術別患者数の2位は腹腔鏡下の胆のう摘出術です。当センターでは胆のうがんとの鑑別を要する良性疾患に対する胆のう摘出術を行っています。
主要手術別患者数の4位は肝がんに対する切除術です。肝がんの手術では肝細胞がん、胆管細胞がん、転移性肝がんなど疾患により手術方法がかわります。また、がんの広がりや術前の肝予備能を考慮して術式を決定します。
近年では肝胆膵分野でも腹腔鏡手術が盛んに行われるようになりましたが、肝胆膵分野は手術難度が高く、長時間手術となることが多いため、適応は慎重に行う必要があります。

乳腺外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均年齢

患者用パス

K4763

乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))

162

3.00

4.40

0.00

59.78

空欄

K4762

乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))

100

2.76

2.10

0.00

61.04

空欄

K4765

乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの)

62

2.87

7.10

0.00

58.52

空欄

K4764

乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。)))

13

3.08

7.00

0.00

63.77

空欄

K6274

リンパ節群郭清術(腋窩)

-

-

-

-

-

空欄
 

乳腺外科で実施する手術は主に乳がんに対する切除術です。
主要手術別患者数の上位4位はいずれも乳がんに対する切除術ですが、手術の違いは切除範囲の大きさと、腋窩リンパ節・鎖骨下リンパ節の郭清を行うか否かです。切除範囲が小さく、リンパ節郭清を行わない方が、術後日数は短くなります。また、乳房再建を同時に行う場合は、入院期間が更に長くなる可能性があります。なお、入院中は手術内容に応じたクリティカルパスを用いており、各患者さんの術後日数にばらつきはほとんどありませんが、術前日数は土日の予定入院を行っていないため、週の前半に手術する患者さんは在院日数が長くなります。
主要手術別患者数の5位は腋窩リンパ節の郭清術です。腋窩リンパ節の郭清は乳がんに対する切除術と同時に行うことが多いですが、乳がんの術後でリンパ節に転移再発した場合に、腋窩リンパ節の郭清だけを行うことがあります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。

 

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
130100 播種性血管内凝固症候群 異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
180010 敗血症 異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
180035 その他の真菌感染症 異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 -

-

180040 手術・処置等の合併症 異なる - -

 

がん治療の一つに抗がん剤を用いた化学療法があります。抗がん剤はがんの治療に有効ですが、反面、正常な細胞にも影響を及ぼし、患者さんにとってよくない副作用が現れることもあります。真菌(カビ)を含めた感染症や、感染症を引き金として全身の様々な臓器に異常をきたす敗血症は、抗がん剤の使用によって体の抵抗力が弱くなってしまったことによって起こる場合があります。
また、敗血症やがんの進行により全身状態が悪化して、播種性血管内凝固症候群(DIC)が生じることもあります。これは体の中で小さな血栓が多発することによって血液を固める機能が十分に働かなくなり、全身に出血傾向が現れる重篤な疾患です。
手術・処置等の合併症については、必ずしも手術などの時に合併症を起こしたわけではなく、その多くは適切な治療が行われて退院したものの、傷の治りが悪かったり、体の中に埋め込まれた人工物が感染・破損するなどしたため再度入院し、治療を行うに至った症例です。
なお、表中の入院契機の「同一」「異なる」とは、入院のきっかけとなった病名と入院中最も治療に人的・物的な資源を投入した病名が同じか異なるかをわけたものです。二つの病名が異なっている場合は入院中に治療方針がかわったことを、つまり入院中に合併症を起こした可能性があることを示しています。
2022年度はいずれの患者数も10人に満たないため、ハイフン(-)を入力しています。

 

更新履歴

2016年9月27日  指標公開
2017年9月27日  平成28年度の指標公開
2018年9月26日  平成29年度の指標公開
2019年9月25日  平成30年度の指標公開
2020年9月30日  令和元年度の指標公開
2021年9月30日  令和2年度の指標公開
2022年9月30日  令和3年度の指標公開
2023年9月28日  令和4年度の指標公開