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更新日:平成30(2018)年7月27日

放射線治療部

診療科の紹介

放射線治療部とは?

一般に悪性腫瘍の治療法としては、1)外科的手術、2)化学療法(抗がん剤)、3)放射線治療の3つが軸になります。
放射線治療部は、その名前が示す通り、放射線を用いて悪性腫瘍の治療を行う部門です。

治療対象となるのは?

体のあらゆる部位のがんを治療の対象にしています。放射線治療のみを行う単独療法のほかに、手術や化学療法(抗がん剤)と放射線治療を組み合わせて行う併用療法があります。そのため、がんセンターのすべての診療科と協⼒をしながら治療を⾏っています。病気の根絶を⽬指す根治的治療、症状の緩和を⽬指す緩和的治療があります。

放射線治療の流れ

1)治療方針の決定、2)放射線治療計画、3)実際の治療(照射)の三段階があります。

1)治療方針の決定:主に初診時

治療方針

放射線腫瘍医(放射線治療医)が診察により病気の進行度や治療を受けられる方の体の状態を把握した上で、放射線治療が可能か否か、どの様な照射(放射線を体にあてること)方法が適切か、などを判断します。また、放射線治療に伴う副作用などを御説明し、放射線治療を受けるか否かを御本人に選択して頂きます。

 

2)放射線治療計画:治療方針決定より数日~1週間ほど後

計画

放射線を照射するときの姿勢を決めて、体に印を書きます。治療する部位によっては、治療中に動かないようマスクなどの固定具を作成することもあります。そのあと、放射線をどの方向から照射するか検討するためCTを撮影します。

3)実際の治療(照射):放射線治療計画より数日~1週間ほど後

治療

通常、月~金の連日、1日1回の照射を行います。1回に要する時間は15分前後であり、日常生活にも大きな制限はありません。このため、放射線治療のみを行う場合、通院治療が可能です。合計で何回の照射を行うかは、病気や治療を受けられる方の状態により様々ですが、一般には2週間~2ヶ月程度の治療期間を要します。

千葉県がんセンター放射線治療部の特徴

治療に際しては放射線を発生する機械を使用します。近年、治療機器や治療方法が急速に高度化しており、テレビや雑誌などで最新の機械が話題となることも多い様です。しかし、こうした高度化に伴い、これを取り扱うスタッフについても、さらに専門的な知識や技術を要する様になってきています。最新機器であっても適切に使用されなければ却って危険性を増すこともあり、放射線治療に際しては機器の性能以上に、業務にあたるスタッフの能力やチームワークが重要です。放射線治療部では、各種認定資格を持った専任スタッフがいるのは勿論のこと、単に専任スタッフがいるというだけではなく、適切な治療を行うため、常に情報を共有し連携して治療にあたる様に努めています。

スタッフ

スタッフの集合写真


1)放射線腫瘍医(放射線治療医)、
2)診療放射線技師、
3)医学物理士、
4)看護師、
5)クラーク

1)放射線腫瘍医(放射線治療医)

受診までに行われた治療の経過や検査結果、現在の症状から最適な治療方針を決定し、治療計画(放射線をかける方向、範囲など)を立てます。治療開始後は、治療の効果、副作用などをみるため診察を行います。

2)診療放射線技師

治療計画に従って放射線治療装置を操作し、日々の治療に携わります。また、固定具の作成、治療計画⽤のCT撮影、治療計画なども⾏います。

3)医学物理士

放射線治療装置の品質管理、患者さん個々の放射線の量を測定し、確認を行います。治療計画も行います。

4)看護師

初診時から治療期間中のサポートをさせていただきます。安心して治療を受けて頂くための相談役としてお手伝いさせてください。

5)クラーク

治療時の受付業務、電話対応等を担当します。

2017年度診療実績

項目別件数
項目 人数
放射線治療

690

外部放射線治療

683

強度変調放射線治療

132

定位放射線治療

45

腔内治療(小線源治療)

23

医師のご紹介

放射線治療部長

 

原 竜介(はら りゅうすけ) 千葉大学医学部卒

指導医、専門医、認定医など:

  • 日本医学放射線学会 専門医
  • 日本放射線腫瘍学会 認定医

専門分野/得意分野:

  • 放射線治療

主任医長

 

東ヶ崎 厳太郎(とうがさき げんたろう) 千葉大学医学部卒

指導医、専門医、認定医など:

  • 日本医学放射線学会 放射線治療専門医

 

専門分野/得意分野:

  • 放射線治療