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センター紹介

坂下緩和ケアセンター長インタビュー

坂下センター長インタビュー写真

院内での役割・業務内容を教えてください

いつでもどこでも必要とする患者さんに緩和ケアを提供できるようにすること

緩和ケアセンターは緩和ケア病棟や緩和ケア外来、緩和ケアチームなどの部門を統括する役割をもっています。いつでも、どこでも、必要とする患者に緩和ケアを提供で出来ることを大切にしています。

つまり、がん治療中であってもがん治療を終えた患者さんでも、また、入院中てもご自宅に居ても適切な緩和ケアを提供できることです。

がんセンターの特徴は何ですか?

国内トップクラスの緩和ケア体制

当院は役割を分けた2つの緩和ケア病棟(計53床)を持っています。また、一般病棟でも緩和ケアが受けられるように緩和ケアチームは毎日活動しています。更に、200以上の在宅医療施設と緩和ケア連携のルール(地域連携パス)を共有した緩和ケアネットワークを構築しています。そのため患者さんが希望する療養場所で過ごすことが出来ます。しかも、外来での在宅連携システムや在宅からのバックベッド入院システムの整備で病院と在宅との移行もスムーズです。

大切にされているお考えはありますか?

坂下センター長右向き写真

患者さんや地域のニードに合わせて柔軟に考えること

緩和ケア病棟において在宅緩和ケア中の患者さんの緊急入院の受け入れ保証(バックベッド)を始めたのは十数年前のことです。その当時、国内では新しい試みでした。「家で出来るだけ過ごしたいけど入院が必要な時に緩和ケア病棟に入りたい」と患者さんからの希望があったことがきっかけでした。

このように、患者さんの声や地域のニードに合わせてシステムを考えたことが、現在の緩和ケア体制の拡大に繋がったと思います。

今後のがんセンターの展望を教えてください。

がん治療と合わせて緩和ケアを一つのパッケージとして提供すること

当院は欧州臨床腫瘍学会(ESMO)からがん治療と緩和ケアが統合した施設として認定を受けています。今後、がん治療に緩和ケアが組み込まれることが当たり前のものとなると思われます。更に高齢化社会でのがん診療においては緩和ケアの役割がより重要になると考えています。

患者さんとご家族へのメッセージをお願いします。

坂下センター長左向き写真

がんセンターは患者さんを見捨てることはありません

「がんが治らない」、「これ以上がん治療が出来ない」あるいは「がん治療は受けたくない」といった場合でも、患者さんを見捨てることはありません。当院は緩和ケアの体制が充実していますので安心です。患者さんの希望する場所で自分らしく過ごせるようサポートさせていただきます。

 

緩和ケアセンター

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