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センター紹介

欧州臨床腫瘍学会から、がん治療と緩和ケアが統合された施設として国内で初めて認定され、2025年、認定が更新されました。

 近年、世界的に緩和ケアはがん治療と並行して提供されるべきと考えられるようになりました。わが国でもがん対策推進基本計画の中で「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が提言されており、がん治療の早期からの緩和ケアが求められています。当院は欧州臨床腫瘍学会(ESMO)からESMO-DC(Designated Center)の認定を受けています(注1)。これは「がん治療」と「緩和ケア」との統合を高いレベルで実践している医療機関に対して認定されるプログラムで、現在世界56か国の約250施設が認定を受けています。当院は2018年に国内で初めて認定され(注1)、3年ごとの更新を繰り返しています。2025年現在、国内での認定施設は5施設のみ(注2)となっています。当院は国内でもトップクラスの緩和ケア体制が充実した施設と言うことができます。

 今後も緩和ケアチーム・緩和医療科・精神腫瘍科からなる緩和ケアセンターとして、がん患者さんと、その家族の生活の質向上を目指し、良質な緩和ケアサービスを提供してまいります。

ESMOのホームページ(英語)

緩和ESMO証明書の画像
ESMO認定書

注1:2018年に認定された国内の施設は千葉県がんセンター、国立研究開発法人国立がん 研究センター東病院、三菱京都病院の3施設

注2:2025年現在、認定された国内の施設は、千葉県がんセンター、国立研究開発法人国立がん 研究センター東病院、三菱京都病院、琉球大学医学部附属病院、伊那中央病院