原木しいたけの出荷制限・出荷自粛解除について

東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の影響により、県内産原木しいたけの一部が出荷制限・出荷自粛となっております。このページには、原木しいたけの出荷制限・出荷自粛解除に関する情報を掲載しています。

市町村別出荷制限・出荷自粛状況

地区	市町村名	品目	形態	現在の状況	開始日	解除日
千葉	千葉市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中（※平成29年2月15日～一部解除）	平成24年4月18日
千葉	八千代市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中	平成24年4月18日
東葛飾	流山市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中	平成23年11月18日
東葛飾	我孫子市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中	平成23年10月11日
印旛	成田市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷自粛	継続中（※平成28年8月31日～一部解除）	平成25年1月24日
		原木しいたけ（施設栽培）	出荷自粛	解除済	平成25年1月24日	平成25年3月21日
		乾しいたけ	出荷自粛	解除済	平成25年1月24日	平成28年8月31日
	佐倉市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中（※平成26年10月14日～一部解除）	平成23年12月22日
	印西市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中（※平成28年1月25日～一部解除）	平成24年2月23日
	白井市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中	平成24年4月10日
山武	山武市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中（※平成26年3月19日～一部解除）	平成24年5月16日
山武	山武市	原木しいたけ（施設栽培）	出荷制限	継続中	平成24年5月16日
君津	木更津市	原木しいたけ（露地栽培）(3戸)	出荷自粛	継続中	平成24年3月9日
	君津市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中（※平成26年10月14日～一部解除）	平成23年10月11日
	君津市	原木しいたけ（施設栽培）	出荷制限	継続中（※平成26年10月14日～一部解除）	平成24年12月14日
	富津市	原木しいたけ（露地栽培）	出荷制限	継続中（※平成26年10月14日～一部解除）	平成24年11月14日
	富津市	原木しいたけ（施設栽培）	出荷制限	継続中（※平成26年11月20日～一部解除）	平成24年11月14日
計	出荷制限10市出荷自粛2市

（※）一部解除済み市町村の下記生産者については、出荷・販売可能です。

一部解除済み市町村の出荷・販売可能な生産者

地区	市町村	品目	住所	氏名	解除日
千葉	千葉市	原木しいたけ　（露地栽培） 4名	千葉市若葉区中野町1760	石出博子	平成29年2月15日
			千葉市若葉区五十土町200	加藤裕市	平成31年2月21日
			千葉市緑区板倉町395	篠崎和子	令和元年12月11日
			千葉市若葉区大宮町1066-1	千葉市立養護学校	令和6年4月5日
印旛	成田市	原木しいたけ（露地栽培） 2名	成田市名古屋702-106	中野菊枝	令和2年1月27日
	成田市	原木しいたけ（露地栽培） 2名	成田市畑ケ田414	野々宮弘明	令和2年2月21日
	佐倉市	原木しいたけ（露地栽培） 6名	佐倉市米戸249-1	藤崎言行	平成26年10月14日
			佐倉市直弥155	松井敏男	平成28年2月8日
			佐倉市臼井田1029-2	宮澤満雄	平成29年5月8日
			佐倉市飯田1682-1	岩井一徳	平成29年11月24日
			佐倉市上代12	齋藤忠男	平成30年3月13日
			佐倉市稲荷台2-13-20	岩﨑直純	令和2年3月12日
	印西市	原木しいたけ（露地栽培） 1名
	印西市	原木しいたけ（露地栽培） 1名	印西市草深578	寺原秀信	令和元年11月29日（令和2年12月3日生産者名変更）
山武	山武市	原木しいたけ（露地栽培） 1名	山武市木原1437	並木克之	令和2年12月3日（令和2年12月11日生産者名変更）
山武	山武市	原木しいたけ（露地栽培） 1名	山武市木原1437	ファーム希望	令和2年12月3日（令和2年12月11日生産者名変更）
君津	君津市	原木しいたけ（露地栽培） 8名	君津市清和市場568	佐久間敏江	平成26年11月20日
			君津市福岡178	松﨑猛	平成26年12月24日
			君津市向郷1533-3 君津市向郷1792	株式会社アグリアドバンス株式会社愛郷園	平成26年12月24日
			君津市笹1915-2	本吉幸夫	平成27年6月12日
			君津市笹1915-2	本吉秋子	平成27年6月12日
			君津市川谷566	山田哲也	平成28年6月1日
			君津市山滝野1588	滝川正章	平成28年6月1日
			君津市山滝野1176	大河原洋子	平成28年12月21日
			君津市末吉397-3	大野伊代	令和2年11月12日
		原木しいたけ（施設栽培） 4名	君津市草牛112	三平文秋	平成26年10月14日
			君津市笹1915-2	本吉幸夫	平成26年11月20日
			君津市笹1915-2	本吉秋子	平成26年11月20日
			君津市大山野498	重田和助	平成27年10月9日
			君津市青柳48	千葉県立君津青葉高等学校	令和4年3月31日
	富津市	原木しいたけ（露地栽培） 12名	富津市山中1307	川名春雄	平成26年10月14日
			富津市六野393	川名博美	平成26年11月20日
			富津市六野393	川名文子	平成26年11月20日
			富津市山中1915	髙濱三喜男	平成26年11月20日（平成27年2月9日生産者名及び住所変更) （令和元年6月20日生産者名変更）
			富津市山中118	金井みち子	平成26年11月20日
			富津市湊331-4	星野直樹	平成27年2月9日（令和6年6月11日生産者名及び住所変更）
			富津市寺尾199	小柴一茂	平成28年1月12日（平成30年6月4日生産者名変更）
				KMファーム
				ファーム・コシバ
			富津市亀田279	杦﨑兆延	平成28年2月16日（令和3年6月29日生産者名変更）
			富津市上後118-3	加藤義邦	平成28年7月4日
			富津市竹岡3444	鈴木基	平成29年1月16日
			富津市笹毛275	溝口健	平成29年1月23日
			富津市湊29-3	嶌津久夫	平成31年4月8日
			富津市竹岡3682	込宮昭夫	令和4年5月2日
		原木しいたけ（施設栽培） 5名
			富津市田倉75	岡本忠志	平成26年11月20日
			富津市田倉75	岡本文枝	平成26年11月20日
			富津市寺尾199	小柴一茂	平成26年11月20日（平成30年6月4日生産者名変更）
				KMファーム
				ファーム・コシバ
			富津市花香谷254	萩野茂	平成27年11月19日
			富津市六野393	川名博美	平成30年1月18日
			富津市六野393	川名文子	平成30年1月18日
			富津市千種新田227-73	松井誠	令和3年12月3日
合計	7市	43名

（参考）一部解除に係る公表ページ

解除日	市町村（品目）	公表ページ
平成29年2月15日	千葉市（露地）	千葉市で産出される原木しいたけ（露地）に係る出荷制限の一部解除について
平成28年8月31日	成田市（露地・乾）	成田市で産出される原木しいたけ（露地）等に係る出荷自粛の一部解除等について
平成28年1月25日	印西市（露地）	印西市で産出される原木しいたけ（露地）に係る出荷制限の一部解除について
平成26年11月20日	富津市（施設）	富津市で産出される原木しいたけ（施設）に係る出荷制限の解除について
平成26年10月14日	佐倉市（露地）、君津市（露地・施設）、富津市（露地）	佐倉市、君津市及び富津市で産出される原木しいたけ（露地・施設）に係る出荷制限の解除について
平成26年3月19日	山武市（露地・施設）	山武市で産出される原木しいたけ（露地・施設）に係る出荷制限の解除について

解除の条件

出荷制限の解除には、次に掲げる条件をすべて満たすことが必要です。

1	繰り返し分析を行っても検査結果が基準値を超えないこと
2	国のガイドラインに基づき千葉県が定めた生産工程管理（※）を実施すること
3	栽培管理に基づき生産されたしいたけのみが出荷される体制を構築すること

※千葉県における名称は、「放射性物質低減のための原木きのこ栽培管理」（以下、栽培管理という）です。

なお、原木しいたけの出荷制限解除は、市内全域の解除ではなく、一部解除となる見込みです。

一部解除とは、栽培管理に基づき生産され市に登録された、しいたけのみの出荷制限解除をいいます。

一部解除され、市に登録された生産者には、市から証明書が発行されます。

また、市及び県HPにて一部解除済市町村の出荷可能な生産者を公表しておりますので、ご確認ください。

出荷制限が解除されても、市内すべてのしいたけが出荷可能となるわけではありませんので、御注意ください。

出荷制限解除の取組

県は出荷制限市町村と連携し、出荷制限の解除に向けて次の事項に取り組んでいます。

1	生産者情報の把握
2	栽培管理の実施・指導（1）原木検査（自主検査）（2）有効な低減対策の実施（遮蔽台又はブロックの設置、シートの敷設等）（3）しいたけ発生前ほだ木検査（自主検査、3（1）で代替）（4）しいたけ検査（自主検査、3（2）で代替）（5）指標値（50ベクレル/kg）を超える原木・ほだ木の処分（注1）
3	栽培管理の効果の確認（1）しいたけ発生前ほだ木検査（県精密検査、1ロット（注2）当たり3検体以上）（2）しいたけ検査（県精密検査、1ロット当たり3検体以上）
4	栽培管理に基づき生産されたしいたけのみが出荷される体制の構築

注1：放射性セシウム濃度が指標値（50ベクレル/kg）を超過した原木・ほだ木から発生した「しいたけ」については、一般食品の基準値（100ベクレル/kg）を超えるおそれがあります。

この「しいたけ」が誤って出荷・販売されないようにするため、当該原木・ほだ木は、市町村等の焼却場で焼却処分するか、シート被覆等による隔離保管などを行うことが必要です。

なお、原木・ほだ木は一般廃棄物に該当しますので、処分方法の選択に当たっては、市町村一般廃棄物担当課とも御相談ください。

（参考）

8,000ベクレル/kg以下の原木・ほだ木：一般廃棄物です。

8,000ベクレル/kgを超過した原木・ほだ木：指定廃棄物として、国が処分を行うこととされています。

※県内で8,000ベクレル/kgを超えた原木・ほだ木は確認されていません。

注2：ロットとは、植菌年、原木産地、管理方法が同一の原木・ほだ木からなる集まりのことをいいます。

また、現在自家消費の生産者についても、今後出荷・販売を検討している場合は、上記出荷制限解除の取組が新たに必要となります。

（参考）出荷制限解除についての国の考え方

（1）「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」（令和4年3月30日付け原子力災害対策本部）

（2）「『放射性物質低減のための原木きのこ栽培管理に関するガイドライン』のQ＆Aについて」（平成25年10月29日付け林野庁経営課特用林産対策室長）

から抜粋

検査	（1）原則として1市町村当たり3か所以上、直近1か月以内の検査結果がすべて基準値以下であること（きのこについては、露地栽培のものは管理の重要性を考慮して検体数を増加する。また、検査結果が安定して基準値を下回ることが確認できるよう検査すること。）。（2）下記に掲げる地点等解除申請に係る区域内で他の地点より高い放射性セシウム濃度の検出が見込まれる地点で検体を採取することとし、測定値の不確かさについても考慮すること（繰り返し分析を行っても基準値を超える分析値が出ないことを統計的に推定できること。）。ア.過去に当該食品から基準値を超える放射性セシウムが検出された地点イ.環境モニタリングでより高い空間線量率が観測された地点ウ.土壌中でより高い放射性セシウム濃度が検出された地点エ.栽培管理等の濃度低減対策の必要性が高い区域における、対策の実施が不十分な地点オ.その他、山林等の地形の影響等、品目によって高い放射性セシウム濃度が検出される要因が判明している場合は、当該要因が当てはまる地点（3）次期出荷開始前に、原則として栽培管理を実施したほだ場のうち、原木・ほだ木の放射性物質の影響（伐採年・伐採箇所・生産規模等）を考慮したロット単位で検査を実施すること。（4）しいたけ発生前ほだ木検査及びしいたけ検査は、1ロット当たり3検体以上、バラツキが大きい場合は、5検体程度以上検査すること。
栽培管理	（1）原木しいたけ等基準値以下にするために栽培管理等が特に必要な作物については、検査に加え、基準値を超える汚染の原因となる要因が、管理等により取り除かれていること。（2）自治体等の指導による放射性物質の影響を低減させるための生産工程管理の実施により、基準値を超えるきのこが生産されないとの判断が可能であること。
出荷管理	基準値を超える食品が出荷されないことが確保されていること。
検査計画	解除申請時には、上記と同様の検査を行うための検査計画を提出すること。

原木しいたけ出荷自粛（個人）要請中の市町村別生産者数

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