山武の農産物技術情報

山武地域の水稲生育情報など農産物の生育状況や技術情報を掲載しています。

令和5年度

水稲

山武稲作情報臨時報（2023年9月27日発行）

山武稲作情報臨時報（PDF：451.7KB）（令和5年9月27日発行）　

　9月上旬に本州に接近した台風13号の影響により、水田では稲わらの偏りが目立っています。また、河川の氾濫や、水の流入に伴いジャンボタニシやナガエツルノゲイトウの漂着が懸念されます。

山武稲作情報第5報（2023年7月27日発行）

山武稲作情報第5報（PDF：433.2KB）（令和5年7月27日発行）

　7月は平年より高い気温で推移しました。6月中旬までに幼穂形成期を迎えた品種の出穂期は平年並みに迎えましたが、6月下旬に幼穂形成期を迎えた品種は、高温の影響もあり、幼穂形成期から出穂期までの期間が短くなりました。現在、5月中旬に移植された「コシヒカリ」「粒すけ」などは出穂期を迎えています。
いもち病、紋枯れ病などの発生は少ないですが、発生を確認したほ場では、農薬使用基準の収穫前日数を確認し、防除を適宜行いましょう。山武地域管内ではクモヘリカメムシ及び、アカスジカスミカメの発生が散見されています

山武稲作情報第4報（2023年6月29日発行）

　梅雨に入り、気温は平年より高く推移しています。ほとんどの品種で幼穂形成期を平年並みに迎えており、穂肥の散布時期を迎えている品種もあります。分施体系で管理されている方は施用が遅れないように注意してください。一方、移植以降の大雨や還元害により生育抑制が続いていたほ場では、茎数がやや少ない傾向です。また、6月27日発表の気象庁の2週間気温予報では高い気温が続くことが予想されています。高い気温と多照が続くと、出穂期が早まるため、葉いもち・紋枯病・カメムシ類の防除準備を早めに行いましょう。

山武稲作情報第4報（PDF：587.9KB）（令和5年6月29日発行）

山武稲作情報第3報（2023年6月20日発行）

　6月上旬は気温が平年より高く推移しましたが、中旬に入って平年並みに落ち着いています。概ね生育は順調に推移しており、幼穂形成期も例年並みが見込まれます。台風2号による影響で、深水状態が長く続いたほ場では、茎数の確保が遅れている様子が見受けられます。また、藻が稲の上に覆い被さったほ場では生育が停滞しています。茎数の確保が遅れているほ場では、浅水管理を行い茎数を確保してから、中干しに入りましょう。梅雨に入り、病害の発生しやすい時期になりました。補植用の苗はいもち病などの発生源となるため、早急に処分しましょう。

山武稲作情報第3報（PDF：595.5KB）（令和5年6月20日発行）

山武稲作情報第2報（2023年6月6日発行）

山武地域の生育状況と今後の対策

　日中の平均気温が高く推移したことから、初期生育が遅れていたほ場においても草丈は平年並みに推移しています。茎数は初期の深水による影響が長引き、平年よりやや少なく推移しています。海沿いの地域を中心にジャンボタニシの発生が相次いでいることから、被害が拡大しています。また、6月上旬の豪雨により、ほ場内の水位がかなり高くなっています。すみやかに排水し、通常の浅水管理を行い、分けつを促進しましょう。

山武稲作情報第2報（PDF：623.3KB）（令和5年6月6日発行）

山武稲作情報第1報（2023年5月24日発行）

山武地域の生育状況と今後の対策

　山武管内の水稲は、現在のところ平年より生育が少し遅く推移しています。移植後の記録的な大雨による深水や、苗の活着不良が影響していると思われます。また、昼夜の気温差が大きいことから藻の発生が多く見られています。ジャンボタニシは昨年に比べて多く見受けられ、食害も発生しています。
現在発表されている気象庁の1ヵ月予報では、6月以降は平年より気温が高くなる予想です。気温が高くなるとガス害による生育阻害が発生しやすくなります。ほ場をよく確認し、ガスの発生が見られた場合は、水を抜くなどの対策をとりましょう。

山武稲作情報第1報（PDF：641.7KB）（令和5年5月24日発行）