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更新日:令和7(2025)年8月1日

ページ番号:8176

2000年世界農林業センサス結果概要(解説・林家調査)

2000年世界農林業センサス結果概要(要約版)

農家調査・農家以外の農業事業体調査/林家調査・林業事業体調査結果概要

平成12年2月1日現在調査

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II解説

林業事業体調査

《林家調査》

  1. 林家数
  2. 山林面積
  3. 林業従事世帯員数(保有山林面積3.0ヘクタール以上の林家)
  4. 保有山林の作業実施状況(保有山林面積3.0ヘクタール以上の林家)
  5. 林産物販売林家数(保有山林面積3.0ヘクタール以上の林家)

1.林家数

(1)総林家数

平成12年2月1日現在における千葉県の林家数は16,323戸となり,平成2年と比べ1,246戸(△7.1%)減少した。

このうち,農家林家数は10,150戸(総林家に占める割合62.2%)で3,622戸(△26.3%)減少し,過去最大の減少率となった。

一方,非農家林家数は6,173戸(同37.8%)で2,376戸(62.6%)増加し,非農家林家の割合が大きくなってきている。

表1林家数(エクセル:7.7KB)

 

地域別に林家数をみると,千葉地域が2,462戸(構成比15.1%)と最も多く,次いで君津地域2,074戸(同12.7%),夷隅地域2,037戸(同12.5%)となった。

また,平成2年と比べると東葛飾,千葉,山武地域が増加したのに対し,他の地域は全て減少し,特に長生地域は17.2%の減少となった。

表2地域別林家数(エクセル:11.3KB)

(2)保有山林面積規模別林家数

保有山林面積規模別に林家数をみると,最も多い階層が1ヘクタール以上から3ヘクタール未満層で12,242戸(構成割合75.0%)となり,次いで3から5ヘクタール層の2,057戸(同12.6%),5から10ヘクタール層の1,417戸(同8.7%)となった。

平成2年と比べると,30から50ヘクタール層及び100ヘクタール以上層を除きすべての階層で減少した。

林家別に構成比をみると,農家林家は1ヘクタール以上から3ヘクタール未満層が75.6%,3から5ヘクタール層が13.2%,5ヘクタール以上層が11.3%となった。

一方,非農家林家は1ヘクタール以上から3ヘクタール未満層が74.0%,3から5ヘクタール層が11.7%,5ヘクタール以上層が14.3%となり,農家林家に比べ5ヘクタール以上の層が多くなっている。

表3保有山林面積規模別林家数(エクセル:23.4KB)

2.山林面積

(1)保有山林面積

保有山林総面積は51,826ヘクタールで,平成2年に比べ3,500ヘクタール(△6.3%)減少した。
そのうち農家林家が27,758ヘクタールで,9,089ヘクタール(△24.7%)減少し,非農家林家が24,068ヘクタールで,5,589ヘクタール(30.2%)増加した。

また,1戸当たりの保有山林面積をみると3.18ヘクタールで,平成2年と比べ0.03ヘクタール(0.8%)増加した。

これを林家別にみると,農家林家は2.73ヘクタールで平成2年と比べ0.05ヘクタール(2.2%)増加したが,

非農家林家は3.90ヘクタールで0.97ヘクタール(△19.9%)減少した。

表4保有山林面積の推移(エクセル:8.7KB)

表5保有山林面積規模別面積(エクセル:21.1KB)

保有山林面積規模別林家数の構成比をみると,1ヘクタール以上から5ヘクタール未満層が87.6%,5から10ヘクタール層が8.7%で,10ヘクタール未満の階層が総林家数の9割以上を占めている。

一方,保有山林規模別に林家が保有する山林面積の構成比をみると,1ヘクタール以上から5ヘクタール未満層が52.4%,5から10ヘクタール層が17.8%で,10ヘクタール未満の階層が約7割となった。

50ヘクタール以上の階層では林家数は0.2%に過ぎないが,山林面積は12.1%を占めている。

(2)所有林・貸付林・借入林(保有山林面積3ヘクタール以上の林家)

所有山林がある林家数は4,081戸で,所有面積は32,604ヘクタールとなった。そのうち貸付林がある林家数は119戸で,貸付面積は426ヘクタールとなり,また借入林がある林家数は20戸で,借入面積は72ヘクタールとなった。

表6所有山林・貸付林・借入林(エクセル:7.6KB)

(3)人工林(保有山林面積3ヘクタール以上の林家)

人工林のない林家数は1,206戸で29.6%となり,人工林のある林家が全体の70.4%を占めている。

人工林率別に内訳をみると,80%以上層の林家数が1,406戸(構成比34.5%)で最も多く,次いで40%以上から60%未満層が393戸(同9.6%),20から40%層が377戸(同9.2%)となった。

表7保有山林の人工林率別林家数(エクセル:9.9KB)

人工林の面積は13,557ヘクタール(保有山林面積3ヘクタール以上の林家の保有山林面積に占める割合42.0%)となった。

これを齢級別にみると,11から30年生層が4,486ヘクタール(人工林面積に占める割合33.1%)で最も多く,次いで31から40年生層の4,190ヘクタール(同30.9%),41年生以上層が3,551ヘクタール(同26.2%)となった。

表8人工林の齢級構成別林家数と面積(エクセル:10.5KB)

3.林業従事世帯員数(保有山林面積3ヘクタール以上の林家)

過去1年間に林業に従事した世帯員数は1,888人となった。そのうち主に自営林業に従事した世帯員数が1,845人(林業従事世帯員総数に占める割合97.7%),主に雇われて林業に従事した世帯員数が43人(同2.3%)となった。

過去1年間の従事日数をみると,年間29日以下の世帯員が1,310人で69.4%を占め,30日以上従事した世帯員は578人で30.6%となった。

第9表従事日数別林業従事世帯員数(エクセル:5.5KB)

4.保有山林の作業実施状況(保有山林面積3ヘクタール以上の林家)

過去1年間に実施した保有山林の作業について,(1)植林,(2)下刈りなど,(3)間伐,(4)主伐の4作業に分けてみると,最も多く実施された作業は「下刈りなど」であり,次いで「間伐」,「植林」,「主伐」の順となった。

表10保有山林の作業実施状況(エクセル:7.2KB)

(1)植林

植林作業を実施した林家数は252戸(保有山林面積3ヘクタール以上の林家数に占める割合6.2%)で,実作業面積は111ヘクタール(保有山林面積3ヘクタール以上の林家の保有山林面積に占める割合0.3%)となった。作業実施林家のうち,委託・請負わせにより作業を行った林家数は37戸(作業実施林家数に占める割合14.7%)で,委託・請負わせ面積は34ヘクタール(実作業面積に占める割合30.6%)となった。

(2)下刈りなど

下刈りなどの作業を実施した林家数は1,195戸(保有山林面積3ヘクタール以上の林家数に占める割合29.3%)で,実作業面積は1,683ヘクタール(保有山林面積3ヘクタール以上の林家の保有山林面積に占める割合5.2%)となった。作業実施林家のうち,委託・請負わせにより作業を行った林家数は160戸(作業実施林家数に占める割合13.4%)で,委託・請負わせ面積は711ヘクタール(実作業面積に占める割合42.2%)となった。

(3)間伐

間伐作業を実施した林家数は557戸(保有山林面積3ヘクタール以上の林家数に占める割合13.6%)で,実作業面積は517ヘクタール(保有山林面積3ヘクタール以上の林家の保有山林面積に占める割合1.6%)となった。作業実施林家のうち,委託・請負わせにより作業を行った林家数は93戸(作業実施林家数に占める割合16.7%)で,委託・請負わせ面積は170ヘクタール(実作業面積に占める割合32.9%)となった。

(4)主伐

主伐作業を実施した林家数は73戸(保有山林面積3ヘクタール以上の林家数に占める割合1.8%)で,実作業面積は58ヘクタール(保有山林面積3ヘクタール以上の林家の保有山林面積に占める割合0.2%)となった。作業実施林家のうち,委託・請負わせにより作業を行った林家数は24戸(作業実施林家数に占める割合32.9%)で,委託・請負わせ面積は28ヘクタール(実作業面積に占める割合48.3%)となった。

5.林産物販売林家数(保有山林面積3ヘクタール以上の林家)

林産物を販売した実林家数は133戸で,保有山林面積3ヘクタール以上の林家数に対する割合は3.3%となった。用材を立木で販売した林家が26戸,素材で販売した林家が48戸,ほだ木用原木を販売した林家が24戸,特用林産物を販売した林家が49戸となった。

また,家としての主業が林業である林家数は26戸となった。

表11林産物販売林家数及び主業が林業の林家数(エクセル:8.6KB)

お問い合わせ

所属課室:総合企画部統計課労働力・学事・農林班

電話番号:043-223-2220

ファックス番号:043-227-4458

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