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更新日:令和4(2022)年1月11日

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その12体内の水の働きと水を飲むことについて

水は、普段から特に気にすることなく飲用や調理に使用し、体内に多く存在しています。今回はその存在意義をあらためて見つめなおしてみました。
あわせて、健康を支える「水」。正しい飲み方って?(パート1)健康を支える「水」。正しい飲み方って?(パート2)もご覧ください。
【参考】「水と健康-安全とおいしさを考える」(立屋敷哲ら・女子栄養大学出版部)
「水博士の身体によい水、安全な水」(川畑愛義・講談社)

(1)体の多くは水分

私たちの体の中でもっとも多いのは水分で、成人男性の場合、全体の約60%(※)を占めています。体重60kgの男性では、約36Lが水分で、そのうち約3分の2が体のさまざまな細胞内に、約3分の1が血液や細胞外液として存在します。
(※成人女性で約55%程度、新生児で約80%、高齢者の場合50~55%)体重の約60%を占める水分の分布、細胞内に約3分の2が、細胞外(血液や細胞外液)に約3分の1が含まれるよ

(2)体内での水の働き

体内にある水分は、栄養分や老廃物を血液中に溶かし運びます。老廃物は血液に溶けた状態で腎臓に運搬され、ろ過(※)され尿とし排出することで血液成分濃度を一定にしています。また、体内で起こる様々な化学反応は水に溶けた状態で進行することで細胞活動を維持し、体温を調節します。人の体温が常に37度程度に保たれるのは、水が温まりにくく冷めにくいということに起因します。運動などで体温が上昇すると、汗をかき、体表面で蒸発するときに熱を奪うことで体温を維持します。
(※ろ過量は1日当たり約180L、体内の水分の5倍量で、この水分が約1.5L程度まで濃縮され最終的な尿となり排出されます)水の性質から見た体の中での働き、温まりにくく冷めにくい、蒸発熱が大きい、様々なものをよく溶かす

(3)水を飲むことによる効能

意識して水を飲むよう心がけている方でも、その効能を考えながら飲んでいる方は少ないと思います。たかが水ですが多くの効能があります。

水を飲むことの効能、強壮、新陳代謝、利尿、鎮静、希釈、解熱などの作用があります

ポタリ吹き出し、水を飲むことは健康維持に大切なほか、いろいろな効能もあるんだね

(4)水と味覚の関係

人間の味覚と水は密接に関係しています。例えば味の濃い食べ物などを食べたその時はおいしく感じたりすることでしょう。しかし、いつも同じ味だと飽きがくるとともに味覚が鈍ってきます。そのような時、水を味わって飲むことで真の味覚を回復できます。水を味わう習慣をつければ、味覚神経が微妙な味の違いでも反応できるようになります。すべての味は水があってこその味と言うことができます。味の濃そうな食べ物とコップの水、ポタリ吹き出し、水と味覚は密接に関係しているんだね

お問い合わせ

所属課室:水道部計画課おいしい水づくり推進班

電話番号:043-211-8632

ファックス番号:043-274-9804

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