ここから本文です。

ホーム > くらし・福祉・健康 > くらし > 消費生活 > 消費生活の安定・向上への取組 > 事業者指導のページ > 特定商取引法による処分 > 水回り修理工事等を行う訪問販売事業者及び代表者に対する行政処分について

報道発表案件

更新日:令和6(2024)年2月9日

ページ番号:626188

水回り修理工事等を行う訪問販売事業者及び代表者に対する行政処分について

発表日:令和6年2月9日

環境生活部くらし安全推進課

千葉県は、水回り修理工事等の訪問販売を行う事業者である恭和設備こと中西恭佑(個人事業主)に対し、令和6年2月8日、特定商取引に関する法律(以下、「法」という。)第8条第1項の規定に基づき、業務停止命令12か月の処分を行いました。
あわせて、千葉県は、恭和設備こと中西恭佑に対し、法第7条第1項の規定に基づき、指示の処分を行いました。
また、千葉県は、中西恭佑(個人)に対し、法第8条第1項の規定に基づき、業務禁止命令12か月の処分を行いました。

なお、本件は、千葉県と埼玉県が連携して調査を行い、埼玉県も令和6年2月8日付で行政処分を行いました。

1 事業者の概要

  1. 事業者名:恭和設備こと中西恭佑(個人事業主)(旧屋号「中西設備」)

    (ホームページ上の屋号:くらし水道24、千葉水道設備等)

  2. 所在地:埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目3番地 大宮マルイ7階
  3. 営業所:千葉市中央区都町1丁目42番3号 ヒルズミヤコ201号

  4. 代表者:中西 恭佑(なかにし きょうすけ)

  5. 業務内容:水回り修理工事等の訪問販売
  6. 処分日:令和6年2月8日

2 処分の内容

(1)業務停止命令12か月(令和6年2月9日から令和7年2月8日まで)

恭和設備こと中西恭佑(個人事業主)に対し、訪問販売に関する業務のうち役務提供契約について勧誘すること、申込みを受けること及び契約を締結することを停止するよう命じました。

(2)指示

恭和設備こと中西恭佑(個人事業主)に対し、次の措置を講じるよう指示しました。

ア 業務停止命令を受ける原因となった違反行為の発生原因について、調査分析の上検証し、その検証結果について、業務停止命令の日から1か月以内に千葉県知事宛てに文書にて報告すること。

イ 違反行為の再発防止策及びコンプライアンス体制を構築し、当該再発防止策及び当該コンプライアンス体制について、本件業務停止命令に係る業務を再開する1か月前までに、千葉県知事宛てに文書により報告すること。

(3)業務禁止命令12か月(令和6年2月9日から令和7年2月8日まで)

中西恭佑(個人)に対し、恭和設備こと中西恭佑(個人事業主)に対して業務の停止を命ずる範囲の業務を営む法人の当該業務を担当する役員となることの禁止を命じました。

3 認定した違反行為

(1)氏名等不明示(法第3条)

事業者は、訪問販売をしようとするとき、その勧誘に先立って消費者に対し、事業者の氏名又は名称を明らかにしていませんでした。

(2)契約書面記載不備(法第5条第1項及び第2項)

事業者は、消費者宅において、消費者と契約を締結したとき又は契約を締結した際に、役務を提供し、料金の全額を受領したときに、契約書面を交付していましたが、当該書面には法定記載事項について未記載がありました。

(3)重要事項不告知(法第6条第2項)

事業者は、訪問販売によって、水回り修理工事契約を結ぶために勧誘をするとき、役務の内容及び役務の対価について、故意に事実を告げていませんでした。

(4)債務履行拒否・遅延(法第7条第1項第1号)

事業者は、契約の解除によって生ずる債務である受領済みの金銭の返還について、債務の履行拒否又は不当な遅延を行いました。

4 処分に従わなかった場合の措置

  • 本命令及び本指示に違反した場合には、法に基づき刑罰が科されるおそれがあります。

5 当該事業者に対する相談件数(契約者が千葉県内に居住している場合に限る)

相談件数(令和6年1月31日現在)

年度

令和3年度

令和4年度

令和5年度

合計

件数

10件

43件

50件

103件

※消費生活相談窓口に寄せられた相談件数

※相談件数合計のうち、契約者の平均年齢は約48歳最高齢は93歳

※相談件数合計のうち、契約者の平均契約額は約26.8万円最高契約額は約330万円

6 参考資料

主な取引事例(PDF:121.4KB)

7 消費者の方へのアドバイス

県や市町村では、消費生活に関するさまざまな問題について、解決のための助言や斡旋(あっせん)などを行う相談窓口を設けています。
一人で悩んでいてもトラブルは解決しません。
困った時は、まずお近くの消費生活相談窓口に御相談ください。

暮らしのレスキューサービスについて

「トイレが詰まった」「水漏れの修理」「鍵をなくして家に入れない」「害虫駆除」などの緊急時のレスキューサービスに関する相談が多く寄せられています。

中でも、「インターネットで検索して上位に出てきた事業者や、マグネットなどのチラシを見て格安の作業料金を表示している事業者を呼んで修理してもらったら、高額な代金を請求された」という内容が目立ちます。

  • インターネット上の広告の安価な金額表示をうのみにしない
     トイレの詰まりや水漏れ、害虫等の発生原因や必要な作業は一様ではなく、現場の状況次第では必ずしも広告に表示された安価な金額で依頼できるとは限りません。

  • 契約を急がされる、次々と高額な作業を勧誘してくる場合などは、作業を断る

  • 高額な料金、作業内容に納得できない場合は、その場で支払いをしない

クーリング・オフの検討を

広告の安価な金額表示を見て、電話で作業を依頼したが、訪問時に高額な作業の勧誘を受けて契約した場合など、消費者がもともと高額な代金を伴う契約をするつもりではなかった場合は、クーリング・オフができる可能性があります。

強引に工事をされて、高額な請求を受けても、その場で支払いはせず、できるだけ早く最寄りの消費生活相談窓口に御相談ください。

相談窓口のご案内

お問い合わせ

所属課室:環境生活部くらし安全推進課消費者安全推進室

電話番号:043-223-2292

ファックス番号:043-221-2969

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?