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更新日:令和4(2022)年2月17日

ページ番号:879

マレック病

  • マレック病ウイルスによるTリンパ球の腫瘍性増殖を特徴とする鶏の疾病。
  • 神経症状を呈する古典型、内臓に腫瘍を形成する急性型、皮膚に病変を形成する皮膚型等に分けられる。

1.生体・脱羽後検査所見

古典型では脚弱、起立不能、翼下垂、斜頸等の神経症状を呈する。

急性型では特徴的な所見を示さないことが多い。

皮膚型では皮膚の羽包を中心に腫瘤を形成する。

2.内臓摘出後検査所見

古典型では末梢神経線維の腫脹、浮腫等が見られる。

急性型では、肝臓及び脾臓が腫大し、白色調病変のび漫性あるいは結節性の形成が見られる。ファブリキウス嚢ではしばしば均質、白色の腫瘍性病変を作る。その他あらゆる臓器、組織において腫瘍性病変を形成する。

3.精密検査所見

急性型では、種々の臓器や組織で見られるリンパ腫形成が特徴的病変である。リンパ腫は大小各種のリンパ様細胞の増殖からなり、肝臓、脾臓等で多発性巣状の増殖が見られる。

急性型の肝臓病理組織像

 

 

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所属課室:健康福祉部東総食肉衛生検査所検査指導第一課

電話番号:0479-62-2887

ファックス番号:0479-62-2757

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