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更新日:令和5(2023)年3月20日

ページ番号:872

豚のサルモネラ症

サルモネラ属菌にはたくさんの種類(血清型)があり、そのうち4つの血清型がと畜検査の対象となっている。と畜検査において発見される豚のサルモネラ症では、Salmonella Choleraesuisが多く検出されるため、本ページではSalmonella Choleraesuisによるものを紹介する。

※検査対象となるサルモネラ属菌の血清型は次の4つである。

  • Salmonella Dublin(サルモネラ ダブリン)
  • Salmonella Enteritidis(サルモネラ エンテリティディス)
  • Salmonella Typhimurium(サルモネラ ティフィムリウム)
  • Salmonella Choleraesuis(サルモネラ コレラエスイス)

1.生体検査所見

と畜場における生体検査において、正常個体と見分けることは困難である。

2.解体検査所見

肝臓の表面及び割面に、小葉内もしくは小葉の半分以上を占める程度の大きさの白色結節が多数認められる。
小葉単位の赤色斑を伴っていることが多い。

サルモネラ症の豚の肝臓の所見

類症鑑別が必要な疾病

3.精密検査所見

病変部は大食細胞(マクロファージ)系の集まりからなるチフス様結節で、サルモネラ属菌による典型的な肉芽腫である。

 

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部東総食肉衛生検査所検査指導第一課

電話番号:0479-62-2887

ファックス番号:0479-62-2757

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