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更新日:令和7(2025)年7月16日

ページ番号:785157

主要設備(高速液体クロマトグラフ):産業支援技術研究所・加曽利庁舎

概要他一覧

概要

 水溶液中のグルコース、スクロース等の糖類や、乳酸、安息香酸等の有機酸の濃度を測定する装置です。標準溶液のクロマトグラムと比較することで試料中の各成分の定性分析や、検量線を作成することで定量分析が可能です。糖類は示差屈折率検出器(RID)により、有機酸は成分や試料に応じてポストカラム法でのダイオードアレイ検出器(DAD)により測定します。試料中の糖類濃度が極微量の場合は、電気化学検出器(ECD)で測定することも可能です。
 発酵食品等の製造過程で増減する糖類や有機酸の調査や、食品保存料の添加量の確認といった品質管理等にご利用いただけます。

製造者
株式会社日立ハイテクサイエンス
型番

Chromaster
ポンプ:5160、5110(BTB用)
オートサンプラー:5280
カラムオーブン:5310
RID:5450
DAD:5430

ECD:ED743(ジーエルサイエンス製)

導入年度
2024
備考

・貸出可能なカラム

糖分析用:KS-G、KS-801(レゾナック製、RID用)、InertSphere Sugar-1(ジーエルサイエンス製、ECD用)
有機酸分析用:KC-G、KC-811(レゾナック製)
・純水以外の溶離液等はご持参いただき、使用後に純水等での系内洗浄をお願いします。
・カラムをご持参いただければ、通常のHPLCとしてもご利用可能です。予め分析条件をご相談ください。
・分析データの回収にはDVDを使用ください(USB端子使用不可)。

主な仕様及び性能

オートサンプラー 試料数:200本
試料注入量:0.1から50マイクロリットル
設定温度:1から35度

カラムオーブン

設定温度:1から85度(1度ステップ)

収納カラム:30センチメートル×3本(最大)

RID

屈折率範囲:1から1.75
温度調整範囲:30から50度

DAD

波長範囲:190から900ナノメートル
フローセル温度:40度

ECD 金電極
測定レンジ:10ナノアンペアから1000マイクロアンペア毎ボルト
恒温機能:20から45度

装置の外観
装置の外観

お問い合わせ

所属課室:商工労働部産業支援技術研究所食品技術室

電話番号:043-231-4365

ファックス番号:043-233-4861

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