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更新日:令和5(2023)年6月23日
ページ番号:354021
当事務所の管轄区域は、安房及び夷隅郡市の5市と3町を包括し、区域面積は98,268ヘクタールで、県総土地面積の19.1%を占めています。
地域人口は179,780人(千葉県毎月常住人口調査令和5年4月1日現在)で、県総人口の約2.9%となっています。
また、この地域は、房総半島の南部に位置し、太平洋及び東京湾に面しているため、比較的に温暖な海洋性気候を呈しています。産業は農林業と水産業が基幹産業となっており、さらに南房総の観光地としても広く親しまれています。
管内の地形は、河川に沿った平野部を除き、海岸線から全般的に急峻で褶曲に富んでおり、県内最高峰の愛宕山(408m)を含む嶺岡山系と清澄山(365m)を含む清澄山系が東西に延びています。主要河川は東流して太平洋に注ぐ夷隅川、丸山川及び西流して東京湾に注ぐ平久里川、養老川(上流部)があります。
地質は大部分が第三紀層からなり、海岸沿いは概ね第四紀層が分布しています。基岩は擬灰質砂岩または擬灰質泥岩の互層からなり、嶺岡山系に介在しています。
嶺岡層群は、軟弱な地盤であるため各所に地すべりが発生しています。土壌は粘土質に富んだ埴土または埴壌土が広範囲に分布しているほか、海岸線及び河川には砂土、砂壌土が見られます。
管内の気象は、東南西の三面を海に囲まれている関係から、冬暖かく、夏涼しい海洋性気候であり、平均気温は16.7℃(館山観測所)で、結氷、積雪はまれです。
雨量は太平洋側で多く、年間降水量1,936.0mm(勝浦観測所)となっており、東京湾側は、比較的少なく、年間降水量は1,574.0mm(鋸南観測所)、南側は両側の中間で年間降水量は1,694.0mm(館山観測所)となっています。
管内の森林面積は、51,707ヘクタールで県総森林面積の34.9%を占め、そのうち人工林が18,788ヘクタール、天然林が28,561ヘクタール、竹林その他が4,358ヘクタールとなっており、人工林の比率は36.3%となっています。
また蓄積は10,402千立方メートルで、県総森林蓄積の39.5%を占めています。
樹種別に見ると、位置的に暖帯林に属しているため、スギ・ヒノキ・シイ・タブ等が主体となっていますが、海岸線には、クロマツ・マテバシイ・トベラ等が多く生育しています。
管内の森林や当事務所が行っている事業に関係する風景などの一コマを写真で紹介しています。
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