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更新日:令和3(2021)年4月5日

ページ番号:20666

知事定例記者会見(平成23年9月1日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成23年9月1日(木曜日)10時30分~11時06分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成23年9月1日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「千葉ものづくり認定製品」について
  2. 秋の観光キャンペーンの実施について
  3. 「きんめだいまつり」の開催について
  4. 千葉県産米の放射性物質検査の結果について

知事発言

「千葉ものづくり認定製品」について

知事

おはようございます。

最初は、「千葉ものづくり認定製品」についてでございます。

県では、中小企業が開発した優秀で独創的な製品を「千葉ものづくり認定製品」として認定し、販路拡大の支援をしております。今回は、11の製品を認定しましたので、お知らせします。

1件目は、株式会社有備の「多機能型防災倉庫」でございます。ふだんは倉庫として使用し、災害時には簡易トイレとして使用できるように床下にキットが格納されております。

2件目は、株式会社マイクロテック・ニチオンの「ゼータ電位・粒径分布測定装置」でございます。微粒子の電気的な反発力を測定することで、粒子の特性を迅速に調べることができる装置でございます。

3件目は、株式会社平和化学工業所の「バイオマスボトル」でございます。資源米を利用したプラスチック容器で、素焼きの陶器のような質感でございます。

4件目は、株式会社新領域技術研究所の「ヘリウム循環装置」でございます。蒸発したヘリウムを短時間で再液化できる世界初の装置でございます。

5件目は、株式会社ハイオスの「締める・判定する・記録するブラシレスドライバー」でございます。ネジ締めの不良をリアルタイムに判定する電動ドライバーで、品質の管理に貢献をいたします。

6件目は、千葉機械工業株式会社の「フィルム成形機用取替式特殊ロール」でございます。壁紙や遮光フィルムなどの成形機に取りつけ、フィルムの表面を滑らかに仕上げます。

7件目は、株式会社ALBEDOの「透明空間映像ディスプレイ」でございます。透明な空間に映像を投影することにより、効果的な演出が可能になります。

8件目は、菊川工業株式会社の「ソーラーLED街路灯」でございます。太陽光発電とLED照明を組み合わせた環境にやさしく、配線工事も不要な街路灯でございます。

9件目は、株式会社エジソンパワーの「家庭用蓄電池」でございます。家庭のコンセントから充電できる国内初の家庭用リチウムポリマー蓄電池でございます。

10件目は、株式会社ニチオンの「医療ガス・電気等を供給する天井懸垂型ユニット」でございます。手術に必要な酸素や電気などを天井から供給することで、コードの引っかかりによる転倒事故などを防止いたします。

そして、11件目は、プログレッシオ合同会社の「ハイスピード振り子式真空バルブ」でございます。独自の制御装置システムなどにより、開閉スピードの優れた真空バルブでございます。

これらの製品に対する認定証の交付式を、本日、11時40分から知事執務室で行うとともに、12時からは、この多目的ホールで製品の展示会を行います。千葉県には、高い技術力や開発力を持つ中小企業がたくさんございます。県では、今後もそうした企業への支援を積極的に進めてまいります。

 秋の観光キャンペーンの実施について

知事

次に、本日から11月まで、県内全域で展開する「秋の観光キャンペーン心の休日を房総で。」についてお話をいたします。

秋の楽しみの一つは「祭り」でございます。海に囲まれた千葉県には、勇壮な海の祭りがたくさんございます。2,000人の担ぎ手による18基の神輿が海中で激しくもみ合ういすみ市の「大原はだか祭り」や、勝浦市の「勝浦大漁まつり」、一宮町の「上総十二社祭り」など、熱気みなぎる豪快な祭りが楽しめます。また、千葉の秋はおいしい食べ物であふれております。イセエビは、千葉県が全国一の漁獲量を誇っております。御宿町の「おんじゅく伊勢えび祭り」では、外房の海で育った新鮮なイセエビが堪能できます。今月11日には、私も駆けつけてPRを行う予定でございます。千葉は梨の生産量も全国一でございます。県内の農園で実施している「ナシ狩り」では、自分でもいだみずみずしい完熟の梨をその場で味わうことができます。このほか、紅葉や温泉など、秋の千葉は楽しみが盛りだくさんでございます。さらに、キャンペーン期間中は、社会実験が延長したアクアライン800円の効果を継続させるため、県内観光施設のクーポン券や県産農産物が当たるアンケートがついたパンフレットを「海ほたる」や県内の「道の駅」などで配布をいたします。今月17日から19日には、東京の「赤坂サカス」で千葉県の観光PRを行います。17日には、私も参加してラジオの公開収録を行い、ゲストと一緒に千葉の魅力をアピールしたいと思っております。千葉県の観光は、震災による風評被害などで大変厳しい状況にあります。秋の観光キャンペーンにより、「千葉の観光は元気です!」というメッセージを全国に発信し、たくさんの方々に来ていただき、秋の魅力いっぱいの千葉でリフレッシュしてほしいと願っております。どうぞ、千葉県で心の休日をお過ごしください。

 「きんめだいまつり」の開催について

知事

次は、銚子で開催される「第17回きんめだいまつり」でございます。

今年の「きんめだいまつり」は、今度の日曜日、4日に「イオン銚子ショッピングセンター」の駐車場特設会場で開催されます。祭りの主役であるキンメダイは、「立縄」と呼ばれる手釣りで1匹ずつ丁寧に釣り上げます。脂の乗りが抜群で、美しい魚体が特徴の「銚子つりきんめ」として、「千葉ブランド水産物」にも認定されております。会場では、この「銚子つりきんめ」の試食・販売のほか、「中華の鉄人陳建一さん」、「和食の巨匠中嶋貞治さん」、「佐原の人気店『吉庭』のオーナーシェフ吉塚義雄さん」の豪華な料理人の皆さんをゲストにお迎えいたしまして、キンメダイを使った料理の競演で、来場者の皆様を堪能させてくれるでしょう。銚子漁港は、キンメダイを初め、沖合の豊かな海で様々な魚介類がとれ、全国有数の水揚げ量を誇っておりますが、東日本大震災では多くの漁業施設が被害に遭いました。今年の「きんめだいまつり」は、漁業者自身が元気になり、県内外の被災地に元気を届けるため、「がんばろう漁業者!」をテーマに開催されます。当日は、私も参加してエールを送るとともに、キンメダイなどの千葉のおいしい水産物をPRしてまいりたいと思います。皆様もぜひ、豊かな千葉の海の恵みを実感しにいらしていただきたいと思います。

 千葉県産米の放射性物質検査の結果について

知事

最後は、8月4日から実施してまいりました千葉県産米の放射性物質の検査についてでございます。

このたび、米を生産している市町村のすべてにおいて検査が終了いたしましたので、その結果をご報告いたします。日本人の主食であり、県にとっても大変重要な農産物である米の検査については、消費者と生産者が心から安心できるようにするため、県下全域にわたって検査を実施いたしました。具体的には、国が示した16市町のほかに、県が独自に36市町村、209地点を加え、米を生産している全市町村の319地点で検査を実施いたしました。その結果、すべての千葉県産米の安全性が確認されました。

今ここに、今年の千葉県産のお米は安全であることを宣言いたします。

消費者の皆様には、どうぞ安心して千葉県のお米を食べてください。お願いいたします。消費者の皆様、ぜひ千葉県産米をご賞味ください。生産者の皆様には、これまで検査の実施や出荷の自粛などにご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。早速、千葉県産の米のPRを私も先頭に立って展開してまいります。本日からは、私も出演している千葉県産米のラジオCMを放送いたします。また、今月中旬には千葉の新米を購入した方に、抽選で県産農産物をプレゼントするキャンペーンも開始いたします。さらに、今月10日と11日には、東京のお台場で千葉県産米のPRイベントが開催されます。10日には、私も参加して、おいしい千葉の新米をアピールする予定でございます。皆様には、改めまして、ぜひ、安全が確認された、関東で一番早い新米を安心してたくさん味わっていただきたいと、心からお願い申し上げます。ここにおにぎりがございます。千葉県産米でございます。これはおいしいです。本当においしいです。あまり一気に食べ過ぎました。でも、皆さん、初め、千葉県としては皆さんに「これは安全です」と言っても、安心が大事でございます。しっかり検査して、そして、検査結果は白でございます。どうぞ、この千葉県産米をお願いします。これは、ノリをつけるとまた。この千葉県産米というのは、歯ごたえというか、それと甘味としっとりした触感、これがまたいいですね。ありがとうございました。次にまいります。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

県内の清掃工場などで発生している焼却灰の処分ですが、昨日も東葛の4市から一時保管場所の確保についての緊急要望が出されましたが、県内での一時保管場所の用地確保の見通しは立っているのでしょうか。

知事

昨日、各首長さん来ていただきまして、何とかしてくれと、もう市でもいっぱいだと、県でやってくれと言われました。もちろん、これは市町村が悪いわけでもない、県が悪いわけでもないのです。でも、今の時点において、国から処分方法の指針が出ておりませんので、県としても非常に困っていることは事実でございます。ただ、例えば、市から出たものを県のほかの市町村に持っていってくれ、これはお互いに理解し、お互いに助け合いの気持ちを持つことも大事でございます。しかし、現実として、この間の京都ではありませんけども、そしてまた千葉のある市では他県に持っていったところ、戻されたということもあります。これは住民感情というのも、私たちはまたしっかり考えていかなければならない。その中において、何とか市町村と県が、県においては復旧復興チームをつくっておりますので、この中でしっかりと意思疎通をして、少しでも県民の皆さんに安心していただけるように努力しなければならないと思っています。

記者

昨日も市長さんからのお話であったのですが、もう既に施設内での保管が結構限界に来ているということですが、県として保管場所の確保をいつぐらいまでにやるかというめどは。

知事

これは、記者さんもわかるように、例えば、ほかの市に頼むよと言ったときに、その住民の皆さんのすぐオーケーが出るというのは、私たちもいろいろやっているんですよ。ただ、なかなか難しいところもある。ですから、これは、もちろん県も一生懸命やりますけども、国もこの辺、はっきり方向を示していただきたい。もちろん、私たちも国に対して強く要望していきます。これは県の問題じゃないんですね。国がしっかりやっていただかないと、どうにもならないというのが、はっきり言って、今の私たちの実情でございます。でも、この中においても、先ほど言ったように、県民が少しでも安心できるように、その辺は私たち一生懸命努力してまいりたいと思っております。

記者

よろしくお願いします。新首相に野田佳彦新代表が選出されまして組閣が始まろうとしておりますが、知事の野田さんに対する総理としての期待と、ご本人、ドジョウのようにということをおっしゃって、実務をしっかりやるんだということをおっしゃって、国対委員長、幹事長などを選んでいらっしゃいますが、その体制に対する印象を教えていただけますでしょうか。

知事

野田総理は、千葉県船橋市でございます。千葉県から総理が出たということは、県民も大変喜んでいるところだと思います。私個人的にどうかといいますと、私も衆議院、参議院やりましたけど、はっきり言って、2人で食事したとか、どこかの会食で一緒になったとかないんですよ。だから、私自身はそういう意味で個人的な縁はないのでございますが、ただ、仲間から聞く限りでは、非常にまじめで、実直だということを聞いておりますので。それと同時に、千葉県議会を2期おやりになっていると聞いておりますので、ましてや、千葉県においての圏央道の問題、アクアの問題、今の風評被害、言うなれば放射能等も十二分に理解していただいていると思います。ですから、その辺も私ども期待しているところでございます。しかし、総理ですから、ただ地元地元というわけにも、そんなことはやっちゃいけません。日本国を見て、しっかりと舵取りをやってもらいたいし、それと今回のいろんな布陣を見て、大変だなと思ったのがまず、それなりに私も知っているものですから、これは大変なことだなと思いますけど、でも、私も野田総理は意外とその辺はうまくやるんじゃないかなと、そんなような気もするんですね。でも、いずれにしても、今の被災地の復興を再重点にやっていただいて、そういうことがある程度おさまったならば、解散をするべきだと思います。そして、信を問うべきだと、そう思いますね。

記者

よろしくお願いします。先ほどの野田新首相の関係で2つお伺いしたいのですが、一つは、具体的に政策ですとか人事で新首相、野田内閣に注文したいことを具体的に上げていただきたいというのが一つと、あともう一つは、野田さんがおっしゃっているドジョウのような政治ですとか、雪だるまをみんなで前に進めなければいけないという発言についてどのようにお感じになっているかと、2つについてお願いします。

知事

記者さん方、十分におわかりだと思いますけども、今回も、そうですね。例えば、国民の思っている人気バロメーターとか、今度は実際に投票する議員のバロメーターと、正直言って、いろいろ差があるんですね。そういうこともあります。ですから、議員には議員の心理というのがあるのも事実でございます。大変口幅ったいようですけども、挙党体制ということで野田総理がこのような布陣を組んだ。でも、野田総理がここで自分のやろうとしていること、信念を曲げるようなことがあったら崩壊すると思うんですね。だから、周りは、言うなれば、ソフトに、カステラにうまく巻いておいて、中はぴちっとした芯を持ってやっていただきたいし、それをやったら国民からも非常に信頼されるんじゃないかな。今、一番、国民から信頼を失っているのは、政府は言ったことをやらないじゃないかと。言ったらやれよと、結果を出せよと、こういうことなんですね。それから、ドジョウというのも、私は何だろうなと思ったのでございますが、ドジョウと雪だるま、その後の注釈をいろいろ聞けば、ああ、なるほどなと思っています。今度はドジョウからウナギのように、ぶわーっと上がってほしいなと思いますけどね。

記者

ありがとうございました。知事、済みません。最初の質問で伺ったのは、言ったことをやらないというのはわかるのですが、県知事として国に対して具体的な政策として何を注文したいか、どういうことをやってほしいかということです。

知事

先ほど言ったように、千葉県民としては大変うれしいときだと思います。県議会も2期おやりになった。千葉県の実情はよくご存じかと思います。まず、圏央道、言うなれば、大栄、横芝間、これはまだ何のめどもついていないのですね。これをいち早く。これは千葉県だけの問題じゃないんです。言うなれば、首都圏の問題なんです。外環、圏央道。震災のときもおわかりになったと思いますけど、大動脈というのはぴちっとやっておかないと、震災のときに大変でございます。ですから、まずはこの道路網のことをしっかりお考え賜りたい。それと、成田空港ですね。日本国の表玄関として機能するために、より一層羽田との連携も深め、いろいろ指導していただきたいと思います。千葉県も被災した県でございますが、宮城県には親戚もいますけども、でも、そういう人たちの話を聞けば聞くほど、まずは東北3県、言うなれば、被災した人たちに対して何を望んでいるのか、今、何をやらなければならないのかということをしっかり精査して、まず助けてやってくださいよ。まず、それが第一ですわ。そう思います。

記者

大型の台風が接近してきて上陸する可能性が高まっているわけですが、先の会見の質問にもありましたが、液状化で亀裂が入ったり緩んだりしている河川と海岸の護岸の安全対策について、県としてどのように今考えているのか、お聞かせください。

知事

護岸の復旧復興については、私たち全力でやっているところでございます。そのやっているところに台風、言うなれば、今、台風シーズンでございますから、これを私たちはしっかりやっていかなければならないし、またそのように私も指導しているつもりでございます。担当部局、この辺の詳しいことをまずお話ししてください。

職員

河川海岸を管理しております河川環境課です。河川海岸で被害を受けたところにつきましては、重大な被害を受けたところにつきましては大型土嚢を積むなどして応急対策をやっておりまして、また、被害を受けたところも、一応、高さ的には一定の高さを保持しております。ただ、震災によって堤防等が弱体化していますので、それにつきましては重要水防箇所ということで位置づけしまして、パトロールの強化、水防活動の強化を図って対応していきたいと考えております。以上です。

知事

いずれにしても、県民の皆さんが安心できるように、県として一生懸命やらせていただきます。

記者

恐らく本格的な復旧工事は国の査定が終わらないと、ということだと思うのですが、具体的にいつごろ査定が終わって、設計も終わって、工事が始まるのか、そのあたりのスケジュールはどうなっているのでしょうか。

知事

今、新内閣ができたところでございます。これからいろいろあると思いますけども、県としてはもちろん、一時も待っておられない状態でございますが、その辺の流れについて担当部局。

職員

県土整備政策課でございます。道路、河川、海岸、下水につきましては、査定が完了しております。それと、公園港湾については、現在、査定が実施中で、主要箇所は終了したのですが、数カ所、まだ査定が残っているという状況でございます。復旧工事の発注につきましても、早急発注、早期完成ということで努めておりまして、道路等につきましては9月末時点で約7割発注できるのではないかなと見込んでおります。以上でございます。

記者

よろしくお願いします。先ほど野田新首相に対するご期待、ご要望は伺わせてもらったのですが、順序が逆になりましたが、菅政権のこれまでの知事なりの総括が何かありましたら、お聞かせ願いますでしょうか。

知事

申しわけないですけど、正直言って、私が期待していた10分の1でございます。それ以上は。

記者

具体的にどういったところという話を。

知事

いっぱいありますが、まず、これは震災に対してでございますが、委員会みたいのいろいろつくり過ぎて、船頭をいっぱいつくっちゃったというのが後手後手に回った原因なのかな。それと、だれが責任を持って言っているのか。言ったことがイコール国として本当にやるのか。言うならば、思いつきで言われたって困っちゃうわけですね。そうかと思うと、言って、後からころっと変わっちゃう。これじゃ、私たち地方もそうですけど、国民もだれを信じていいかわからない。そういうところが非常に記憶に残っているところでございます。信頼感が欠けていたというのが大きな問題じゃないですか。

記者

よろしくお願いします。先ほど質問があったのですが、清掃工場の焼却灰の関係で確認ですが、先ほど県内のほかの場所に持っていくのは難しいという話だったのですが、他県に持っていくことの要請を今後、実際するのかどうかというのを、まず1点。それと、環境省のほうで今、基準の8,000ベクレル超10万ベクレル以下であれば、特別な措置を講じて埋め立て可能にするという指針を今、まとめる途中らしいのですが、千葉県としてそうなった場合、例えば千葉県内で埋め立てるとか、そういったことはあり得るのか。これは担当部局でも構わないのですが。

知事

まず、私が先ほど言ったように、ほかの市にお願いするということは非常に大変なことは事実です。でも、今、あきらめずに、皆さん、それぞれご理解いただくように、復旧復興本部のチームにおいてはいろいろとお話をしているところでございます。これは先日、市町村の各首長さんもいらっしゃいましたけども、首長さんたちも同じ首長同士で話し合うということも大事だなと思っております。県に全部まる投げされても、これは非常に難しいところもあるんです。これはだれがどうじゃなくて、みんなが一緒になって、県全体で考えていかなければならないという問題だと思っています。ですから、今の段階において他県にお願いするとか、他県にどうするということは考えておりません。

職員

資源循環推進課でございます。環境省が8,000ベクレルから10万ベクレルの焼却灰について埋め立てをする方針について検討をしているということにつきましては、私どもいろいろ情報収集をしておりまして、環境省のほうも昨日付けで正式に通知をされたということは承っております。ただ、その内容につきまして、今後、私どもいろいろ勉強しなければいけない、環境省に確認をしなければいけないこともありますし、最終処分場については市町村で最終処分場を有しておりますので、その最終処分場でそうした措置が可能なのかどうかということについては、各市町村がこの通知をもとに検討されるということもあると思います。今の段階ではそういうようなことです。

知事

いずれにしても、国は早く処分の方法の指針を出していただかないと、本当におれたち困っているのです。ありがとうございます。

記者

たびたび済みません。本日は防災の日ということで、県土整備部の防災訓練が昨日ありましたが、全庁的な防災訓練が今年はないということで、その理由についてお伺いしたいと。

知事

これは、言うなれば、まず第一義的に大事なのは、県民の皆さんにいかに防災が、まずお一人お一人が注意することによって大事ですよと。例えば、家具の固定化、これもやってくださいと。例えば、食料3日分以上備蓄していきましょうと。それから、例えば、外に出た場合、この間もそうでしたけども、帰宅に一斉に集中しちゃうと大変な混乱になる。そのときは、こういう連絡の仕方しましょう、ああいう連絡をしましょう、そういうことを私たち強く言っていたところでございます。この防災訓練におきましては、いろんな諸問題がありますので、担当部局、話してください。

職員

防災危機管理課でございます。本県も被災県ということもございまして、今年におきましては、まず復旧復興を全力でやらなければいけないということと、もう一つ、地域防災計画を今、見直ししておりますが、その見直し作業を全力でやらなければいけないという2本の大きな柱がございまして、それに全力を捧げたいということがございますので、本年度につきましては中止をさせていただきましたが、来年度につきましては、今回の震災を踏まえて実践的な訓練をしていきたいと考えています。以上です。

知事

つけ加えますと、やることがいっぱいあるのです。この防災の日に、こういうこともやる、ああいうこともやるなんですね。でも、まず今回は県民の皆さんに一つずつ、こういうことをまずわかってもらおうと。そして、より一層理解してもらった段階において、形ができた段階において、今度は防災をぴちっとやっていこうじゃないかというのが大勢だったですね。だから、そうかと。私も前線にいる人たちのいろんな話も聞いて、今回は県民に周知徹底をさせようじゃないかということになったことでございます。

記者

防災とはまた別に、話が戻って恐縮ですが、焼却灰の話で、先ほど知事がおっしゃった、少しでも県民の皆さんに努力してもらわねばならないということで、具体的に県民が何を努力すればいいのかということをもう少し。

知事

首長さんね。県民の皆さんに、ご理解も大事ですよね。あと、首長さんもしっかりと考えていただかないとね。これはある市の意見ですけども、そこの市で出たものを、何でうちの市に持ってくるんだよと、こういうような意見があるんですよ。だったら、反対の立場として、そういうことがあったら、おたくは受け入れるのかいと、そういう議論になってきちゃうんですね。ですから、ここをお互い首長さん同士、それから県民の皆さんにお互いにオープンに話して理解していただくと、これをやっていかなきゃならないと。でも、それと同時に、国に対して、指針を出しくださいと。そういうものがないと、最後は仲間うちで殴り合いになっちゃったらえらいことですよ。だから、これは私も頭いたいところで、でも、あきらめないで、少しずつお互いに考えていこうというのが私の気持ちでございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「千葉ものづくり認定製品」について

→商工労働部産業振興課【電話】043-223-2717

  • 秋の観光キャンペーンの実施について

→商工労働部観光課【電話】043-223-2412

  • 「きんめだいまつり」の開催について

→農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3045

  • 千葉県産米の放射性物質検査の結果について

→農林水産部安全農業推進課【電話】043-223-3080

 

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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