ここから本文です。

更新日:令和6(2024)年4月12日

ページ番号:6680

伝工:木工品

雨城楊枝(うじょうようじ)

市町村名

君津市

製作者名

森隆夫(もりたかお)

紹介文

雨城楊枝は、江戸時代より上総地方で作られてきた黒文字(クスノキ科落葉低木)を使った楊枝に、明治の末に先々代の森安蔵氏が、樹皮に模様を彫るなどして考案した装飾性・芸術性の高い楊枝です。
森さんは、父である先代光慶氏から技術を、後継者として銘「光慶(みつよし)」を受け継ぎ、伝統の楊枝づくりを続けています。

画像

雨城楊枝 森隆夫

梅ケ瀬楊枝(うめがせようじ)

市町村名

市原市

製作者名

髙橋章雄(たかはしあきお)

紹介文

梅ケ瀬楊枝は、市原市にある梅ヶ瀬渓谷の黒文字を使った楊枝に、樹皮に模様を彫るなど装飾性・芸術性の高い楊枝です。
髙橋さんは、伝統技術を継承しながらも、新しい形の楊枝製作に取り組んでおり、後継者である弟子に伝授するとともに、梅ケ瀬楊枝の良さと技法を広めていきたいと語っています。

画像

梅ケ瀬楊枝 髙橋章雄

ちば黒文字・肝木房楊枝(ちばくろもじ・かんぼくふさようじ)

市町村名

千葉市

製作者名

浮原忍(うきはらしのぶ)

紹介文

楊枝(歯木・インド発祥)は538年仏教と共に伝来し、江戸時代に改良された爪楊枝、舌掃除、歯ブラシの機能を備えた楊枝の出現で庶民迄普及しました。
浮原さんは、研究を深めてきた結果、作品は多くの博物館や大学の教材、歌舞伎や時代劇映画、TVに活用されています。文化遺産と言える房楊枝の復元製作が可能なのは、日本で唯一人です。雅号「守破離」。

画像

ちば黒文字・肝木房楊枝 浮原忍

ちば楊枝(ちばようじ)

市町村名

千葉市

製作者名

清水吉郎(しみずよしお)

紹介文

ちば楊枝は、雨城楊枝の流れをくみ、黒文字に装飾を施した楊枝です。
清水さんは、いすみ楊枝の髙木守人氏に師事し、楊枝製作の伝統技術を習得しました。
作る楊枝は、「末広」、「鉄砲」、「キセル」、「梅」、「白魚」など30種類。伝統的な楊枝の型や技術を、次の世代に広く普及させたいと語っています。

画像

ちば楊枝 清水吉郎

長生楊枝(ながいきようじ)

市町村名

睦沢町

製作者名

村杉達雄(むらすぎたつお)

紹介文

長生楊枝は、雨城楊枝の流れをくみ、黒文字に装飾を施した楊枝です。
村杉さんは、いすみ楊枝の髙木守人氏に師事し、平成16年に、その流れをくむ製作者として「長生楊枝」の銘を許されました。材料の採取から製作に至るまで自らの手作業で行うことにより、江戸時代に始まる楊枝づくりの伝統を守り続けています。

画像

長生楊枝 村杉達雄

畑沢楊枝(はたざわようじ)

市町村名

木更津市

製作者名

中山幸雄(なかやまゆきお)

紹介文

畑沢楊枝は、雨城楊枝の流れをくみ、黒文字に装飾を施した楊枝です。
中山さんは、雨城楊枝の先代の森光慶氏に師事し、平成16年に、技能後継者として「畑沢楊枝」の銘を許されました。
材料採取から製作に至るまで、全ての工程を一人の職人が手作業で行い、削りや細工の熟練した技能が、黒文字の香りを一層引き立たせています。

画像

畑沢楊枝 中山幸雄

桶(おけ)

市町村名

野田市

製作者名

小峯穣二(こみねじょうじ)

紹介文

小峯さんは、父である吉一さんから受け継いだ、たがに洋銀を用いるなどの技術技法に磨きをかけてきました。
風呂桶を中心に、伝統技法を生かした様々な桶の製作に取り組んでおり、飯台や飯櫃には、木曽・上松産の椹(さわら)しか使わないこだわりを持っています。

画像

桶 小峯穣二

上総木彫(かずさきぼり)

市町村名

九十九里町

製作者名

倉持進(くらもちすすむ)

紹介文

上総木彫とは、それぞれの木の持つ表情を活かし、立体的な絵柄を浮かび上がらせていく技法で、食器、盆、素彫品等を製作しています。
倉持さんは、21歳から関東各地で修行を重ねた後、昭和55年に千葉県に戻りました。
現在は、九十九里町にて長年培った経験を活かし、木彫作品の製作を続けています。

画像

上総木彫 倉持進

木彫刻(もくちょうこく)

市町村名

市川市

製作者名

藪崎保治(やぶさきやすはる)

紹介文

神社仏閣を飾る彫刻の技法(堂宮彫刻)を使い、一つの木を彫って、欄間、神輿、山車、向拝などの彫刻を生み出します。
藪崎さんは、江戸時代から神輿づくりが盛んな市川市行徳地区の神輿店で15歳から彫刻の修業を始め、堂宮彫刻の技法を習得しました。

画像

木彫刻 藪崎保治

木彫(仏像彫刻)(もくちょう(ぶつぞうちょうこく))

市町村名

いすみ市

製作者名

川島康文(かわしまやすふみ)

紹介文

川島さんは、伝統的な仏像彫刻技法を10年間仏師の元で修業して習得しました。

平成12年に独立して以来、寺院に祀る如来像、菩薩像、不動明王像や神社の神像など数多くの作品を手掛けてきました。また荒彫彫刻など、自らの感性を生かした新しい作品作りにも意欲的に取り組んでいます。

画像

川島康文(木彫(仏像彫刻)) 川島康文の画像

木地玩具(きじがんぐ)

市町村名

南房総市

製作者名

太田衞(おおたまもる)

紹介文

木地玩具とは、「ろくろ」で作る木製玩具のことを言い、独楽、輪抜きダルマ、けん玉、車ものなどがあります。
太田さんは、昭和54年より修業を重ね、江戸時代からの伝統技術を用い、ケンカ独楽、ダルマ回し等を製作。単純な動きの中に、人の気持ちをくすぐる洒落っ気のある木地玩具を作っています。

画像

木地玩具太田衞

建具組子(たてぐくみこ)

市町村名

いすみ市

製作者名

最首善雄(さいしゅよしお)

紹介文

組子とは、釘を使わずに木を1本1本組み付けしていく技術で、飛鳥時代から永い年月をかけて磨き抜かれた木工技術です。
県指定を受けた父の最首實さんや先々代の祖父から伝統的な技法を受け継ぐ3代目。組子細工を施した衝立は芸術性も高く、亜細亜現代美術展にて、2年連続入賞した実績もあります。

 

 

画像

建具組子2 最首善雄

楽堂象嵌(木象嵌)(らくどうぞうがん(もくぞうがん))

市町村名

我孫子市

製作者名

内山春雄(うちやまはるお)

紹介文

木象嵌とは、切り抜かれた色合いの異なる木片を地板に空けた穴にはめ込む工程を繰り返すことで模様や絵画を作製する技法です。
内山さんは、機械式糸鋸を用いた「糸鋸象嵌」のうち「一分象嵌」と「セン象嵌」の両方の技術の保持者です。最も難しい「垂直挽き」を考案し「楽堂象嵌」と名付けました。

画像

楽堂象嵌(木象嵌) 内山春雄

 日本産榧囲碁盤・将棋盤(にほんさんかやいごばん・しょうぎばん)

お問い合わせ

所属課室:商工労働部観光政策課旅行業振興班

電話番号:043-223-2416

ファックス番号:043-225-7345

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?