ちば県議会だより（No.178）3面

各常任委員会の主な質疑から

総務防災常任委員会

問 北海道・三陸沖後発地震注意情報の運用開始に伴い、県では具体的にどのような内容を県民に周知するのか。

答 注意情報が発表された場合には、安全な避難経路の再確認など、津波に対する避難の準備を徹底した上で、通常の社会経済活動を続けることを周知する。

総合企画企業常任委員会

問 旅券事務におけるオンライン申請の導入について、どのようなことがオンラインでできるようになるのか。

また、権限を移譲された市町の対応はどうか。

答 県の旅券事務所では、令和5年3月27日から、新規をはじめ、更新や記載事項変更でのオンライン申請が可能となる。これにより、窓口に出向くのは、旅券を受領する際の一回で済むようになる。

また、市町においては、オンライン申請の導入時期等の検討がそれぞれの市町で進められている。

健康福祉常任委員会

問 インフルエンザ等の体調不良者に対するオンライン診療事業について、対象者を新型コロナの陽性者の一部まで拡大するとのことだが、十分に対応できるのか。

答 12月19日から1日当たり3千人の診療体制に拡充すること、また、インフルエンザの感染状況が落ち着いていることを踏まえると、対象者を拡大しても、安心して利用してもらえると考えている。

環境生活警察常任委員会

問 年末に向け、交通死亡事故を抑止するため、どのように取り組んでいくのか。

答 県警では、10月から「交通死亡事故抑止年末3カ月対策」として、飲酒運転をはじめ、横断歩行者等妨害等違反の交通指導取り締まりや、反射材の普及・促進に向けた取り組みを強化している他、各警察署に白バイを派遣するなど、街頭監視活動を強化している。

特に、飲酒運転対策については、プロジェクトチームを立ち上げ、取り締まりを強化している他、各警察署においても取り締まりを継続強化している。

この年末を交通事故防止対策の正念場と捉え、関係機関・団体と連携し、全力で取り組む。

商工労働常任委員会

問 千葉とく旅キャンペーンについて、年明け以降の実施における目標はどのようなものか。

答 1、2月は例年、観光需要が秋口よりも落ち着く時期であり、感染症拡大後はさらに厳しい状況となっている。千葉とく旅キャンペーンを年明け以降も実施することで、引き続き全国からの誘客を図り、コロナ以前の状況への回復を目指していく。

農林水産常任委員会

問 森林法施行令改正により、条例による届け出から法に基づく許可対象に変わることで、県では、どのように林地開発行為の適正化につなげていくのか。

答 届け出から許可に変わることにより、調節池などの防災施設の設置や残置森林の配置等に関する審査が加わる。

また、施行状況届の提出などが必要となり、状況に応じた適時・適切な指導を行うことが可能となる。

これらにより、太陽光発電設備の設置に係る林地開発の適正確保を図っていく。

県土整備常任委員会

問 施工時期の平準化により、どのような効果を見込んで取り組んでいるのか。

答 施工時期の平準化は、建設業の経営の健全化や担い手の育成・確保につながるとともに、公共事業の品質確保が図られ、事業者および県の双方に効果があると見込んでいる。

県では、所属単位で設定した契約目標に基づき、執行状況の管理等を行うとともに、債務負担行為の活用などにより、施工時期の平準化に取り組んでいる。

文教常任委員会

問 ヤングケアラーに関する児童・生徒の認知度を向上させていくために、どのように取り組んでいくのか。

答 児童・生徒向けの資料を作成し、県のホームページに掲載するとともに、その資料を活用し、教職員が児童・生徒に周知を図ることで、認知度の向上に努めていく。

常任委員会活動報告

常任委員会では、それぞれの所管する事項の審査の参考とするため、現場に出向いて調査活動を行っています。詳しくは、ホームページをご覧ください。

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総合企画企業常任委員会

調査日：令和4年12月14日（水曜日）

調査先：千葉県企業局 ちば野菊の里浄水場（松戸市）

ちば野菊の里浄水場第2期施設整備事業の進捗（しんちょく）等に係る調査

安全な水を供給するための高度浄水処理や、環境に配慮したクリーンエネルギーを導入するための施設整備について、工事の進捗状況等を調査しました。

環境生活警察常任委員会

調査日：令和4年12月12日（月曜日）

調査先：館山警察署（館山市）

館山警察署新庁舎の整備状況

館山警察署新庁舎を視察し、拡充した待合スペースやシャワー室等の水回りを併設した被害者支援室等、県民の利便性向上に配意した施設の整備状況について、調査しました。

農林水産常任委員会

調査日：令和4年12月12日（月曜日）

調査先：千葉県漁業協同組合連合会（富津市）、新富津漁業協同組合（富津市）

ノリの流通・加工について、カキの養殖試験について

千葉県漁業協同組合連合会にて千葉県産ノリの流通や加工について視察した後、新富津漁業協同組合にて開始したカキの養殖試験の状況について視察しました。

県土整備常任委員会

調査日：令和4年12月13日（火曜日）

調査先：銚子連絡道路（匝瑳市）

銚子連絡道路の状況について

銚子市方面から圏央道へのアクセス向上や、物流の効率化など、地域の活性化を担う銚子連絡道路について、工事の進捗状況等を視察しました。

文教常任委員会

調査日：令和4年12月14日（水曜日）

調査先：千葉県立千葉工業高等学校（千葉市中央区）

工業教育におけるコンソーシアムの運営状況等について

産・学・官が相互に連携した「工業系高校人材育成コンソーシアム千葉」の活動や成果について調査するとともに、校内のデジタル化対応産業教育装置の整備状況について視察しました。

予算委員会の設置

12月定例県議会において、県の新年度予算および関係する議案を横断的かつ多角的に審査するため、予算委員会が設置されました。

会派等名	委員名
自民党	（委員長）今井 勝	（副委員長）斉藤 守	（副委員長）實川 隆
	鈴木 衛	伊藤 昌弘	林 幹人
	中村 実	小路 正和	森 岳
	伊豆倉 雄太	秋本 享志	高橋 祐子
	木名瀬 訓光	宮坂 奈緒	田中 幸太郎
立千民	田中 信行	網中 肇	安藤 じゅん子
	菊岡 たづ子
公明党	赤間 正明	阿部 俊昭
千翔会	大崎 雄介
共産党	みわ 由美
その他の 会派・ 無所属	西尾 憲一（平和党）	プリティ長嶋（県民声）	伊藤 とし子（市民ネ）
	秋葉 就一（リベ民）	岩波 初美（北総ダ）	坂下 しげき（無所属）
	田沼 隆志（無所属）	市原 淳（無所属）	松崎 太洋（無所属）

（令和4年12月20日現在）