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救急医療

当センターは、県内唯一の高度救命救急センターとして、急性心筋梗塞、脳卒中、急性大動脈解離などの重症急性疾患に加え、多発外傷、重症熱傷、急性中毒、指肢切断などの特殊疾患に対して、専門的な医療をいつでも行うことができる体制となっています。
今後も最高レベルの救急医療を患者さんに提供できるよう全力を尽くしてまいります。

  • 初療室MRI
  • 手術室

概要

100床とコンパクトな病床数である機動性を活かし、治療に関わるすべての部門を24時間365日体制で運用し、循環器内科・心臓血管外科、脳神経外科・脳神経内科、外科、整形外科、形成外科、集中治療科、麻酔科等、各専門科医師が初療から協働して関わる特徴的な治療体制で診療を行います。
新たに、ハイブリッドERを初療室に運用し、救命率の向上を図るとともに、最重症患者が入院するICUに隣接して、国内最大級のエレベーターを設置し、安全な患者搬送及び迅速な診療に配慮しています。

病床数

一般病床:100床
(一般68床・ICU12床・ECU20床)

患者さんの受け入れ

循環器内科・心臓血管外科、脳神経外科・脳神経内科、外科、整形外科、形成外科、集中治療科、麻酔科を主体とした患者の救命救急処置を目的とする第3次救急医療施設であり、第1次または第2次救急医療施設でスクリーニングされた患者さんを受け入れるシステムをとっているため、原則としていわゆる外来診療は行っていません。

ただし、患者発生の状況や症例によってはこの限りではありません。

患者さんの入院期間

患者さんの入院期間は、救命救急の医療処置後、救急の時期を脱し患者さんの病状が安定するまでとしています。

入院体制の確保

患者さんの病状が安定して転院が可能と認められたときは、できる限り速やかに、治療を依頼してきた第1次、第2次の医療機関または患者さんの居住地域内の医療機関への転院を依頼し、常時入院体制の確保に努めています。

  • 初療室
  • リハビリテーション

千葉県における救急医療の仕組み

千葉県の各医療機関はその施設規模やスタッフに応じて役割を分担しており、当センターは県立の救命救急センターとして、その要となる重要な役割を担っています。 病気や事故で処置が必要となった救急患者のうち、軽症の患者さんは初期(第一次)救急医療機関に搬送されます。初期救急医療機関には、市町村等が地区の医師会の協力を得て行う在宅当番医や夜間・休日急病診療所があります。
より症状の重い患者さんは救急車により直接、または初期救急医療機関経由で二次救急医療機関に搬送され、手術や入院治療が行われます。二次救急医療機関は県内各地域内の病院が共同連携して輪番制で務めています。(病院輪番制)
これらの医療機関では対処できない、心筋梗塞、脳卒中、重症外傷などの重篤の患者さんを処置するのが当センターを含む第三次救急医療機関です。