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更新日:平成29(2017)年2月15日

光化学オキシダントとは

光化学オキシダント(以下、オキシダント)は、工場や車から出る窒素酸化物や炭化水素(揮発性有機化合物(VOC))が太陽からくる紫外線のエネルギ-によって反応してできるオゾンやパン、アルデヒドなどの汚染物質です。オキシダントは一つの汚染物質の名前ではなく、オゾン、パンなどの総称です。

オキシダントの濃度が高くなり、遠くの景色やビルが「もや」がかかったように見えにくくなったりします。この状態を光化学スモッグと言います。
オキシダントは、高濃度になると、目の痛みやのどの痛み、頭痛などの影響を人間に与えます。また、植物にも影響を与えており、ケヤキやポプラなどが落葉したり、アサガオなどに斑点が出たりします。

写真は光化学オキシダントにより被害を受けたアサガオの葉です。(白い斑点、褐色の部分が被害です。)

オキシダント発生図

あさがお1

オキシダント濃度が高くなりやすい気象条件

光化学スモッグになると、下の写真のように遠くがかすんだりします。

視程1

視程2

オキシダント濃度が高くなりやすい気象条件は
1.日射が強い。
2.気温が高い(日最高気温が25℃以上)
3.風が弱い(4m/s以下)
4.大気が安定
とされています。

 

環境基準及び達成率

オキシダントの環境基準は「1時間値が0.06ppm以下であること」です。環境基準達成率等の算出にあたっては、昼間(5時から20時)の測定値を用いて行います。

環境基準達成率は、昭和52年度以降ほぼ未達成である。

光化学スモッグ注意報発令日数の推移

オキシダントの濃度が0.12ppm(環境基準は0.06ppm)を超える場合、県が光化学スモッグ注意報等を発令し、車の運転や外での運動を控えるように呼びかけ、工場には排ガス量を削減するように要請しています。表1に注意報等の発令基準を示しました。また、光化学スモッグ注意報の発令日数を図に示しました。年によって変動が大きいのですが、昭和52年度から平成17年度までは日数が多くなる傾向が、17年度以降は低下の傾向がみられました。

 

注意報等発令回数の推移

表1.注意報発令基準
緊急時発令

濃度条件

注意報

0.12ppm以上

警報

0.24ppm以上

重大緊急時

0.40ppm以上

上記濃度条件に該当し、かつ気象条件からみてその状況が継続すると判断されるとき、注意報等を発令する。

表2には、地域別の発令日数を示しました。平成26年度から28年度では、野田地域、葛南地域の発令日数が15日と多くなっていました。

図に、平成28年度に昼間の光化学オキシダント1時間値が注意報レベルである0.12ppm以上となった日数の地理的分布を示しました。

オキシダントは直接、工場、自動車から排出されるのではなく、窒素酸化物や炭化水素などオキシダントの原因となる物質が反応して生成するため、原因物質が風にのって移動する間に反応が進むことや、反応してできたオキシダントそのものも風で運ばれるので、工場や交通量の少ない地域でも濃度が高くなることがあります。

 

表2.注意報等発令日数
年度 野田 東葛 葛南 千葉 市原 君津 印西 成田 北総 九十九里 長生・夷隅 南房総 全県
26

7

3

6

5

4

2

4

5

1

3

0

1

12

27

8

5

9

7

7

3

5

4

0

1

0

0

15

28

0

0

0

1

1

1

0

0

0

0

0

0

2

15

8

15

13

12

6

9

9

1

4

0

1

29

平成28年度オキシダント0.12ppm以上日数

 

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:環境生活部大気保全課大気監視班

電話番号:043-223-3857

ファックス番号:043-224-0949

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