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千葉県(ちばけん)の産業(さんぎょう)

いろんな産業が盛(さかん)です

商工業

千葉県の商工業の特色を地域(ちいき)別に見ると、京葉(けいよう)臨海(りんかい)地域(ちいき)では、石油精製(せいせい)・石油化学・鉄鋼(てっこう)など素材(そざい)産業の企業(きぎょう)がコンビナートを形成し、あらゆる産業に不可欠(ふかけつ)な原材料やエネルギーなどを供給(きょうきゅう)しています。

千葉地域(ちいき)に位置する幕張(まくはり)新都心は、アジア有数のコンベンション施設(しせつ)である幕張(まくはり)メッセを中核(ちゅうかく)とし、オフィス、商業・アミューズメント施設(しせつ)など複合的(ふくごうてき)な機能(きのう)を備(そな)える国際(こくさい)業務(ぎょうむ)都市となっています。

東葛(とうかつ)地域(ちいき)には、高い技術(ぎじゅつ)力を持つものづくり中小企業(きぎょう)・ベンチャー企業(きぎょう)や大学などが集まり、東葛(とうかつ)テクノプラザなど産業支援(しえん)機関を拠点(きょてん)に産学官連携(れんけい)の枠組(わくぐ)みを生かした研究開発などが盛(さか)んに行われています。

日本の玄関口(げんかんぐち)である成田国際(こくさい)空港を有する成田周辺地域(ちいき)には、空港関連産業・国際(こくさい)物流などが集積しています。

かずさ地域(ちいき)には、かずさDNA(ディーエヌエー)研究所を中核(ちゅうかく)とする、かずさアカデミアパークがあり、バイオテクノロジー、精密機械(せいみつきかい)など先端技術(せんたんぎじゅつ)産業分野の研究施設(しせつ)やマザー工場などが集積し、国際的水準(こくさいてきすいじゅん)の研究開発などが行われています。

山武(さんぶ)・長生(ちょうせい)・夷隅(いすみ)地域(ちいき)には、スポーツ・健康志向(しこう)レジャー産業が集積するほか、安房(あわ)周辺地域(ちいき)では、観光・リゾート地としての豊富(ほうふ)な資源(しげん)を生かしたグリーン・ブルーツーリズム(農山漁村に滞在(たいざい)し自然や文化を楽しむ旅)などの体験型観光も進んでいます。

このように、地域(ちいき)ごとに多様な特色を持つ千葉県は、年間商品販売額(はんばいがく)が約12兆2,183億円(2020年経済構造実態調査(けいざいこうぞうじったいちょうさ))で全国第9位、製造(せいぞう)品出荷額(がく)等(従業者(じゅうぎょうしゃ)4人以上の事業所)が約11兆9,264億円(令和3年経済(けいざい)センサス-活動調査(かつどうちょうさ))で全国第8位であり、商業・工業いずれも全国トップクラスとなるバランスの取れた活動が活発に行われています。

商工業の地域イメージ

農業(のうぎょう)

農業イメージ温暖(おんだん)な気候と豊(ゆた)かな大地に恵(めぐ)まれた千葉県は、全国有数の農業県であり、令和3年の農業産出(さんしゅつ)額は3,471億円で全国第6位となっています。また、日本なし・落花生・ダイコンなど全国第1位の品目も多数あり、さらに、米・花き・畜産(ちくさん)についても全国上位に位置しています。

地域別(ちいきべつ)にみると大消費地である東京に近い千葉・東葛(とうかつ)地域(ちいき)では、生産性(せいさんせい)の高い都市農業が展開(てんかい)されており、コマツナやホウレンソウなどの野菜や日本なしの栽培(さいばい)が盛(さか)んです。

印旛(いんば)・香取(かとり)・海匝(かいそう)地域(ちいき)では、ニンジンやサツマイモ、キャベツの栽培(さいばい)のほか、水稲(すいとう)や植木、畜産(ちくさん)などが盛(さか)んです。

山武(さんぶ)・長生(ちょうせい)地域(ちいき)では、水稲(すいとう)やネギのほかメロンやトマトなどのハウス栽培(さいばい)が盛(さか)んです。


年間を通じて多種多様な農産物(のうさんぶつ)を生産(せいさん)

夷隅(いすみ)地域(ちいき)では、水稲(すいとう)を中心に、中山間地の特性(とくせい)を生かし、タケノコなどの生産が盛(さか)んです。

安房(あわ)地域(ちいき)では、県内でも特に温暖(おんだん)な気候と豊(ゆた)かな自然に恵(めぐ)まれ、カーネーションやストックなどの花やイチゴ、ビワの生産が盛(さか)んです。

君津(きみつ)地域(ちいき)では、水稲(すいとう)・野菜の栽培(さいばい)、畜産(ちくさん)がバランスよく行われています。

令和3年の主な農産物産出額(のうさんぶつさんしゅつがく)

品目

産出額(さんしゅつがく)

全国順位

466億円(おくえん)

8

野菜

1,280億円(おくえん)

3

いも類

215億円(おくえん)

4

花き

187億円(おくえん)

2

生乳(せいにゅう)

225億円(おくえん)

5

豚(ぶた)

393億円(おくえん)

5

鶏卵(けいらん)

247億円(おくえん)

6

(農林水産省(のうりんすいさんしょう)調べ)

水産業(すいさんぎょう)

水産業イメージ千葉県は、内湾性(ないわんせい)の東京湾と外洋性(がいようせい)の太平洋海域(かいいき)を有し、変化に富(と)んだ豊(ゆた)かな漁場が形成され、多種多様な漁業により、さまざまな魚介類(ぎょかいるい)が水揚(みずあ)げされています。令和元年の県内漁港水揚(みずあげ)金額(きんがく)は477億円で全国第7位です。また、生産量(せいさんりょう)は、全国第1位のスズキ類やキンメダイをはじめ、イセエビ、アワビ類、イワシ類、サバ類などが全国上位に位置しています。

銚子(ちょうし)・九十九里(くじゅうくり)地域(ちいき)の沖合(おきあい)では、黒潮(くろしお)と親潮(おやしお)が交わり好漁場が形成されることから、サバ、イワシなどを漁獲(ぎょかく)するまき網(あみ)漁業、ヒラメ、イカなどを漁獲(ぎょかく)する底びき網(あみ)漁業などが行われています。

水揚(みずあ)げされる新鮮(しんせん)な魚介類(ぎょかいるい)

夷隅(いすみ)・安房(あわ)地域(ちいき)は岩礁地帯(がんしょうちたい)が多く、アワビ、サザエ、イセエビなどの磯根(いそね)漁業が盛(さか)んなほか、キンメダイ、マグロ、マダイ、ブリなどを漁獲(ぎょかく)する小型船漁業や定置網(あみ)漁業などが行われています。

東京湾(とうきょうわん)地域(ちいき)では、ノリ養殖(ようしょく)業、スズキなどを漁獲(ぎょかく)するまき網(あみ)漁業、アサリ、ホンビノスガイなどを漁獲(ぎょかく)する採貝(さいかい)漁業のほか、小型底びき網(あみ)漁業、潜水(せんすい)器漁業などが行われています。