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平成19年人口動態統計の概況(確定数)

平成20年9月3日
健康福祉部健康福祉指導課
企画情報班
電話：043-223-2607
FAX：043-222-6294

調査の概要

1.調査の目的

出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の人口動態事象を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的とする。

2.調査の対象

「戸籍法」及び「死産の届出に関する規程」により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の全数を対象としているが、本概況は、平成19年に日本において発生した日本人の事件を客体とした。

3.調査の期間

平成19年1月1日から同年12月31日

4.調査の方法及び報告経路

市区町村長は、出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の届出を受けたときは、その届書に基づいて人口動態調査票を作成し、これを保健所長、都道府県知事を経由し、厚生労働大臣に送付する。

5.結果の集計

厚生労働省大臣官房統計情報部において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

利用上の注意

(1)表章記号の規約

計数のない場合  -
統計項目のありえない場合  ・
計数不明又は計数を表章することが不適当な場合  …
比率が微小（0.05未満）の場合  0.0
減少数（率）の場合  △

(2)この概況に掲載している割合の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が「総数」に合わない場合がある。

(3)用語の解説

自然増加・・・・・・・・・出生数から死亡数を減じたもの

乳児死亡・・・・・・・・・生後1年未満の死亡

新生児死亡・・・・・・・生後4週未満の死亡

早期新生児死亡・・・生後1週未満の死亡

死産・・・・・・・・・・・・・妊娠満12週以後の死児の出産

周産期死亡・・・・・・・妊娠満22週以後の死産に早期新生児死亡を加えたもの

合計特殊出生率・・・15歳から49歳までの女子の年齢別出生率を合計したもの
（1人の女子が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当）

結果の概要

総覧

表1  人口動態総覧

	実数		差 A-B	率		平均発生間隔 （時間：分：秒）
	平成19年(A)	平成18年(B)		平成19年	平成18年	平成19年	平成18年
出生	51,821	51,762	59	8.6	8.6	10時09分	10時09分
死亡	45,473	44,778	695	7.6	7.5	11時34分	11時44分
乳児死亡	135	136	△1	2.6	2.6	65時53分20秒	64時24分42秒
新生児死亡	71	72	△1	1.4	1.4	123:22:49	121:40:00
自然増加	6,348	6,984	△636	1.1	1.2	-	-
死産	1,307	1,338	△31	24.6	25.2	6時42分9秒	6時32分50秒
周産期死亡	260	242	18	5.0	4.7	33時41分32秒	36時11分54秒
婚姻	35,751	36,389	△638	5.9	6.1	14時42分	14時27分
離婚	12,352	12,440	△88	2.05	2.07	42時33分	42時15分

注1）出生・死亡・自然増加・婚姻・離婚率は人口千対、乳児・新生児死亡率は出生千対、死産率は出産（出生＋死産）千対、周産期死亡率は出産（出生＋妊娠満22週以後の死産）千対である。

注2）平成18年の数値：厚生労働省「人口動態統計」

出生

出生数は51,821人（平成18年より59人増加）

出生数は、第二次ベビーブーム（昭和48年・82,960人）をピークに、減少し続けていたが、平成3年（54,187人）からは増減を繰り返している。

平成19年は、51,821人（142.0人/日）（全国1,089,818人2,985.8人/日）で、前年の51,762人（全国1,092,674人）より59人増加（全国2,856人減少）し、出生率は、人口千人に対して（以下「千対」という。）8.6（全国8.6）で、前年の8.6（全国8.7）と同率だった（全国は下回った）。（表5）

出生数を母の年齢（5歳階級）別に見ると、34歳までの階級で前年より減少し、35歳以上の階級で増加している。
（全国も34歳までの階級で前年より減少し、35歳以上の階級で増加している。）

表2  母の年齢（5歳階級）別にみた出生数

出生数						対前年増減
母の年齢	平成15年	平成16年	平成17年	平成18年	平成19年	16年-15年	17年-16年	18年-17年	19年-18年
総数	52,789	52,983	50,588	51,762	51,821	194	△2,395	1,174	59
～14歳	3	1	1	2	1	△2	0	2	△1
15～19	938	889	774	721	706	△49	△115	△53	△15
20～24	6,105	5,957	5,557	5,689	5,527	△148	△400	132	△162
25～29	17,447	16,392	15,249	14,968	14,563	△1,055	△1,143	△281	△405
30～34	20,452	21,109	20,113	20,471	20,170	657	△996	358	△301
35～39	6,978	7,695	7,913	8,807	9,618	717	218	894	811
40～44	843	914	959	1,077	1,201	71	45	118	124
45～49	23	23	21	26	35	0	△2	5	9
50歳～	0	3	1	0	0	3	△2	△1	0
不詳	0	0	0	1	0	0	0	1	△1

構成割合は、30～34歳階級（38.9%）が最も多く、次いで25～29歳階級（28.1%）、35～39歳階級（18.6%）の順となっている。

表3  母の年齢（5歳階級）別にみた出生数の構成割合

区分	～15歳	15～19	20～24	25～29	30～34	35～39	40～44	45～49	50歳～
構成割合	0.0%	1.4%	10.7%	28.1%	38.9%	18.6%	2.3%	0.1%	-

合計特殊出生率（一人の女性が一生の間に生む平均の子供の数を表す）は、昭和51年に2.0を下回ってから一時的な上昇はあるものの低下傾向が続いており、平成19年は1.25（全国1.34）で前年の1.23（全国1.32）を上回り、全国順位は第41位となった。（表6）

図1  出生数、合計特殊出生率の年次推移

死亡

死亡数は45,473人（平成18年より695人増加）

死亡数は、長期的には増加傾向で推移しており、平成19年は45,473人（全国1,108,334人）で、前年の44,778人（全国1,084,450人）より695人（全国23,884人）増加した。（表5）

平成19年の死亡率（人口千対）は7.6で前年の7.5を上回った。また、全国の死亡率8.8（全国前年8.6）をかなり下回っており、全国順位は第43位の低率県である。

平成19年の死因順位は、第一位・悪性新生物30.7%、第二位・心疾患17.4%、第三位・脳血管疾患11.0%（全国一位悪性新生物30.4%、二位心疾患15.8%、三位脳血管疾患11.5%）となっている。

これら上位3死因が全死亡数に占める割合は、59.2%（全国57.7%）で、前年の59.5%（全国58.1%）を下回った。（表7）

表4  主要死因別死亡数及び構成割合

区分	千葉県				全国
死因	平成19年		平成18年		平成19年
	死亡数	構成割合	死亡数	構成割合	死亡数	構成割合
1悪性新生物	13,981	30.7	13,752	30.7	336,458	30.4
2心疾患	7,934	17.4	7,635	17.1	175,539	15.8
3脳血管疾患	5,016	11.0	5,250	11.7	127,041	11.5
4肺炎	4,377	9.6	4,245	9.5	110,159	9.9
5不慮の事故	1,460	3.2	1,511	3.4	37,966	3.4
6老衰	1,409	3.1	1,231	2.7	30,734	2.8
7自殺	1,294	2.8	1,290	2.9	30,827	2.8
8腎不全	803	1.8	779	1.7	21,632	2.0
9肝疾患	629	1.4	656	1.5	16,195	1.5
10糖尿病	617	1.4	638	1.4	13,999	1.3
その他	7,953	17.5	7,791	17.4	207,784	18.7
計	45,473	100.0	44,778	100.0	1,108,334	100.0

図2  死因別死亡割合・対全国比較

（GIF：11KB）

平成19年の乳児死亡数は、135人（0.4人/日）（全国2,828人）で、前年の136人（全国2,864人）より1人減少（全国36人減少）し、乳児死亡率（出生千対）は2.6（全国2.6）で、前年の2.6（全国2.6）同率だった。（表5・表6）

死産

死産数1,307胎（平成18年より31胎減少）

死産数は1,307胎（全国29,313胎）で、前年の1,338胎（全国30,911胎）より31胎（全国1,598胎）減少し、死産率｛出産（出生数＋死産数）千対｝は24.6（全国26.2）で前年の25.2（全国27.5）より下回った。（表5・表6）

婚姻

婚姻数35,751組（平成18年より638組減少）

婚姻数は、平成12年（39,597組）以降減少傾向で、平成18年は増加したが、平成19年は、35,751組（全国719,822組）で、前年の36,389組（全国730,971組）より638組（全国11,149組）減少した。

また、婚姻率（人口千対）は、平成4年から14年までは増減を繰り返していたが、それ以降は低下傾向にあり、平成19年は5.9（全国5.7）で、前年の6.1（全国5.8）を下回った。

なお、平均初婚年齢は夫30.6歳（全国30.1歳）、妻28.6歳（全国28.3歳）で、夫は平成11年以降、妻は平成4年以降毎年高くなっている。（表5・表6）
平成18年  夫30.4歳 妻28.4歳（全国 夫30.0歳 妻28.2歳）

離婚

離婚数12,352組（平成18年より88組減少）

離婚数は12,352組（全国254,832組）で、前年の12,440組（全国257,475組）より88組（全国2,643組）減少した。

また,離婚率（人口千対）は、平成元年（1.28）以降は上昇を続けていたが、平成14年（2.30）をピークに減少に転じ、平成19年は2.05（全国2.02）で前年の2.07（全国2.04）を下回った。（表5・表6）

 

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表5（エクセル：36KB）人口動態総覧・年次推移

表6（エクセル：24KB）人口動態総覧・対全国比較

表7（エクセル：35KB）主要死因別死亡数及び死亡率（人口10万対）

表8（エクセル：46KB）主な死因の死亡数・年齢階級別

表9（エクセル：88KB）人口動態総覧、保健所・市町村別

合計特殊出生率について