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更新日:令和6(2024)年3月1日

ページ番号:520729

令和3年度千葉県食品衛生監視指導計画の実施状況

千葉県では、「令和3年度千葉県食品衛生監視指導計画」に基づき消費者の健康の保護を図るために、食品事業者に対し監視指導を行なうとともに、県内で生産又は販売される食品等(輸入食品を含む)について、食品衛生法(以下「法」という)に基づく検査等を実施しましたのでその結果をお知らせします。

  1. 監視指導実施状況
  2. 食品等検査実施状況
  3. 衛生教育実施状況
  4. 食中毒の発生状況
  5. まとめ

1.監視指導実施状況

(1)監視状況

営業施設の監視指導については、業種(施設)毎に、過去の食中毒の発生状況、食品衛生法に基づく違反状況、製造・販売される食品の流通の広域性及び営業の特殊性などを考慮して、監視指導の重要度の高い業種(施設)の順に製造業等監視、重点監視、定期監視、その他に分類し、監視指導を実施しました。許可施設に対する監視状況は表1のとおりで、届出施設に関する監視件数は4,236件、総監視件数は15,150件でした。

表1監視状況(許可施設)

監視分類

監視頻度
対象業種(施設) 対象件数 監視件数
製造業等監視(原則年に一回以上)

地方公設市場
広域流通食品製造施設

大量調理施設等

1,021 549
重点監視(必要な頻度) 大型スーパー、地方公設市場以外の市場、と畜場等 4,215 1,374
定期監視(継続時に監視) 一般飲食店
広域流通をしない食品製造業等
45,614 8,805
その他の監視(必要に応じて) 自動販売機による営業許可施設 2,805 186
合計   53,655 10,914

(対象施設件数は令和3年度末現在)

(2)違反状況

営業施設に対する立入り検査等の結果、違反のあった施設は170件でした。
その主なものは、千葉県食品衛生法施行条例違反(管理運営基準違反等)、食品衛生法違反(無許可営業等)、食品表示法違反(食品表示基準違反)に伴うものでした。

表2違反状況(食品表示に関するものを含む)
項目 合計 許可施設 届出施設等

違反発見施設数

170

163

7

違反件数総数

188

181 7

施設基準違反件数

7 7 -

管理運営基準違反件数

44 44 -

製造基準等違反件数

0 0 0

食品等規格基準違反件数

1

1 0

食中毒件数

7 5 2

その他の違反件数

7 5 2

無許可営業件数

70 70 -
食品表示基準違反件数 52 49 3

(3)違反に対する措置状況

営業・業務停止命令は、食中毒事件に伴う措置でした。

表3違反に対する措置状況(食品表示に関するものを含む)
項目 合計

許可施設

届出施設等

総数 188 181 7
営業禁止命令 0 0 0
営業・業務停止命令 6 4 2
改善命令 0 0 0
物品廃棄命令 0 0 0
回収命令 0 0 0
始末書等 73 73 0
処分以外の措置 109 104

5

(4)違反発見施設の内訳(業種別)

違反発見施設は、許可施設が163件、届出施設等が7件でした。(無許可営業に対する措置を含む)

その主なものは飲食店営業103件、菓子製造業26件、そうざい製造業9件でした。

(5)夏期及び年末の対策の実施結果について

食品衛生夏期対策の実施結果(令和3年度)

(年末の食品安全推進月間については令和3年度は新型コロナウイルスの影響で実施せず)

2.食品等検査実施状況

(1)品目別検査実施状況

農産物

  • 県内産農産物及び輸入冷凍野菜・果実の残留農薬検査では、法に定める基準値を超えたものはありませんでした。
  • 県内産落花生のアフラトキシン(カビ毒)の検査では、法に定める基準値を超えたものはありませんでした。

水産物

  • 県内産あさりの検査では、総水銀は暫定的規制値内でした。また、PCB、カドミウム、銅、鉛は検出されませんでした。
  • 県内産岩かきの細菌検査では、法に定める基準値を超えたものはありませんでした。また、1検体からノロウイルスが検出されましたが、貝毒は検出されませんでした。

畜産物

  • 県内産鶏卵からサルモネラ属菌は検出されませんでした。また、動物用医薬品検査では、法に定める基準値を超えたものはありませんでした。
  • 県内産はちみつの動物用医薬品検査では、法に定める基準値を超えたものはありませんでした。
  • 牛肉・豚肉・鶏肉(輸入食肉を含む)の動物用医薬品及び残留農薬検査では法に定める基準値を超えたものはありませんでした。

加工食品等

  • 農産物加工品の残留農薬検査では、法に定める基準値を超えたものはありませんでした。
  • ふぐの身欠きからテトロドトキシン(ふぐ毒)は検出されませんでした。
  • 組換え遺伝子技術応用食品の検査では、法違反はありませんでした。
  • アレルギー物質を含む食品の検査では、法違反はありませんでした。
  • 加工食品の検査で1検体について、規格基準違反が確認されました。

放射性物質検査

  • 市場流通食品の放射性物質検査では、法に定める基準値を超えた食品はありませんでした。

食品の放射性物質検査成績について

その他

  • 容器・包装及び食品添加物の規格基準検査では、法違反はありませんでした。
表4品目別検査実施検体数
品目

国内産食品等

実施検体数

輸入食品
農産物 35 0
農産物加工品等 - 56
水産物 4 0
畜産物 389 13
加工食品等 711 33
放射性物質検査 200 -
ナッツ類 - 16
かんきつ類   3
その他 8 -
合計 1,347 121

(2)違反食品の内訳

表5違反食品の内訳
食品名 検査結果 違反事由 違反条項
清涼飲料水 有機物等(全有機炭素)mg/L 規格基準違反 食品衛生法第13条第2項

3.衛生教育実施状況

食品衛生関係講習会は135回開催し、受講者は9,712人でした。
営業者に対しては、食品の衛生的な取り扱い、食中毒予防、食品の表示及びHACCP義務化に伴う食品等事業者が食品営業上講ずべき措置等について周知するとともに、意識の向上を図りました。
また、消費者に対しては、家庭でできる食中毒予防、食品の表示等について普及啓発を図りました。

表6衛生教育実施状況
項目 営業者 消費者 合計
回数 132 3 135
受講者数 9,696 16 9,712

4.食中毒の発生状況

令和3年度の千葉県内における食中毒発生件数は16件で、患者数は129人(うち死亡患者数0名)でした。

食中毒注意報及び警報

食中毒注意報発令期間:6月1日から9月30日まで

食中毒警報発令期間:7月20日から9月30日まで

5.まとめ

令和3年度の食品衛生監視指導は、過去の食中毒等、食品衛生上の危害の発生状況や施設の管理状況等を踏まえて実施したところですが、食中毒の発生が16件(令和2年度は20件)ありました。

また、食品事業者等を対象に、HACCPの導入方法等についての研修会を開催するなど、衛生管理の普及を推進いたしました。

なお、令和3年度の監視指導計画実施結果については、食品衛生法が改正されたことから監視施設などの集計方法を変更しています。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部衛生指導課食品衛生監視班

電話番号:043-223-2626

ファックス番号:043-227-2713

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