ここから本文です。

ホーム > くらし・福祉・健康 > くらし > 食生活 > ちばの食育 > 食育の取組 > 食育の推進に対する県民意識について(平成27年度第4回インターネットアンケート調査結果)

更新日:令和4(2022)年3月9日

ページ番号:740

食育の推進に対する県民意識について(平成27年度第4回インターネットアンケート調査結果)

1.調査の目的

「食育」は、心身の健康の増進と豊かな人間形成のために、食に関する知識や食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践することができる人間を育てることです。その中には、規則正しい食生活や栄養バランスのとれた食事などを実践したり、食を通じたコミュニケーションやマナー、あいさつなどの食に関する基礎を身に付けたり、自然の恵みへの感謝や伝統的な食文化などへの理解を深めたりすることが含まれます。
県では、「食」を通じて健康な生活を送れるよう、「食」に関する正しい知識の習得や農林水産業に対する理解を通じて、自ら「食」について考え、健全な食生活を身につける食育の推進に取り組んでいます。
近年、核家族化やライフスタイルの多様化等により、家族みんなで食事をする機会が減ってきたり、また、食料の多くを輸入に頼っているにもかかわらず、食べ残し等の「食品ロス」が発生したりしていることから、食をめぐる状況や諸課題に応じた食育の推進が必要となっています。
今後の食育推進施策の参考とするため、皆様のご意見を伺いました。

2.調査の実施状況等

(1)調査対象

アンケート調査協力員1,509人

(2)調査時期

平成28年2月2日~2月15日

(3)調査方法

インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

(4)回答状況

アンケート調査協力員1,509人のうち193人が回答(回答率12.8%)

(5)調査項目

問1.生活習慣病の予防や改善のために、ふだんから食生活に気をつけ実践していますか。

問2.あなたは、ふだんゆっくりよく噛んで食べていますか。

問3.日本では年間1,700万トンの食品廃棄物が排出されています。このうち、食べられるのに廃棄される食品(食品ロス)は約500~800トン(我が国の米の年度収穫量に匹敵)と試算され、「食品ロス」が資源・環境等の観点から大きな問題になっています。あなたは、こうした「食品ロス」という問題を知っていますか。

問4.あなたは、「食品ロス」を軽減するために取り組んでいることはありますか。

問5.あなたは、一日すべての食事を一人で食べることはありますか。

問5-1.問5で2~5(一日のすべての食事を一人で食べることが週に1日以上ある)と答えた方に伺います。一日のすべての食事を一人で食べることについてどう思いますか。

問5-2.問5で2~5(一日のすべての食事を一人で食べることが週に1日以上ある)と答えた方に伺います。地域や所属コミュニティー(職場等を含む)での食事会等の機会があれば、参加したいと思いますか。

問6.その他、食育の推進について、ご意見・ご要望があればお聞かせください。

3.回答者の構成

(1)居住地域(回答者数:193人)

居住地域

居住地域については、『千葉地域』が35.8%と最も多く、次いで『葛南地域』が22.3%となりました。

<参考>

千葉地域

(千葉市、市原市)

葛南地域

(市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市)

東葛飾地域

(松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市)

北総地域

(銚子市、成田市、佐倉市、旭市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、匝瑳市、香取市、酒々井町、栄町、神崎町、多古町、東庄町)

東上総地域

(茂原市、東金市、勝浦市、山武市、いすみ市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町)

南房総地域

(館山市、木更津市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、鋸南町)

 

(2)年齢(回答者数:193人)

年齢
年齢については、60歳~69歳が26.4%と最も多く、次いで70歳以上が24.4%となりました。

(3)性別(回答者数:193人)

性別

性別は、男性が72.5%、女性が27.5%でした。

4.調査結果

 問1.生活習慣病の予防や改善のために、ふだんから食生活に気をつけ実践していますか。(1つ選択)(回答者数:193人)

syokuiku_toi1

食生活について気をつけ実践しているかたずねたところ、『まあ気をつけ実践している』が58.0%と最も多く、次いで『とても気をつけ実践している』が24.9%、『あまり気をつけ実践していない』が16.1%、『全く気をつけて実践していない』が1.0%でした。

 問2.あなたは、ふだんゆっくりよく噛んで食べていますか。(1つ選択)(回答者数:193人)

syokuiku_toi2

ゆっくりよく噛んで食べているかたずねたところ、『どちらかといえばゆっくりよく噛んで食べていない』が39.4%と最も多く、次いで『どちらかといえばゆっくりよく噛んで食べている』が35.2%、『ゆっくりよく噛んで食べていない』15.6%、『ゆっくりよく噛んで食べている』が9.8%でした。

 問3.日本では年間1700万トンの食品廃棄物が排出されています。このうち、食べられるのに廃棄される食品(食品ロス)は約500~800トン(我が国の米の年度収穫量に匹敵)と試算され、「食品ロス」が資源・環境等の観点から大きな問題になっています。あなたは、こうした「食品ロス」という問題を知っていますか。(1つ選択)(回答者数:193人)

syokuiku_toi3

「食品ロス」という問題をしっているかたずねたところ、『ある程度知っている』が56.5%と最も多く、次いで、『よく知っている』が32.1%、『あまり知らない』が8.3%、『ほとんど・全く知らない』が3.1%でした。

 問4.あなたは、「食品ロス」を軽減するために取り組んでいることはありますか。(いくつでも)(回答者数:193人)

問4正

「食品ロス」を軽減するために取り組んでいることについてたずねたところ、『賞味期限を過ぎてもすぐに捨てるのではなく、自分で食べられるか判断する』が67.9%と最も多く、次いで『残さず食べる』が66.3%、『冷凍保存を活用する』が61.7%、『小分け商品、少量パック商品、ばら売り等、食べきれる量を購入する』が53.4%などでした。
『その他』の回答の中には、「食べ切れる量を購入するではなく、『食べ切れる量に小分けする』」や「友人や近所の親におすそ分けをしている」「フードバンクとの連携」などの意見がありました。

 問5.あなたは、一日すべての食事を一人で食べることはありますか。(1つ選択)(回答者数:193人)

syokuiku_toi5

一日すべての食事を一人で食べることはあるかたずねたところ、『ほとんどない』が66.3%と最も多く、次いで、『週に1日程度ある』が10.9%、『週に2~3日ある』が10.4%、『ほとんど毎日』が8.8%、『週に4~5日ある』が3.6%でした。

 問5-1.問5で2~5(一日のすべての食事を一人で食べることが週に1日以上ある)と答えた方に伺います。一日のすべての食事を一人で食べることについてどう思いますか。(いくつでも)(回答者数:65人)

問5-1

問5で2~5(一日のすべての食事を一人で食べることが週に1日以上ある)と答えた方に、一人で食べることについてどう思うかたずねたところ、『一人で食べたくないが、食事の時間や場所が合わないため、仕方がない』が47.7%と最も多く、次いで『一人で食べることが都合がいいため、気にならない』が38.5%、『自分の時間を大切にしたいため、気にならない』が27.7%などでした。
『その他』の答えの中には、「単身赴任のため」や「一人だと寂しいし、食欲がわかないので、間食で済ます」などの意見がありました。

 問5-2.問5で2~5(一日のすべての食事を一人で食べることが週に1日以上ある)と答えた方に伺います。地域や所属コミュニティー(職場等を含む)での食事会等の機会があれば、参加したいと思いますか。(1つ選択)(回答者:65人)

問5-2

問5で2~5(一日のすべての食事を一人で食べることが週に1日以上ある)と答えた方に、食事会等の機会があれば参加したいかたずねたところ、『あまりそう思わない』が26.2%と最も多く、次いで『どちらともいえない』が23.1%、『そう思う』が21.5%。『全くそう思わない』が20.0%、『とてもそう思う』が9.2%でした。

 問6.その他、食育の推進について、ご意見・ご要望があればお聞かせください。(回答者数:70人)

(便宜上【食生活について】、【食品ロスについて】、【一人で食べることについて】及び【食育推進全般について】に分類し、主な意見について掲載しました。)

【食生活について】

  • 毎月1回、脳トレクッキングを企画実施しています。自宅にある余った食材を持ち寄り、集まった食材で何が出来るかみんなで考え作り、おいしく頂いています。独り暮らしの方はもちろん男性方も、毎回楽しみに参加してくれています。こんな機会を多く作れると良いかもしれません。
  • 健康のもとは、食事にあると言っても過言ではないと思う。片寄らずに多種多様なものを食べるのがよいと思う。
  • 旬の食べ物を旬に食べる事を意識している人が少ない。また、売られている食べ物、特に中国やアメリカ等がどのように生産しているかを知って、口にしている食べ物について意識する事を教育として子供に教えたい。
  • 女性の社会進出と家族の食事のあり方について今後の重要な課題として取り組む必要性があると考えます。家庭料理を作る担い手が不在となってしまう状況をどのように解決(理解)していくのか。

【食品ロスについて】

(「もったいない」について)

  • 食品ロスは、かなしい問題だ。”もったいない”感覚をもっと大事にしたい。
  • 食品ロスを無くすため、「もったいない」意識を幼児期から身につけることが必要。今の親世代は高度成長期に育ったため、その意識が身についていないように感じる。学校教育の現状がどの程度取り入れているか分からないが、積極的に取り入れていく必要があると感じる。
  • 21世紀後半は気象変動や人口増加で世界的な食糧不足問題が発生するのではないかと思っています。食品ロス問題は無くなると思います。しかしながらテレビでも放映されているのを見ると「勿体無い」と思います。生活に困っている方も多くなっていると聞きます。そういう方に有効利用出来ないでしょうか。
  • 子供の頃、食べるもののなかった時代に比べ、あまりにも豊かな世界(実体のない)になったと思う日本人全体のおもいあがりの結果ではないでしょうか?食べものをもっと大事にと言う昔の教えが必要では。
  • 世界中で飢えている人がいるのに、大量の食品ロスをしているということは、本当に恥ずかしいことです。コンビニも値引きして売れるようになると良いと思います。

(再利用について)

  • 食べ物を無駄にしない、ということは非常に重要なことだと思います。消費期限を切れたものは捨てる、という単純な処理は良くないと考えています。期限切れを理解した上で何らかの消費(肥料化も含め)に回すことが必要と考えます。

(制度や社会のしくみについて)

  • 食品ロスは個人よりも、企業と食品行政に問題があるのではないでしょうか。食品の軽減税率導入により食品ロスは更に増加すると思われる。
  • 賞味期限、消費期限の表示方法について、実情に即した改善の早急実施。
  • あまりにも賞味期限のことをやかましく言い過ぎではないでしょうか、又賞味期限はそれぞれの食べ物によって再検討すべき時期にも来ているのでは?
  • レストランやスーパーでも1人用の利用を売って欲しい。
  • フードバンクも今後は必要。
  • フードドライブの取り組みを進めてほしいです。
  • 食材の単価を上げれば商品の単価も上がりもっと大切に食べると思う。安ければ安いほど捨てやすいかと思います。大量生産で安く売らないと売れない限りはロスは減らないと考えています。

(啓発について)

  • 食品ロスについては、もっと学校での教育を含め、ものが有り余っている状態でないと言うことを知らしめることも必要かと思います。それでなくても資源、特に食料が有り余るような国ではないのですから。
  • とにかくこの機会にロスの排出と食品廃棄のあり方について徹底的に調査し、対策をみんなで考えるべきである。
  • 賞味期限の説明不足、理解不足について啓発活動を進める。

【一人で食べることについて】

  • 子供の孤食は可哀想だなぁと思います。
  • 大勢で食事をする機会がとても減っているので、1人が楽なのが、正直な気持ちですが、子供たちには大勢で食べる楽しさを知ってほしいです。

【食育推進全般について】

  • 食事をすることなく生きることは出来ない事から、全ての人が関心を持ち・実践する必要がある。食育は子供向けと思われがちだが、食育を知らない人・知っていても実践できない大人にも改めて意識付けをする必要がある。内需拡大・安全な食べ物の提供・省エネなどの要素について、行政だけではなくNPO、農業、水産業、食品製造会社・販売店、調理機器製造・販売会社、ガス会社などを含めて広く進めていくべきと考える。
  • 食の果たす役割は、栄養を取るばかりでなく、生産者への感謝の気持ちや、環境問題など広い概念があることを認識できることも大事だと思います。遺伝子組み換え食品や農薬の健康への悪影響もしっかり伝えてほしいと思います。
  • 時代とともに食生活は豊かになったが、栄養バランスの偏りや生活習慣病など様々な問題も起こるようになった今、生活する上で必要不可欠な食について改めて見つめ直していく必要があると思う。
  • 食事は生活習慣なので、できるだけ子どもの頃に習慣になっていれば身につくものだと思う。今は一人暮らしで一人で食べているが、食べるために作り、作るために買い物に行く。大人になってからでなく、保育所、小学校などで、またその両親のための食育に力をかけて欲しい。
  • 地産地消の食育イベント開催(例:さんままつりや飾り寿司まつり)、試食券付き地物の試食会や町会の料理イベントを開催推進してみてはどうでしょうか?
  • もっと町会、団地の管理組合等の末端の自治組織に支援のエネルギー、そして参加の意欲を注ぐ事がベスト。
  • 県民だより等で出来るだけ多く情報や実績をPRしてほしい。

 

※たくさんのご意見ありがとうございました。皆様からいただいたご意見は、今後、千葉県の食育推進に役立ててまいります。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部環境農業推進課食育推進班

電話番号:043-223-3092

ファックス番号:043-201-2623

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?